【あべの・天王寺】醤油の香るラーメン

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】醤油の香るラーメン

鶏ガラをベースに、濃口醤油がによる「かえし」で味を調えたスープの「醤油ラーメン」は、日本のラーメンの原点でもあり、最もスタンダードなラーメンです。あべの・天王寺周辺で、美味しい醤油ラーメンを集めてみました。芳しい醤油の香りに溺れてみませんか?

更新日:2024/03/11 (2018/11/04作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる2090の口コミを参考にまとめました。

香ばしい薫りが食欲をそそる

 鶏ガラをベースに、濃口醤油がによる「かえし」で味を調えたスープの「醤油ラーメン」は、日本のラーメンの原点でもあり、最もスタンダードなラーメンです。醤油の香ばしい匂いが漂うスープと、小麦の香りを残す麺との邂逅こそ醤油ラーメンの醍醐味ではないでしょうか。
 あべの・天王寺周辺で、美味しい醤油ラーメンを集めてみました。芳しい醤油の香りに溺れてみませんか?

麺屋 和人 天王寺北口本店

麺屋 和人 天王寺北口本店

 JR・天王寺駅の北口を出て、阪和線の線路沿いの路地を東方向に少し歩いたところあるお店です。
 明るくクリーンな店内はカウンター席のみの12席。入口のすぐ左に小さめの券売機があり、ここで食券を購入する方式です。

醤油の香る美味しいラーメン

麺屋 和人 天王寺北口本店

 「匠BLACK」(900円)は、漆黒の深い器に油分がキラキラと輝くスープが満たされ、ネギ、煮玉子、シナチク、海苔、レア叉焼が並んでいます。器が黒いのでスープの黒さが強調されています。
 スープを啜ると、いきなり醤油のコクとベースの旨味が広がってきます。スープのベースは魚介。醤油を立たせつつも、魚介の旨みを活かした仕上がりです。

麺屋 和人 天王寺北口本店

 麺は多加水の中細ストレート麺。艶やかで滑らかな歯触りで、ほどよいコシと歯切れの良さがあり実に上質。具材は低温調理のレアチャーシュー。他に半身の半熟味玉、シナチク、そして大量のネギが刻まれています。
 引き出しに収納されている各種調味料で味変しながら食べるのも楽しいですね。

中華そば 麺屋7.5Hz 東住吉店

中華そば 麺屋7.5Hz 東住吉店

 地下鉄谷町線・田辺駅から目の前の通りを北にすぐのところにあるラーメン店です。ここは大阪独特の高井田系ラーメンを広く全国に名を知らしめた「麺屋7.5Hz」の支店です。
 店内は実に狭く、カウンター席が7席あるのみ。男女2人だけで切り盛りされています。

時々無性に食べたくなる地域限定のラーメン

中華そば 麺屋7.5Hz 東住吉店

 デフォルトの「中華そば」(530円)は、出汁の旨みより醤油ダレの旨みを前面に出したスープで、醤油のほのかな酸味が感じられてキレがある。
 トッピングは叉焼、シナチク、そしてざく切りされた青ネギです。叉焼は醤油が染みこんだ濃厚な味わい。シナチクもしっかりした味付けでポリポリと歯切れいい。

中華そば 麺屋7.5Hz 東住吉店

醤油の真っ黒いスープに泳ぐ極太ストレート麺は、もっちりした食感で饂飩のよう。適度なコシを持ち、特徴的なスープに負けないほどの存在感を主張しています。
 ざく切りの青葱はシャキシャキしていて、麺のモチモチとの微妙なハーモニーが楽しいですね。
 卓上にある胡椒を回し掛けて味変すると、スープが引き締まってさらに美味しくなります。

麺屋わっしょい

麺屋わっしょい

 JR大阪環状線・寺田町駅の北口を出て、国道25号線を東に進んですぐのところにある人気のラーメン店です。
 店内は壁に面したカウンター席12席と、4人掛けのテーブル席3卓とがあり、それに加えて2階にも席があるそうだが、ここは60回以上利用しているブラック会員のみの特別席とのこと。

「男の黒ラーメン」をノーマルで

麺屋わっしょい

 基本中の基本「男の黒ラーメン」(680円)は、白いお鉢には 黒っぽいスープの中に太めの麺が横たわり、シナチク、豚バラ肉、煮玉子、細ネギが浮かんでいます。
 スープは鰹節・昆布・煮干等の魚介系と鶏ガラのWスープということで、醤油のコクと香りが重なる濃厚な風味です。背油たっぷりなのか脂分が層になっているが、ゆずの風味が利いていて意外にもしつこく感じないテイストです。

麺屋わっしょい

 太麺はしっかりとした歯ごたえがあるが、加水多めなのでしっとり滑らかな風合いもある。スープに負けない主張がありますね。

麺屋わっしょい

 トッピングはここでは叉焼ではなく豚バラ肉となっており、煮玉子は 半分だけだが、黄身がいい具合のとろけ具合です。このお肉や炒め野菜をドサッと増量してみるのもこのお店の楽しみのひとつです。

麺匠 丸極

極食堂 西成山王店

 各線天王寺駅から国道25号線を西に向かい、大阪市立大学病院前の坂をほぼ下り切ったところにあるラーメン店です。
 店内は左右の壁に面したカウンター席のみの10席。お赤いカウンターや割烹着姿のスタッフなど、昭和情緒を演出されています。

あっさり高井田系の美味しいラーメン

極食堂 西成山王店

 「チャーシュー麺」(700円)は高井田系のようなビジュアルで、濃い色のスープの中に太い麺が横たわり、ザク切りの青ネギが散らされています。そしてモモ肉かな?叉焼がたっぷり乗せられています。
 スープは鶏ガラをベースにして、昆布や野菜の出汁で旨みを高め、醤油の香味が立ったカエシで味を引き締めている深みのある味わい。あっさりしつつも主張のある仕上がりで実に美味しい。

極食堂 西成山王店

 麺は断面の丸い極太のストレート麺。適度なコシを持たせつつもっちりした風合いで、スープとの絡みも良好です。
 叉焼は薄切りのモモ肉で、適度な歯応えを持ち、噛みしめると肉の旨みがじんわりにじみ出てくる仕上がり。叉焼以外は青ネギとシナチクのみで、これは潔いなぁ…

上方レインボー

上方レインボー

 大阪環状線・は桃谷駅からから高架に沿って南方向に徒歩5分ほど。勝山通を西に少し進んだところにあるラーメン店です。
 カウンター席がたった6席だけの店内は、ほぼ白色でまとめられたインテリアで、明るくクリーンです。

上品で高品質の醤油ラーメン

上方レインボー

 醤油ラーメン」(880円)、味玉アローカナ(+180円)は、受け皿付きのやや浅めの器に、油が美しく輝く濃褐色のスープが満たされ、その中に麺が折り目正しく沈み、叉焼とともに葱、シナチク、味玉がトッピングされています。
 まずはスープを啜ってみる…醤油のコクと甘みがぶわっと広がってきます。スープのベースは鶏ガラかな?醤油の香ばしさを立たせつつも、ベースの旨みを活かした風合いに仕上がっています。

上方レインボー

 麺は中細のリングイネのような平打麺。艶やかで滑らかな歯触りで、ほどよいコシと歯切れの良さがあり実に上質。自家製麺なのかな?この質感は上々です。
 具の叉焼は柔らかく肉の旨みがあり、ぶ厚めなので割合大きいので食べ応えもあります。意外にもネギが香り高く存在を主張しています。味玉はやや甘めの味付けで、とろっと蕩ける絶妙の茹で加減です。

新福菜館 天王寺ミオ店

新福菜館 天王寺ミオ店

 JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ本館10階にある、本店は京都駅近くの「たかばし」の袂、隣の「第一旭」とともに両者がライバル関係かつ共存関係を保っている、京都の老舗ラーメン店の支店です。
 店内はテーブル席と小上りのある全30席ほど、天王寺エリアにこのたび初進出です。

中毒性の香ばしさ中毒性の香ばしさ

新福菜館 天王寺ミオ店

 「中華そば小」(650円)は、真っ黒のスープのいわゆる「京都ブラック」。その上に青々としたネギと、たっぷりのチャーシューが載っています。
 スープは恐ろしいほど真っ黒な見た目ほどには辛くはなく、醤油の持つコクや甘み、それと、際立つ香ばしさが口腔内に広がってきます。このスモーキーな香ばしさには中毒性があると思います。

新福菜館 天王寺ミオ店

 麺は中太のストレート麺で、スープを吸ってちょっと黒くなっています。高井田系に通じるややモチモチっとしたタイプで、スープとの相性もいいですね。
 叉焼も厚めのものがたっぷり盛られていて、肉感が著しくて実に美味しい。トッピングの葱がシャキシャキなのもいいですね。

新福菜館 天王寺ミオ店

 忘れてならないのが名物の「ヤキメシ」。脂でつやつや光っていて見た目も美味しそうです。こちらも色が黒くて、ラーメン同様、香ばしさが際立つ味わい。かつ優しい味わいです。

麺屋やま

麺屋やま

 JR阪和線・美章園駅から南西方向に5分ぐらい歩いたところ、事業所や住宅の並ぶ街区のマンションの1階にあるラーメン店です。
 店内は厨房に面したカウンター席が5席と、その背後のテーブル席8席の全13席。厨房には2名の男性と1名の女性がいる、小さいながらも手厚い陣容です。

にんにくと醤油のぶつかり合い

麺屋やま

 「噂の醤油ラーメン」(並:850円)は、逆富士型の器に褐色のスープが満たされ、その上に叉焼とシナチク、刻み葱、アーリーレッド、ミツバが乗るシンプルなヴィジュアルです。
 魚介と鶏ガラのスープは、いきなりにんにくの風味がガツンと来た後、醤油の風味が華やかに広がってきます。スープの旨味と醤油の香ばしさが複雑に混ざり合い、あっさりしながらもコクのある仕上がりです。

麺屋やま

 麺は梅ヶ枝製麺所によるもので、弱縮れ中太麺。もっちりとした食感で、適度なコシもあり、その質感は上々です。
 チャーシューは超厚切りのバラ叉焼が2枚。脂身はトロトロ、赤身は実にジューシーに仕上がっています。アーリーレッドのシャキシャキした食感とともに、このラーメンの印象を高めています。

勝一

勝一

 JR大阪環状線・桃谷駅から南東方向に合う居て10分足らず、生野区役所近くの「疎開道路」沿いにある中華料理店です。
 店内は横長で、カウンター席のみの10数席。テレビも流れている典型的な大衆中華の趣きです。

天理風の醤油ラーメン

勝一

 「うまいラーメン」(580円)は、白い器に濃褐色のスープが満たされ、豚バラ肉、白菜、ニラ、葱とともにチャーシューが一枚乗せられています。天理系のヴィジュアルですね。
 鶏ガラベースの醤油スープは油分・塩分ともに強めで、しっかりした味を出しながらもスープの旨みも際出されています。

勝一

 麺は中細の弱縮れで加水率は低め。固すぎず柔らか過ぎずで適度のコシもあり、歯切れのいい食感は良好です。
 叉焼は薄切りが一枚だけなので存在感は薄いが、それより白菜やニラのほんのりとした甘みやシャキシャキした食感の印象が強い。豚バラ肉もたっぷりなので満足感は高いですね。

24世紀ラーメン あべのハルカス店

24世紀ラーメン あべのハルカス店

 近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に直結、各線・天王寺駅の直近。あべのハルカスの12階にある24世紀をコンセプトとしたUNCHI株式会社の新ブランドのお店です。
 未来的デザインの店内はカウンター席が主体の全30席。壁面には8面大型モニターが設置され、24世紀の世界を思わせるアニメーションが流れています。

24世紀に人類は生き残っているのか?

24世紀ラーメン あべのハルカス店

 「24世紀ラーメン」(1050円)は、変形の器に茶褐色のスープが満たされ、上面には叉焼、シナチクなどが乗り、カイワレ、白髪ねぎ、胡麻が散らされています。
 スープはおそらく鶏がベースとなっているようで魚介の風味も感じられる。醤油の香味の中に独特の風味があるのはポルチーニによるものと思います。

24世紀ラーメン あべのハルカス店

 麺は僅かに縮れのある太麺で、ぷりぷりしこしこした良好な食感で、スープとの絡みも良好。
 叉焼は極薄切りのレア叉焼で、肉の旨みが存分に感じられる上質のもの。煮卵(+150円)は適度な半熟具合に仕上がっていて、味の含みも丁度いい具合で美味しいですね。

※本記事は、2024/03/11に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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