検索条件が指定されていません。
1~20 件を表示 / 全 337 件
大阪を代表する緒乃さんが同じビルの4階にシークレットバーを開かれました。パッと見は何もない壁が入り口。暗証番号を入力するスタイルは入店からワクワク感を高ます。予約はインスタのDMからできます。 店内には数多くのジャパニーズウィスキーを置いてはります。ソムリエは普段は緒乃さんにおられる大塚さん。豊富な知識とちょうど良い距離感の接客が、とても居心地の良い空間を作り上げています。 私は白州のスモーキーな香りが好きなのですが、そんな私の好みに合わせた色々なウィスキーを色々提案してくださいました。 複数人ではもちろん、一人でも楽しめる素敵なバーです。
2023/05訪問
1回
伊勢にあるil mostさんにお伺いしてきました。北新地にもある福多亭さんの系列。一階はワイナリー(2023/7から一期目の販売開始)、バーと福多亭伊勢さん。二階がil mostさんです。 伊勢杉を贅沢に使った内外装は雰囲気ばっちり。 そして肝心の食事も素晴らしいクオリティでした。 スタートのリエットから抜群の塩加減。前菜盛りはどれも大変美味しかったですが、グラタンの上にサザエのバターソテーが乗った一品は目を見張るおいしさでした。 パスタは二種。まず伊勢海老のパスタ。一切調味料を使わず仕上げたソースとのこと。塩味はパスタの茹で汁のみ。これが素晴らしいコクで、悶絶しました。そしてトマトとミートソースのパスタ。100人いたら100人が好きなお味。最高級ミートソースって感じでした。 そしてメインは伊勢牛。牛の味の濃いお肉で、炭火で丁寧に焼かれていて素晴らしい火入れでした。 ソムリエの方の選ぶワインも美味で、このまんま北新地や祇園に持ってきても瞬く間に人気店になるだろうなという感じのお店でした。 伊勢に行く際にはぜひ再訪したいと思います。
2023/04訪問
1回
祇園の鮨まつもとさんです。 まず店内の雰囲気が良い。いい意味でピシッとした空気感。東京弁の大将がカッコいいし、お弟子さんとの関係も見てて気持ちいい。 そして勿論、お味がドンピシャ。パンチのあるシャリと、丁寧なお仕事のネタが本当に美味しいです。シャリの塩味と酸味の輪郭がハッキリしていて、そのおかげでネタの味もくっきりわかる。私の好きなお店の共通項ですが、口に入れたその瞬間から美味しい。そんな感じ。 本当に素晴らしいお店に出会えて心から嬉しく思います。
2021/09訪問
1回
まだ暑さの残る9月に堺町丸太町下ルにある、木山さんにランチで伺ってきました。本当、和久傳出身者に外れなしですよね。 新イクラとかますの酢締め、茄子、蓮根を添えた一皿からスタート。酸味と塩味が絶妙。ひんやりした温度が体を冷やしてくれます。 無花果の天ぷら、丸いもと大根おろし、帆立の揚げ団子を胡麻ソースで。これまた手のかかり方が伝わる一品。今年も幾度となく食べた無花果の天ぷらですが、胡麻ソースが新鮮。旨味が口に広がります。 炭で炙った鰆は玉葱、糸瓜、茗荷を添えて、とろみ醤油で。鰆は最も好きな魚の一つです。皮目の華やかな炭香りと旨味、玉葱の甘味と薬味全体の食感がたまりません。香りのしっかりした山葵が全体をまとめ、最後にまた炭の風味が鼻に抜けます。刺身もこうして一工夫しているものが大好きです。 地内で採っているという湧水と3種類の節を目の前で削ってとった出汁は、まずはお出汁のみで。豊かな香りが咽喉に広がります。これをお椀に。鯛と焼き舞茸、冬瓜、刻んだ柚子で風味付け。これまた衝撃的な美味さ。舞茸の旨いこと。 真魚鰹は味噌幽庵焼きで。大徳寺納豆をふっています。炭で低温でじっくり火入れしており、旨みが最大限引き出されています。添えているのは水茄子昆布締め。これがまた口を休めるのに丁度いい。 湯がいた北寄貝、白芋、椎茸は黄身酢ソースで。これも素晴らしい貝の甘味でした。が、痛恨の写真撮り忘れ。 鱧は白木耳とともに。木耳に出汁が染みてこれまた美味い。 締めは全種類。ローストビーフの玉子丼、鰤漬け丼、ちりめん山椒ご飯黄身載せ、鱧しゃぶの出汁ラーメンネギオイルかけ。どれも絶品かつおかわり自由という天国。特に鰤漬け丼は絶品でした。あちゃら漬けという漬物もこれまた激うま。 甘味は梨の氷と、きな粉と山椒、和三盆のお菓子に抹茶で終了。 素晴らしいクオリティでした。大将やお弟子さんの感じもとても良かったです。お弟子さんを何人も抱えているからこそできる、手間のかかった料理。それでいて、弟子任せではない高いクオリティ。 また是非お伺いしたいと思います。
2020/10訪問
1回
冷製ウニからスタート。葛粉とアオサのチップスに乗せて。他の方のインスタとか見るとこれはスペシャリテなんでしょうか?勿論美味しいのですが、正直これはそこまで感動せず。 二皿目は鱒。のけ反る美味さです。どのソースにつけても表情を変え、また付け合わせの食感が噛む毎に変わります。また、ペアリングのソーヴィニオンブランが抜群にマッチします。フランスでもサーモンと合わせますもんね。そら、鱒にも合います。ハーブとの相性も素晴らしい。 トマトの冷製はツブ貝やナッツ、オクラ、モッツァレラと共に。これまた絶妙な酸味と食感。 そして車海老の真薯。車海老の火入れは過去最高に感動しました。真薯の食感や旨味、バターの香りが鼻咽腔に広がります。 そしてこの日の白眉は鮎。人生でもトップクラスの一皿でした。鮎の苦味と香りがここまで美味しさに昇華されるのですね。悶絶しました。赤ワインとのペアリングでしたが、これは絶妙なマッチとまでは言えず。 鶏スープはどえらい旨味の塊。 事前に美味いと聞いていて、楽しみにしていた鰻はこれまた火入れ完璧。根セロリのマスタードソースと、白ワインとの相乗効果がたまりません。ペアリングはこの一皿が最も相性抜群だったと感じました。 メインの魚は萩の甘鯛。最初のウニとこれだけはちょっと他との差を感じました。勿論美味しいのですが、特に感動はせず。 メインのお肉は松阪牛。フレンチならではの食材(鴨や鳩等)が良かったな〜とか思いつつ一口食べて、反省しました。まず火入れは抜群。そして三種類のソースのどれもが超高クオリティ。バルサミコ酢のソースと卵黄のソース、八丁味噌のソース。特にこの八丁味噌のソースが、旨味と肉の味に抜群に合いました。 デセールもハイクオリティ。特にさくらんぼとメレンゲの一皿は、味、食感、温度変化(途中で暖かいサクランボソースをかけます)等、素晴らしくおいしく楽しい一皿でした。 食事を通して、勿論抜群に味が良いということに加え、一口一口の味や食感の変化が非常に楽しめる、素晴らしいコースでした。 こちらも名古屋に来たらマストのお店になりそうです。
2020/07訪問
1回
まずはNYに行った某鮨屋の跡地にできた、寿し道桜田さんにお伺いしてきました。 結論から言うと、最高でした。 まずはシャリ切りから。お米と酢のいい香りが広がります。東海三県で取れた米、酢、水のみを使用しているとのこと。これに山葵のみをのせ、海苔巻きで頂きます。もうこの時点で今後のお寿司が素晴らしいことを確信しました。シャリの旨味、米の粒の立ち、山葵の香り、海苔の香り。どれも抜群です。 ランチは一品は一つ。この日は加茂茄子と天竜川の金目鯛の一皿。爽やかに胃が開かれるのが分かります。 そして早速お寿司。まずは大トロから。パンチのしっかりある酢飯と、寝かせることでこの時期にしては旨味を備えた大トロが合います。そして今の時期ならではの新子。この日は二枚付けで。締め方も丁度いい。お次は白甘鯛。このシャリに白身は合うのかと思いましたが、2週間寝かせて昆布締めにしたことで、旨味が増幅され、しっかり合ってました。昆布締めも、昆布の味しかしないものも少なくないなか、しっかり魚の味が感じられました。次に北寄貝。酢橘の香りと甘めの詰めが合います。 そして、この日の白眉①、鰯。悶絶しました。締め方も、僕の好みで、シャリの味と鰯の脂、薬味の香りが口内で爆発します。思わずおかわりしちゃいました。私の鰯史上一位。 ウニはまぁ普通に美味しい。そして車海老。完璧な火入れでした。8席の客に対し、3回に分けて茹でるほどの拘り。これは後の穴子でも同じでした。ややレア気味に茹でられた海老は、食感も完璧。臭みゼロ。 そして中トロの漬け。これがこの日の白眉②。食べた瞬間、森の中にいるかのような錯覚を覚えるほどのスモーキーさが爆発します。湯霜し、鮪節を加えた煮切りで漬けにするとのこと。これも本当に圧倒的で、おかわりしました。 赤身の即席切り漬けは辛子で。これも美味い。程よい酸味と辛子が合います。 ウニご飯ウニのせは特注の海苔の香りも相まって美味い。そして喉黒。炭を直接皮に押し付け、パリパリに。喉黒のアプローチはやはりこれくらいのしっかりした火入れが一番だと思います。これも悶絶級でした。 マグロのコラーゲンスープ。敢えて言えば、お寿司がしっかり目の味なので、ここはさっぱりでも良かったかもしれません。少し塩味の強さが気になりました。 最後は穴子で終了。上記のおかわりに加え、巻物(トロたく、干瓢)を追加して終了。 最後は玉ですが、ここの玉はこれまたスペシャルです。どうやったらこんな玉ができるんだろうという。それこそういろうのような玉です。 と、大大満足しました。遠方ですが、それこそミシュランで言う、わざわざここの為に名古屋に来たいと思わせるようなクオリティでした。これだけの満足度でこれだけ追加もして客単価1.5万。信じ難いです。定期的にお伺いさせて頂ければと思います。
2020/07訪問
1回
三宮の寿志城助さんにお伺いしてきました。基本的に料理の撮影禁止なので、表札だけ。友人の常連さんに連れて行って頂きました。 非常にこだわりの強いご主人。他のお客さんの出禁の話をずっとされていました。そこら辺の好みはあるでしょうが、お料理は素晴らしかったです。摘みから非常に手間を感じます。そしてなんと言ってもお鮨。シャリの存在感がしっかりとありつつネタとのバランスにも優れた大変美味しいお鮨でした。 また是非お伺いしたいと思いました。
2021/02訪問
1回
ランチに伺ってきました。最近多い赤酢のシャリのお店です。関西でも最近は赤酢を使用するところが増えてきましたが、まだ主流とは言えないと思います。 何といっても、赤酢はシャリの主張が強いです。塩気も強い。なので、ネタも相応の力強さが必要でしょうか。この日は特にアジが美味しかったです。分厚くカットされ、上に生姜ネギの煮切り醤油漬けを乗せたものは悶絶級の一品でした。ネギの強い風味にもアジが負けていませんでした。カツオの漬けも素晴らしかった。こんなにカツオが力強くなるんですね。あとはマグロシリーズ。脂が強ければ強いほど、このシャリとは合う気がします。非常に美味しかった。そしてウニ。これも甘みと風味の強いもので、シャリとの相性が良く、相乗効果でこれまたとても美味しかったです。コハダや煮ハマも臭みゼロで、とても素晴らしい仕事でした。赤酢は、相性及び評価の分かれやすいお寿司だと思います(特に関西人には)が、ここは本当に殆どのネタが美味しかったです。あと驚いたのはガリ。このガリは素晴らしいですね。ツマミとして欲しいレベルでした。 大将も全てのお客さんに満遍なくお声かけしておられ、大変な満足感を抱きました。また東京に来た際には是非お伺いしたいお店でした。
2019/07訪問
1回
フォーシーズンズ近くにある、東山吉寿さんに伺ってきました。緒乃さんのご友人だそうで、以前から行きたかったお店でした。月替りでコンセプトが変わるのですが、今月は大好物のジビエ(月輪熊×丹波猪)。 結論から言うと素晴らしかったです。京都らしく、お出汁の味や香りを大事にしつつも、優しいだけの味ではなくしっかりはっきりくっきり美味しい。魚節の製造機も二階に備え、何種類ものお出汁を引いているとのことでした。 一品目は筍から。ストレートな鮪節の香りがシャキシャキ筍に絡みます。そして丹波蟹。カニの味は勿論、長芋素麺が食感に彩りを加えます。 そして序盤で早くも月輪熊。味噌煮ではなくお出汁で。勿論臭みゼロ。混じり気のないジビエの甘い脂が口いっぱいに広がります。 次にお造り。熊の後にお造り?と一瞬思ったが、熊があっさりしてたのに加え、お造りの味が凄く濃厚で完全に杞憂に終わりました。4種類出ましたが、やはり品数が多いと嬉しいですね。フグはここでも厚切り。フグは絶対薄造りより厚い方が美味い。ナマコはこんなにしゃくしゃくして臭みのないナマコは初めて。甘鯛は締めた上で子持ち昆布と一緒に。身のグズりは皆無で、味は濃厚。子持ち昆布と一緒にっていうのが良い。こういう組み合わせの妙みたいなのは嬉しくなります。そしてなんといってもマグロ漬け。ねっとりとした濃厚な身が卵黄と酒盗のソースと絡んで、悶絶しました。 お次は白子リゾット唐墨掛け。贅沢に白子が一個乗ります。唐墨の塩味も丁度いい。 そして青首鴨のロースト。HUNTERさんでも以前頂きましたが、野性味溢れる鴨です。これが激旨でした。溢れる肉汁と香り。山葵菜がいい塩梅で口の脂をリセットしてくれますので、無限に食べられそう。 そして燻製チーズ。山崎ウイスキーとの相性はヤバかった。一緒に口に入れた時、昇天しそうになった。 そして琵琶湖の活モロコ。これも骨の旨味が抜群で衝撃を受けました。 メインは猪。超厚切りで肉と脂のパンチが響きます。フキノトウ(だったかな?)の苦味がまた合います。 締めは氷魚と一寸豆のご飯。これまた絶妙な塩味。三杯お代わりしてしまいました。そして嬉しいことに締めもう一品。青首鴨骨と抱き身のつくねが入った鴨蕎麦。甘味と旨味が凝縮してました。 そしてデザート。金柑のカクテルと激甘苺(日光条件の揃った物だけを仕入れているとのこと)。 大将の軽妙なトークはまさに劇場型でしたが、一見から常連まで気さくに話しかけておられ、大満足の夜となりました。 是非、定期的にお伺いしたいお店となりました。
2020/01訪問
1回
以前二号店の水炊きこはくさんにはお伺いしたことがあったのですが、この日は初めて焼き鳥を。 結論から言えば素晴らしい火入れと塩加減、そして大変楽しい時間を過ごすことができました。一品料理からしてハイクオリティ。花山椒と筍も最高の香りです。そして勿論何といっても焼き鳥。皮目と身の間の脂をパリッと焼き切りつつも身はふっくら。素晴らしかったです。過去一の焼き鳥でした。 是非ともまたお伺いしたいと思いました。
2021/04訪問
1回
タクシーから降りたら何人もの仲居さんが傘を差してくれてお出迎え。ウェイティングルームでほんのひと時過ごしてからお部屋へ。河豚白子と碓井えんどうの茶碗蒸しからスタート。初っ端から河豚の旨味と出汁の絶妙さに衝撃を受けます。敢えて言えば二皿目の鯨のお寿司は普通でした。続いて白甘鯛のお椀。蕗のとうの苦味と甘鯛の脂が絶妙なハーモニーで震えます。お造りは石垣鯛と氷見鰤。ただのお造りと侮るなかれ。こんなにももっちり旨味の強い石垣鯛は初めてですし、鰤も絶妙な熟成と塩味。口に入れる毎に仰け反ります。 炭火での火入れは目の前でやってくださいます。唐墨餅も丁度いい火加減で餅の甘みと粘り気、唐墨の溶け方が過去一。そして平井牛。火入も勿論ですが、塩加減が本当にビッタリ。塩味だけの牛で初めて感動したかもしれません。一つはそのまま、一つは山吹酢とハラペーニョのソースで頂きました。このソースも美味。 丁度この日良い本諸子が入ったとのことで追加で頂きましたがこれまた香ばしさと仄かな苦味がたまりません。 そしてここに来てこの日の白眉。熊の炊き合わせ。人生トップクラスの感動でした。炙られた脂の香ばしさ、絶妙な塩味、お出汁と脂の融合。そのままでもお味噌をつけても劇的に美味しい。 そして締めは4種類。牛玉丼、岩海苔饂飩、かき揚げ丼、鰻丼。何度でもおかわり自由。全て普通サイズで貰った上に鰻丼をお代わりしました。この鰻丼がまたパリッパリに焼かれていて、これまた初めて関東風じゃない鰻で感動しました。 苺、酒粕汁粉、お薄で終わり。この汁粉まで抜かりなし。 お味、接客、雰囲気、全てに於いて本当に感動しました。接客は本当に居心地の良い空間を提供頂き、またお料理も私の好みでした。寡聞にして存じ上げなかったのですが、和久傳さんは所謂京料理ではないとのことです。確かに八寸もなければ牛も出てきました。元は京丹後の方にあったお店なんだそうです。勿論所謂京料理も大好きなのですが、これくらいのパンチがある方が今は好みだなと思いました。 決して気軽にお伺いできる額のお店ではありませんが、また仕事を頑張って定期的にお伺いさせて頂きたいと思いました。