感動するほど美味しかった「海老料理」まとめ 13選

感動するほど美味しかった「海老料理」まとめ 13選

1人あたりの消費量が世界一と言われるように、日本人は海老が大好きです。車海老、伊勢海老、ロブスター(オマール海老)など素材として最高に美味しい海老の料理から、素材は安くても香辛料や調理技術で最高の美味しさに昇華する海老まで。筆者が実際に食べてその美味しさに感動した海老料理をご紹介したいと思います。

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美味しい

更新日:2016/08/06 (2016/07/28作成)

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柳家の「川海老の唐揚げ」

四季折々の自然の恵みを楽しめる岐阜県の郷土料理店「柳家」。食材の仕入れ力が圧倒的に凄いお店なのですが、その柳家で夏の時期に供される「川海老の唐揚げ」には感動と衝撃を受けました。
店主は謙遜して「ゆかりのえびせん」と例えていましたが、えびせんと同じなのは頭から尻尾までサクサク食べられてしまう点だけ。
殻ごと食べると殻から尋常ではない強力な旨味が伝わってきて、夏の風物詩である郡上の天然鮎や天然鰻を凌駕する満足度の高さ。身より殻が美味しいと思った初めての海老です。

趙楊の「酔蝦(酔っ払い海老)」

生の車海老を醤油と紹興酒に漬け込んだ、中華料理における海老料理の最高峰とも思う「酔蝦(酔っ払い海老)」。
中国現地(四川省の金牛賓館)で腕を奮っていた時代は鄧小平やパパブッシュまで饗応していたというスーパーシェフ趙楊氏。
そんな「中国の至宝」が作り上げる酔蝦の調味液は味のバランスが絶妙で異次元の美味しさでした、車海老の美味しさを最大限に引き上げます。
味噌の入った頭は殻ごと生で食べられて旨味が激しく濃厚、口の中でクラッシュされる殻の食感も味のうちでしょう。身は殻を剥がして食べましたが官能的食感で最高でした。

器楽亭の「獅子海老のお造り」

有名店での修業経験はなくとも独学で食べログ高評価店へと登り詰めてしまった店主の鼓太郎氏と、石川県出身の奥様との二人三脚が素晴らしい「器楽亭」。
初めて出会ったレアもの「獅子海老」は北陸で水揚げされる幻の食材。東京で食べられたのは奥様の特別な仕入れルートの賜物でしょう。
トゲトゲの殻を手で持つと痛くて危険ですが、弾力と甘みを感じる身は海老の刺身として一級品でした!

シタールの「ボンベイ風ジンガーシュリンプ」

最寄り駅はローカル私鉄京成線の支線である京成千葉線の検見川駅。そんな僻地にありながら行列店という驚異のインド料理店「シタール」。
名店アジャンタの流れを汲むバターチキンが人気なのですが、個人的に最強のスペシャリテと思ったのが「ボンベイ風ジンガーシュリンプ」。
グレービーを口にした途端、衝撃が走りました。マッタリしながら爽快な味わいで海老の旨味強烈。クリームの濃厚さとスパイス&ハーブの鮮烈さを両立させていて驚嘆。
インド料理店で食べた海老カレーで今のところ圧倒的にNo.1、高級レストランの高級海老を使った海老料理でもこれほどの美味しさはなかなか無いです。

サンサールの「プロウンマサラ」

前掲「シタール」同様にインド料理の名店アジャンタの流れを汲みながら、ネパール人ウルミラ氏がオーナーのネパール料理店「サンサール」。
ネパール料理もインド料理も一流という稀有なお店なのですが、「プロウンマサラ」の美味しさには唸りました。
海老のセミドライカレー炒めなのですが、スパイスで海老の美味しさが鮮烈に昇華しています。バスマティライス(インドの香り米)と合わせて食べるとお米が海老の旨味や油を吸って、この世のものとは思えない至福の美味しさ!

Nomkaの「マンゴーソースのエビマヨ」

かつて食べログで中華料理ジャンル全国1位の高評価店となっていた三河島の「艇家大牌檔」。シェフは諸事情により現在は赤羽の「Nomka」でひっそりと腕を奮っているようです。
日本人の大好きな海老料理の定番「エビマヨ」。その最高峰とも思うのがこちら、少し甘めでまったりした「マンゴーソースのエビマヨ」。

鮨さいとうの「車海老の握り」

日本人の大好きな海老。日本人の大好きなお鮨。その両者が組み合わされば必然の美味しさ。
特に2万円を超えるような高級鮨店ではネタに生きた海老しか使わないのでその味わいは格別。
「鮨さいとう」で食べた握りは大分産の車海老をややレアーに絶妙に火入れ。シャリとマリアージュして渾然一体となったその美味しさには、日本人であれば誰しも頷くことでしょう。

美かさの「才巻海老の海老味噌付き天ぷら」

海老好きであれば、「海老と衣と油」の異常なまでの相性の良さはご存知の通り。海老天や海老フライはスーパーの惣菜コーナーでも必ず販売されている超定番の海老料理。
そして海老天の最高峰と言えば、やはり高級天ぷら店で味わう揚げ立ての才巻(車海老)でしょう。
衣はサクッと、中の海老は半生で仄かに温かくネットリ、これぞプロの技術と唸れます!
「美かさ」では才巻の天ぷらを普通に出した後に「海老味噌付き」まで登場。濃厚な海老味噌で更に美味しくなった海老天で昇天!!

松川の「炙った伊勢海老 土佐酢ジュレ」

最後にロブスター(オマール海老)をご紹介する前に“Japanese spiny lobster”「伊勢海老」を。
「松川」では伊勢海老に菊の花と岩茸を添えて、土佐酢ジュレで酸味を効かせた味付けにしていました。
伊勢海老の表面こそ軽く炙って茶色く変色していますが、中心は生に近くて仄かに温かい程度。味噌も付いていてプリプリの食感を心ゆくまで楽しめます。

エクアトゥールの「オマール海老のポワレ」

半生ぐらいの絶妙な火入れで旨味が活性化されたオマール海老を、トロトロのフカヒレが纏い素晴らしい食感に。更に白ワインをベースとしたソースが美味しさを引き立てます。ドッサリ乗ったサマートリュフも香りで料理を昇華!
今まで食べたオマール海老の中で過去最高に美味しい!!オマール海老を考えられる限り極限まで引き上げています。
海老はオマール海老より車海老のほうが美味しいと思っていましたが、このオマール海老に勝てる車海老の調理法がどれだけあるのか!?フレンチの技法に唸ってしまいました。

2016年11月の「オマール海老のポワレ」はモンサンミッシェル産のムール貝と一緒に白ワインソースで。
ライム、バイマックルー、コリアンダーも使っており、その香りと見た目からタイ料理の「グリーンカレー」を思い出しましたが、タイ料理とはまた異なる絶品フレンチ!
オマール海老の料理は同店のスペシャリテとも思えるレベルの高さです。

Ataの「オマール海老 爪グラタン」

世界的に高い評価を受ける「NARISAWA」でスーシェフだったという掛川シェフが腕を奮う代官山の魚介ビストロ「Ata(アタ)」。
絶妙に火を入れた「オマール海老のロースト」も素晴らしい美味しさだったのですが、そのオマール海老の爪肉を乗せた「爪グラタン」はローストを上回る驚天動地の美味しさでした。
ビスクを入れているというグラタンのペシャメルソースがとにかく濃厚。上に乗る爪肉も美味しい、中のマカロニも火入れ絶妙、散らされたパクチーも最高のアクセント。
ここまで完璧な美味しさのグラタンには初めて出会いました。フレンチの技法で昇華するオマール海老恐るべし!

調理前はまだ生きていたオマール海老。
やはり生きた海老から調理してこそ至高の海老料理が生まれるのでしょう(インドカレーの海老もそれはそれで究極の美味しさでしたけど)。

一凛の「酔っ払い海老の紹興酒蒸し」

お皿に入って登場した車海老はビチビチ跳ねてまだ生きていました。お皿から飛び出てテーブルに落ちてしまうほど元気に…。
そんな活きの良い車海老を、紹興酒の入った透明で大きなビンの中へと投入。
アルコールの中では呼吸が出来ないそうで、酔っ払うというよりは、苦しみでのたうちまわるのでしょうか。ビンの中で車海老がバシャバシャと飛び跳ねています。

安楽死ではなく残酷な殺し方なので国によっては法律で禁止されているという「酔っ払い海老」。
こちら「一凛」ではテーブルの上で車海老が「酔っ払う」様子を鑑賞出来るので海老好きには堪らない演出かも知れません。
紹興酒で窒息死した車海老を熱した土鍋の中に入れて、そこに再び紹興酒をかけてフタをして蒸し焼きに。

お店側で車海老を剥いて食べやすいように処理してくれます。ネギとパクチーも添えられて。
前掲「趙楊」の「酔蝦」は生だったのでネットリとした官能的食感を楽しめましたが、こちらは蒸しているのでプリプリと弾ける食感。
方向性の異なる「酔っ払い海老」ですがそれぞれに良さがあって素晴らしい美味しさ。

バーンタムの「チューシークン」

タイ料理の鬼才タムシェフが繰り出すタイカレーの最高峰「チューシークン」。
揚げた有頭海老をココナッツミルクと濃厚レッドカレーソースで味付け。海老自体の質はあまり良いものでもないのですが、カレーの美味しさが飛び抜けているのです。
宮廷料理を思い出すような、ココナッツミルクとカレーの濃厚でリッチな味わい。パクチーやバイマックルーといったハーブの香りも料理を引き立て、海老が香草使いとカレーで異次元の美味しさへと昇華!

※2016年8月6日、一凛(築地)、バーンタム(新大久保)を追加して11選から13選に。

※本記事は、2016/08/06に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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