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美味を気取り、自分の才能に酔いすぎる
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チョモランマ（マグロ巻）
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一級うん築士
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
閉店
あら輝（あらき）
|
|---|---|
| ジャンル | 寿司 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
東銀座駅４番出口から１分。 東銀座駅から93m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX） |
席・設備
| 席数 |
12席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 駐車場 |
無 |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| 備考 |
【世田谷区中町4-27-1 上野毛リトルタウン １Ｆから移転】 |
| 初投稿者 | |
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才能とは、自分自身を、自分の力を信じる事である（ゴーリキー）。
大変な自信家のように思われている。稀代の職人とも。かなり自信があるのだろう。絶対に自分流を曲げないように思える。その人となりはマスコミで頻繁に紹介されかなり有名になっている。しかし職人の世界で成功するにはそのくらいの気質でなければとは思う。
東銀座の三原橋交差点の近く。閑静な一角に店を構える。実は中に入るともうひとつ入口がある。それでようやくあら輝であるとわかる。カウンターだけのすっきりとした店内。もちろんネタのケースはなくて、あの伝説の「きよ田」を彷彿させる。すっきりとした潔い店だと思う。きよ田は弟子すらいない職人1人の世界。超高級だが、内容には完璧を追求する神がかりの世界があった。
寿司職人の思いとは。目黒のいづみで江戸前の基本を習得、さらに銀座のきよ田で姿勢や考え方を学ぶ。世田谷の上野毛で名声を上げ、そして銀座に。銀座でミシュラン3つ星を獲得。この世の春かと思えば、今月で店を閉めロンドンへ移転するという。赤酢のシャリには定評があり、また食材（ネタ）に対するこだわりは師匠の新津武昭氏譲り。さらに個性的な面も強くそれが魅力にもなっている。その噂に、全国から訪れる客で日本一予約困難な寿司店とも言われている。
しかし握りも含めその内容はかなり想像とかけ離れる。師匠の新津氏のようにすべてに完璧を期すというよりもむしろ大らか。握りは繊細さをあまり感じない。しかし絶妙なバランスを保ちそれぞれのネタにより細かな配慮を施している。それが無意識で出来るのはさすがというべきか。例えば、アジ、赤貝、穴子など手渡しで、しかも客が手に持って食べるという意表を突くもの。ただこれだと握りが崩れるリスクを抱える。また名物のチョモランマ。巨大な手巻き寿司に中トロや赤身をこれでもかと巻いてしまう。
客は無邪気に喜ぶが、新津氏はどう思うのだろうか。しかし、主人にとってはサービス精神を発揮しているのだから。天馬空を行く、という言葉がある。この言い方がふさわしいかわからないが。自由奔放な発想で、何ものにもとらわれることのなく突き進む。それが当たれば天才のごとく喝采を浴びる。しかし、細かい事にはいろいろ指摘を受けることもある。そんな印象を受ける。この日は以下の内容で堪能したが、こういう寿司の世界なのだと思わなければ異論も出る可能性もあるだろう。私はそれなりに満足したが、やはりあのきよ田が懐かしい。（写真は主だったもののみ）
肴類
淡路島の鯛
蒸し鮑
気仙沼戻り鰹
酒は開運
釧路雲丹
大船渡イクラ
握り
まぐろ漬け、中トロ大トロ 青森、炙りあじ 鹿児島出石、八戸炙りサバ、佐島アオリイカ、車海老、白子、漬け昆布〆、千葉銚子煮赤貝、焼き穴子、マグロ海苔巻き、チョモランマ