北九州小倉 二つ星江戸前◆江戸前鮨 二鶴(にかく) : 江戸前鮨 二鶴

福岡県北九州市小倉北区足立1丁目4-31、江戸前鮨 二鶴(にかく)。
1965年(昭和40年)創業の、小倉の喧騒から少し離れた足立山の麓にある老舗鮨店。
3代目の船橋節男さんは20歳で上京、老舗の名店 二葉鮨で12年学び2002年に帰郷。
この地ならではの粋な江戸前鮨を追究。魚介は玄界灘、響灘、周防灘の近海産。
JR小倉駅からタクシー10分、バス15分(西鉄バス妙見下停留所徒歩1分)。
8席(L字のカウンター席)。個室なし。カード可。禁煙。駐車場は店裏にあり。
おまかせコース35000円(昼、夜・税サ込)、おまかせ握り30000円(昼のみ・税サ込)。
営業時間12:00〜14:00、17:30〜22:00。定休、水曜・第一火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版において、引き続き★★二つ星獲得。
(HP) http://www.edomaezushi-nikaku.com/index.html

小倉の中心街から離れた閑静な住宅街にある、江戸前鮨 二鶴。
ミシュランガイドでは、北九州で最高評価の二つ星。
ゴ・エ・ミヨでも、地方における伝統江戸前鮨の先駆者と評されてます。
でありながら郊外という場所柄、今も比較的静かに楽しむことが出来ています。
コンセプトは、鮮度×伝統。
関門海峡 小倉に集まる鮨種の鮮度と、江戸前鮨 伝統の技の相乗。
伝統江戸前鮨の復興と継承を意識されています。
脳が感じ取りやすい加工調味料を使われてはいないので地味な味覚と感じがち。
じわりと来るんですよ、赤酢、醤油、塩の二鶴黄金バランスが。
年々研ぎ澄まされ、とても良いと感じています。
握り鮨にとっての握りも調理法と捉え、伝統的な本手返しで握られる。
船橋さんは先人たちの技術の高さに感銘、本手返しで丁寧に握られる寿司。
お弟子さん達もそう学びます。

この日の夜は、春の二鶴さんへ。
表に駐車場あり。コロナ過にテイクアウト用の入口も出来てます。
店内へのアプローチも変わり、雰囲気が上がりました。
店内に入ると待合室に案内され、準備出来ると席に通されます。
樹齢300年の公孫樹の白木のカウンター。和モダンな雰囲気。
席には去年から鮨番付のポストカードが置かれています。面白い(^^

ドリンクメニューから泡を1本。良心的な価格付のシャンパーニュ。
・ルイ ロデレール コレクション242 12000円(税サ込)
(フランス/シャルドネ42%、ピノ・ノワール36%、ピノ・ムニエ10%)
成熟していて円みがあり、微かなオークの香り。

都度説明を聞きながらいただきます。
鮨は店主 船橋さんが握り、つまみの仕上げはお弟子さんが。
時にタブレットで説明を加えながらの「おまかせコース」

<つまみ> 筍(合馬) 若芽(藍島)
<つまみ> 灸鰹
指拭き ガリ …鮨は台付きの皿で提供
<握り> 鰆(波津)
<握り> 天然真鯛(関門) 昆布締め
<碗> 蛤の茶碗蒸し 100%蛤出汁 中には身
<握り> 車海老(天草)
<つまみ> 太刀魚干物
<握り> 灸鰹…赤酢と塩のシャリに合う
<つまみ> 花山葵(静岡) 山葵の仕入先がこの時期花も

季節の日本酒を頂く。
・大嶺3粒 無濾過生原酒 出羽燦々 (山口県美祢市 大嶺酒造)
片口(一合)2000円、グラス1000円(税サ込)。
片口にして猪口を選ばせて貰う。
山形県の酒造好適米、出羽燦々で醸した一本。
無濾過生原酒ならではの炭酸感。
フレッシュさに加え、グレープフルーツのような爽やかな酸味が印象的。

<握り> とり貝(中津)
<つまみ> とり貝のヒモ…市場に出ない殻付仕入こその
<握り> 海胆(北海道)
<つまみ> 牡蠣 酒蒸し
<握り> 天然本鮪 中とろ(塩釜150kg)…脂が甘く赤酢と塩のシャリに合う
<つまみ> 蛍烏賊 うるい
<握り> 小肌(有明)
<握り> 赤烏賊(玄海)
<握り> しゃこ
<握り> 穴子 塩

ここでまた、季節の日本酒を。
・よこやま 純米吟醸 SILVER7 生酒 (長崎県壱岐市 重家酒造)
片口(一合)2000円、グラス1000円(税サ込)。
同じく、片口にして猪口を選ばせて貰う。
兵庫県産の上質山田錦100%、しぼりたて無濾過で瓶詰め、酒造期間限定。
生酒特有のフレッシュな発泡感と、マスカットのような香り。
口に含むと果実をかじったようなジューシーな甘み。

<握り> 干瓢巻き
<椀> 赤出汁
<握り>玉子…シャリを挟む海苔巻き

これで一通り。
まだ握って欲しい人は、ここで追加。
番付が役に立つ(^^

コースの最後は、八女・星野村のほうじ茶。
そして、女将手作りの和菓子2種。毎回とても楽しみ。
<和菓子> 苺の水羊羹(福岡あまおう)
<和菓子> 伝統和菓子 浮島…菱餅に見立て三層

この日も、大満足でした。
船橋さんと話せる時間が割とあった日でして。
「寿司」と「鮨」の違いなど、改めて教えて貰いました。
白酢に砂糖の酢飯、筍とか錦糸卵が合う祝日・寿の「寿司」は、日持ちし添える葉蘭も長持ち。
200年前に魚に合う赤酢の酢飯、魚偏に旨いの「鮨」が誕生。
鮨の飾切りは笹なのですぐに萎れる。それが萎れないうちに美味しく食べるのが、鮨。
握る姿は、忍者みたいだと言う記述が残っているのだそうで。
人生で食べて来た「寿司」も「鮨」も好きなのですけど、造詣から入る鮨もこれまた良しです。

2023年7月に、タイ・バンコクに出店されています。
BTSチョンノンシーから徒歩2分の距離にあるWホテルの1階に、Nikakuオープン。
5年前にバンコクでイベントに招待された際、魚を旨く提供する壁があり大変なご苦労があったそう。
今までにないケースを発案し、この内容は国会でも話題となったようです。
誰もチャレンジしていないことを、北九州の小倉から。
見た目にも穏やかで優しい、店主 船橋さん。
表に出ていない熱量たるや。
小倉でいただくのと変わらぬ鮮度でバンコクで二鶴が楽しめると聞くと、行きたくなっちゃいますね。
食べログでのアワード選出がないのが不思議な店です。
行きたい日に予約が取れるうちに、通いたいと思っています(*^^

福岡県北九州市小倉北区足立1丁目4-31、江戸前鮨 二鶴(にかく)。
1965年(昭和40年)創業の、小倉の喧騒から少し離れた足立山の麓にある老舗鮨店。
3代目の船橋節男さんは、この地ならではの粋な江戸前鮨を追究。
20歳で上京し、老舗の名店、二葉鮨で12年学び2002年に帰郷。
ネタの仕事は江戸前。魚介はほとんどが玄界灘、響灘、周防灘の近海産。
店内は公孫樹の白木を配したカウンターの和モダンな雰囲気。
JR小倉駅からタクシー10分、バス15分(西鉄バス妙見下停留所徒歩1分)。
8席(L字のカウンター席)。個室なし。カード可。禁煙。駐車場は店裏にあり。
営業時間12:00〜14:00、17:30〜22:00。定休、水曜・第一火曜。
おまかせ握り15000円(税別)・おまかせコース 20000円(税別)～
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版において、引き続き★★二つ星獲得。
(HP) http://www.edomaezushi-nikaku.com/index.html

コロナ禍の今、テイクアウトの「吹き寄せちらし」や「手巻きすし」の注文でお忙しいようです。
ホームページから入り、事前決済し店頭ではハンズフリー、接触最小限での対応可です。
「手巻きすし」の絵が綺麗で、まだこちらは頂いてないので頼んでみたいなぁ　…と思っています。
でも、もちろん店で握って頂くのが一番好き(^^
年末の夜に予約訪問しました。
駐車場は店そばの路地から入ったところ。
分かりづらいのでお店に確認が宜しいかと思います。
店内に入ると待ち合いの空間。
暖簾の先に白木のL字カウンター席が待っています。
今回の席は一番奥。
隣の席との境に、大きめの観葉植物を置かれてのソーシャルディスタンス。
目の前にはマスクホルダー。
カウンター内はマウスシールド、フロアや厨房のスタッフさんはマスク対応。
温かいおしぼりで迎えられ、寒い日でしたので厚手のブランケットの配慮。
足元はパネルヒーティングで、ホッとする温かさ。
飲物メニューから、泡を1本。

・Frederic Maletrez Brut 7000円(税別)
フレデリック・マルトレ・ブリュット・レゼルヴ(仏)。
シャルドネ40%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ30%。
熟成期にはホウロウ製のタンクを使用、芳淳な味わいのシャンパーニュ。

おまかせコースは、おつまみと握り織り交ぜての提供。
つまみから始まり、指拭きと鮨台には生姜が用意されます。

◆おまかせコース 20000円(税別)
(つまみ) 真子…温かい小鉢から。
(つまみ) ヤイトガツオ…生姜醤油で。貴重品種はアイパッドでお弟子さんが紹介していく。
(握り) 天然真鯛…昆布〆、藍島。
(握り) 天然本鮪赤身…醤油漬け。
(つまみ) 白甘鯛の茶碗蒸し…白甘鯛の骨で引いた出汁の茶碗蒸し。鯛、車海老、百合根など。
(握り) 〆鯖
(握り) 車海老
(つまみ) 太刀魚
(握り) 鰆…5.5k、藍島。
(握り) アオリイカ
(つまみ) はなっこりー…山口県が開発したオリジナル野菜。
(握り) ヤイトガツオ…全身トロの美味しさと言われる、鰹の中でも最上の種類。
(つまみ) 牡蠣…佐賀県伊万里湾いろは島の天然モノ、酒と油で煮て。
(握り) 北海道の海胆
(握り) 天然本鮪トロ…274kg
(握り) コハダ
(つまみ) アオリイカのゲソ…山椒香る七味がいい。
(握り) 白甘鯛…1.5kg
(握り) 天然鰤…13kg
(握り) 穴子…塩で
(椀) 赤出汁
(握り) 干瓢巻き
(握り) 雲丹巻き…萩の塩水雲丹、今シーズンからの新海胆。
(握り) 玉子…シャリを挟む海苔巻。
コースの最後は、おしぼりが出て、八女・星野村のほうじ茶と女将手作りの和菓子2種。
(和菓子) 林檎の水羊羹
(和菓子) 豆乳の葛よせ…吉野本葛使用、好みで黒蜜。

泡後は、日本酒と面白いビールを。

・天美(長州酒造・山口) 特別純米 片口 1600円(税別)
原料米、山田錦・西都の雫。精米歩合60%。酵母701号。日本酒度+2。酸度1.5。アルコール15%。
日本で一番新しい酒蔵の発醸造。杜氏は藤岡美樹さん。
奈良や香川や三重で20年ほど酒造りを続けヒット作を手掛けるなど実績もある実力者。
フレッシュで穏やかな香り。滑らかでやわらかい甘みと酸味。食事に寄り添える日本酒。

・八海山ビール(八海山酒造・新潟) 1000円(税別)
原材料、麦芽・ホップ。アルコール度5%。
ライディーンビール ヴァィツェン。フルーティーな香り。苦味少なめ。
ブランド名のライディーンの由来は仕込み水である地元・南魚沼の名水、雷電様の清水(らいでんさまのしみず)。
霊峰八海山の山麓より湧き出るこの岩清水は１日400tもの豊富な水量、清らかな極軟水。

・日高見 弥助 芳醇辛口純米吟醸(平孝酒造・宮城) グラス 600円(税別)
原料米、宮城県産蔵の華。精米歩合50％ 。アルコール度数16度。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
明治から昭和の時代にかけ花柳界でお鮨のことを「弥助」と呼んでいたことが銘柄の由来。
そのルーツは浄瑠璃や歌舞伎の演目、義侠千本桜。平維盛が難を逃れ寿司屋に逃げ込んだ時の偽名が弥助。
その名の通り、鮨に合うお酒。
鮨王子と言われる蔵元の社長、平井孝浩さんが3年かけて作り上げた辛口純米吟醸。

・鍋島 愛山 純米大吟醸(富久千代酒造・佐賀) 片口 2000円(税別)
原料米、愛山。精米歩合45%。アルコール度数16度。酒質、純米大吟醸。
江戸時代300年に渡り佐賀藩を統治した「鍋島」がブランド名の由来。
酒米、愛山。山田錦と雄町のDNAを持つ酒米界のサラブレッド。
鍋島らしい上品な芳香。豊潤。

本日も十分に楽しみました。
全体に作られた旨味ではなく不要な調味料は利用せず、分かり易さに走っては無いです。
聞くと手間に感謝する内容。客を思うとは、こういうことかなと思います。
コースの最後の「和菓子2種」が他の鮨店には無い楽しみ(^^
お土産があるのも良いです。
帰宅後の余韻として、今回も「巻き」と「からすみ」を。

江戸前の伝統を、北九州の地で花開かせている二つ星の実力店、江戸前鮨 二鶴。
塩や酢で締める、蒸す、煮る、タレに漬け込むという、本物の江戸前鮨の伝統と技術。
北九州に集まる新鮮な魚介類を使った独自のネタ。
オリジナルの赤酢とミネラルバランスの良い山陰の塩のみを使用するシャリ。
穏やかで居心地の良い空間を作ってくれる店主の雰囲気が良いです。
親しい人と大事な時間を過ごすのに最適。

二鶴の別舞台がスタートしています。
一番弟子の丸谷翔馬クンが、別邸のような小さな店舗を小倉駅のそばで。
一日一組のみと決めて、頑張っているとか。
大阪で5年、二鶴で5年の修行。10年のキャリアを持って店名に名前を使って貰ってます。
「江戸前鮨 翔馬(しょうま)」
二鶴に出勤して、その日の客分の仕込を持って駅前に向かうのだとか。
ワンオペで裏方なし。お金を触らなくて良いようにキャッシュレス対応。
予約も二鶴への電話のみ。
先ずは一組一組丁寧に研鑚の機会をとの、二鶴大将の計らい。
二鶴の常連さんが彼を応援して行かれているとか。
成長に期待ですね！
もうソワニエの取材が入っているそうですよ(^^

福岡県北九州市小倉北区足立1丁目4-31、二鶴(にかく)。
1965年(昭和40年)創業。小倉の喧騒から少し離れた足立山の麓にある住宅街の老舗鮨店。
現在は、3代目の船橋節男さんが引き継ぎ、この地ならではの粋な江戸前鮨を追究。
店主の若い頃の修行先は、東京の二葉鮨。
ネタの仕事は江戸前。魚介はほとんどが玄界灘、響灘、周防灘の近海産。
店内は公孫樹の白木を配したカウンターの、和モダンな雰囲気。
JR小倉駅からタクシー10分、バス15分(西鉄バス妙見下停留所徒歩1分)。
8席(L字のカウンター席)。個室なし。カード可。禁煙。駐車場は店裏にあり。
営業時間12:00〜14:00、17:30〜22:00。定休、水曜・第一火曜。
おまかせ握り・おまかせコース 16500円(税サ込)～
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版において、引き続き★★二つ星獲得。
(HP) http://www.edomaezushi-nikaku.com/index.html

緊急事態宣言以降、生活は一変。
地元の大好きなお店の状況が、日々気がかりです。
ホームページやFBやインスタのある店はそちらを見て確認。
こちらのお店では、お持ち帰り用での「吹き寄せちらし」などを出されており、早速注文。
食事時間など聞かれ、時間を置き過ぎないように仕上げの配慮をされていました。
他に持ち帰り出来るものがないか確認。
デザート二品が可と聞き、それも一緒に。
ついでに、生姜も購入。

当日、自家用車で取りに。駐車場に車を停め、店内へ。
待合の椅子で少々待ちます。支払いはカードで。
いつものカウンターを覗くと、店主とお弟子さんで次々に「吹き寄せちらし」を作っておられて。
使い捨て透明衛生マスクをされてました。
「吹き寄せちらし」注文は多いようです。
品物の引受時に、店主と立ち話。
やはり大変ですよね、皆さん工夫されてます。
奥様に見送って頂き、帰路に。

◆吹き寄せちらし 4500円(税別)

帰宅して撮影。蓋を開けると、葉欄で蓋をされた状態。
葉欄を取ると、鮮やかな海鮮ちらし。
赤酢のすし飯の上にネタで使われるはずの食材。
イクラがキラキラと綺麗。鮪に車海老にシンコにと口福な時間です。
中央の海胆は4月1ヶ月だけと言われる藍島の海胆。
食べ終わると、いい具合にお腹が膨れます。
底にも敷かれた葉欄。
日頃、握って貰う価格を考えたらお得。
久しぶりにいただきましたが、何方かに届けたくなる特上ちらしです。

手作りデザートがあるって嬉しいですよね。
持ち帰りは、和菓子やさんで買ったかのような状態で、お品書きが入ってました。
柑橘の水羊羹は、ジュレに近い食感仕上げで爽やか。
桜の浮島は、甘さ控えめで秀逸。

この状況が長く続くのであれば、もう一度同じ内容でお願いしたいと思います。
絶品テイクアウトでした(*ˊᵕˋ*)੭ ❤︎

福岡県北九州市小倉北区足立1丁目4-31、二鶴(にかく)。
1965年(昭和40年)創業。小倉の喧騒から少し離れた足立山の麓にある住宅街の老舗鮨店。
現在は、3代目の船橋節男さんが引き継ぎ、この地ならではの粋な江戸前鮨を追究。
店主の若い頃の修行先は、東京の二葉鮨。
ネタの仕事は江戸前。魚介はほとんどが玄界灘、響灘、周防灘の近海産。
店内は公孫樹の白木を配したカウンターの、和モダンな雰囲気。
JR小倉駅からタクシー10分、バス15分(西鉄バス妙見下停留所徒歩1分)。
8席(L字のカウンター席)。個室なし。カード可。禁煙。駐車場は店裏にあり。
営業時間12:00〜14:00、17:30〜22:00。定休、水曜・第一火曜。
おまかせ握り・おまかせコース 16500円(税サ込)～
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版において、引き続き★★二つ星獲得。
(HP) http://www.edomaezushi-nikaku.com/index.html

親族との会食で、お昼に利用。
駐車場位置が変わっていましたので、車を利用の方は店にご確認を。
白い暖簾を潜り、短いアプローチ。
待ち合いの空間がある入口から一つ奥。
樹齢300年の公孫樹の一枚板を使ったカウンター席のみ。
障子越しの自然光が入るプライベート感のある、穏やかで快適な空間はいつも通り。
冬は座席前のパネルヒーティングが入っており、柔らかい温かさ。
温かいおしぼり。
苦手食材の確認。飲物の確認。

アルコールメニューから、シャンパンを1本。
・Frederic Maletrez Brut Reserve Primire Cru 7000円(税サ込)
フレデリック・マルトレ・シャンパーニュ・プルミエ・クリュ・ブリュット・レゼルヴ。
ピノノワール種1/3、シャルドネ種1/3、ムニエ種1/3。
熟成時にホウロウ製のタンクを使用、芳醇なワイン本来の味わい。

◆おまかせコース 16500円(税サ込)
つまみと握りを混ぜながらのコースです。
鮨は店主が握り、つまみはお弟子さんも準備と説明を。
鮨は江戸前。一仕事してありそのままいただく。寿司皿へと置かれます。
縦に置かれる凛とした鮨。

・(つまみ)鱸の真子、真鯛の真子
・(つまみ)ヤイトガツオ
・(握り)白甘鯛…長崎1.6kg、昆布締め。
・(握り)鰤…天然、13kg。
・(つまみ)茶碗蒸し…白甘鯛の温かい茶碗蒸し。
・(握り)車海老
・(握り)ヤイトガツオ…そのままも良かったけど、二鶴の酢飯との相性が良い！
・(つまみ)牡蠣…佐賀いろは島の天然もの、酒と油で煮て。
・(握り)アオリイカ
・(つまみ)ヤイトガツオのカマ…ヤイトガツオは焼いても美味しい。良いアテ。
・(握り)本鮪…天然、220kg。
・(握り)海胆…北海道。軍艦。
・(つまみ)原木椎茸
・(握り)鯖
・(握り)ヒラスズキ…一般的なスズキは夏が旬、ヒラスズキは今が旬の日本古来種。
・(握り)穴子…白焼き、塩で。ふんわり！
・(椀)赤出汁
・(握り)玉子…シャリを挟む海苔巻。

寿司屋の玉子焼きはカステラ系が多くなりましたが、本来し寿司飯に合うもの。
と、店主。船橋さんの人柄だと全く嫌味な感じではないですよ(^^
今日も元気なお弟子さんが、iPadでの説明を加えてくれていました。
椎茸が苦手な身内の好みに合わせての食材変更、有難うございました。
シャンパンの後は、日本酒を。

・猿喰1757(北九州・溝上酒造) 1200円(片口)、600円(グラス)(税サ込)
北九州市門司区猿喰(さるはみ)産米100パーセントの日本酒。酒米は「吟のさと」。
門司区6店舗の酒屋でしか取り扱いがなく、米・水・蔵の全てが北九州。
フルーティーで飲みやすく女性にもおすすめ。
地名と歴史の年号を合わせた酒名。
江戸時代の享保の大飢饉の際、門司区大里の庄屋が私財を投じて猿喰新田の開発に着手したのが1757年。
この日本酒は猿喰新田の歴史を伝え守るために立ち上げられた商品の一つ。

片口を飲み上げ、地元だからの思いだけでなく、良い出来なので追加でいただく。
狭小販売なので情報が少なく認知も低いでしょう。
日本酒好きの方、機会がございましたら、ぜひ飲んでみて下さい(^^

最後はデザート二品と、ほうじ茶。
・あまおういちごの水羊羹
・自家製ラムレーズンのソルベ
口直しで〆とリセット。
手作りのデザート、乳製品は使われていないですが、それなりのコク。
使うと簡単に美味しくなるのは分ってても使われない二鶴の真っ当スタンス。

ゆっくりした時間でこの日も大満足。
ミシュラン連続二つ星の店が、この価格で出されているのも立派です。
足し算の目立つ地元では少数派の、江戸前らしい引き算の哲学。
本日も魅せて貰いました。

二鶴の船橋さんも所属する北九州の八頭会。
(八頭会) http://www.hattoukai.com/index.html
ミシュランの評価が高く、6店中5店は掲載された凄い勉強会！
・江戸前鮨 二鶴(★★)
・馳走なかむら(★★)(北九州→博多に移転)
・フランス料理サンテミリオン(★)
・寿司つばさ(★)
・エタンセールカワモト(ミシュランプレート)
・チャイニーズビストロ RON(小倉内で移転)

どのお店も訪問させていただいており、地元の食が良くなっていくのを楽しみにしてます。
RONさんは、移転後の店の食べログ登録がありません。
店がお忙しくキャパが上らないと掲載を望まれていません。
レビュアーの自己満でレビューするものではないと思うので、見守らせて下さいませ(^^

福岡県北九州市小倉北区足立1丁目4-31、二鶴(にかく)。
1965年(昭和40年)創業。小倉の喧騒から少し離れた足立山の麓にある住宅街の老舗鮨店。
現在は3代目の船橋節男さんが引き継ぎ、この地ならではの粋な江戸前鮨を追究。
若い頃の修行先は、東京の二葉鮨。
ネタの仕事は江戸前。魚介はほとんどが玄界灘、響灘、周防灘の近海産。
店内は、銀杏の白木を配したカウンターは和モダンな雰囲気。
JR小倉駅からタクシー10分、バス15分(西鉄バス妙見下停留所徒歩1分)。
8席(L字のカウンター席)。個室なし。カード可。禁煙。駐車場は道路向かいにあり。
営業時間12:00〜14:00、17:30〜22:00。定休、水曜・第一火曜。
おまかせ握り・おまかせコース16500円(税サ込)～
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版において、引き続き★★二つ星獲得。

今年のミシュランガイド特別版の出版後、夜の食事で訪問しました。
今回も前回と同じ評価で二つ星。北九州の料理店で最高の評価です。
料理は予約時に決めていました。
前回のレビュー時と価格の変更があります。
店のHPからポケットコンシェルジュへの予約へ繋がります。
(HP) http://www.edomaezushi-nikaku.com/index.html

白い暖簾をくぐると、二つ星祝の胡蝶蘭が並んでいたタイミング。
間隔のゆっくりしたカウンター席。快適な空間。
アルコールはメニューがあり、先ずは1本。
手際よくシャンパングラスとワインクーラーのセット。
・Jacquesson Cuvee 741 13000円(税別)
シャンパーニュトーストやナッツのような香りのシャンパーニュ。
酸とフルーツフレーバーが心地いい。

◆おまかせコース 15000円(税別)
一品と握りを混ぜながらのコースです。
私達は食事の始終お酒を愉しむので、このコースが好きで。
鮨好きな方は、鮨だけを握るコースがあります。
鮨は店主が握り、一品はお弟子さんが主に準備と説明を。
鮨は一仕事してあり、そのままいただく江戸前。寿司皿へと置かれます。
クッと縦に置かれる凛とした鮨。

・(一品)鱧の煮こごり…ゼラチンを使わず鱧の脂で固まらせてあります。
・(一品)鰹…胡麻と醤油。
・(握り)甘鯛…昆布〆。シャリの温度が良い。
・(握り)鯵
・(一品)冷たい茶碗蒸し…安岡の赤海胆、水前寺海苔、イクラ、オクラがのってます。
・(握り)車海老
・(一品)甘鯛のカマ…熱々の塩焼きで。
・(握り)〆鯖
・(一品)賀茂茄子…揚げ浸し。
・(握り)赤烏賊
・(一品)赤烏賊のゲソ…塩焼き。
・(握り)真魚鰹
・(握り)海胆…安岡。
・(一品)甘長とうがらし…焼き浸し。
・(握り)天然本鮪…蛇腹。
・(握り)ノドグロ昆布〆
・(椀)赤出汁
・(握り)穴子…塩焼き。
・(握り)玉子…玉子でシャリを挟んだ海苔巻。

デザート二品と、ほうじ茶。
・静岡山葵のソルベ
・マスカットの水菓子
奥さまが菓子職人。
この店ならではの〆です。

シャンパンのボトルの後は、日本酒を。

・寒北斗 吟遊 2200円(片口)1100円(グラス)税別
福岡県嘉麻市 寒北斗酒造
福岡を代表する地酒の一つ寒北斗の最高峰。
上品で優雅な香り、澄んだ穏やかな飲み口。

・鍋島 大吟醸 1800円(片口)900円(グラス)税別
佐賀県鹿島市 富千代酒造
インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)において最高の賞に選ばれた酒。
搾りたてならではの発泡感があり、飲み口が軽快、米の上品な甘みと旨みがある。
フルーティな味わい。大吟醸ながら食中酒にも合います。

・日高見 超辛口 純米酒 1200円(片口)600円(グラス)税別
宮城県石巻市 平孝酒造
魚に合う日高見。
超辛口でありながらコクと旨味あり。

江戸前鮨の伝統と技術と、北九州に集まる新鮮な魚介類を使った鮨。
江戸前らしい引き算の美学は、足し算の目立つ地元では少数派。
この価格の提供コースを持たれているのは嬉しいです。
魚も良いですが、咀嚼の旨味を感じるシャリはかなり好み。
店主の穏やかな感じが良いですね。お弟子さんの方がよく話すイメージ(^^

勉強会のホームページを見つけました。
今回、ミシュランの星★獲得店を4軒輩出した八頭会。
取材も入っていると聞きます。
地元の食が良くなっていくのを楽しみにして、応援して行きます(^^
(八頭会) http://www.hattoukai.com/index.html

福岡県北九州市小倉北区足立1丁目4-31、二鶴。
1965年(昭和40年)創業。小倉の喧騒から少し離れた足立山の麓にある住宅街の老舗鮨店。
現在は3代目の船橋節男さんが引き継ぎ、この地ならではの粋な江戸前鮨を追究。
ネタの仕事は江戸前。魚介はほとんどが玄界灘、響灘、周防灘の近海産。
銀杏の白木を配したカウンターは和モダンな雰囲気。L字のカウンター席のみ、ゆったりとした間隔。
JR小倉駅からタクシー10分、バス15分(西鉄バス妙見下停留所徒歩1分)。
8席。カード可。禁煙。駐車場は道路向かいにあり。
営業時間12:00〜14:00、17:30〜22:00。定休、水曜・第一火曜。
おまかせ握り10800円(税サ込)～
ミシュラン2014福岡佐賀特別版において★★(二つ星)獲得。

日本のミシュランにおいて、二つ星～三つ星の評価を受けている寿司店は、現在全国で27軒。
福岡県には福岡市の三つ星「行天」と、北九州市の二つ星「二鶴」の2軒のみ。
地元北九州で評価の高かった二鶴ですが、アクセスが良いとは言い難く食べログレビューも少ないほう。
ですが同評価店比較だと、おまかせも種類が多く比較的リーズナブル。
同じく予約もし易いほう。
穏やかで柔らかい店主の雰囲気も良く、本日はしっかり現状レビューをします(^^
先ずは、写真OKになりました。
一声は掛けて下さいね。
海外ゲストも多いので写真NGの説明も大変らしく結果平等に。
場所は小倉駅からだと山手のイメージ。
車で10～15分です。
店の入り口には白い暖簾。
その奥に短いアプローチ。
木製の扉を引くと、すぐにカウンター席ではなく1つ奥の感じです。
待ち合いのスペースがあります。
化粧室は快適で、ここだけBGMあり。

通される空間は、L字のカウンター8席。
樹齢300年のイチョウの一枚板を使った白木のカウンターは清潔で、洒落た洋椅子が並びます。
隣との間隔は十分。
現在のメニューは以下の通り。

[おまかせ握り]
10800円(先付、おまかせ握り10貫、赤出汁、食後のほうじ茶、季節の自家製甘味)
12960円で上記内容の握りが12貫、16200円で握りが15貫に増えます。
[おまかせコース]
12960円(おまかせ握り8貫、一品料理6品、食後のほうじ茶、季節の自家製甘味)
16200円で上記内容の握りが11貫、一品料理が7品に増えます。
21600円で同じく握りが15貫、一品料理8品に増えます。
価格は消費税・サービス料を含み、 追加オーダーをしない限り追加料金はありません。

この日はおまかせコースから選びました。
温かなおしぼりとひざ掛け。
カウンター下はヒーターが入っており炬燵感覚で快適。
食べられないもの、アレルギーの確認がありました。
アルコールはメニューがあり、先ずシャンパンを1本。
手際よくシャンパングラスとワインクーラー。
・Louis Rogederer Brut Premier 10000円(税別)

◆おまかせコース 12960円(税サ込)
(おまかせ握り8貫、一品料理6品、食後のほうじ茶、季節の自家製甘味)

一品と握りを混ぜながらの提供です。
よって指拭きとガリの準備は早め。
ガリとは言われず、店では生姜と言われていましたが。
鮨は店主が握り、一品は若い料理人さんが主に準備と説明。
鮨は一仕事してあり、そのままいただくスタイル。
寿司皿へと置かれます。

・(一品)真子2種…鱸の真子(白)と平目の真子(黄)、柚子の香り
・(一品)寒平目の昆布〆
・(握り)白甘鯛
・(一品)太刀魚…シンプルな焼物
・(握り)歯鰹
・(握り)車海老
・(一品)イクラとシラスと辛味大根
・(握り)天然本鮪
・(一品)牡蠣…佐賀いろは島のもの、酒と油で煮て
・(握り)海胆…巻きで
・(握り)小肌…有明のもの
・(一品)花山葵
・(握り)鰆…近海もの
・(握り)穴子…白焼きで
・玉子…玉子の味がしっかり感じられる甘い玉子焼き
・赤出汁…白葱や揚げが入ってます、バランス良く美味しい

シャンパンのボトルの後は、日本酒とビールを。

・喜平太 純米しぼりたて生 (片口)1400円、(グラス)700円。グラスで。
【KIHEITA】(福岡県嘉麻市 寒北斗酒造)
サラサラタイプの純米酒をテーマに醸された喜平太。
生酒タイプは最後に柑橘系の酸をちょっぴり感じ、そう快感が続く。
この時期、数量限定で出荷される酒です。

・雪漫々 しぼりたて生酒 (片口)1800円(グラス)900円。グラスで。
【YUKIMANMAN】(山形県天童市 出羽桜酒造)
高い基準を満たしたものだけが名乗ることができる雪漫々。
貴重な酒を更に販売店をしぼった超限定品の出来立て生バージョン。

・八海山ビール 小瓶 900円(税別)
ライディーン(ヴァィツェン)。猿倉山ビール醸造所。
仕込水は南魚沼の軟水「雷電様の清水」。
加熱殺菌していない生ビール。酵母が生きてます。

提供中、希少種の魚などを画像で説明。これは新しいサービスですね(^^
本物の江戸前鮨の伝統と技術を受け継ぎ、北九州に集まる新鮮な魚介類を使う独自感。
移ろう季節を二鶴流の鮨で表現。一品はシンプルな仕上げ。
シャリは最良の米、オリジナルの赤酢とミネラルバランスの良い山陰の塩を使用。
よく噛んで下さいと店主。噛めば噛むほどネタとシャリの混ざり合い、調和で旨味が増すとのこと。
辛めの生姜は少しづつどうぞと。

「お腹の方はどうですか？」と声が掛かります。
この後デザートです。
追加で握って貰おうかとも思ったのですが、お土産で巻きすしをお願いし、デザートに。
食後のほうじ茶が用意されます。
デザート二品。
・胡麻のソルベ…風味がとってもいい口直し。
・カカオマスと小豆の蒸し菓子…和菓子の浮島の製法でお米の甘み。バレンタインだからの一品。
女将が菓子職人。
この店ならではの〆ですね～

いつものように飲みましたが、一人20000円を切る会計。
コースによると思いますけども、安く感じました。
別に緑茶をいただいて、まったり時間を過ごし店を出ました。

ちなみに。
この日、お土産として用意されていたものは貼紙で出ていました。
[お土産]
いくら醤油漬け 2400円
生姜瓶詰め 1200円
自家製からすみ 5000円～
巻きすし 1300円(穴子・干瓢・胡瓜・玉子)
巻きすし 2300円(車エビ2本・穴子・干瓢・胡瓜・玉子)

北九州市生まれの三代目店主、船橋さん。
物心ついた時から鮨を握る父の背中を見て育たれたそう。
東京の老舗鮨の名店で12年間修業後に帰郷。
地魚で寿司一人前の全てが出来るのは、北九州と金沢くらいと聞きます。
北九州の新鮮な地魚を使った美味しい江戸前鮨は評判になり、地元にも県外にも多くのファンを持つ名店へ。

「鮨を通して四季を感じてもらいたい。ここでしか味わえないものが山のようにあります」
その言葉通りの味わいがここにあります(^^
馳走なかむらの店主、寿司つばさの店主など数軒の店との勉強会を続けられ、真摯な姿勢を持たれているのも良いです。

北九州市小倉北区足立1、二鶴。
二代目店主が腕を振るう江戸前鮨の店。
小倉の山手、足立の路面店。閑静な環境で和モダンの店内は、ゆったりした席間のカウンター7席。
東京の老舗で10年以上修行した店主のシャリは、硬めでほどける食感。
ネタの仕事は江戸前。魚介はほとんどが玄界灘、響灘、周防灘の近海産。
(昼)おまかせにぎり・風3500円、月5500円、おまかせコース10000円、税別。
(夜)おまかせ・にぎり5500円、コース10000円、税別。禁煙。
営業時間12:00～14:00、17:30～22:00(L.O.20:45)。カード可。定休、水曜(祝日除く)、第1火曜。
ミシュラン2014福岡佐賀特別版において★★(二つ星)獲得。

平日にしか休めない私。水曜が主で木曜が取れるかどうか。
水曜休みのお店には、なかなか行けないのであります。
そんな私の木曜休み。しかも予定が入っておりません。どこへ行こう？日頃行けないお店が良い。
お店を選んで電話。お昼にこちらのお店の予約が取れました。いそいそとお出かけ。
家から車で出て、都市高速の足立を降りて数分。足原一丁目交差点のすぐそば。
お店の駐車場はそばに1台、砕石の駐車場の1スペース。幌がかかっていて大きな車は無理です。
お店に確認致しましょう。

外観は住宅街の1軒屋。店舗は1階。白い暖簾をくぐると扉。
少しアプローチがとってあり、障子から外の陽光が間接照明となっている店内。
L字のカウンターに7席。
ゆっくりとした間隔があり、落ち着きます。
同世代の店主がカウンター内で迎えてくれました。
水曜休日だと頻繁には来れないので、贅沢致します。
おまかせでたっぷりいただきました。
最初に生ビールがいただきたいと思いましたら、こちらには八海山泉ビールALTが。それにします。
瓶ですが、八海山泉ビールは加熱殺菌を施していない生ビールです。
全国でも扱われているところは限られているビール。
濃色麦芽が醸し出す香ばしい香りとコク。

◆おまかせコース 10000円(税別)
季節の肴+にぎりのコース。
肴を前にして、お酒スルーは休日の楽しみ半減。
代行タクシーの手配をお店にお願いして至福なお昼のスタートです。

<季節の肴>
・真子二種(鮃・鰤)
・白つぶ貝
・本ミル貝
・鰹
・うるい
・太刀魚
<にぎり>
・鮪
・鮃
・鰆
・鳥貝
・鰹
・烏賊
・鰤
・車海老
・雲丹
・イクラ
・赤貝
・蝦蛄
・煮蛤
・穴子
・干瓢巻き
・玉
・椀
<季節の和菓子>
・抹茶外郎、羊羹2種

<ビール以外に、いただいたお酒>
・日高見 弥助 500円(グラス・税別)
・シャンパーニュ、ハーフボトル、アンリオブラン・ド・ブラン 6000円(税別)

酒飲みには嬉しい肴の分量も良く、酒は飲まれない店主ですが、酒屋さんのセレクトがなかなかです。
「鮨にあうお酒」のリストから、日高見 弥助のグラスをいただきましたが、
宮城県石巻市・平孝酒造、その名のとおり「鮨」にあうお酒。
「鮨王子」と言われる蔵元の平井孝浩さんが3年かけて作り上げた辛口純米吟醸。
(花柳界や歌舞伎の世界では鮨のことを「弥助」という。)
くらいの説明がメニューについてます。片口だと1000円。

ワインリストからのシャンパーニュのハーフ、アンリオブラン・ド・ブランも、
オランダ王室、オーストリア・ハンガリー帝国皇室御用達の歴史を誇り、多くの三ツ星レストランのオンリスト。
熟成させたシャルドネが感じさせる清楚な気品を持ったシャンパーニュと説明。

この量で、この価格は正直嬉しいです。
シャリに重きを置く店主の、赤酢と塩のシンプルでバランスの良いシャリと且つ山葵の量と辛さも好み。
一仕事されており、手元に醤油皿などは置かれません。
そのまま手でいただきます。
仕事が丁寧で綺麗、無駄がない。
おまかせの食後は専任のスタッフさんが作る和菓子とお茶で一服。
これは鮨店には見ないスタイルですね。これも私的には嬉しい。店の余韻が残ります。

すっかり良い気分になり、家族にテイクアウトが出来ると聞き、ちらしを。
これがまぁなんと綺麗で豪華。

◆吹き寄せチラシ 3000円(税別)

単独贅沢ランチ帳消しで、家族も喜んでくれました。
こちらのお店、おみやが充実してます。
http://www.edomaezushi-nikaku.com/
(お土産ページに直リンク出来ませんでした。お店のHPです。)
手づくり羊羹も購入しました。美味しかったので。

良い休日を過ごさせて貰いました。
店主とも結構お話出来ましたし。
いつも思うんですが、北九州の職人さん方はストイックで真面目。
こちらの店主、船橋節男さんもそうです。よく勉強会をされてるそう。
大好きなお店の、馳走なかむら店主とも懇意とか。
なかむらさんも年末年始と予約とれなかったんですよね～
話をしていて、また訪問したく思いました。

ご馳走様でした。休みが合ったらまた伺います。