【あべの・天王寺】とんかつを極める!【サクっ・ジュワっ】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】とんかつを極める!【サクっ・ジュワっ】

西洋料理を原型としつつ、今や日本料理のひとつとされる「とんかつ」。あべの・天王寺周辺で、とんかつのおいしいお店を集めてみました。和風のものから西洋料理の面影を留めるものまで、さまざまな姿のとんかつを味わってみませんか?

更新日:2026/04/16 (2018/07/28作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1220の口コミを参考にまとめました。

西洋料理の日本化の姿

 ロースやヒレの厚みのある豚肉を、小麦粉・溶き卵・パン粉をまとわせて食用油で揚げた料理が「とんかつ」。文明開化の明治の日本では、徐々に西洋料理が普及していく中で、東京銀座のフランス料理店「煉瓦亭」が牛肉で作られていた「カツレツ」を、牛肉ではなく豚肉とする料理を考案し「ポークカツレツ」と名付けたのが「とんかつ」の原型とされています。
 当初は薄切りの豚肉を使用し、デミグラスソースを掛けて温野菜を添えナイフとフォークで食べるものでした。昭和初期に、デミグラスソースの代わりにウスターソースを、温野菜の代わりに生の千切りキャベツを添えて皿盛りの御飯と一緒に提供するようになりました。これが「とんかつ」の嚆矢です。最初から切り分けて提供し、箸で食べることにより、「とんかつ」は日本料理となりました。
 あべの・天王寺周辺で、とんかつのおいしいお店を集めてみました。和風のものから西洋料理の面影を留めるものまで、さまざまな姿のとんかつを味わってみませんか?

とんかつKYK あべのキューズモール店

とんかつKYK あべのQ'sモール店

 「あべのキューズモール」4階のレストラン街のいちばん南側の一角にある、ここ阿倍野を本拠地にしているとんかつチェーンのお店です。
 店内はモダンでシックな意匠で、とんかつ店らしからぬ落ちついた雰囲気です。テーブル席のみの全部で60席、店内の真中はビュッフェになっていて、生野菜と2種のカレーが並んでいます。

やっぱりKYKは間違いない!

とんかつKYK あべのQ'sモール店

 ランチタイム限定の「国産ロースとんかつと海老フライ御膳」(1,350円)。ロースカツはランチタイムのお得なセットなのでさすがに小ぶり。その代わりエビフライが真ん中にプラスされています。エビフライも大きくはないが、あるだけで豪華な気分になります。
 とんかつはカットされた断面が丁度いい具合のピンク色。衣はサクッと、お肉は柔らかく 、豚肉の持つ繊細な味わいが口に広がります。脂分はそこそこあるが、サラダでさっぱりできるので、胃に重くない。
 とんかつソースはトマトがベースでフルーティーです。さすが、関西で人気を保っているとんかつ店です。

とんかつKYK あべのQ'sモール店

 ビュッフェのサラダはキャベツ、レタス、大根、ブロッコリー。ビュッフェのカレーは「野菜ブイヨン」と「海老」の2種。野菜ブイヨンは、野菜のナチュラルな甘みが感じられる上質なカレーです。さすが、系列店に「サンマルコ」を持つKYKならではの味。 

とん亭

とん亭

 JR大阪環状線・寺田町駅から国道25号線を西に少し歩いたところ、寺田町交差点の手前にある人気とんかつ店です。
 店内はカウンターだけで15席ぐらい、奥に細長い鰻の寝床のような造りです。席数が少ないため、行列ができることも多くあります。

寺田町の 人気店で「ロースミックス定食」

とん亭

 ロースカツミックス定食(1,650円)はやや小ぶりのロースカツに、エビフライ・カニコロッケ・イカフライの中から2品のチョイスです。ロースカツはパン粉の立つサクサク感ある仕上がりで、豚肉の味わいはしっかり主張するも決して脂っこく無い。肉の味が濃いなぁ…
 エビの身はプリプリしていて、カニのほうはクリーミー。タルタルは軽めの仕上がりです。

とん亭

 これにソースを浸すのだが、普通のとんかつソースのほかに、ビネガーと大根おろしのソースがあって、これが実にさっぱりしていて旨いのです。
 添えられているキャベツの千切りにも独自のさっぱりしたドレッシングが掛けられていて、なんだかワシワシとキャベツを食べてしまいます。

粋花KYK あべのハルカスダイニング店

粋花KYK あべのハルカスダイニング店

 あべのハルカス近鉄本店のレストラン街・12階にある、関西ではお馴染みのトンカツ店です。
 KYKの中でも「粋花」という冠詞を付けている店は、チェーンの中でもちょっと高級な店舗。中央にある大カウンター席と、その周りのテーブル席合わせて65席の規模です。

脂の甘みが口いっぱいに広がる

粋花KYK あべのハルカスダイニング店

 「黒豚ロースとんかつ膳」(2,090円)では、トンカツの断面を見るとその分厚さが判ります。
 トンカツをひと口かじると、サクッと軽い口当たりの衣に包まれたお肉は、ロースらしくジュワッと脂が広がるとともに、旨味も一緒に広がります。

粋花KYK あべのハルカスダイニング店

 黒豚らしく脂身と赤身のバランスが取れていて、肉質は適度に柔らかく、豚肉の持つ繊細な味わいが口に広がります。やっぱり黒豚は旨いな。
 おろしポン酢も美味しいのだが、オリジナルソースに辛子をたっぷり混ぜ合わせていただくのがワタシの好みの食べ方です。

とんかつ 薩摩 四天王寺

とんかつ 薩摩 四天王寺

 JR大阪環状線・寺田町駅から西方向、地下鉄谷町線・四天王寺前夕陽丘駅から東方向。それぞれ10分ほど歩いたところ、四天王寺の南大門近くにあるトンカツと串カツの店です。
 店内はテーブル席が並ぶとともに、4席のカウンター席のある全22席。まだ新しいだけあってクリーンです。

とんかつ 薩摩 四天王寺

 「ロースかつランチ」(1,280円)は、トレイの上にカツのお皿、とんかつソースと塩の小皿、ご飯、赤出汁、お漬物が並んでいます。
 カツのお皿には金網に乗せられたロースカツとともに、キャベツが盛られています。ロースカツは割と淡い色に揚げ上がっています。

とんかつ 薩摩 四天王寺

 カツは細目のパン粉で包まれた肉厚のもの。肉の味がしっかり封じ込まれていて、ジューシーに揚がっています。肉の質はまずまずで適度な噛み応えがあります。
 とんかつは塩だとあっさりした風味で、ソースでは濃厚な風味が楽しめます。ソースに小袋の辛子を混ぜ込んで、これをたっぷりつけていただくのがワタシの好みです。

値段以上の価値のある「ロースかつランチ」

名代とんかつ かつくら あべのハルカスダイニング店

名代とんかつ かつくら あべのハルカスダイニング店

近鉄・大阪阿部野橋駅の直上、各線・天王寺駅に隣接。あべのハルカス近鉄本店のレストラン街・13階にあるお店です。
和モダンの落ち着いた雰囲気の店内は、テーブル席ばかりの全56席。エントランスの辺りには格子で仕切られた半個室も設えられています。

脂が甘い金華豚ロースかつ

名代とんかつ かつくら あべのハルカスダイニング店

 「金華豚ロースかつ」(120g2,480円)は、長方形の平皿にとんかつが乗り、千切りキャベツ、塩が添えられています。均等にカットされたロースカツの断面はローズピンクで絶妙の揚げ具合です。
 一口かじるとサクッと噛み切れるとともに、金華豚の脂がジュワっと溢れてきました。肉質は柔らかく、脂の甘さが際立ちます。脂分が多いはずだが重さを感じません。

名代とんかつ かつくら あべのハルカスダイニング店

 オリジナルソースと擂ったゴマとミックスし、とんかつに掛けていただくと、香ばしいゴマの風味とソースのコクが合わさっていい感じになります。

とんかつ かつ匠 あべのハルカス近鉄本店

とんかつ かつ匠 あべのハルカス近鉄本店

近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に直結、各線・天王寺駅の直近。あべのハルカス近鉄本店のデパ地下、「あべの市場食堂」にあるテイクアウトに併設のイートインのお店です。
客席は壁に面したカウンター席と1卓だけのテーブルからなる10席程度です。

便利な場所で気軽にとんかつを楽しめる

とんかつ かつ匠 あべのハルカス近鉄本店

 「熟成三元麦豚上ロースかつ御膳」(1,181円)は、お皿の上に熱々のロースカツと、キャベツが山盛り。これにご飯、お漬物、お味噌汁。そして擂粉木を添えられた擂鉢にはゴマがたっぷり入れられています。
 スパッとシャープにカットされたロースカツは意外に分厚い。断面は淡いベージュ色でしっかり火が通っているようです。

とんかつ かつ匠 あべのハルカス近鉄本店

 一口かじると実に軽やかにサクッと音を立てて噛み切れる。柔らかい肉質に軽い衣の食感が合わさって、実に美味い。そして意外にも身が大きいな。
 新宿さぼてんのオリジナルソースがカウンター上に棚に置かれていて、これを擂ったゴマとミックスし、とんかつに掛けていただくと、香ばしいゴマの風味とソースのコクが合わさっていい感じ。
 ソースはやや辛口。肉質が甘いのでこういった辛口の方がマッチしてると思います。辛子を加えてもいいですね。

とんかつ たこつぼ

とんかつ たこつぼ

 地下鉄谷町線・文の里駅からあびこ筋を北方向に3分ほどのところ。阿倍野区役所の真向かいにあるとんかつのお店です。
 まだ新しいだけあって明るくクリーンな店内は、窓に面したカウンター席が3席と、2人掛けのテーブルが2卓の全7席。

超肉厚に驚かされる「特製かつとじ」

とんかつ たこつぼ

 「特製かつとじ」(1,800円税別)は、トレイの上にとろろ、ご飯、お汁、そして主役のかつとじの器が並んでいます。
 卵で閉じられた大振りのカツが横たわり、天に刻んだミツバが散らされています。カツはロースかつで、断面を見てみるとかつて食べたことのないほどの厚さ。中心までしっかり火が入っています。
 カツはだしを吸ってしんなりしています。噛み締めるとロース肉特有の脂の甘さが広がります。揚げ油は大阪産の綿実油とのこと。油臭さは一切ありません。

とんかつ たこつぼ

 そしてそのつゆは甘めで濃いめの仕上がりだが、鰹出汁の旨味がかなり効いています。また、卵のとじ加減は堅めです。とろろを掛けていただくと優しい味わいに変化します。
 お汁は赤だしで、ダイコン、こんにゃく、揚げさんなど具沢山。ほっこりいただけます。なにせ肉厚のカツだったので、最後はお腹がはちきれそうになりました。

とんかつKYK アベノ地下街店

とんかつKYK アベノ地下街店

地下鉄谷町線・天王寺駅の直上、各線天王寺駅、および近鉄大阪阿部野橋駅からもすぐのところ、「あべちか」KYKでも初期のお店で、開業以来ずっと人気を保ち続けている有名店です。
 店内は6席ほどのカウンター席以外はすべてテーブル席の全60席ほどです。

軽い仕上がりの創作とんかつ

とんかつKYK アベノ地下街店

 「季節の手巻き野菜とんかつ膳」(1,580円)は、メインのお皿には金網が敷かれ、その上に2種の手巻き野菜とんかつと、エビフライが1本乗せられています。
 海老フライは中ぐらいのサイズで、身もふっくらしていてプリプリに揚げ上がっています。レモンとタルタルソースでさっぱいりただけます。

とんかつKYK アベノ地下街店

 とんかつはグリーンアスパラとパプリカとなっていて、それぞれ3等分にカットされています。その断面も鮮やかですね。オリジナルソースと甘口ソースの2種のソースでいただきます。
 油っぽさを全然感じさせない実に軽い衣は、サクッとした口当たり。野菜の持ち味が封じ込まれていてそれぞれの特徴が現れます。肉質はかなり柔らかく、豚肉の旨味が口に広がります。中心が野菜なので胃に重くないのもいい。

※本記事は、2026/04/16に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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