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京都・木屋町三条上ル「めなみ」。【59th】
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京夏終空
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店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
御料理 めなみ
|
|---|---|
| ジャンル | 日本料理、居酒屋 |
|
予約・ お問い合わせ |
080-9308-5905 |
| 予約可否 |
予約可 電話予約可能時間 10:00〜 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
京阪本線三条駅より徒歩3分 三条駅から160m |
| 営業時間 |
|
| 予算 |
￥5,000～￥5,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥5,000～￥5,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） 電子マネー不可 QRコード決済可 （PayPay） |
| サービス料・ チャージ |
チャージ330円 |
席・設備
| 席数 |
46席 （カウンター８席、小上がり８席、テーブル４席、座敷２２席、個室４席） |
|---|---|
| 個室 |
有 （4人可、6人可） 一部屋のみ（個室料3,300円） |
| 貸切 |
可 （20人～50人可） |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり、掘りごたつあり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、英語メニューあり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| 備考 | |
| お店のPR |
おばんざいの店として出発、京料理の高級食材などを取り入れ、幅広く京都の味暦を満喫
京都の家庭料理・おばんざいの店といえば、カウンターの前に料理が盛られた大鉢が並ぶ光景が目に浮かびます。1939(昭和14）年に創業された【めなみ】は、大鉢に料理を盛るこのスタイルの草分けの１つといわれ、おばんざいだけではなく、季節によって移り変わる京料理の要素をふんだんに盛り込んで、京都の旬が心行くまで楽しめるお店です。創業は70年を超え『壬生菜と揚げの煮物』など京野菜を使った伝統的なおばん... |
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いわゆる「おばんざい」の店なのだろうが、単なる「おばんざい」でないトコロに大いに価値があると思った。
僕は以前「日記：徒然線⑭」でも書いたように、京で生まれ育った者として「おばんざい」なるコトバからは特に興味を抱くコトはない。
でもそれは、昔の京のコトバのイメージであって、最近の「おばんざい」は、僕らが昔使っていたコトバの「おばんざい」とは明らかに異なってきている。
「お番菜」だとバカにしていると、とんでもないレベルの「京料理」に出会うコトがしばしばあるからだ。
四条河原町の「志る幸」しかり、祇園の「山口大亭東店」しかり。それぞれ「日本料理の名店」であり「京料理の名店」であるハズなのだが、「おばんざい」の店などと紹介されつつある。
そして、この店「めなみ」もそういう感じが強いお店であると思う。
僕自身は特に馴染みがあったわけではない。
地元の知人が是非と言うのでついて行っただけなのだが…。
店構えや和食器についてはあえて触れない。
お酒をいただき、「お造り」をいただいた。
あと「鮎の塩焼き」も美味しかった。以上、と言ってもよい。
よくよく考えると、メインなるモノはこの「お造り」であり「鮎の塩焼き」なのであろうが、お通しから始まって八寸をバラバラ小出しにされたようなモノが逆にメインのような雰囲気。和食器には触れないと言ったが、食器の大きさや色や柄で言うなら、そうなのだろうと思う。
「万願寺ししとうの花カツオ踊り」「加茂ナスと夏野菜の炊いたん」「冬瓜とずいきの冷やあんかけ」「壬生菜とお揚げさんの炊いたん」などなど…、果ては「おからの酢〆」…。
そういう一品一品が、何ともタダ者の「おばんざい」ではないのだ。
柚子の香りや、茗荷の香り。それに考え抜かれたお出汁。
家庭での「おばんざい」では、なかなか使われない一手間も二手間も余分にかけられている。
はたしてこういう料理を「おばんざい」と言っていいモノだろうか？
お酒をかなりいただき、酩酊一歩手前の状態であったが、酒をホントに飲める歳には京を離れてしまった者として、ただ単に出会ってなかっただけなのかも知れないお店はまだまだあるだろう。
こうして、たまに帰京し、こういう店に出会う度、懐かしくもあり新鮮であるコトが、僕を無宿者に向かわせるような不思議な感覚へと導いてゆく。
（文責：京夏終空、2016.6.26）