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三井財閥の威信をかけて建築された港区三田の華麗なる洋館
前菜(フォアグラと夏野菜)
ガスパチョのスープ
魚料理(鮎のパイ包み焼き)
肉料理(北海道産牛ヒレ肉のステーキ)
デザート(苺のムースとピスタチオのクリーム)
パン
別館レストランから見た庭の様子
別館外観
三井倶楽部入口
本館建物外観
本館建物外観(庭園側)
本館階段
本館1階個室①
本館1階個室①暖炉
本館1階個室②
本館1階待合室
本館1階大広間(旧談話室)
本館1階大広間(旧談話室・逆から)
本館1階大広間シャンデリア
本館1階ロビー
本館2階ステンドグラス
2階中央のドーム天井
本館2階チャペル
西洋庭園噴水
日本庭園
綱町の名前の由来
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フェルゼン伯爵
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店名 |
綱町三井倶楽部(ツナマチミツイクラブ)
|
---|---|
ジャンル | フレンチ、ステーキ、バー |
予約・ お問い合わせ |
03-3453-3011 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄(東京メトロ南北線・都営大江戸線) 赤羽橋駅から488m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥20,000~¥29,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) |
---|---|
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、オープンテラスあり |
ドリンク | ワインあり、焼酎にこだわる、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
子供可(小学生可) |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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ここは、私が、子供の時から訪問したかった洋館。
小学生の時に、この建物の前を通って、その素晴らしさに心と体にビビッと電流が走りました。
その時は、外観のものすごさだけが印象に残り、それが一体何の建物だったのかわからず、長年の間記憶の彼方に行ってしまっていました。
ところが、あるマイレビュアーの方のレビューを見てから、自分なりに調べたところ、子供の頃に見たあの思い出の建物がこの「綱町三井倶楽部」だったことがごく最近判明。
今回訪問するに至ったというわけです♪
綱町三井倶楽部は、現在三井グループ企業の迎賓館となっており、門から入って左側が本館で、右側が別館になっています。
会員制のクラブであり、本館及び別館のいずれも①三井系会員企業の現役の管理職以上か②役員OBであるか、あるいはそれらの方の紹介が必要です。
ただし、本館(個室のみしかない)は、①三井倶楽部会員企業の現役の管理職以上か役員OBの方の紹介状と②4名以上であることが利用の条件となるのに対し、別館(レストラン)は、③会員企業名と紹介者名を口頭で伝えるのみでよく紹介状は不要であるし、④2名から利用可能です。
私自身は、三井系企業に勤めているわけではなく、紹介者の要件を満たす三井系企業勤務の親戚からの紹介なのですが、メンバーが私を含めて3名であり本館利用要件である4名以上ではなっかったため、本館個室はまたの機会に利用することとし、今回は別館のレストランを利用しました。
今回別館で食事をした後に、綱町三井倶楽部の方に本館の全ての部屋を丁寧にご案内していただいたのですが、あまりのものすごい建物に度肝を抜かれました(爆)。
本当に上品で、エレガントで。エクステリアとインテリアのセンスが最高です♪♪
通常は2人での食事でしょうから別館になりますが、1度は4人集めて本館個室で食事もいいと思います。正直、本館個室が素敵すぎるので。
私が持っている講談社から出版されている河原敏明著「昭和の皇室をゆるがせた女性たち」によれば、その39ページに「美智子妃を、皇室のご一門に披露するための、菊栄親睦会(注:皇族と旧皇族(旧宮家)との間の親睦団体のこと)が開かれた。会場は三井クラブ。」との記述があり、なるほど美智子皇后など皇室の方が利用されるのも納得という感じです。
私は、近代の日本の建築物を見るのが大好きで、自分で言うのも何ですが、かなりの数の建物を訪問しているつもりです。
私が今までに訪問したことのある建物の中で最もすごいと思ったのは赤坂の「迎賓館」ですが(もちろん、私が国賓として晩餐会に招待されたなどということであるわけがなく、一般への公開日に訪問した時の印象です(笑)。念のため。)、それは例外なので、それを除けば一歩抜きんでた存在であると思います。
さすが三井財閥の威信をかけて建築された館だけのことはあります。
最近新築した豪邸でのウェディングが盛んですが、失礼ながらこのような歴史のある薄っぺらさの微塵もない「本物」の素晴らしい建物を見てしまうと、その差は歴然で、霞んで見えるというのが本音です。
言うまでもなく、これは食べログなので、もちろん食事の記述がメインなのですが、ことこちらに関しては、建物や庭園に関する説明も抜きにはできないので、以下記述します。
こちらの綱町三井倶楽部本館は、1913年(大正2年)に、三井財閥の迎賓館として建築されました。来年で100周年を迎えます。
現在の会員会社数は、三井物産や三井住友銀行など29社です。
港区三田という超一等地にありながら、その敷地面積は何と1万坪。
西洋庭園が4,000坪で、日本庭園が6,000坪です。都心とは思えない信じられないような広さです。固定資産税の支払額がすごいだろうなあと他人事ながら心配になってしまいます(笑)。
設計者は、日本近代建築の父的存在のジョサイア・コンドル。
コンドルは、他に、上流階級と外国人との社交場として名を馳せた今は無き「鹿鳴館(ろくめいかん)」、千代田区神田駿河台の「ニコライ堂」、台東区池之端の「旧岩崎邸」、三菱グループの迎賓館である「三菱開東閣(みつびしかいとうかく、旧岩崎彌之助高輪邸)」、東京都北区西ヶ原の「旧古河邸本館」なども手がけています。
なお、別館は、レストランの方のお話では、東京オリンピック(1964年頃)の頃に建てられたそうなので、本館の約半分の歴史です。
本館及び別館の全ての調理を取り仕切るのは、齋藤雅巳総料理長。
齋藤シェフは、1954年生まれで、神奈川県横浜市の御出身。
三井倶楽部で修行後渡仏し、パリの超高級ホテル「クリヨン」でさらなる修行を積み、2008年に綱町三井倶楽部の調理部長になられました。
別館は、7月と8月は「サマーレストラン」となっており、コースメニューはランチ・ディナー共に6,300円及び8,400円の2種類です。
ランチで訪問し、8,400円のコースを電話予約時にオーダーしておきました。
フランスのボトルワインの白を開けて乾杯し、いただいたメニューは以下のとおりです。
なお、別館でかつランチだったからだと思いますが、ボトルワインは10,500円以下の手頃な価格のボトルばかりでした。
ご存じのように、ワインの値付けは各店の裁量に任されていて、高級レストランの方がワインの値付けも高い場合が多いですが、料理の価格が普通なのにワインがやたらと高い場合もあるので、必ずしも料理価格とワイン価格は連動しているとは限りません。
私は、お酒に弱いこともあり、ワインに関するこだわりはあまりないので、たとえ実勢価格に比べてお得でものすごく美味しいとしても、高級ワインを飲むことを望んでいません。特にワイン好きな場合を除き、多くの方々がそうなのではないでしょうか。
こちらのワインは、少なくとも別館のランチ訪問時については、手頃な価格なので、ボトルを開けるのにためらわなくても大丈夫ではないかと思います。
なお、本館個室の場合でしたら、接待に使うことが多いでしょうから、この程度の価格で済まないと思いますので、その点ご留意ください。
【8,400円コースメニュー】
(前菜)「フォアグラと夏野菜を八丁味噌の入ったソースで」
(スープ)「ガスパチョのスープ」
(魚料理)「鮎にズワイ蟹を詰めたパイ包み焼き」
(肉料理)「国産牛ヒレ肉のステーキ、温野菜添え」
(デザート)「苺とピスタチオのクリーム 薔薇とグレープフルーツのソルベ 季節のフルーツ添え」
(食後の飲物)「コーヒー」
お料理全体の印象は、手堅い美味しさですが、個性を前面に出した料理ではなく、わりと大人しめの感じのクラシックなスタイルの味付け。
やはり、齋藤シェフが、個性を前面に押し出すことの多い街のレストランではなく、どなたにも安心して召し上がっていただけることを主眼としているであろう三井倶楽部やホテルで実績を積まれた方であることも理由としてあるかもしれません。
前菜は、仙台の八丁味噌のソースとフォアグラという組み合わせがおもしろく、なかなか楽しめました。
スープは、ガスパチョのさわやかな酸味が涼感を演出し、好印象♪
魚料理は、鮎という和の食材を利用したパイ包み焼きで、おもしろいとは感じたものの、鮎の調理法としてはあまり向かないのではないかと思いました。
やはり、どの料理人に尋ねても口を揃えて言うように、鮎の食材としての旨味を最大限に引き出すためには、日本料理の塩焼きに勝る調理法はないと思います。
肉料理は、北海道産の牛肉で、火入れも良く美味しくいただけたのですが、牛ヒレ肉のステーキはありがちなメニューなので、ちょっと物足りなさも残りました。
マデラ酒を使ったソースは、美味しかったです。
デザートは、置かれた瞬間にその見た目の鮮やかさに釘付けになりました。大変食欲をそそります。
1口食べてしまった後に撮影したので、カットしてありますが、薔薇とグレープフルーツのソルベがとってもさわやかで、大変な満足感に浸りました。
以上が、訪問時にいただいたお料理の内容です。前述のとおり、クセのある感じのお料理ではないですし、きちんとした丁寧な調理なので、どなたが食べても一定の満足が得られるであろうと思われます。
ただし、個性的な味わいを重視する街のレストランを食べ慣れている方には、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
本館のインテリアは、本当に文句のつけようがありません。室料が若干(10,500円から)かかりますが、これだけのお部屋で食べられるのであれば、安いものだと思います。
次回は、4人以上メンバーを集めて、ぜひ本館の個室でディナーを食べたいです♪
総合評価は、お料理の味と比較したら4☆あたりが妥当だと思いますが、インテリアなども含めた満足度を考えると、4.5☆かなという感じです。
なお、雰囲気の評価は、別館のみです。本館だったら、間違いなく5☆です。
9月からは通常メニューに戻ります。価格は、以下のとおりです(いずれも消費税込み)。
なお、別館は、平日のみの利用となります。
また、本館は、土日も営業となっていますが、ウェディングが入っていることが多いため、希望日に予約するのはちょっと難しいと思いますので、平日限定と考えた方が良いかもしれません。
(別館ランチ)5,250円、7,350円
(別館ディナー)11,550円、13,650円、15,750円
(本館ランチ)8400円(平日のみ)、11,550円、13,650円、15,750円
(本館ディナー)11,550円、13,650円、15,750円
最後にウェディング情報をお伝えしておきます。
館の方のお話では、来年が建築から100周年になるので、ウェディングなどでは特別メニューが企画されているようです。そのため、ウェディングを考えている方には、こちらの会場は来年狙い目だと思います。もう2013年の5月頃まで結構埋まっているようです。
本館1階の大広間(旧談話室)が披露宴会場で、85名が定員のようなのですが、当然のことながら元々ウェディング用に建てられた建物ではないため、60名程度の利用がゆったり使えて良いと思います。
本館でのウェディングの場合、部屋数も十分にあります。これだけの素晴らしい館を2時間貸し切りにできるのですから、多少値が張っても決して損な感じはしないのではないでしょうか。
ただし、他のチャペルで式をあげた後に、披露宴だけこちらというのは認められず、結婚式(神前式あるいはキリスト教式(プロテスタント))と披露宴をセットで行うのが前提になりますので、お気をつけてくださいね♪