ゴマピイさんのマイ★ベストレストラン 2015

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ゴマピイの美味いもん食べましょ!

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ゴマピイ (60代前半・男性・宮城県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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 東京での単身赴任生活はもう4年半を超え、月1回程度の妻の上京にあわせて食べログの高評価のお店を予約して伺うのが楽しみになっている。日本料理・フレンチ・イタリアンのジャンルを中心に美食の都・東京を楽しんでいるわけだが、今年のベストランを選定してみるとどういうわけか日本料理店がずらりと並ぶ結果となってしまった。
 その中でも5月の金沢〜京都の旅で訪れた『つる幸』や『美山荘』がランクインし、今でも鮮明にその素晴らしさを思い出す。仙台では『千松しま』が不動のマイベストですが、今年『日本料理e.』が登場した事はとても嬉しいことである。

ベストレストラン2015の一言コメントです。
『千松しま』…毎年楽しませていただいています
『美山荘』…料理、雰囲気、接客においてこれ以上の宿があるのだろうか?
『つる幸』…料理の味も雰囲気も接客も素晴らしい金沢の思い出
『銀座おかもと』…俺の割烹にしたい
『きた福』…蟹づくしの満足
『とく山』…ふぐ、鱧、松茸をリーズナブルに楽しめる
『日本料理 太月』…出汁の旨味が抜群
『豪龍久保』…ワインも日本酒も楽しめる
『蔵六鮨 三七味』…鮨と日本酒が楽しめる
『日本料理 e.』…日本料理にフレンチも楽しめる

 2016年もマイ★ベストレストランも投稿できるように食べログを続けていければ良いと思っています。再訪店の変わらない美味しさと新しいレストランへの出会いを楽しみにしています。

マイ★ベストレストラン

1位

千松しま (本塩釜、東塩釜、西塩釜 / 日本料理)

8回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2023/05訪問 2023/09/16

【再訪13★】嗚呼!感動の千松しま

 5月に訪れるのは初めてだった。今回も千賀ノ浦を眺めながらの穏やかなランチである。

【鯨、山菜】◎ 
【ヤマカン】◎ 勝山と阿部勘がコラボした日本酒
【ホヤ、ハゼ、タラの芽の天ぷら】◎ ホヤの天ぷらは初めて食べた。美味し!
【汁物】★ メヌケ、粟餅、鶉卵が入る汁物の美味さは格別!
【お造り】★ 渡り蟹、ハゼ、アオリイカ
【ムシガレイ】◎ 
【シャコと新生姜】◎
【茗荷寒天とアスパラガス白和え】◎
【食事】★ 鰹と鰻が美味しくてご飯何杯もいける!
【浅利汁】◎
【冷し饅頭】◎

 ホヤの天ぷらは初めて食べたのだけど想像以上に美味しかったし、毎回思うのは椀物・汁物が美味しい。
 鰻と鰹刺し身で食べる食事があまりにも美味しくて、普段控えめにしているご飯を何度もお替りしてお腹いっぱい満足ランチとなりました。
 秋になったら里芋をいただきに再訪したいと思います。ごちそうさまでした。
 今年も秋の季節に伺いました。その日も天気がよく千賀ノ浦を眺めながらのお食事。里芋や土瓶蒸し、ひがしものにはぜが楽しみですね!

【ビールで乾杯!】
【はらこ、ハゼ煮浸し、鯨・しし唐・らっきょ】◎ さけといくらにはぜも鯨も美味すぎ!の一皿目。
【南瓜豆腐・辛子蓮根・ミョウガ】♪
【松茸土瓶蒸し】★ 秋は土瓶蒸しです!
【ひがしもの、アオリイカ、ハゼ】★ 此処で食べる鮪が一番
【阿部勘 金魚】♪
【秋刀魚飯蒸し】◎ さんまが美味しすぎ!
【鮑、銀杏、ササギ、みずの実、つるむらさき】◎ なにげに銀杏が美味しい
【阿部勘 亀の尾】◎ やっぱり亀の尾が好きな酒です
【渡蟹】◎ 待ってました渡蟹!
【里芋】★ ここで里芋とは予想外!でもぺろりと食べられる旨さ!
【梨と柿のすりながし】◎
【ハゼとアオリイカの天丼】◎ サクッと軽い口当たりの天ぷらは相変わらず美味しい!
【無花果と饅頭】◎

 この季節で特に妻が楽しみにしている里芋が序盤で提供されなかったので、今年は食べられないのかなと思っていたら食事前に着皿するサプライズ!自分は日本酒も飲んでいたしお腹も結構いっぱいだったから全部食べられるかなと思ったけど、食べ始めると美味しいんだよね〜里芋。しかもぺろりと食べられたから自分も驚きデス。
 大将や女将さんには一年ぶりの私達をおもてなしいただきまして毎回嬉しく思います。ごちそうさまでした。
 今年も昼食での訪問です。この季節の楽しみは妻がお気に入りの里芋なのだ。この日も天気良く千賀ノ浦を眺めながらの食事ができるのは嬉しい。
 内観は改装したそうでカウンターがなくなっていました。厨房からの動線もスムーズなようなので配膳も便利になったでしょうし、テーブル席から見ても広くなって明るく綺麗になりました。

【はぜ昆布締め鮨と煮浸し、鯨湯引き】★ ピリ辛のはぜ鮨に鯨畝須が旨い!
【里芋】★ この季節のお気に入り!
【浜千鳥】◎ 岩手県の浜千鳥という純米酒
【ニシ貝と渡り蟹】★ こりゃぁ酒飲むしかない!
【はぜの雑煮】◎ 仙台名物ハゼのお雑煮ですね。すっきりした汁が美味しい。
【ひがしもの、しめ鯖、アオリイカ、渡り蟹】★ 此処で食べる鮪が一番
【亀の尾】◎ 純米吟醸酒
【無花果、薩摩芋檸檬煮、菊酢漬け、ズッキーニなど】◎
【つと豆腐、柚子釜、玉こんにゃく、飯蒸しなど】★ この香りと味が秋なんです!
【大根とニシ貝】◎ 
【梨のすりながし】◎
【牡蠣とハゼの天丼】◎ しばらくぶりの天ぷらは美味しい。
【干し柿と饅頭】◎ もち粉と豆乳の生地に粒あん・昆布巻

 毎年いただいているハゼですが色々な食べ方があってとても美味しいですね〜今年は鮨をいただいたら驚きの美味しさでした。そして里芋の絶妙な美味しさには毎年感服しています。酔っ払いの蟹と貝も堪らない旨さであるし此処で食べる「ひがしもの」が最高だと思います。あとは秋を感じる朴葉焼きの香りも堪りません。
 あとは最後の干し柿!干し過ぎた柿は噛み切れないほどの硬さになっていますがそれを大将の技で見事な菓子になっています。自分は干し柿ならあまり手を伸ばさないのですがこれウイスキーとかハイボール飲みながらつまむのに最適だなぁと。
 今回も美味しくて満足できましたが最近11月の訪問ばかりになっている…まぁ里芋食べたいというのもあるがコロナも終息するなら違う季節にも来店してみたいと思います。ごちそうさまでした。
 昼食で一年ぶりに訪問。この日も天気がよくて千賀ノ浦もよく見えたし、今回初めて個室にご案内いただきゆっくりと過ごしながら美味しい食事を楽しむことができました。

【車海老、豆腐】◎
【ハゼの天ぷら、車海老頭、あけび】★ からりと揚がった今年のハゼは身がふっくら!
【独楽蔵・純米酒】♫
【里芋】★ みんな大好き!里芋!
【松茸土瓶蒸し】★ 岩手県産の松茸、すだちで味変を楽しみながら!
【百合根、無花果、薩摩芋檸檬煮、椎茸、寒天、菊酢漬け、ズッキーニ、インゲン】◎
【ハゼ、ひがしもの、真蛸、アオリイカ、鮑】★ 鮪に今年のハゼは美味いなぁ!
【つと豆腐、柚子釜、玉こんにゃく、秋刀魚飯蒸し】★ 秋はこれ!香りと味が満彩!
【墨廼江・600K】◎
【梨のすりながし】◎
【はらこ飯】◎ ご飯の美味さが格別でした
【鳴瀬川天然鰻のごはん】◎ 大将が鳴瀬川で釣り上げた天然鰻!
【冷し饅頭】◎ もち粉と豆乳と抹茶の生地に粒あん

 秋刀魚の飯蒸しは、ぬか漬けの秋刀魚に胡瓜の古漬けが素晴らしく美味しい!
 ハゼの天ぷらや刺身は毎年いただいているけど今年のハゼは身がふっくらとしていて特に美味しかった。それともっと驚いたのが大将自ら鳴瀬川で釣り上げてくるという鰻だ!鰻ご飯でいただきましたが癖がない美味しさは鳴瀬川の水面を思い出しながらいただきました。さらに山椒煮の鰻もお土産にいただきまして嬉しかったです。夕食で美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
 今回も昼の訪問となった。この日も天気がよく遠くまで眺められる景色を楽しみながら、しかもお客は私達二人だけだったのでゆっくりと過ごすことができました。

【鮭・いくら・米麹】◎ いわゆる紅葉漬けで秋らしい彩りとともに美味いのです
【ワタリガニ】★ 柔らかで旨味ある身を食べていたら日本酒が飲みたくなった! 
【陸奥八仙・日本酒】♫
【百合根・無花果・ほうれん草と菊・ズッキーニとモロッコいんげん・おから・銀杏】◎ 自分としては銀杏があればなんぼでも飲める
【鯨】◎ 鯨の胸の部分のようだ。ヘルシーな脂でこれも酒が進む一品
【春雨蒸し】★ 葱・鮪・粟餅の汁物が美味すぎ!
【牡蠣】◎ 野菜や出汁醤油煮こごりで食べる旨みたっぷりの牡蠣!
【お造り】◎ ハゼ、鮪、ボタンエビ、赤貝、アオリイカ、真蛸
【亀の尾・日本酒】◎
【つと豆腐、里芋、ゆず、玉こんにゃく、秋刀魚飯蒸し】★ 秋の香りと味が満彩!
【ハゼと銀宝と牡蠣の天ぷら】★ からっと揚がって美味しい
【冷やしもの】◎ 柿なます、ラ・フランス、豆乳・サフランでさっぱり
【牡蠣ご飯】★ 牡蠣にせりとじゃがいもが入っている!
【葛切り】◎ つけめんのような葛切り、黒蜜でさっぱり食べられる

 今回のランチも美味しくいただけた。秋らしい彩りや食材にわらやほうばなどの香りが加わって特別感のある料理に大満足させてもらいました。特に妻は楽しみにしていた里芋が食べられて大満足だったようだ。
 牡蠣の天ぷらや牡蠣の土鍋ごはんが特別に美味しかったのだけど、訪れたのがちょうど牡蠣が一番美味しい頃と大将がおっしゃっていたので良い時期に行くことができて幸運でした。そもそも牡蠣ご飯や天ぷらって調べてみると自分達はこれまで食したことがないようで初物どころが人生で初だったし牡蠣フライなど目じゃないとも思った。
 それと鮪を使った汁物があまりに美味しくて自宅でも作れないかを大将に聞いたら、「ひがしもの」の残った部位を使っていてそこから美味しい出汁がでるようで、スーパーで買う鮪ではそうはならないらしい…それではまた美味しいものを食べさせてもらいに訪れよう。ごちそうさまでした。
 今年は久しぶりに義母をお連れし昼の訪問となった。昼に訪れる楽しみの一つは晴れていると千賀ノ浦や金華山まで見渡せる景色が楽しめることだが、この日も運良く眺めることができたのが嬉しい。

■壱万円の料理
【かぼちゃの豆腐、小豆、茗荷】◎
【アケビ、栗の赤飯】◎…アケビのほろ苦さが絶妙
【甘鯛・焼茄子・粟餅のお椀】★…いつもの絶妙なお椀に今回は甘鯛が素晴らしい!
【ワタリガニ】★…柔らかくしっとりした身が美味くて感激!
【ひがしもの・ハゼ・真烏賊・ボタンエビ・甘鯛・鯨】★…ハゼのお造りは最高!
【赤烏賊飯し、玉こんにゃく、ハゼ】◎
【里芋】★…妻がいつも楽しみにしているのが里芋
【辛子蓮根、冬瓜、ズッキーニ、さつま芋、枝豆、おひたし】◎…檸檬煮のさつま芋はなにげに自分大好き!
【太刀魚笹蒸寿司】★…義母が美味しいを連発していたのが印象的でした
【あさりの冷麺】◎…サフランソースが爽やかな旨味
【ハゼと銀宝の天丼】◎…さっくり揚がった天丼は毎回美味し
【いちじくと抹茶粒あん】◎

 お造りでは湯引きした鯨や昆布締めの甘鯛も美味しかったがなんといっても「ひがしもの」の旨味は抜群だったし、いつも以上にハゼが最高でぷっくり&コリコリした身が美味いこと!
 それと里芋!初めて訪れたときからいただいていて妻は毎度楽しみにしているのだが今年は自分も感動するほどの驚きがあった。その柔らかさととろりとしたスイーツ以上の甘みが素晴らしく、もし普通の里芋がこの時点でこの大きさで出てきたら自分は絶対に食べられないと思うのだがペロリと平らげてしまうのだった。
 いつも以上にどの料理にも一層のうま味を感じたのだが何だろう?もしかするとビールや酒を飲まないから酔っ払わずに一つ一つの料理を繊細に味わえたと言うこと?そうだとすると次回訪問は昼か夜か迷うところである。義母も大満足していたようであるし今回も良き訪問となりました。ごちそうさまでした。
 10ヶ月ぶりに7回目の再訪となった。そのうち9月が3回目であるし…どういうわけかこの季節に伺うことになるから不思議である。今回もテーブル席だったので大将とも直接話すことが出来ます!

■壱万円の料理と合わせたお酒
【YEBISUビールで乾杯!】
【南瓜と豆腐、茗荷・梅の寒天】♫
【ワタリガニとハゼ佃煮】◎ …大将自らが釣ってくるハゼ、小さくて可愛い
【アケビと銀杏】◎ …最近妙に銀杏が美味しくて口に合うんだよね
【甘鯛・冬瓜・粟餅のお椀】◎ …千松しまのお椀は毎回絶妙な美味しさです
【飛露喜 大吟醸|廣木酒造本店】◎ …大将からの嬉しい一献!透明感が素晴らしい
【マグロ、赤貝、ボタン海老、ハゼ・スミイカ】★ …マグロが美味いんだよね
【ズッキーニ、ラッキョウ、赤飯、さつま芋レモン煮、だだ茶豆など】◎
【鰆・イチジク・みずの実】♫
【鮑の笹蒸し】★ …香りといい鮑の旨味といい堪りません!
【墨廼江 600k|墨廼江酒造】◎ …吟醸香が良く綺麗でキレのある酒です
【玉子豆腐と焼き茄子】♫
【鰻・里芋・オクラ】◎ …千松しまの里芋食べたいと思っていたので最高!
【ハゼと銀宝の天丼】◎ …さっくり揚がった天ぷらで天丼でもペロリと食べられる
【浅利の味噌汁】♫
【わらび餅と焼栗】♫

 今回もゆっくりと楽しく過ごすことができました。大将自らが釣り上げてくるというハゼを佃煮、お造り、天丼でいただきました。ハゼの刺身はコリコリ感とブリブリ感が同居していてクセが無くて上品な味です。でもお造りはやっぱり鮪であってこちらでいただく鮪はいつも格別です!さつま芋のレモン煮も意外と美味しくて…でもだだ茶豆の味が濃くて美味すぎる豆に感激!鶴岡のだだ茶豆だそうでサスガに一味違うなぁと。あとは久々の鮑の笹蒸し!香りも味も言うことなし。
 最近はミシュランの影響からか外国人の方も多くなっていると聞きましたが、次回は春先〜初夏にでも伺うことができれば良いなと思っています。ごちそうさまでした。
 久しぶりにやって来ました。奥の座敷は使わないようにしたのかな?。カウンターの反対側に設置されたテーブル席でいただきました。此処は大将と直接話しができるので今までにない新鮮な感覚があります。

【南瓜と豆腐、茗荷・梅の寒天】♫
【ハゼ】◎
【秋鮭にイクラと米麹】★
【たまご豆腐・粟餅・アナゴの椀】◎
【ハゼ味噌和え】◎
【四季の松島 純米|阿部勘酒造】♫
【ひがしもの、真鯛、真イカ】◎
【秋刀魚ご飯】★
【里芋、イチジクなど】◎
【亀の尾 純米吟醸|阿部勘酒造】◎
【ハゼと銀宝の天ぷら】◎
【柿流し】◎
【胡麻豆腐】◎
【鮑ご飯】★
【菓子】♫
【抹茶】◎

 「鮑ご飯」は美味しかったなぁ!蓋を開けると磯の香りが立ち、食べても鮑とわかめとご飯のそれぞれの旨味が口福にさせてくれる。大根が入っていてシャキシャキ食感によってどんどん食べ進めることができてあっという間に完食。
 お造りは「ひがしもの」は見た目も美しいし食べても格別に美味しいと思う。「秋刀魚ご飯」もその香ばしい焼き加減で堪らなく美味しいのだった。油物では久しぶりに「ハゼと銀宝」の天ぷらが食べられて嬉しかった。
 そのハゼがなかなか手に入らないからと、大将自らが釣ったハゼだそうだ。また酒器は魯山人作だそうで自分には恐れ多いけどそんな器から注がれる亀の尾は格別だった。
 これまで奥の座敷でしか食事してなかった。雰囲気や過ごしやすさは座敷で食事するのが好きだけど、今日の席なら今までできなかった大将との会話ができるので、ハゼ釣りの話や魯山人の器の事など、料理にまつわる情報が得られたりしたから新鮮な感覚で食事を楽しむことが出来た。
 今回の再訪までに1年半以上経過したのだけど、次回はまだ訪れていない夏の季節に合わせて再訪したいと考えています。ごちそうさまでした。

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'15/03/13 ('15/02訪問)4.06
【再訪5★】嗚呼!感動の千松しま
昼★★★★★ 5.0(料理・味 4.5 | サービス 5.0 | 雰囲気 5.0 | CP 4.6 )
夜★★★★★ 5.0(料理・味 4.2 | サービス 5.0 | 雰囲気 5.0 | CP 4.5 )
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 2014年は伺いたいと思っていながら機会に恵まれなかったので、2015年は早速2月に伺わせていただきました。この季節にはどのような料理がいただけるか楽しみです。
 伺ってみて久しぶりに店主と女将さんの顔を見ると戻ってくる場所があって嬉しいなぁ…なんて思います。この晩は15,000円の内容でお願いし、お座敷でゆっくりといただくことができました。

【YEBISUビール】で乾杯!
【鮑・蛸・海苔巻き】♫

・鮑も蛸も味付けがイイですね。最近銀座の寿司屋で食べた鮑や蛸のしっかりとした味付けも美味しいけど、それにくらべると滋味深い味付けに感じられこれはこれで好きです
・海苔巻きは魚のカナガシラで梅がアクセントになっています
【蛤の玉締め】♫
・蛤の玉締めにウルイである。汁の美味しさと玉締めの優しい味わいが素敵です
【お造り】◎
・マグロ、ヒラメ、アンコウ、毛蟹、ヤリイカなどの海の幸を楽しむ
・特にあん肝が美味いなぁ!海の香がたまらん!
【八寸】♫
・クワイ煎餅とアボカド、鯨とししとう、山ごぼう、焼きリンゴとなますはサフランと豆乳仕立て、ほうれん草胡麻和えにかぼちゃ煮、辛し蓮根などなどを堪能
【浦霞しぼりたて】◎
・このお酒美味かった!瑞々しさと華やかな甘みが印象的デス
【メヌケの春雨蒸し】♫
・メヌケは脂がのった旨味が美味しいね。汁はポン酢で味変化も楽しめましたが、自分は素のままでも充分美味しくいただけます
【揚物】◎
・ひりゅうず、豆腐の白和え、柚子釜は蜜で炊いてあるので食べられるそうだ
・フキノトウで作ったというお塩がイイんだよね!苦味がたまらない感じ!
・自分は柚子釜まで美味しくいただきました
【阿部勘 純米吟醸(亀の尾)】
・美味しいけど、うーん、さっきのしぼりたてが美味しかったからパットしない印象に
【胡麻豆腐】♫
【鮑と牡蠣の雑炊】◎

・この雑炊はそれは美味いわね!贅沢すぎる雑炊だわね。
【菓子と抹茶】♫

 今回もゆっくりと美味しい料理とお酒で満足することができました。ただ季節的なものなのかな…夏とか秋に訪れた時に比べると見劣りするような気がした。今年はもう一回ぐらい訪れることができたらいいなぁと考えています。またウニが食べたいなぁ!

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'13/10/07 ('13/09 訪問)4.36
【再訪4★】嗚呼!感動の千松しま
昼★★★★★ 5.0(料理・味 4.5 | サービス 5.0 | 雰囲気 5.0 | CP 4.6 )
夜★★★★★ 5.0(料理・味 4.2 | サービス 5.0 | 雰囲気 5.0 | CP 4.3 )
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一年ぶりに再訪しました。
今回は昼に伺って壱万円のお料理です。
仙台は曇り空だったのだけどお店から望む千賀ノ浦はくっきりと金華山まで見ることができたのは幸運でした。

【牡蠣の燻製オイル漬け、甘鯛の寿司、胡瓜と鰆に尾花】★
・絶品の牡蠣の燻製オイル漬けは感動的に美味し!日本酒欲しい〜
・甘鯛の寿司も美味い〜としか言えね
・胡瓜の中に鰆、そしてきめ細かくフワっとした尾花だ。これが絶妙なコラボに感嘆

【二子芋とあけび】★
・以前も感動したけど岩手の二子芋(里芋)が美味しいんだよなぁ!
・味噌ダレがかかったあけびの苦味が懐かしくも美味しい。

【松茸の土瓶蒸し】★
・先日まで暑かったけど秋なのです!松茸です!。
・さっぱりしたお汁だけど味わうほどに滋味深い。

【ヒガシもの、ボタンエビ、ホシガレイ、牡蠣、渡り蟹】★ 
ヒガシものも今年は特に美味しいと感じた。
牡蠣はあの畠山さんのが手に入ったそうだ。自分もNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送された畠山重篤さんをよく覚えている。あの大震災後も「海を信じて」牡蠣の養殖を再開させたのだ。その牡蠣は豊かな鉄分を感じ濃厚で凝縮された旨味となって味わうことができた。

【カボチャ卵流し、油揚げとひじきとゼンマイ、蓮根、菊、枝豆、茄子、ミズの実】♫
・カボチャに卵を流して蒸してあり、小豆とともに美味しく食べられる
・枝豆の濃い味!に悶絶。

【ヤナギガレイとイカ飯】◎ アカイカのイカ飯の美味さに思わず唸る!

【渡り蟹の甲羅揚げ】♫ 定番の揚物だね!

【葛きりと花無花果の煮込み】★
・葛きりは蓮芋に梨の摺り下ろし、無花果の煮込みとともに実に爽やかな一品。

【お食事】★
大根秋刀魚の炊合せに栗ご飯!!秋やなぁ!
・この秋刀魚がまぁ立派な事!そして栗ご飯で幸せな食事をいただきました。
・お新香も味噌汁も美味しいなぁ

【香煎(はったい粉)と百合根、抹茶】◎

【牡蠣のオイル漬け】★
・お持ち帰りでお願いしました。大びんで3,300円だったかな?
・女将に作るときの大変さを伺いました。早起きして何回も重ねて味を染み込ませていくようです。だから一口食べて虜になってしまう美味しさなのですね!
・お取り寄せは現在はしていないようで、持ち帰れるのは大変ラッキーだったようだ。

今回のサプライズは女将がサザンオールスターズの大ファンだったことだ。
ライブ前日からサザンのシャツを着て来店する人がいて気が気でなかったとの事。
私たちも昨晩のライブに行った事を告げるととても羨ましがられてしまいました。
結局、前日から翌日までライブと千松しまをセットにして他県から訪れるお客さんがほとんどだったようで女将も「行きたかった〜」と残念がっていました。
まぁ地元の自分がこの特等席を独占して申し訳ない気持ちもあったけど、自分も似たようなもので一応東京から来ているからね…
自分はサザンのライブのチケットをゲットしたと同時に千松しまの予約をしたのだけど、夜はすでに埋まっていたのでランチにしたという事だからね。

どういうわけかいつも秋口の訪問になってしまうので、次回こそは季節を変えて伺ってみたいと切に思うのでした。

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'12/10/20 ('12/10 訪問)4.46
【再訪3★】嗚呼!感動の千松しま
昼★★★★★ 5.0(料理・味 4.5 | サービス 5.0 | 雰囲気 5.0 | CP 4.5 )
夜★★★★★ 5.0(料理・味 4.2 | サービス 5.0 | 雰囲気 5.0 | CP 4.3 )
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前回訪問は震災前だったのでその後のお店の様子も気になっていましたが、やっと先日、母親を連れて三人で再訪しました。
夜の部は初の訪問になります。
あの震災からは1年半、前回訪問からは1年10ヶ月ほどの時間が経過しています。
自分たちは利府街道で塩竈の北側からアクセスするので、日も落ちて周囲もよく見えないこともあるし、お店に伺ってみても以前と何も変わりがないように見えます。
ただ女将さんに話を聴くとつい四〜五日前まで工事をしていたとか…
そしてまだまだ目につかない部分は充分な状態ではないそうです。震災の影響はまだまだ残っているのですね。
以降はこの日のお料理壱万円の内容です。

【エビスビール】
・母も妻も飲まないので自分だけで乾杯!

【酢漬け茗荷・冬瓜・南瓜】◎
・かぼちゃには卵豆腐が入り、手が込んだ一品。

【鮑・秋刀魚】◎
・鮑は柔らかく肝も美味いが、その香ばしさや皮がパリパリの秋刀魚は激うま!

【胡麻豆腐・鯛・梅干・菊の花の椀物】★
・絶妙な薄味が絶妙で母も絶賛していました。

【九頭龍】♫
・福井県の有名ドコロの純米吟醸酒。自分は好きなので最初に注文。

【ハゼ、イカ、ひがしもの、ミンククジラ、秋刀魚、渡り蟹のお造り】◎
・やはり千松しまのメインイベントはこのお造りでしょう。
・鮪は「ひがしもの」がこの日も食べられて嬉しかったですね。
・鯨も久々に食べられて満足。

【あけび、無花果、椎茸、糸南京など】♫
・あけびって久しぶりに食べた。

【牡蠣オイル漬け】★
・広島の牡蠣を燻製にしてオイル漬けにしてあるそうだ。
・これがまぁ実に絶品で激うまでお土産に買おうかと最後まで悩んだ。
・でもこれで深酒しそうだし、東京まで持ち帰るのにも躊躇したので購入はしなかった。

【金澤屋と益荒男】
・手前のお猪口がお試しの益荒男(石川県)。TV番組で紹介されたそうだ。
・確かに独特で重厚で複雑な飲み味で好き嫌い分かれそう。
・金澤屋は福島県のお酒。自分は結局は九頭龍が好みだね。

【ハゼと渡り蟹の甲羅揚げ】◎
・いつもながら美味しい揚物。サクッとパリっと揚がって美味しいね。骨が特に好き。

【天神ばやし】
・ついつい注文してしまった新潟の特別純米酒。もう酔って味はよくわかりません。

【冷物】♫
・茄子の檸檬焚きに茗荷・黄身の寒天に米麹の汁。
・サッパリして美味しく食べられます。

【漬物】◎
【お食事】◎

・いつも漬物の美味しさには感嘆します。これだけでご飯食べられます。
・ご飯、味噌汁、煮物に漬物でついつい食べ過ぎてしまいます。

【葛切り】◎
【抹茶】◎

・特に黒蜜が上品なお味でとっても美味しくいただけます。
・すっかり酔いましたがこれならチュルチュルといくらでも食べられそうです。
・美味しい抹茶で〆。

母も大変満足したようですし、自分は今回、夜の部の初訪問でしたがついつい飲み過ぎてしまうほどで、やはりお酒を飲みながらの『千松しま』さんの料理を食べられることは幸せだと思います。不慣れな運転手となった妻にとっては、塩竈から仙台まで夜に運転する事になって大変だったようですが…
ただ前回や前々回の料理と比べるとすこし物足りなかったかな。
それは味とかボリュームではなくて、料理が運ばれてきた時から「うわぁ!」と驚くようなサプライズ感が不足しているような気がしたということ。
震災の影響等でまだまだいろいろなご苦労があるとは思いますが頑張って欲しいです。
またそのうちお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。

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'10/12/12 ('10/12 訪問)
【再訪2★】嗚呼!感動の千松しま
昼★★★★★ 5.0(料理・味 4.5 | サービス 5.0 | 雰囲気 5.0 | CP 4.5 )
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自分にとって唯一の5.0★の『千松しま』にやっと再訪を果たして来ました。
初回訪問となる前回が昨年の9月のことですから1年3ケ月ぶりになります。
季節は晩夏から晩秋となりこの時候にはいったどのような食材でどんな素晴らしい料理が食べられるのかが大変楽しみでもありました。
折角のこのような機会なので義母をお誘いし三人でやって来ました。
相変わらず優しそうな店主に素敵な女将の出迎えを受けます。
この日も天気が良く千賀の浦やその先には金華山まで見える佳き日でありました。

今回も前回と同じく1万円のコースを予約しており、約二時間半の至福のコースの始まりです。

【牡蠣のスモーク】♬
・香り高くスモークされています。濃いめの味が印象的。

【鯨と蓮根】♬
・シャキッとした蓮根とともに久々に鯨肉の旨味を堪能。

【赤西貝と大根】♬
・登場した瞬間からいい匂い…笹と醤油の焼ける匂いにウットリ!
赤西貝のコリコリとした食感を楽しむ。中には大根があった。
・貝の肝の風味(少し苦い)を感じる大根煮となっている。日本酒が恋しい。

【切干大根、もってのほか(食用菊)ととんぶり、ぜんまい、冬至南瓜、獅子唐と天然鰻、胡麻とほうれん草、黄身酢寒天、茗荷寒天】◎
・「ほうれん草」にのった「胡麻」の新鮮・鮮烈な風味が印象的だった。その時に炒って摺るからなのだろう。
・「天然鰻」のしまった身と香ばしい味わいに感激。

【椀物:聖護院蕪の吹雪仕立】◎
聖護院蕪を摩り下ろして薄い餡にしている吹雪仕立ての椀。
・胡麻豆腐、粟餅と柚子、梅が入っている。
・梅は酸っぱいわけでもなくて絶妙な酸味を呈しており大変美味しくいただきました。

【お造り】★
・「ハゼ」腹と背は炙って肝味噌を載せてある。美味しい!特に肝味噌の味が鮮烈。
・「ひがしもの」の生鮪。脂ののったトロに香り高い赤身!さすが塩竈ブランドです。
・「毛蟹」日本酒とともに食べたかった。
・「塩辛」妻が気に入ったようだ。「あとでご飯と食べる」と少し残しているらしい。
・「巻物」は金頭・胡麻・生姜に白板昆布を巻いてある。この皿の中で自分はコレが一番美味しく印象に残りました。

【里芋・柚子釜・つと豆腐・玉こんにゃくとタニシ・わらごはん】★ 
・登場するとみんなビックリ!朴葉に載った料理の数々は秋を感じることができ、その見た目だけでも存分に楽しまさせてもらえます。
・「わらごはん」これもとにかく美味しいねぇ。熱々のうちに食べる至福のごはん。
・「蔵王の里芋」との事。自分は里芋自体好みでないのだけど、ココで食べる里芋だけは本当に美味しい!前回も美味しくて感激したのだけど今回もこれだけの大きさの里芋をペロリと食べちゃうのだから…自分自身にビックリである!
・「つと豆腐」もちわらで包んで蒸すのだそうで滋味深く美味しい豆腐である。
・「玉こんにゃくとタニシ」久しぶりに玉こんにゃくを美味しくいただく。
・「柚子釜」はすべて食べられるように炊いたり蒸かしたりしているらしい。中には、栗・銀杏・胡桃が入り柚蜜の味が美味。柚子釜を食べると甘くもあり苦味もあり柑橘の味もありでいろいろな味わいを楽しめます。口の中もサッパリしました。

【蟹甲羅揚げ】♬
・美味しい身が詰まった甲羅揚。ビールが飲みたくなる。ご飯でも良い(笑)

【ラ・フランスの生酢】♬
・ラ・フランスをコンポート風に白ワインで炊いているとの事
・サフラン・豆乳・梅酒で煮切ったスープ
・サッパリと爽やかなお味でした。

【天丼と布海苔味噌汁、漬け物】★
ハゼ銀宝の天ぷらです。
・天ぷらはサクサクで軽い食感が素晴らしかった!
・ハゼのホワァっとした身に銀宝の弾力のある身と、どちらもその旨味を存分に堪能させてもらいました。
・たれに甘味を入れていない天丼なのでサッパリといただけます。
・こちらのご飯自体が十分に甘味もあり美味しく、天ぷらの食感とタレとで三位一体となる調和が最高。
布海苔の味噌汁も濃い味だけど美味しい。この会席終盤において絶妙な量であり、だからこそこの濃さで良いと思う。
・義母には天丼はどうかなぁと心配したけど見ていたらペロリと食べていました。
・天丼は元来大好きな食べ物なのでこれまでたくさん食してきましたが、これはずうっと印象と記憶に残る天丼になるでしょう。

【菓子】♬
【抹茶】♬

・「あんぼがき」をきな粉・もち粉などで延して巻いてある。
・もちもちして甘さひかえめで美味しいし抹茶にあうね。

やはり『千松しま』の料理は見た目でも存分に楽しむことができるし二時間半を超える長丁場だったけど、絶妙のタイミングで料理が供されるし女将との会話も楽しいので、この時間はあっと言う間にもうこんなに時間が経ったのか!という印象でした。
義母もすべての料理を美味しく食べられたようで大満足してもらえたようです。
妻にいたっては残しておいた塩辛で一杯余分にご飯をもらって食べたからね!ビックリです。
自分はというと同じ一万円の内容ですが前回のほうが満足度・感激度が高かったような気がします。季節的な事や前日が天候大荒れの日だったこともあり食材にも影響がでるのかもしれませんね。なんといっても二回目という事もあるのでしょう。(料理・味4.5★)

雰囲気はこの日は私たち一組だけでした。
誰にも気兼ねすることなく、遠く金華山や千賀の浦などの景色も堪能することができるこの雰囲気は最高レベルとして良いでしょう。(雰囲気5.0★)

そして女将さんの接客や対応は素晴らしいと思います。
義母とは料理やお店の事とはまったく関係のない事まで真摯に向きあって会話をされていた事がなかなかに素晴らしいと感じました。また会話が楽しいのですね。何度も盛り上がって自然と笑ってしまいました。(サービス5.0★)

最近は食べログの全国ランキングトップからは陥落してしまいましたが、自分としては未だこれ以上のお店を知りません。
機会あれば東京や京都の和食のお店に伺ってみたいものですが少なくてもそれは来年以降ですね。
なので総合評価5.0★継続です。
次回はどの季節に再訪しようか!大変楽しみであります。

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'09/09/10 ('09/09 訪問)
嗚呼!感動の千松しま
昼★★★★★ 5.0(料理・味 5.0 | サービス 5.0 | 雰囲気 4.5 | CP 4.5 )

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食べログの全国ランキングの頂点である千松しま
その店は自分の住んでいる仙台市のお隣の塩釜市にあるのだがなかなか訪問することができなかった。
やっと先日念願叶って行って参りました。噂に違わぬ素晴らしき名店でした。
以降、賛辞の嵐です。乱筆乱文をお許しください。

日曜日のお昼に伺いました。
お店に入ると女将さんがお出迎え。大将も顔を出して下さいました。
案内されたのは奥の座敷の間。この日は晴れで「千賀の浦(塩釜港)」を望む風景が眺められました。
風景やロケーションなどは満点とは行きませんが、座敷はとても落ち着ける空間で充分上質で満足できる雰囲気を有しています(雰囲気4.5★)

お料理は予約時に一万円のコースをお願いしてあります。

まずは飲み物ですが車で行ったので自分は飲めません。
メニューにノンアルコールの【キリンフリー・・・500円】があったので注文してみました。
妻には「麦茶」がサービスされました。
ところが「キリンフリー」はあまり冷えてなかったとのことでサービスしていただきました。
でもこれ「ビール」とはだいぶ違い料理の味わいにまで影響しそうな癖のある味ですね。

【尾花和え・・・ハゼにミョウガ寒天など】♪
 白くきめ細かな「尾花」が印象的な一品。ふんわりとほのかな出汁の味わいが上品で美味しい。

【鮑の笹蒸し】◎
 突如登場した笹の緑が鮮やかな石焼きのアワビ!
 食べるととっても柔らかいのです。妻はその美味さに絶句していましたが自分はいまひとつ味わいが不明瞭・・・「キリンFree」の影響か・・・

【里芋田舎煮とアケビ】★
 驚いたのが里芋の美味しさだ!熱々ホクホクの里芋の旨みと味噌のバランスが最高なんです。里芋で感動できるんですね!驚きました。
 女将の話では「最高の状態で召し上がっていただくために時間を測って炊き始めている」とのこと。
 この日私達は予約の時間より少し早めに訪問しましたが、最初の料理が供されるまで少し時間がかかったのですがこういうことだったんですね。納得です。

【椀物・・・梅干・メヌケ・粟餅・菊の花】◎
 黄色い菊の花が印象的な素朴で上品なお吸い物。梅干やメヌケの味も見事でした。

【お造り・・・マグロ、カレイ、サンマ糠漬け、渡り蟹、ウニ】★
 自分は刺身好きなのですがもうしばらくスーパーの刺身が食べられないかも・・・(笑)
 マグロはとろけるし、サンマ糠漬けだって美味い。渡り蟹なんて特製醤油でいただくのですが美味いたらありゃしない!ブリブリの身をしゃぶる幸せってやつです(笑)
 ところが!驚きは「ウニ」なんです!箸で摘むと柔らかくて白濁した液が飛び出ます。それを口の中に入れると・・・淡雪を食べるがごとく一瞬で消え去った後には甘みだけが残る・・・暫く絶句しました。
 この驚きを女将に伝えると今シーズンの「ウニ」は今日が最後なんですって!来シーズンは5月かららしいです。よかったぁ(笑)

【八寸・・・秋刀魚笹蒸寿司、みんく鯨、ホウレンソウ、ナス、など】★
 この皿は軽く炙った「みんく鯨」も美味しいし、茄子の漬物も美味いのだが、「サンマ笹蒸寿司」が驚愕の一品だ!
 丁寧に包まれた笹を解くと・・・ツヤツヤご飯の熱々で甘みを感じる湯気にサンマ焼きの香ばしさが一体となって立ち昇る!これがまた食べて幸せ・・・香りが口の中でそのまま再現されます。もっと食べたい!と思う絶品料理。

【滝川豆腐】◎
 豆腐をトコロ天突きで突き出したとの事でよく見ると蕎麦のように棒状に重なっている。
 出汁の香るタレでいただくと濃厚な豆腐の味わいが口の中を席捲する。夏らしく清々しい一品。

【揚げ物・・・蟹の甲羅揚げとハゼの天婦羅】★
 甲羅揚げも美味かったなぁ・・・蟹のほぐし身に椎茸・玉ねぎなどの詰め物がぎっしり!
 ハゼの天婦羅だって美味い。尻尾も骨もそれぞれを美味しくいただく。

【だだちゃ豆の冷汁】★
 ご飯の前の口直しの一品。鮮やかな色のだだちゃ豆製冷汁に米麹と梅肉がチョコンと載っている。
 汁を飲みますとざらりとした食感に豆そのものの味と絶妙な塩加減でさっぱりします。

【ご飯、冬瓜・マグロの煮物、漬物】★
 冬瓜とマグロの煮物も美味いのであるが、ご飯がツヤツヤでふっくらと見た目も美しく、食べるとありえない甘さと美味さに驚く!
 「米は何ですか?」と女将に聞いたら「ササニシキ」との事・・・なるほどココは宮城です、「コシヒカリ」もいいがヤッパリ「ササニシキ」の美味さを再認識した次第。しかしこれが電子ジャーで炊かれていることにもビックリである。

【菓子・・・香煎(はったい粉)と抹茶】◎
 女将曰く地元の年配の方は「こうせん」と言うと判るらしいが自分はまったく知らない・・・「羊羹」にしか見えない。京都では「はったい粉」と言うらしいが、静岡あたりを境目に「香煎(こうせん)」と言うらしく、麦を炒って挽いたものらしい。
 食すと予想外に香ばしくて甘すぎないので美味しいではないですか!ちょっと拒否反応(羊羹が好きでない)があった自分も完食しました!

すべて食べ終えて思うことは最高に至福な2時間半でした。生涯最高の大満足と言ってよいでしょう。

料理・味としては、仙台の萬み高橋が味と技術なら勝っているかもしれない・・・でも甲乙つけ難しである。しかし料理は盛り付けの美しさや厳選素材などで感動できる点も重要であり充分最高評価に値する(料理・味5★)

サービスも最高である。女将の付かず離れずの接客は素晴らしいですが、話し始めると饒舌で楽しい会話となります。そしてお客様がいかに楽しまれるか満足されるかに細心の注意を払っていることが伝わってきます。
大将とはお会計の時に話させていただきましたが人柄の良さが伝わってくるお方でした。
帰りに車がバックするのを誘導してくれた女将は道路で車が見えなくなるまで見送って下さいました。
本当に感動し満足し心が暖まる一日となりました。(サービス5★)

もちろん全国にはこれを凌駕するお店があるだろうことは否定しませんし東京や京都の名店を訪問して食べ比べたわけではありません。しかし私が敬愛するレビュアーの皆様がこぞって高評価されている点などを鑑みても自分としてはここで「和食」の最高評価とします。(総合評価5★)

もっと早くから訪問すべきお店でした。季節が変わるたびに訪問したくなるお店です。
車で30分も走ればこちらの店があることに感謝!ここに導いてくれた先行レビュアーの皆様に感謝!食べログに感謝!であります。

それで・・・
実はあの民主党が大勝した衆議院選挙の前日に期日前投票をした直後の事です。
 自分「そういえば定額給付金ってどうしたっけ?」
 妻 「もうもらっているよ2万4千円」
ということで速攻で予約しての訪問となったのです・・・お会計23,100円
ありがとう!麻生さん(笑)

  • 【つと豆腐、柚子釜、玉こんにゃく、飯蒸しなど】★2021/11
  • 【つと豆腐、柚子釜、玉こんにゃく、飯蒸しなど】★2021/11
  • 【はぜ昆布締め鮨と煮浸し、鯨湯引き】★2021/11

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2位

美山荘 (京都市左京区その他 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2015/05訪問 2015/06/04

心身がリフレッシュする食と美と心

 金閣寺を出発し車を走らせること一時間半。途中は道の狭い峠道をひたすら走ることになる。東北ではこのぐらいの峠道はいくらでもあるし自分も昔はこんな道ほど運転するのが大好きなのだけど、やっかいなのはこんな細い道なのに大型バスが走っているのだ、変な所ですれ違う事にならないように祈りながらの走行である。そしてようやく到着したのが『美山荘』である。
 到着するとチェックインも宿帳への記入もありません、すぐに私達の部屋となる川の棟の「山椒」に案内された。網代仕立ての天井、吉野窓の趣のある部屋だ。月見台に出てみると眼下に流れる清流と新緑の濃い木々が印象的でその清流の透明度には驚いたし、川の流れの音は俗世界の耳にこびりついた電子音や雑音などを打ち消してリセットするような開放感を与えてくれる。
 ウェルカムドリンクは「あけびのお茶」と「よもぎ餅焼き」が供された。このあけびのお茶はこれまで飲んだことのない味わいで大変美味しかった。よもぎ餅焼きは自分は苦手だと思った和菓子だったが試しに一口食べたらあまりに美味しくてペロリと食べてしまった。よもぎ餅と小豆が甘すぎること無く調和された絶品和菓子である。
 風呂が湧いているというのでこの日の一番風呂をいただくことにした。温泉ではなく清流の水で沸かしているそうだ。風呂からも新緑と清流を眺めることができるが窓ガラスは存在しないものと見間違うほど綺麗で透明だった。お湯に浸かるだけでもこの日の移動と運転の疲れが解消されましたよ。
 風呂を上がると「スモモのお酒」を持ってきてくれたから、素晴らしいおもてなしだなぁと…それを月見台に出て飲んでみました…ちょっと肌寒かったが「これはいい、最高だ!」と自己満足。暑い夏の夕刻に此処でビールを飲んだらどんなに気持ちいいだろうなぁなんて思う、蛍もたくさん見られるそうですからそんな夏の晩に涼んでみたいものです。
 夕食は18時30分に宿泊客を母屋・山の棟の名栗の間に集め一斉に始まる。母屋に伺うと若女将の丁寧なお出迎えを受けた。母屋に近づいていくと玄関に座っている若女将の姿を見た時に言い知れぬ感銘を受けた。素晴らしく絵になる美しさとおもてなしを感じたからだ。
 名栗の間は囲炉裏型のカウンター席で目の前で季節の食材の焼きと揚げを見ることができる。大変居心地が良くて若女将や料理長の料理の説明やおもてなしの心を感じつつ、宿泊客同士も和気あいあいと楽しい食事をすることができたわけだが、そういう雰囲気作りに一役買う空気感を持った間である。この日は私達も含め三組。ご年配の女性3人と京都から来たというご夫婦でした。

■夕食
 若女将からお酒が振る舞われこの晩の夕食が始まります。
【京都丹後のお酒】♫…すっきり飲みやすい
【コゴミ】◎…胡桃で作ったタレがかかり塩味も聞いて美味しい
【八寸】★…葵祭が近いので二葉葵があしらわれた彩りも豊かな八寸が苗籠で
【YEBISUビール】
【白味噌の椀】★…白味噌汁に具はえんどう豆の豆腐とこま笹
【天ぷら食材】◎…フキノトウ、コシアブラ、たらの芽、イタドリ、コゴミ
【摘草のグジ巻き、岩茸煮こごり】
【フキノトウとコシアブラの天ぷら】◎…コシアブラ美味し!
【たらの芽とこごみの天ぷら】◎…たらの芽も美味すぎ!
【アジメドジョウとゴリ】
【イタドリとギョウジャニンニク】
【春鹿 極味(ごくみ)】♫…さらりと飲みやすい日本酒
【ハチクの筍、京都牛テール含め煮】★…干し貝柱、干し海老、干し椎茸のお出汁
【あまご(天魚)】
【端午の節句にちなみ菖蒲と鯖のちまき寿司】◎…美しい!
【鯖のちまき寿司】◎…鯖の〆加減や酢飯とちまきによるしっとり感が素晴らしい!
【しんせん・埼玉】♫…埼玉のしんせんと聞いたが…かなり酔ってきました…
【お吸い物】★…鯉のぼりを模した美しい椀
【鯉とイワナシ】◎…鯉にパリパリに揚げたイワナシがまぶされ美味しい
【あまごの木の芽焼き】◎…頭からガブリと食べます
【春鹿 極味(ごくみ)】♫…本日二回目のごくみ。飲み過ぎだな。
【イタドリと若狭のエテガレイの炊き合せ】◎…酔っ払って味忘れる…
【嫁菜ご飯】◎…いい香りです
【苺とマスカルポーネアイスに夏みかんソース】◎…さっぱりと美味

「八寸」はミヤマイラクサ(アイコ)のお浸し、蕨の海苔巻き、栃餅コンニャクあられ揚げ、卵の黄身、ウドの芽、稚鮎とカタバミ、川エビ、カタクリの根っこと梅肉。シャリシャリのアイコのお浸しをいただき山菜って美味いんだ!蕨を海苔巻きでいただくのも斬新な美味しさだったし、稚鮎もカタバミによる苦味&酸味が面白い。
「白味噌椀」はなんと美味しいお椀なのだろう…素晴らしいお出汁に感銘を受けた
「摘草のグジ巻き」は、よもぎ、セリ、ヨメナが若狭のグジ(甘鯛)に巻かれておりそれぞれの味の違いを楽しむそうだが…うーむ…自分のバカ舌には難しい。岩茸の煮こごり、辛味大根。岩茸は大変貴重な食材とご一緒された方が言っていたので有難くいただく。
「摘草の天ぷら」ではコシアブラの美味しさや、たらの芽の天ぷらを食べるとこれまで食べたたらの芽天ぷらって何だったの?という驚きの美味さ。フキノトウも苦味が無くて美味しいなぁ、イタドリ(スカンボ)を食べるとは思わなかったなぁ(笑)…酸っぱさがある
「含め煮」が絶品で言葉が出ないほど…特にお出汁の味わいが素晴らしい。
「お吸い物」は新生姜の豆腐に焼いた鰻、その上には鯉のぼりの五色の吹き流しを模したという、ウド、万願寺唐辛子、南瓜、茗荷、水前寺海苔と美しい椀でお出汁が美味いんですよ!
 さてこう並べると結構な数のお料理をいただいていますね。3時間を超える夕食ですが、見て美しく食べて美味しい料理に気さくな料理長と若女将のおもてなしによって客同士も和気あいあいと楽しいひと時を過ごしましたが、自分は飲み過ぎてしまったようで終盤はあまり記憶がありません。
 部屋に戻りふとんに入るとあっと言う間に眠りに誘われました。

■朝食
【梅湯】♫…妻は美味しいと絶賛
【三つ葉と焼き椎茸のお浸し】◎…何気に美味い
【新玉ねぎ】♫…甘い新玉ねぎを柚子胡椒でいただく。汁も美味し。
【朝の食事】…ご飯、味噌汁、鯖のへしこ、香の物
【鯖のへしこ】◎…美味しい!ご飯に合う!二日酔いでなければ…
【ご飯】◎…つやぴかで抜群の旨味をもったご飯
【いたどりと木の芽の味噌汁】…二日酔いにはいたどりの酸味はきつかった
【香の物】…二日酔いには塩分が強すぎた
【筑前煮】
【お揚げと白菜の煮浸し】◎…妻絶賛の煮浸しで一人でほとんどを食べる

 ご飯も美味しかったし鯖へしこも絶品だったのでお替わりをしたかったのだが、あいにくの二日酔いでお替わりできなかった。その分は妻はご飯三杯もお替わりをして食べていたし(驚)
 朝食は二日酔いで残念な思いだったが、部屋に戻ると珈琲を淹れてくれると若女将が言うのでお願いした。そしてその珈琲と菓子をいただくと…美味しかったぁ!珈琲のおかげで二日酔いも解消され元気も出てきました。
 
 美山荘。予約がなかなかとれないという宿ですが、2ヶ月ほど前に電話を入れたら丁度キャンセルが出たタイミングだったので幸運にも宿泊ができたわけです。テレビもないし携帯も3Gがやっと入るぐらいでしたが、一泊することで部屋からの新緑や清流に癒され、摘草料理の美と味に満足し、そして最上のホスピタリティによって心身を大いにリフレッシュすることができました。これはこういう山奥にまでやって来たからこそ体感できる贅沢なのでしょう。また来られる事を夢見て日々を過ごすことにしよう。

  • 摘草料理★2015/5
  • 【ハチクの筍、京都牛テール含め煮】★2015/5
  • 【あまご(天魚)】2015/5

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3位

つる幸 (北鉄金沢、金沢 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/05訪問 2015/05/26

加賀百万石の美食を堪能す!

 こちらは食べログ石川県総合ランキングでは長年に渡りTOPに君臨する料亭であり自分も長らく訪れることを夢見て憧れていました。だからこの金沢旅行で無事予約が取れた時は嬉しかったですね!ワクワクしながら訪問の夕刻を迎えました。
 香林坊のホテルから約1kmの道のりですが歩いて向かいました。途中「せせらぎ通り」という小川が脇を流れる路地をてくてくと歩いて行ったのですが、とても風情がある道で印象に残りました。途中にはいくつものお店がありどれも大変に風情があるのです。こういう街中では看板とかギラギラさせてアピールしがちな店が多いではないですか、しかし此処金沢ではそんなお店はなくその店構えからして絶対にこの店は美味しい料理を供する店だろうと思わせる佇まいを感じるのです。だから美食の街、金沢にはもっとゆっくり滞在して飛び込みでいろいろなお店に行ってみたいと思わせるだけの魅力があります。
 ちょっと早めについたので近くの公園に行ってみたら出会ったのがしばらくトップページにしていた「旅先で出会った猫」です。人間に媚びない姿が印象的だね。
 お店の店構えからしてこんな立派な料亭に観光客が来て良いのか?と思ってしまいますね。門をくぐるとお出迎えを受け奥の部屋に案内していただきました。日本料理のお店では最近はカウンターで食すことが多かったのですが、部屋で誰にも気兼ねすることなく料理をいただけるのも嬉しい事である。

予約時点で20,000円の夕食をお願いしていた。
【香煎茶】
【鯛の昆布〆】◎ キャビアが鯛で巻かれた昆布〆美味し。他には筍と花山椒
【ビール】♫ キリンラガーでこの日の移動で乾いた喉を潤す
【黄金蟹蒸しとふぐ白子】★ 黄金蟹も白子も最高!美味い!としか言葉が出ず
【八寸】★ 蟹味噌の茶碗蒸し・飯蛸煮・薩摩揚・笹寿司・マンゴー
【のど黒とアスパラ摺り流し】◎ やっぱのど黒は美味い!
【加賀鳶・純米吟醸】♫ 純米酒をお願いしたら加賀鳶を進めていただきました
【てっさ、能登の鮪、ガスエビ、イカ】★ すべてやばいくらい美味い
【鮎一夜干し、能登牛、ミョウガの餡】◎ 鮎と牛の不思議なコラボの創作料理
【加賀太胡瓜治部煮】◎ 胡瓜を器にしたとろみがかったスープ仕立てのような治部煮
【あらばしり・手取川】◎ すっきりと飲みやすい大吟醸
【蛍烏賊と帆立のとろろ】◎ 蛍烏賊も美味いよね〜
【鮑の炊き込みご飯】◎ くちこがついた鮑ご飯も汁も香の物も美味いわ!
【清見オレンジのゼリー、キウイ、ブラックチェリー、和菓子】◎
【抹茶】♫

 すべてのお料理に魅了され美味しくいただきました。その上でこれまで味わったことのない美味さと感激できる料理もたくさんあって大変良い金沢の夜になりました。
 貴重な黄金蟹白子、そして八寸の蟹味噌茶碗蒸しは感激の味で、凍らせた蟹味噌を溶かしながら食べる茶碗蒸しは超絶品!「美味ぁい!こんなの食べたことない〜」と思わず声が出た。八寸の笹寿司はハタハタの燻製だそうでこれも美味すぎ。続いてのど黒のお椀てっさのお造りと続き口福そのもの。お造りはやはり「てっさ」が一番で薬味なしでいただくのが好きだ。鮪や烏賊も普段口にする太平洋側とは一味違う美味しさであった。
 雰囲気も冒頭で記述したように二階の奥の「梅の間」で贅沢な気分で過ごすことができたし、大女将との楽しい会話なども印象に残っていて観光で金沢にやってきた私達に対してもおもてなしの心が伝わってきました。
 今度プライベートで金沢を訪れる機会はいつになるか想像できませんが、その時には外すことができませんね。できるならば夏秋冬の食をいただきたいものです。

  • 絶品!蟹味噌茶碗蒸し★2015/5
  • 【黄金蟹蒸しとふぐ白子】★2015/5
  • 【八寸】★2015/5

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4位

銀座おかもと (新橋、内幸町、銀座 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/01訪問 2016/02/07

銀座で「俺の」貸切

 新橋駅から近くにある「俺の」のビルの5階にある日本料理店で、いまや食べログの東京日本料理ランキングでは9位に位置している。またミシュラン2014においても2つ星に輝く日本料理店である。
 店内はゆったりした造りでカウンター8席にテーブル1卓4席である。カウンターに座ってしまえば落ち着いて過ごすことができる。眼前の大きなまな板が印象的なオープンキッチで店主岡本さんの仕事をよ〜く見ることが出来ます。

【前菜】◎
正月らしい金銀の器に水引も敷かれて供されました。
金の器は、鮑炊き炙り、琵琶湖のモロコ山椒煮、京都の堀川ごぼう、つる大根
銀の器は、数の子を酢漬け、黒豆炊き、烏賊、炙ったカラスミ、梅人参
上の器は、エノキと水煮とイクラのお浸し
鮑の柔らかさと滋味深さ、モロコやカラスミなども美味しくて、正月から日本料理を堪能できることは大変嬉しいです。

【香箱蟹】◎
【焼き鯖寿司の海苔巻き】♫
【ふぐ白子塩焼き、タラの芽とフキノトウの天ぷら】★

・出た!大好物香箱蟹!丁寧にほぐされて卵がたくさん!幸せです。さらにフグの白子の塩焼きは絶品!ふんわりして豊かなコクを堪能できるのに後味がさわやかで上品。塩味のアクセントが素晴らしいと思った。

【奈良萬】♫
・福島の夢心酒造のお酒です。

【関西風雑煮】★
・白味噌のお雑煮でなんとも上品な甘味とコクが素晴らしく美味しい!

【天然しまあじ刺身】◎
・長芋とセリと昆布を巻いて酢で食べる。食感と味が楽しめます。
・獺祭と合わせると特に美味しかった!

【獺祭】◎
・久々の獺祭。しまあじや越前ガニの美味しさを増長するようです。

【越前ガニ】★
・大きな越前ガニが手際よく捌き焼く前の状態を見せてもらいました。黄色い越前のタグがついています。
・少し炙って、足、腹、爪と供されます。足は左から右に箸を入れると綺麗に取れるとの指南で身を食べると…なんとも素晴らしい豊かな甘味とぶりぶりの食感に驚きです。
・蟹味噌もありえないほど美味い。クワイ煎餅といただきます。
・うーむ。これまで食べてきた蟹はなんだったんでしょう?という思いデス。

【辛味大根の蕎麦】♫
・コシのある蕎麦ですが大根が辛いこと!ちょっと辛すぎで口の中がビリビリになってしまったが、口直しとしては成功か…

【鱈の白子のスープ】★
・ぐつぐつに煮だった白子のスープのまぁ美味しいこと。中にはうどんかと思いきや蕪がきしめんのようにカットされています。鱈の白子はフグと比べるとねっとりして独特の臭みを自分は感じてしまうのだけどこういうふうにスープ仕立てにするとひたすら美味いのです。

■お食事【鯛と菜の花のご飯】◎
・菜の花ですから春ですね〜ご飯の炊き加減も良く美味しいです。赤出汁と香物ももちろん美味しくてご飯をお替わり。でもすぐにお腹いっぱいとなったので余ったご飯はお持ち帰り用に包んでいただきました。それを翌日の昼ごはんで美味しくいただきました。

【苺・小豆とヨーグルトシャーベット】♫
【生姜のわらび餅】♫

・苺に小豆とシャーベットが実によく調和して美味いですね。またわらび餅も生姜のアクセントがあるとイイですね。美味しいデザートでした。

 自分が★をつける感動的な料理は、ふぐの白子焼、雑煮、越前ガニ、鱈白子スープとたくさん堪能することができました。久々に初訪で満足できる日本料理店に出会うことが出来たから嬉しかったです。しかもこの口福な銀座での時間をなんと私達二人の貸切状態で過ごすことができましたからね。尚、その日は自分達の後の時間で団体さんの予約が入っているようでした。
 岡本さんは気さくに話をされる方で気持よく過ごすことが出来ましたし、丁寧にお見送りをいただき干支飴のお土産までいただきました。
 季節を変えて訪れたい日本料理店が一つ増えて嬉しく思います。ごちそうさまでした。

  • 越前ガニを堪能★2015/1
  • 【前菜】◎2015/1
  • 【香箱蟹】◎2015/1

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5位

赤坂 きた福 (赤坂、溜池山王、赤坂見附 / かに)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/09訪問 2015/09/23

すべての蟹を堪能したい!

 個室に板前さんがやってきて目の前で蟹を捌いて食べさせてもらえる料理店が赤坂にあると知った。これは行くしかないでしょ!場所は赤坂駅から近いが自分たちは赤坂見附駅からのアクセスとした。赤坂の繁華街を歩くのでそれほど遠くは感じない。
 お店は少し古いビルの7階だ。エレベーターを降りると趣あるエントランスがあり店内に入るとすぐの個室に案内された。こちらは3部屋の個室のみで大将がそれぞれの部屋で蟹を捌くわけだから予約の時間もきちんと指定される。6人ほど入れる部屋に自分たち夫婦二人で利用事になって実に贅沢である。部屋には蟹の絵が飾られ、座卓に埋め込まれたIHヒーター、部屋の隅には皿や調理道具なども用意されておりこれからの活き蟹料理が楽しみである。

【エビスビールとぶどうジュースで乾杯!】
【ウニと賀茂茄子のすり流し、鯛】◎
【穴子の飯蒸し】◎
【松茸とグジの鍋】◎
【飛切り|特別純米酒|岐阜】♫
【タラバガニが登場】!
【紙鍋に投入】
【氷水で締める】
【タラバ蟹・刺身】◎
【タラバ蟹・レアー】◎
【タラバ蟹・はさみ】◎
【タラバ蟹・ミディアム】★
【蒼空】◎
【タラバ蟹・うちこ、ふんどし、心臓】★
【タラバ蟹・胴体】◎
【羽釜のご飯】★
【新いくら】★
【食事】★
【いくらご飯】★
【無花果のコンポート】◎
【お茶と紫芋のお萩】◎

 乾杯の後は「ウニと茄子のすり流しに夏果鯛」の先付けが供され、共に適度の酸味が爽やかな味わいを呈しこれからの至福の蟹コースの始まりを予感させる。次は「穴子の飯蒸し」で自分と妻で器が使い分けられていますね!味も良く穴子は臭いと言いがちな妻も美味しくいただいたていた。続いては「松茸とグジ(甘鯛)の鍋」である。お出汁の味が良く松茸の香りと味わいが加味された汁でグジをいただくと口福そのものである。日本酒はメニューには掲載されていないが岐阜の特別純米「飛切り」や愛知の「醸し人九平次」もあるというので味わったことのない「飛切り」をお願いした。「醸し人九平次」のような切れ味はないがしんみりと美味しい特別純米酒である。そしてついにタラバ蟹が登場!大きいと感じたがタラバ蟹としては小さい方でノルウェー産の1.5キロとの事だ、二人用ならこのサイズになるらしい。料理人が見事な包丁さばきで手足はあっという間に紙鍋や氷水に投入され、気が付くとタラバ蟹は胴体だけになっていた。タラバ蟹は最初に刺身で供され昆布だしの味をつけてあるとの事でプリっとした食感でいただく、続いて少しだけ火を入れたレアーである。刺身よりは甘味が増した美味しさに海の風味も感じた。刺身は水で流すがレアーはそのまま炙るからのようだ。醤油で試したりもしたが基本そのまま食べたほうが美味しいと思う。続いてスダチとともにミディアム…こいつはさらに甘味が増して実に美味い!火を入れるほどに食感や味が変化するタラバ蟹の味わいを存分に感じ取れる。さらにうちこやふんどし・心臓など滅多に食べられない部分が実に美味しい。また蟹が脱皮する時に次の甲羅になるびろびろの部分が食べられる事とそれがまた美味しいことが分かった。当然に日本酒はどんどん進み『赤坂詠月』で出会った京都の『蒼空』が飲めるのでもちろん注文した。胴体の身がたくさん供されこんなに食べられるのかと思いきや二人であっという間に完食である。お食事は羽釜のご飯で炊かれていた、会津の氏郷というお米だそうだ。品種はコシヒカリ。このご飯…とっても美味しかったのでネットで確認すると「会津継承米氏郷」というブランド米のようだ。牛時雨煮にジャコの山椒和えに赤だしももちろん美味しいのだが新いくらをかけ放題のいくらご飯には感動した!自分はいくらご飯って正直苦手なんだけど余りの美味しさに苦手を克服してしまったらしい(笑)。甘味は「無花果のコンポート」に〆にお茶と「紫芋お萩」を食べて大満足のタラバ蟹コースとなりました。
 尚、ワインはたくさんの種類がメニューに用意されているがグラスでの提供はなくハーフボトルになることが残念に思うが、自分はまぁ日本酒だろうけど(笑)
 この日は早朝に調布を中心とした震度5を観測する地震があったのだが、自分は新幹線に影響が出てこの日上京する妻が面倒なことにならないように気にしていたのだが、お店では蟹の水槽やとくに電源に影響が出ていないかが気がかりだったそうだ、水温が上がると蟹は死んでしまうそうだ。双方とも何の影響もなくて良かったですね。また再訪して毛ガニやズワイガニも是非味わってみたいものです。

  • タラバ蟹登場!2015/9
  • 【タラバ蟹・ミディアム】★2015/9
  • 【タラバ蟹・うちこ、ふんどし、心臓】★2015/9

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6位

とく山 (広尾、乃木坂、六本木 / 日本料理、ふぐ)

3回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2018/11訪問 2018/12/04

【再訪3】せいこ蟹とふぐ中落ち美味し!

 3回目の訪問。今回はカウンターの端のちょっと妙なレイアウトの場所。今回も基本おまかせでコース仕立てでお願いした。

【YEBISUビールで乾杯!】
【帆立しんじょう】◎
【白和え】♫
【蒸し鮑 うに ジュレ掛け】◎
【いくら醤油漬け】◎
【穴子煮こごり】♫
【焼きはまぐり】◎ いしる醤油とゴマダレ
【ふぐ刺し】♫
【山本・純米吟醸】
【せいこ蟹醤油漬け】★
【飛露喜・特別純米】
【明鏡止水・辛純米】
【ふぐ中落ちと松茸焼き】★
【牛肉しぐれ煮ご飯】★
【栗羊羹とほうじ茶アイス】♫

 今回印象に残ったのは「せいこ蟹醤油漬け」でこれはもう堪りません!メスだからもちろん足の身は少しですが濃いめの醤油に漬けられた身は食べることに夢中になります。そして外子もしっかり漬けられてうま〜!さらにオレンジの内子ね!みそと一緒に最高です。続いては「ふぐの中落ち焼き」、骨までかじるように食べるともしかするとふぐ料理の中でこれが一番美味しいと思うしそれを松茸と一緒に食べるとさらに堪りません。「牛肉しぐれ煮のご飯」は実はもっといろいろ食べたかったのだけどどうしてか自分も妻もお腹いっぱいで早々に食事となった。だからお店ではそれほど食べられなかったのだけど折箱に詰めてもらって持ち帰り翌朝にいただいた。それが美味いのなんのって!ごちそうさまでした。
 再訪してみたいお店だった『とく山』に伺ってみた。今回はカウンターではなく一卓だけある席に。ここは大将とはあまり話ができないけど落ち着いて食べることができる。
 おまかせでお願いしたが、食材として牛ロース、焼はまぐり、鱧をお願いした。
【最初はビール!】
【お通し】♫
【蒸し鮑うにジュレ掛け】◎ 柔らかい鮑にうにジュレがさっぱりとして最高
【焼きはまぐり(いしる醤油とゴマダレ)】★ 香ばしさと旨味に悶絶
【越乃寒梅 無垢】♫
【順才】♫
【稚鮎】♫
【栄光富士・雄町】★ またお気に入り日本酒を発見!
【鰹・イサキ・鯵・フグブツ】◎
【牛ロース九条葱巻きタレ焼き】★ 柔らかい牛ロースと九条葱の旨味がドッキング
【からはし 純米吟醸酒】♫
【鱧しゃぶ】◎
【豊盃 純米吟醸】♫
【鱧の炊き込みご飯】◎
【デザート】♫

 なにげに頼んだ「焼きはまぐり」の旨味に悶絶した、いしる醤油の香ばしさはたまらなかったし、ゴマダレの旨味も悶絶級!、日本酒では山形県の富士酒造の栄光富士・雄町の純米大吟醸無濾過生原酒の美味しさには驚いた。オマチストの自分としては家飲みに確保したいと思う。「牛ロース九条葱巻きタレ焼き」も柔らかい牛ロースに九条葱、さらにタレの旨味が美味し!、「鱧しゃぶ」は鱧の骨からとったスープでさっぱり美味しく鱧をしゃぶしゃぶ!自分は鱧の湯引きなどよりは好きである。炊込み御飯は鱧にゴボウの甘味と適度なお焦げが美味しいんだなぁ。

 食べたい食材でコースアレンジしてくれて日本酒の品揃えも楽しいなんて…二回目の訪問もやっぱり大満足の『とく山』さんだった。
 西麻布の今となっては古めかしいビルの地下にお店はある。店内に入ると少し変わった形状のカウンターに座る。年季の入った雰囲気ゆえにとても過ごしやすくて新しいお店で感じられるよそよそしい気持ちはほとんど持つことなく温かい雰囲気がとても良いと思える。
 この日お店にやってきた客は年齢層が高くしかも常連さんといった印象だった。また自分の好きなものだけを少し食べてご飯を食べてすぐに帰る、そんな使い方をされていてとってもいいなと…そんな年のとり方がしたい。
 私達はおまかせでお願いしたが、ふぐ、鱧は食べたいとお願いした。そしてなんと自分の目の前に大きさと色艶からして素晴らしい松茸が置いてあることに気がついた…慌てて「松茸も食べたい!」とお願いした(笑)

【YEBISUビールで乾杯!】
【酢の物】♫
【カマスの蓮根蒸し】◎
【冬瓜・蒸し鮑・ウニ・干貝柱のジュレ】◎
【枝豆豆腐、もずく酢、はまぐり焼き】◎
【黒牛 純米吟醸】♫
【ウニ・鮪・イカ・イワシ】◎
【ふぐ刺し】◎
【鱧スープ松茸鍋】◎
【サワラと万願寺】◎
【牛そぼろご飯】◎
【水羊羹とイチジクアイス】◎

 料理はすべて美味しくて満足できるものであった。蓮根蒸しを食べるとやっぱり日本料理が一番と思うし、ウニと干貝柱のジュレでその思いが上乗せされる。そしてはまぐり汁焼きだったり枝豆豆腐も堪らなく美味しいのだ。
 お願いした「ふぐ」はふぐ刺しで登場!ふぐ刺しとしては厚めだが独特の食感と蛋白な味がたまらない。でも自分は「イワシ」の刺身も美味しいなぁと思うである。
 鱧の骨と昆布のスープ鍋が供されてスープだけ飲んでみると美味しい出汁です。そこに松茸を投入!その香りと味が加味されたスープの味変化を楽しむ。そしてを投入ししゃぶしゃぶというよりは少しだけ待ってからいただきます。美味しく鱧をいただけますね!自分としては鱧の湯引きより好きです。鱧と松茸が存分に楽しめました。も瑞々しさがありながらふっくらと美味しく焼かれています。
 ご飯は、じゃこ、鮭、松茸、牛そぼろから選べますが牛そぼろでお願いした。この土鍋で炊く牛そぼろご飯の食事が美味いんだなぁ!食べきれなかったご飯は折り箱でお土産にしてもらいました。
 甘味には水羊羹が供されたからこれは自分苦手でお腹もいっぱいだから食べられないだろうな…なんて思いながら食べ始めたらぺろりと平らげてしまったりして(笑)

 どの料理も美味しかったしまた再訪しても食べたいものばかりでした。そしてお会計でびっくり!鱧・ふぐ・松茸とお腹いっぱい食べたのに二人三万円でお釣りが来ましたから素晴らしきコストパフォマンス。
 そしてお見送りをいただいて帰宅の途につきました。こりゃぁ再訪するしかありませんね。ごちそうさまでした。

  • 【せいこ蟹醤油漬け】★2018/11
  • 【ふぐ中落ちと松茸焼き】★2018/11
  • 【牛肉しぐれ煮ご飯】★2018/11

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7位

日本料理 太月 (表参道、明治神宮前、渋谷 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2015/04訪問 2015/04/26

春は苦味を楽しむのが醍醐味

 最近口コミ急増中の日本料理店でマイレビュアーさんも次々と行かれていて高い評価なので気になっていたのである。週末の夜に予約がとれて早速行ってきました。
 久しぶりにやって来た表参道駅。途中で珈琲豆を購入し、表参道駅からは歩いて数分の好立地にあるビルの地下にお店はあります。
 店内は白木カウンターの上品かつ綺麗な空間で無駄がなく居心地のよいお店になっています。主人の望月秀雄さんも初めて来店した私達にも気軽に話しかけてこられるので変な緊張感からも開放されて料理が楽しめるのは嬉しく思います。

■15,000円のコース(4月上旬)
【YEBISUビールとみかんジュース】 今宵も乾杯してスタート!
【とり貝】♫ 食べると旨味の奥に海の香りも感じます。
【前菜】♫ 山菜の土佐酢和えの鰹だしが効いた旨味が印象的だ。
【宗玄 特別純米純粋無垢】
【鯛の桜蒸し椀】★ 素晴らしく美味しいお出しに大分県の鯛の桜蒸しのお椀
【お造り・イサキと車海老】♫ 海老は油で揚げてあり甘さが感じられる
【焼物・太刀魚】◎ 太刀魚は香ばしく塩気が効いて美味しい
【隆 備前雄町 無濾過生原酒】◎ ちょい辛口が美味しくやっぱり雄町が好きである
【炊き合せ】◎ 鶏がらで炊いた新じゃがいもや芽キャベツが美味しい
【ふぐひれ酒】♫ 上品なふぐひれ酒は美味しいがもっと香ばしくても良いな
【筍の炭焼き】♫ 京都の筍をゆがかないで炭焼きにしてあり甘みが美味しい
【たらの芽と稚鮎の竜田揚げ】◎ 白玉粉の竜田揚げ、稚鮎の苦味が素敵!
【蛍烏賊とフキノトウの炊込み御飯】★ この炊込み御飯は春らしく最高っす!
【お食事】◎ 何杯もお替わりができそうです!
【デザート】◎ わらび餅、日向夏と白ワインゼリー、酒粕アイスでさっぱり

 お出しの味わいが素晴らしい事が印象に残る。前菜の「山菜の土佐酢和え」、「鯛のお椀」、「炊き合せ」などで食材の旨味を類まれな出汁の味で一層増しているのだ。特に【鯛の桜蒸し椀】の美味しさはこれまでいただいたお椀の中でもトップクラスであろう。筍は昨年も『星野』でいただいたがこちらで供された筍のほうが美味しくいただけたように思う。白玉粉でもっちりと揚げられた稚鮎も美味しかったし、「蛍烏賊とフキノトウの炊き込みご飯」も抜群に美味しかった。蛍烏賊の甘苦さにフキノトウの苦味とご飯が織りなす旨味が素晴らしく三杯もお替わりをしてしまった。さらに自分で抑制しないといくらでもお替わりしそうだ。電車に乗って家に帰るというイベントがあるから我慢しないとね…
 大変に満足ができる日本料理がいただけました。春の日本料理は他の季節に比べると物足りなさを感じることが多々あるのだけど、いただいたコース内容はとても良かったと思うし、春は苦味を楽しむのが醍醐味ということがよくわかりました。
 季節ごとに伺ってみたいお店の一つになりました。ごちそうさまでした。

  • 【蛍烏賊とフキノトウの炊込み御飯】★ 2015/4
  • 【とり貝】♫2015/4
  • 【前菜】♫2015/4

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8位

豪龍久保 (乃木坂、表参道、外苑前 / 日本料理、そば)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/10訪問 2015/11/07

日本料理とワインを合わせてみたくなった

 最近の食べログの日本料理店の口コミを見ているとどうしても行ってみたい衝動にかられる魅力的なお店に思えた。思ったなら早速予約して行ってみた。お店は西麻布とはいえひっそりとした雰囲気の裏路地にあるビルの地下にある。ビルの外観とは裏腹に店内に入ると木のぬくもりと凛とした雰囲気を併せ持つカウンター席に着席。シンプルで明るい空間からワクワク感が高まる。
 今回お願いしたのは、15,000円のコースだ。

【ビールと香檳烏龍茶で乾杯!】
・香檳(シャンピン)烏龍茶という台湾のお茶らしく紅茶のような味わいに妻が驚き美味しいと呟いていた。そうしたら自分にも味見用にお猪口に一杯を用意してくれるサービスが嬉しい。
【胡麻豆腐】♫
・純白でプルプルだけど粘度の高い胡麻豆腐が印象的だった。
【ずわい蟹の茶碗蒸し】◎
・ズワイガニと汁の味わいがお見事デス!
【ユリイモと天然トラフグと舞茸の揚げ物】◎
・パリパリに揚がっており素晴らしく美味しい
【御湖鶴|純米吟醸 くろ】◎
・長野県の菱友醸造の純米吟醸だが、芳香感が強く華やかな旨味が広がる酒である。
【カラスミとヌカゴの飯蒸し】♫
・自分としてはいまいちカラスミの味がよくわからなかった。妻は美味しかったと言っていたからそろそろ酔も回ってきたか。
【京都小かぶのお椀】★
・昆布出汁で炊くというお椀は絶品。小かぶにはすぅっと箸が入りお出汁とかぶの旨味が見事に調和していて感動。かぶの料理ではこれまでで一番だろう。
【義侠「純米」侶(ともがら)】♫
・愛知県の義侠山忠本家酒造の純米酒。香りよく上品な甘味が感じられる。
・グラスでいただけるのも嬉しい。
【淡路の由良の鯛】◎
・鯛のお造りはねっとり上質な旨味が味わえる。またワカメと思って食べたらシャキシャキした食感なのでビックリ。聞いてみると加賀野菜の金時草だという。面白い。
【千葉のカマス】★
・炭火焼きで香ばしい!やっぱり炭火で香ばしく焼かれた皮が抜群に美味いのだ!
【豊盃】◎
・青森県の三浦酒造のチャレンジタンクといってレアなお酒らしい。豊81で「ほうはい」と読ませる。少し酸味を感じるが味わい深く美味しい日本酒である。
【大根の糠味噌田楽】◎
・これもカブと同様に見事に箸が入り美味いのである。柚子の千切りもアクセント。
【食事・いくらご飯】♫
・お出汁で炊いたご飯だそうだ。最近いくら好きになったので美味しくいただく。
【十割手打蕎麦】♫
・手打ちの十割蕎麦らしくコシがある、汁はあっさり感があるが美味しい蕎麦だ。
【水菓子】♫
・長野パープルという巨峰の一種にラ・フランスのコンポートのジュレがかかっている

 大将の話を聞いていると同じ食材でも季節ごとに最適な産地を目利きしそれを料理に上手に引き出していると感じた。また椀料理のかぶと出汁は秀逸でカマスの炭火焼きも素晴らしい加減だった。日本酒のメニューをみてもたくさんの揃えがあり自分が飲んだことのないお酒から選んでみたがどれも美味しかったし、さらに圧巻なのはワインの取り揃えのようで見開きのメニューに多様なリストが掲載されている。自分は日本料理には日本酒だと思っているからワインを合わせた事はまだないが、他の方とのワイン談義を聞いているとワインにもとても精通しているようで、今度は大将にお任せして料理に合わせたワインをチョイスしてもらうのも楽しいかもと思っている。

  • 【京都小かぶのお椀】★2015/10
  • 【千葉のカマス】★2015/10
  • 【ユリイモと天然トラフグと舞茸の揚げ物】◎2015/10

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9位

蔵六鮨 三七味 (広尾 / 寿司、海鮮、日本料理)

2回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2016/12訪問 2017/01/09

【再訪2】クリスマスは鮨がいい

 クリスマスの時期に再訪。この時期のディナーは和食を食べるに限る。今回も大将に握っていただき軽快なトークとともに楽しくいただくことができました。

【ビールと緑茶で乾杯!】
【本鮪煮付けとセリ、つま】♫
【ヒラメの塩締め】♫
【氷見のブリ】◎…ブリは山葵醤油で
【桜海老】◎…カリ・サクの軽い食感がビールに合う!
【鮟肝】★…たまらず日本酒をお願いした
【白子塩焼き】◎…ふわとろうまし
【日高見】♫…純米の辛口とリクエストしたら宮城の日高見だった
【帆立・海苔】♫
【本ミル貝】◎…本ミル貝は貴重だな〜コリコリして甘味も素晴らしい!
【丹沢山|川西屋酒造店】◎…神奈川の酒でピリッとした飲みくちが好み
【大間の中トロ漬け】★…スジが噛むほどに美味くてたまらん!
【ワカサギ】◎…北海道根室のワカサギ
【越前ガニ】◎…蟹の身、味噌、内子など混ざって美味し
【五橋|酒井酒造】★…酸味が効いていてこれが鮨にあう!
・ここから握り
【コハダ】♫
【白海老昆布〆】◎
【イカ】♫
【中トロ】♫
【玉】♫
【漬け】♫
【いくら】♫
【アカハタ漬】♫
【ウニ】◎
【ブリ大根】★…美味!
【アナゴ】◎
【とろたく】♫
【トマト】♫
【しじみ汁】♫
【海老】♫

 鮟肝や白子、本ミル貝に中とろ漬にワカサギ、越前がにと美味しかったぁ!日本酒も丹沢山に特に山口の酒の五橋が酸味を感じるのだけど握りにも合って美味しくいただけた。それとぶり大根が最高に美味しくて驚いた。
 やはりクリスマスシーズンは鮨がいい。前回は夏で今回は冬だから次は秋だろうか…シーズンを変えてまた再訪してみたい広尾の鮨店である。
 突然に休日の夕食に鮨が食べたくなって食べログで検索してみた。そして出現したのが広尾にあるこちらの鮨店で『蔵六鮨 三七味』。いまでも名前が覚えられないのだが「ぞうろくずし みなみ」というようだ。3.91★という微妙なレイティングだ。
 前日に予約をすると無事予約が取れたので嬉しい半面、こんな簡単に予約がとれて大丈夫かいな?という不安も半分という感覚だった。
 広尾駅からは徒歩で数分のビルの二階にあります。扉を開けると威勢のよい声で出迎えてくれます。カウンターは9席で過ごしやすく大将との距離感も適度で会話もスムーズにできるような造りです。
 おまかせで酒肴からお願いしました。

【まずはビール!】…妻はお茶、自分はビールでスタート!
【こんにゃくといんげん】♫
【甘鯛の昆布締め】♫
【のど黒】◎…おぉ!のど黒が広尾で食べられましたよ!トロケルなぁ
【佐渡沖の大トロ漬】◎
【ウニ】◎…紫雲丹と馬糞雲丹で美味し!
【勝駒|清都酒造場|富山県】◎…魚に合って美味い酒
【鰯と鯵】◎…脂が乗って旨ぇ!
【閖上の赤貝】◎…やっぱ赤貝は閖上だね
【シャコと蛸】◎…炊いてあるからか燻製のような味わいがイイ!
【車坂|吉村秀雄商店|和歌山県】◎…魚に合うのだな〜美味し!
【蟹の酢の物】♫…ほどよい口直し
【あん肝】◎…ここであん肝か!上には奈良漬けが。さっそくお酒を追加。
【墨廼江|墨廼江酒造|石巻市】◎…辛口であん肝ともマッチするね
【徳島の若鮎】◎…稚鮎よりも若鮎のほうが食べごたえがあって好きだな!
【白イカ】♫…烏賊には日本酒を頼みたかったがお茶をお願いした。
【玉】♫…玉には海老のすり身も入って美味。

ここから握ってもらいました。
【しんこ】♫
【コハダ】♫
【イカ】♫
【大トロ漬】◎
【水茄子】
【白海老昆布〆】◎
【しじみ汁】♫
【いくら】♫
【甘鯛の昆布〆】◎
【ミル貝】♫
【のど黒】◎
【穴子】♫
【車海老】♫
【とろたく】♫


 酒肴はどれもこれも大変美味しかったし、日本酒も大将に純米酒とだけお願いすると、富山の勝駒、和歌山の車坂、石巻の墨廼江など美味しいお酒に巡りあわせていただきました。5月に金沢の鮨店で食べたのど黒には感動しましたが、6月にもまさか広尾でいただけるとは思わなかったのでのど黒が登場した時には嬉しかったですね。他にはウニ、あん肝、若鮎とその美味しさを日本酒とともに堪能できました。
 握りは小ぶりな事もあっていろいろいただけました。煮切りが塗ってありますが軽い味なので普段握りには醤油をつけない自分にも美味しくいただけました。昆布〆が特に良かったです。
 威勢のよい大将は私達にも気さくに話しかけてこられるので変な緊張感を感じることもなく過ごしやすかったと思います。
 再訪したい鮨店です。銀座に鮨食いに行くなら断然広尾に来ちゃうだろうね。

  • 【大間の中トロ漬け】★2016/12
  • 【ブリ大根】★2016/12
  • 【鮟肝】★2016/12

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10位

日本料理 e. (大町西公園、青葉通一番町、広瀬通 / 日本料理)

3回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999

2020/07訪問 2020/08/17

【再訪4】コロナストレスを晴らす日本料理

 早くも前回からまだ二ヶ月だけど今回は義母をお連れしてのランチに訪問。二階の個室は道路の反対側の緑水庵の木々の緑が窓から色濃く見える雰囲気も良い部屋です。

【南瓜のすり流し】♫
【海老真丈湯葉巻き天ぷら】♫
【冬瓜饅頭のお吸い物】♫
【真子鰈・真鯛】♫
【太刀魚塩焼き】♫
【じゅんさいともずく】◎
【鴨のロース煮】♫
【大根飯】♫
【食事】♫
【ヨーグルトアイスと果実】♫

 この日は運転もする必要があるのでお酒を飲まなかったのだがその影響もあるのだろうか?これは美味しいと思える料理が少なかった感想。その中では「太刀魚焼き」や「じゅんさいもずく」が美味しかったのだけど、太刀魚焼きが少々冷めていたしお椀や天ぷらもそう思えたのが惜しいところ。まぁそれでも義母は喜んで美味しくいただいていたようなのでお連れしてよかったと思います。
4年ぶりに伺ってみた。入り口にはテイクアウトできる状態になった弁当が手提げ袋に入って並んでいる。コロナ禍の中いろいろ頑張っているようです。今回は初めて二階に案内されました。カウンター形式の二人〜三人用の個室でしっぽり落ち着くしコロナウィルス対策も密じゃないのでバッチリです。

【恵比寿ビールと冷たい緑茶で乾杯!】
【シマエビとアスパラのフリット】◎ 香り良く爽やかな美味しさの先付け
【蛤の茶碗蒸し】◎ 呉汁と茶碗蒸しが美味いなぁ
【山形正宗 純米|水戸部酒造】♫
【筍真丈のお椀】♫
【真子鰈と石鯛】♫ 石巻で捕れたお造り
【水蛸の揚出し】◎
【純米大吟醸 萩の鶴|萩野酒造】♫
【イサキの利休焼き】♫
【鴨の治部煮】◎ 
【油揚げとちりめんじゃこのご飯】◎
【ヨーグルトアイスと果物】♫

 この日は昼のおまかせコース料理で、特段の感動的・印象的な料理が出てきたわけではありませんがどの料理もそつなく美味しいし、仙台におけるコロナ禍が一段落した際にこの空間でこの料理を食べることができた事は嬉しい限り!やはり外食の楽しさによってコロナストレスの鬱憤を晴らすことができるのです。
 再訪は昼となった。改めて昼に外観を見るとおよそ日本料理店とは思えない。洋館の佇まいに入口扉、白壁に日本料理e.とだけある。まぁ店主の修行先の広尾の『分とく山』もモダンな外観だからね。
 この日の昼の部のおまかせコース料理4,500円の献立は次の内容だ。
■先付け
【土佐酢ジュレ掛け】♫
【フォアグラの茶碗蒸し】◎
■吸物【白魚真蒸】◎
■造り【平目 縞鯵】♫
■焼物【本鱒の塩焼き】♫
■炊合せ【若竹煮】◎
■強肴【宮城野ポークのロースト】♫
■食事【鰆の唐揚げの土鍋ご飯】◎
■甘味【ヨーグルトアイス、金柑蜜煮、水菓子】◎

 先付けの「土佐酢ジュレ掛け」は少し酸味が強いが北寄貝の旨味が際立っていた。二品目は「フォアグラの茶碗蒸し」で青海苔の風味とフォアグラ、海老のコラボが絶妙に美味い一品だった。
 吸物の「白魚真蒸」はほのかな出汁感と春らしさを感じた。
 造りは平目と縞鯵だが縞鯵の旨味が印象に残った。日本酒飲みたい気分。
 焼物は本鱒だったがもう少しパリッとなるように仕上げた方が良かっただろうか、前回の「鰆の塩焼き」があまりにも美味しかった印象があったからね…菜の花の付け合せは美味しかった。
 若竹煮も実に美味しくて…これと白飯で朝食が食べられたら幸せだろうなぁ…
 ポークを柚子胡椒で食べるのは美味しい。
 「鰆の唐揚げの土鍋ご飯」はポークでもうお腹いっぱいだった上に鰆の唐揚げのご飯だったので食べられるかと思いきや、実に美味しい混ぜご飯に仕上がっていてもちろんお替わりを…お替わりのお焦げも嬉しい。
 甘味では「金柑蜜煮」の旨味が印象に残った。

 昼の部は少し時間を要するけどゆっくりと過ごすことができたし、4,500円のコースとしては満足できる内容だった。でも夜の部で和洋折衷でいただくコースのほうがいろいろと楽しめると思う。次は夜の部で伺ってみたい。

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'15/10/24 ('15/10 訪問)3.51
和洋折衷で楽しむ日本料理
夜★★★★ 4.2 ( 料理・味4.2 | サービス 4.0 | 雰囲気 4.2 | CP 4.2 )
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 ついに待望の日本料理店が杜の都に登場したと言えよう。お店は片平で青葉通からの裏路地に白い壁に洋風の扉が斬新なその名も『日本料理e.』
 店内はカウンター席と半個室が二部屋あり、明るく綺麗でそれでいて日本料理店らしい凛とした雰囲気にモダンでスタイリッシュさも感じられる。都内なら『晴山』と『太月』を合わせたようなものである。
 夜の部は、10,500円のおまかせコースのみで完全予約制となっている。

【YEBISUビールと烏龍茶で乾杯!】
【ズワイガニとセリの酢の物】◎
・仙臺のセリにズワイガニと茗荷が出汁とあいまってバッチリ美味しい!この先付けで自分たちとこの店の料理の相性が良いことがわかるってものです。
【煮穴子の飯蒸し】♫
・少し甘い味付けであるがもち米が美味しい。
【松茸とアカハタの土瓶蒸し】★
・いい味です!岩手県産松茸とアカハタの旨味がしっかりと味わえ、これまでいただいた土瓶蒸しの中でもトップクラスである。
【墨廼江・冷やおろし】♫
【ヒラメ、シマアジ、赤貝】♫
【鰆の塩焼き】★
・鰆の絶妙な火入れに驚いた!身の柔らかさ瑞々しさ香ばしさ塩加減が堪らない。ブロッコリーや蓮根は和風だしが染みこんでおり、マリーゴールドの香りとともに和洋折衷の面白さが皿の上で味わえる。
【伊達セブン・純米大吟醸】♫
・宮城県の7つの蔵元が日本酒の可能性に挑戦するために立ち上げたプロジェクトが「DATE SEVEN(伊達セブン)」との事だ。「勝山」「墨廼江」「伯楽星」「山和」「萩の鶴」「宮寒梅」「黄金澤」だから凄いね!香りよく美味しい酒でした。
【炊き合せ】♫
・カブ、春菊、白菜、薄揚げを入れた煮浸し風の炊き合せ。これも好きな味です。
【柿とオカヒジキの白和え】◎
・箸休めの白和え、胡麻の風味も良いし何より柿の美味しさが際立っている。
【フォアグラ】◎
・登場したら素晴らしくいい香りがしたのでフォアグラ!と言ってしまった。おろしポン酢でいただくのもイイね!
【グラスワイン・赤】
・ドイツのピノ・ノワールとの事だったが酸味が強くて自分には合わない…
【シャラン鴨のロースト】★
・続いて登場したのはシャラン鴨のローストで柚子胡椒といただく。もはやフレンチを食べに来た気分である。この火入れも柚子胡椒との相性も抜群である。
【はらこ飯】◎
【お食事】◎

・いくらを乗せたはらこ飯も食べられて嬉しいね。あまったご飯はおにぎりにしてお土産にしてもらえます。
【きな粉のムースとみかんとマスカット】♫
【ヨーグルトとフロマージュブランのアイスクリーム】◎

・水菓子の後にアイスクリームが来たのでコーヒーも来るかと思ったらほうじ茶でしたね。

 千葉宏嘉氏は優しい声で腰の低い対応をされるが、『分とく山』で6年、『ナクレ』でも学んでから独立開業したという異色の経歴を持つ。それがこの和洋折衷のコースに違和感なく取り込まれているのだろう。これが季節を変えてどのように楽しめるのか、これからも目が離せない。

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