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キャノンデールのB級食べ歩記: 大阪帰省帰りのランチ も京料理。錦市場近くの「近又」で素晴らしい懐石コース
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記事URL:https://gourmet-cannondale.blogspot.com/2022/05/blog-post.html
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キャノンデール
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店名 |
近又(きんまた)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
075-221-1039 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩10分 京都河原町駅から237m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
サービス料15% |
席数 |
50席 |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | ホテルのレストラン、一軒家レストラン |
サービス | ドリンク持込可、ソムリエがいる、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 お座敷個室のみ可。テーブル席は12歳以上から。 |
ホームページ | |
オープン日 |
1801年 |
お店のPR |
文化財の京町家で、坪庭の四季を愛でつつ味わう伝統の食文化
懐かしい京都情緒が漂う錦市場。【近又】の立地は、その錦市場の東端に近い御幸町通り沿い。ここは京料理の伝統ともてなしの心を受け継ぐ老舗料亭です。創業は享和元年(1801)。明治に建てられた典型的な町家造りの建物は、2001年3月に文化庁による「国の登録有形文化財」に登録されました。そして饗される料理を一言でいえば「旬のおいしいもの」。決まったメニューはここにはありません。季節によって、またゲストの要望に応じ、和食の粋を極めた料理人たちが心に残る料理の数々を提供してくれます。繊細にだしを引き、素材の持ち味を最大限に生かす。料理の本質はこれなのだと、まさに目からうろこが落ちる思いです。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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今回の大阪帰省は二泊三日と慌ただしいものでした。二日目の父の法事の日こそ良い天気だったものの、後はずっと雨。今日は朝から弟夫婦と一緒に岩倉にある義兄の墓参り。四条烏丸で彼らと別れて、妻と二人で予約したあった料亭に向かいます。若い人たちで賑わう錦小路を抜けて、御幸町通りを下ったところにある由緒ある建物が、今日のランチを頂く「近又」です。
1801年創業の近江商人宿が始まりといいますから、かれこれ220年の歴史があります。現在の建物は明治時代のもので、「国の登録有形文化財」に登録されています。
三和土には下駄と鐙。商人宿の歴史を伝える飾りですが、今でも一日三組限定の宿として営業しています。
玄関の奥には立派な兜が飾られています。そういえば、端午の節句ももうすぐです。
暖簾を潜ると、その先がカウンターになっています。
個室もあるそうですが、私たちが予約したお昼のコースはこちらで頂きます。綺麗に磨かれたカウンターの向こうが板場になっています。
テーブルは品良くセットされていて、期待が高まります。
最初に煎茶。
瓶ビールを頂きます。一昨日も和久傳もそうでしたが、懐石料理には、ゆっくり飲める瓶ビールが合う気がします。銘柄はエビス。昼からゆるりと飲める幸せ。
最初は八寸。
品数も豊富な手の込んだ料理が、美しく盛り付けられています。
素材を活かすために控えめな味付ながら、主張も感じます。京料理の真骨頂。
お椀は桜海老の真丈。
その上にのっているの白い小さなものは、柚子の花。すごくいい香りがします。「是非召し上がってみてください」と若い八代目がおっしゃいます。
桜海老の真丈は、ふわっとした真丈の中に、歯応えを感じる桜海老がたっぷり入っていて、風味と食味の妙が素晴らしい。
向付は鯛のお造りと湯葉。湯葉はまるでお豆腐のような厚みのあるもの。もちろんトロリと柔らかく、お造りとの組み合わせが実に面白い。
ビールの次は日本酒です。もちろん冷酒。純米吟醸の羽田を選びます。
炊き合わせは、旬の筍の若竹煮。供される直前にたっぷりの鰹節を振って、その上に木の芽。やはり旬の豆が、春を感じます。
観光する間もない慌ただしい3日間でしたが、こうして昼間から美味しい和食をつまみながら、冷酒を舐められただけでも、今回の帰省は意味がありました。
焼物とだし巻き。
焼物は鱒。一昨日の和久傳と同じく、やはり琵琶湖が近いからでしょうか。
さっきから板さんが他のお客さんに焼いていた、だし巻き。「私にはいつ出て来るのだろう」と、たまご好きの私は首を長くして待っていました。
ご飯とお漬物、ちりめん山椒が出てきました。ご飯はこだわりの江州米。近江に縁のある近又ならではです。
京番茶でお口をさっぱりと。
お菓子は洲浜(すはま)。
きなこの風味がとても香ばしく、ややもっちりとした食感。青い方は、うぐいす豆の味。おめでたい意味も込められた伝統的なお茶菓子です。
目の前で八代目がお抹茶を立ててくださいました。
まるでお茶席にいるような演出です。料理だけではない、おもてなしの心は、お値段以上の満足感。
お店の前まで見送ってくださった若い八代目にお願いして、お店の前で夫婦の記念写真を撮って頂きました。また来てみたい、と思う本当に素敵なお店でした。
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