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店名 |
移転
小松 弥助(こまつやすけ)
|
---|---|
ジャンル | 寿司 |
住所 | |
交通手段 |
・北陸鉄道バス 片町(かたまち)バス停から徒歩約7~8分 野町駅から976m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) |
席数 |
14席 (カウンター10席、テーブル1席(4人用)) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 アパホテル駐車場利用可 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | ホテルのレストラン、隠れ家レストラン |
サービス | テイクアウト |
オープン日 |
1998年10月 |
備考 |
・金沢まちバス(土日祝運転)時刻 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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【再訪】2015/10/02(金)lunch
その小松弥助が11月をもって閉店。1つの歴史が閉じる。
この日もすべてが絶品。筆舌に尽くしがたい。
理由を尋ねてみた。
「これまでの職人生活を顧みる時間がほしい」「若い職人の寿司を食べて刺激を受けたい」
出てくる言葉はすべて謙虚さと向上心。
次に会うときはもっとパワーアップした「小松弥助」と会うことができるでしょう。
2015/04/10(金)lunch
『小松弥助』
その名前だけで圧倒的な存在感を放つ。
先月の北陸新幹線の開業をもって距離が近くなった都市だが、
そのずっと以前から金沢の地で燦然と輝き、東京からもグルメを気取る連中がこぞって押し寄せる。
小松弥助は本名ではない。
お鮨を握るのは森田一夫氏。御歳84歳。
石川県小松市で営業なさっていた時の小松が由来である。
小松弥助をご存知ない方でも銀座の久兵衛はご存知でしょう。
その久兵衛の先代に日本一の鮨を握るといわしめた店なのです。日本一の鮨ということは世界一の鮨ですからね。
その存在自体がもはや架空のレベルです。
いつか訪れたいと願い続け、先日突然友人に予約を譲っていただきました。
13時の予約、少し緊張しながら待つこと15分。
ついに入店。カウンターを通り過ぎ、テーブル席へ。
最初にヅケとこのわたを頂きながら、寿司を待つ。
提供まで時間がかかるので、地酒である加賀鳶で酔いが回り始める。
さっそく握りを頂いてみます。
鮨5貫、器の鮨、うなきゅうで一人前のメニュー。
それ以降は追加という形になります。
・赤イカ…少量の淡路の藻塩が存在感。切り込みの丁寧さから筋がない。
・炙りトロ…超肉厚で炙られたことによって追加された風味が口の器じゃ足りない。脂も極上。
・甘エビ…身が強い。風味が処理しきれない。
・煮はまぐり…甘さとワサビのききのコントラスト。歯ごたえあり、いつまでも味が落ちない。
・穴子…塩とゆずでさっぱり。
・器に入ったお鮨…ヅケ、雲丹、とろろの3点セット。
・うなきゅう…うなぎの香ばしさが閉じ込められ、ゴマの風味が広がる。
・味噌椀…小休止。汁に散らされた柚子が特に。
ここから追加分。
・小肌…酢の効き具合が絶妙。舌にこんせきを残す。
・鯛…こんなにうまい鯛は初めてかも。おいらの舌がからかわれるかのよう。身そのものの旨みが転がります。
・アワビ…天井の照明の照り返しが美しい。柔らかさも格別。
・雲丹…塩加減。岩塩なんですかね?塩の存在感を感じます。
・ネギトロ巻…ボリューム。脂。すべてが贅沢。
名物のお土産、弥次喜多を受け取る。
漬けを海苔で巻き、これを中心核としてシャリで巻きます。
時間をあけて食べると漬けのタレを海苔が吸収し、1つの具が完成する。
開発秘話をお話いただきましたが、夜中に目が覚めてアイデアを書き込んでいたそうです。
天才は一日にしてならず。努力の痕跡が尊敬に形を変えます。
また、ウィットに富み、味だけでなくお客様を笑顔にする。
まさに人間国宝の域です。
このチャンスをいただけたことに感謝。次は6月19日。
次はカウンターをいただけることを祈ります。