新時代のマニアックな中華街!西川口チャイナタウンまとめ9選

新時代のマニアックな中華街!西川口チャイナタウンまとめ9選

「NK流」などと呼ばれ歓楽街として隆盛を極めた西川口(埼玉県川口市)ですが、摘発により衰退した後は多数の中国人が流入して一大チャイナタウンを形成しつつあります。観光地化した横浜中華街の上品な料理と異なり、中国人コミュニティ向けの西川口では日本人への配慮無しの現地味。マニアな人には天国となっています。

キーワード
B級グルメ
肉料理
テイクアウト

記事作成日:2016/10/26

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西川口の絶品現地中華をジャンルごとにご紹介!

西川口の美味しい中華料理店を(四川料理、東北料理などの)ジャンルごとにまとめてみました。
全て筆者が実際に訪れて料理の美味しさを確認済みです。
とはいえ日本人向けのアレンジが無い「現地味」の中華のため日本人には激しく好みが分かれます。
現地仕様のマニアックな中華料理を好む方には天国ではないでしょうか。

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上海の屋台の味!

店名の「外灘(わいたん)」とは中国上海市中心部の黄浦区にある上海随一の観光エリア。上海の味付けで点心やおつまみ類を楽しめるお店です。
テイクアウトメインのお店ですが小さなテーブル席でイートインも可能、この日の先客は全員中国人でした。

「生煎包(焼き小籠包、6個690円)」や「糯米焼麦(もち焼売、6個660円)」などの点心を肴にビールを流し込むと…至福!
「豆腐脳(豆腐花)」も自家製(自家製のお店は珍しいそう)で、店先の冷蔵庫からパックに入った「鸡胗(砂肝、570円)」を取り出して肴にしてもまた良し。
こういう大衆中華の名店が駅のすぐ近くにあるのも西川口の魅力でしょう。

山東料理…ではなく「孔子の子孫」の日式中華

「中国山東料理」と看板に掲げますが、残念ながら山東料理は扱っていませんでした。
西川口の老舗中華料理店で、孔子の72代目の子孫を自称する店主(山東省出身、齢80超え)が腕を奮う日式オリジナル中華。

「煎人焼売」は「川口B級グルメ大会2010」で優勝した一品とのこと。
現地味の山東料理を求めると期待外れでしたが、食べログのスコア3.50以上(2016年10月現在)で行列が出来ることもある人気店です。

軽やかな麻辣味(マーラーウェイ)の四川料理

四川省出身で数々の料理コンテストでも優勝しているという店主が、軽やかに麻と辣を感じられる美味しい四川料理を作り上げます。
店内にはメダルを何個もぶら下げる店主の写真が飾ってあって「中国人らしさ」のようなものも感じられました。

特に素晴らしかったのが「四川水煮肉片(豚肉と野菜四川風煮込み、780円)」で辣油をそのままゴクゴク飲めてしまうほど軽やか!
最初は日本人向けにパクチーが乗っていなかったのですが、リクエストすれば現地仕様で出してくれました。

居酒屋で味わえる本格「福建料理」

店名からも外観からも場末の居酒屋にしか思えなかったのですがここは西川口。メニューに本格的な福建料理が並んでいて驚愕しました。
糸のように超細いビーフンを海鮮食材と炒めた「炒米线(1,000円)」、岩海苔が入って磯の香りが強い揚げチヂミのような「海蛎饼(1個300円)」、同じく岩海苔の香りと酸味を感じるスープ「番薯丸(1,000円)」など、沿岸部に位置する福建省だけあって海を感じるような料理が多かったです。

中国東北料理の鍋とモツ

西川口の現地中華の中でもトップクラスの名店と思うお店です。
他店ではメニューにすらない、中国東北地方の農家で作られるような超ローカルな鍋がメニューにズラリ。お店のテーブル中央に巨大な鉄鍋が嵌め込まれていて女性スタッフがそこで鍋を作ってくれます。

使う食材は豚骨、甘くない冷凍トウモロコシなど安っぽいものが多いのですが組み合わせの妙で美味しい鍋に昇華!
東北の寒くて貧しい地域でも美味しい料理を作ろうという、先人の創意工夫のようなものを感じられます。

そして鍋だけでなく中華風に醤油で煮込んだモツ料理も秀逸!
レジ横のショーケースには豚足や豚の耳が塊のままゴロッと並んでいました。人によってはグロい光景かも知れませんが、塊のまま調理されたミミガーのプルプル感やネットリ感はもう別次元。

シルクロード新疆料理

店名の「火焔山」とは新疆ウイグル自治区の天山山脈付近にある丘陵。
本場の新疆のシェフが作り出す現地の料理を楽しめます。イスラム教徒の多い新疆ウイグル自治区の料理だけあって、中華料理でありながら豚は一切使用せず羊、牛、鶏がメイン。
「爆炒羊舌(ラムタンの強火炒め、980円)」は珍しい仔羊のタンを使っていますが下手な牛タンより美味しい。

「过油肉拌面(油かけ肉入り混ぜ麺 手打ち、1,280円)」、新疆ウイグル自治区で日本人に人気の伝統料理「ラグメン」です。
うどんのような見た目で、讃岐うどんより硬めの食感、1本が日本のうどんより長いです。
ソースは羊肉、タマネギ、ピーマン、パプリカ、トマトなどを炒め煮。トマトの酸味と旨味を強く感じるのでパスタのようにも思える味わい。

烤羊腿(羊の焼肉)の最高峰!

池袋の「聚福楼」、湯島の「喜羊門」、新大久保の「東北烤羊腿」など都内にも専門店が増えてきた烤羊腿(中国東北式の羊焼肉)。
羊の前足、後足、スペアリブなどを豪快にカットして炭火で焼き上げ、唐辛子とクミンを付けて貪ります。
1皿3,800円~4,800円となかなかのお値段なのですが、ライオンかトラの餌のような凄い量が出てくるのでコストパフォーマンスは秀逸。人数を集めてシェアするのが吉でしょう。

「干炸小黄鱼(イシモチのから揚げ、680円)」も隠れたオススメ品!
羊肉のクオリティは都内のどの烤羊腿専門店でも及ばないレベルの高さで、羊好きであればわざわざ西川口まで足を運ぶ価値あります。

武漢発「鸭脖」チェーン日本上陸!?

中国本土ではファストフードの1つとして定番化しているという「鸭脖」。
「周黑鸭」は武漢発の鸭脖チェーン大手で中国では400店舗も展開しているそう。そして西川口のこちらが日本1号店らしいです。

鸭脖とは鴨(おそらく家鴨)の首肉、焼鳥で言えばネックの部分を骨ごと麻辣で煮込んでブツ切りにしたものです。ビニール手袋をはめて手掴みで骨からこそげ取って食べていきます。
店名の通り黒くなるまで煮込まれており、味が濃いうえに辣(唐辛子の辛さ)が凄まじくて汗が噴き出てきます。
しかし中毒的な美味しさがあって、この辛さに耐えられる人にとっては至高のジャンクフード!

首以外に頭、舌、手羽先、鎖骨、足(モミジ)、砂肝、ハツ、レバー、ミノ、腸など様々な部位を取り扱います。
店内でイートインしていたお客さんたち(もちろん全員中国人)は麻辣火鍋と一緒に楽しんでいました。

テイクアウト専門の「鸭脖」

川口の本店と異なりテイクアウト専門ですが、こちらも「鸭脖」の専門店。
メニューは中国語オンリー、スタッフも日本語の出来ない中国人だったのでジェスチャーで注文、中国語が分からなくても何とかなるものです。

「周黑鸭」の真っ黒な鸭脖に比べると赤い見た目で花椒のような香りが凄まじいです。辣より麻の強い味付けかも知れません。
ジャーキーのような乾いた食感の周黑鸭に比べるとシットリ食感。同じ鸭脖でもお店によって印象が全然違います。
日本ではまだまだマイナーな鸭脖の食べ比べを楽しめてしまうのも西川口ならではでしょう。

ガチの中華街!西川口!!

メニュー表記に日本語が無かったり、他のお客さん全員が中国人だったりとアウェー感の強いお店が多いですが、その美味しさは「本物」。横浜中華街の初心者向け料理では満足できない身体になった中~上級者の方には是非お試し頂きたい新時代の中華街です。

※本記事は、2016/10/26に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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