【あべの・天王寺】香ばしさが魅力!上方の鰻【地焼き・白焼き】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】香ばしさが魅力!上方の鰻【地焼き・白焼き】

お店での調理に向いている江戸焼き鰻の勢力拡大に押され、最近は影の薄くなりつつある上方風地焼き鰻。しかしその独特の香ばしさは地焼き鰻にしかない魅力です。 あべの・天王寺周辺で、鰻は地焼きに限る!っと信じて疑わないレビュアー・KURODAが選ぶ、上方風地焼き鰻の佳店をここに紹介します。

更新日:2021/12/03 (2018/03/31作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる264の口コミを参考にまとめました。

江戸焼きにない香ばしさをもつ鰻

  関東の江戸焼き鰻は背開きにして頭を落とし、焼く際に蒸しの工程が入ります。いっぽう関西では鰻を腹開きにし、頭を残したまま蒸さずにそのまま焼き上げます。
 江戸焼き の方は蒸すことにより脂が抜けるので、さっぱりとした風味でふんわりした食感が楽しめること、さらにある程度の下拵えができるのでお店で素早く提供できることから、最近では関西でも江戸焼きのお店が多くなってきています。
 いっぽう、じっくり丁寧に焼くことで脂を落とす上方地焼きは、何度も何度も裏返す必要があることから、手間がかかるし時間もかかるので、提供してくれるお店が少なくなってきました。
 しかし、炭火に落ちた脂が煙となり、一種の燻製ともいえる上方地焼きは、その独特の香ばしさがあることから、江戸焼きでは物足りなく感じる方もおられます。

[まむし]
 関西では昔から鰻丼のことを「まむし」といいます。鰻の上にご飯を塗すことから「まぶし」 転じて「まむし」という説や、「飯(まま)で蒸す」から「ままむし」から転じたという説など、諸説あります。けっしてヘビのマムシではないので、安心して召し上がってください。
 まむしを注文し、期待に胸膨らませて丼の蓋を開けると……無いっ!!ってことがあります。ご飯だけしか入っていない丼に一瞬たじろぐが、肝心の鰻はご飯の中に埋もれています。これが大阪の「まむし」。鰻がご飯に包まれて蒸された状態になる。こうすると鰻から脂が抜けるし、ご飯にはコクが移るしの一石二鳥。実に合理的です。

[半助]
 大阪ではウナギの頭を半助と呼び、お店で安く売ってもらえることがあります。江戸焼きでは焼く前に頭を落とすところ、 関西は1匹丸ごと火にかけ、焼き上がってから頭を落とします。そうすると、香ばしく焼き上がった鰻の頭が副産物として発生する訳です。半助という名前の由来は、諸説あるが、1円(明治、大正時代に円助と呼んだ)の半分の50銭で売っていたからとされています。
 この半助と豆腐を一緒に炊いたのが「半助豆腐」。半助の旨みが豆腐に移って、まろやかで香ばしい味わいとなります。また、いささか貧乏くさいが、半助をしゃぶると、わずかに付いた身も味わえて、意外な旨さに出会えます。この半助、食材を無駄なく使う始末の精神を象徴しています。

双葉

3.51

夜の金額: ¥2,000~¥2,999

昼の金額: ¥2,000~¥2,999

双葉

 あべのキューズモールの北側の一角、ヴィアあべのウォークにあるお店です。
 ここは昔から阿倍野筋にあった老舗ながら、阿倍野再開発の影響で、しばらくの間、近隣で転々と仮営業されていたんだが、ようやく元の位置に戻ってこられました。

これぞ大阪の「まむし」

双葉

 鰻丼の上(2,160円)は、丼の蓋を開けると、黒光りしたご飯の上に鰻が二切れ載っています。これだけなら並と同じ。しかし大阪の鰻丼は違うぞ!
 ご飯をほじくったら中からさらに鰻が現れます。関西風の腹開きの鰻はしっかり焼けた身が実に香ばしく、脂も乗っている。堅さを保ちながらも、口に含むとふんわり感もある…ウーン、これこれ!やっぱり鰻はこうでなくっちゃ。

双葉

 関東風の柔らかいのと違って、じわっと旨味があふれてきますね。何事にも主張の強い関西の風土の表れです。
 やや脂の強い関西風の鰻だけに、山椒を少し振り掛けると爽やかさが加わって、こりゃまた美味い。

うな源 あべのハルカス店

3.10

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

うな源 あべのハルカス店

 近鉄大阪あべの橋駅直結、各線天王寺駅直近。あべのハルカス近鉄本店のウイング館B2F、近鉄線からは東コンコースの改札からハルカスに入ってすぐのところ。
 いわゆるデパ地下・総菜売り場の鰻のお店です。

テイクアウトでも地焼き鰻が味わえる

うな源 あべのハルカス店

 うな重の小【う巻き付き】(1,436円)では、折詰の蓋を開けると想像以上に立派なウナギと対面できます。じっくり焼かれた蒲焼きは独特のこんがりとした焼き色があり、スモーキーで芳しい。
 タレは旨みの強い深みある味となっており、ご飯に鰻の脂とタレが馴染んで上品な甘味があります。予備のタレは使用しなくても充分です。

うな源 あべのハルカス店

 テイクアウトのこと、鰻が熱々のご飯で蒸されすぎるため、食感や焼きたてには至らないものの、風味は劣化することはない。
 皮のところの焦げたところの香ばしさといったら…やはり鰻は地焼きに限る。

舟屋

3.65

夜の金額: ¥2,000~¥2,999

昼の金額: ¥2,000~¥2,999

舟屋

 大阪環状線の寺田町駅から東へすぐのところにある鰻屋さんです。
 店の入り口あたりはお持ち帰りようの販売スペースで、その奥が厨房とテーブル席が並列なっている、まさしくうなぎの寝床のような奥行きの深い店内です。

上方地焼きと江戸焼きのいいとこ取り

舟屋

 うな重の上は3,390円。ここの鰻は関西風の腹開きになっているが、蒸しの工程の入る上方地焼きと江戸焼きとの折衷。脂のカリッとした感触も残しながら、ふっくら感もかなりあります。この旨い鰻が、やや固めのご飯の上に贅沢に乗っかっている。値段以上の贅沢感がありますね。

舟屋

 ここのう巻きが絶品。ぷるんぷるんでジューシー。こんなに柔らかく焼くのは相当な技量なんでしょうね。
 このお店のテーブルに置いてある山椒がフレッシュで実にいい香り。これを一降りすると、爽やかな味わいに変化する。これぞ山椒マジック。

近江今津 西友 あべのハルカス店

3.04

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ~¥999

近江今津 西友 あべのハルカス店

 近鉄・大阪阿部野橋駅の直下、各線・天王寺駅の直近。あべのハルカス近鉄本店・ウイング館地下2階の食品売り場内にある、鰻・川魚など、琵琶湖の湖の幸を取り扱うお店です。
 店頭には名物の鰻の茶漬けや、小鮎の醤油煮などが並び、時にはあの鮒寿司が置いてあったりします。

白焼きうなぎの佃煮でお茶漬け

近江今津 西友 あべのハルカス店

 店頭には名物の鰻の茶漬けや、小鮎の醤油煮などが並び、時にはあの鮒寿司が置いてあったりします。
 「鰻の茶漬け」は、プラ容器には白焼きにしてタレで煮込まれた鰻が並んでいます。身は小さめながら肉厚。オーブントースターで軽く熱し、熱々のご飯に乗せてお茶を掛けると、山椒の香りがふわっと立ち上がってきました。

近江今津 西友 あべのハルカス店

 ぞわぞわっといただきます。佃煮のように甘辛に煮込まれた鰻は、お茶を吸って柔らかくなるとともに、鰻の旨味が滲み出してきます。山椒の風味もいいですね。
 少しだけ山葵を乗せても風味が引き締まります。

川与祢

3.27

夜の金額: -

昼の金額: ~¥999

川与祢

 地下鉄四天王寺前夕陽ヶ丘駅から四天王寺の参詣道を南へすぐのところにある鰻屋さんです。
 今風にリニューアルされたお店はカウンターとテーブル席が少し。2階にも席があるようです。

四天王寺の参道に潜む名店

川与祢

 メインの鰻丼は関西風の腹開きで、蒸さないながらもふっくら仕上がっています。タレは軽い口当たりで、実山椒と一緒に口に入れると実に奥行きのある風味になります。これは旨い!さらにこの鰻丼、特上でも1,500円なんです。コストパフォーマンスも抜群ですね。

川与祢

 さらにハズせないと思うのが白焼きです。タレが掛かっていないので鰻本来の甘みが引き出されています。

※本記事は、2021/12/03に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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