安定のお店 : アンティキサポーリ

こちらには度々行っていますが、食べログでは２回目の投稿となります。
テイクアウトが定着してきたりGo To EATの効果もあって、人出が増えて来たこのところ。
一応、あまり人出の多い所には行きたくないのですが、妻が誕生日のお店にこちらを望んだため家族で訪問。
土曜のランチタイムはお店の外でテイクアウトができるのを待っている人も目立つ。
手前のメインフロアやお店を入ってすぐの右手のグループ用のテーブルではなく、珍しく入口奥の席に通される（たぶん換気や人数のためと思われる）。

毎度このお店では定番の、プーリオ州の料理がバシバシ出てくるコースを注文。
前菜のほとんどがチーズをベースにしているような料理で、フォカッチャなどのパン類も素朴な感じのものが多い。こういうところが郷土料理っぽい感じ。順番に全部食べていると、メインにたどり着くまえにお腹が満たされそう…。ワインやシャンパンは食後酒が控えているため、あえて飲まず。娘たちは小食なので、アラカルトでパスタ類のみを頼む。

メインが馬肉のステーキ＋ソーセージ　なので、妻はメインのないコースに追加する形でハラミのローストを別に注文。このハラミはたまに無性に食べたくなる、不思議なクセがあるおいしさ。
前菜色々コースは小ぶりな料理がたくさん出てくるので、やはり女性受けが良いと思われる。

そして、最後はデザートの盛り合わせ＋食後酒＋ローストシュガーナッツ。
ここまで普通に食べるとお腹いっぱい。２時間ぐらいかかるが至福の時と言える。
あえて誕生日利用を告げなかったが、お店のスタッフさんが会話から誕生日であることを聞いていて、サプライズの演出もしてくれた。ランチタイムで忙しそうにしていたのになんともうれしかった。

笄公園の近くにあり、いつも前を通るたび気になっていた店。ラストオーダー2時半なので、時間が偶然空いた週末の昼に行きましたが、中は私のような地元風の人でほぼ満員。外にママチャリが数台止まってるし。私も歩かずにチャリで来ればよかった。割と年配の人が多い印象。店内はかなり広く、インテリアは白金のタランテラダルイジみたい。

コースは連れに合わせて前菜五品のコース。他の方の記載のとおり、次々と前菜が出てくるが、チーズ料理のようなものが多い。これはこれでいいけど、麻布十番の網代公園のそばの某店みたいなチーズまみれメニューにならないかと、ちょっと心配になる。

パスタは通常のメニュー4種から選ぶしくみ。メインまでチーズまみれになることを恐れて、外しのないラグーソース（いわゆるミートソース）にしておく。パスタは想像どおり普通。
連れの菜の花のパスタは魚介ベースになっていたらしく、当たりだったとのこと。

メインはハラミとソーセージ。岩塩で味付けしてあるオーソドックスなもの。ここまでで、けっこうな量。これだけでもうデザートにコーヒー飲んだ普通の店なら価格相応。

驚愕はデザートと食後酒にやってきた。
食後酒は三種類のミニデカンタで出され、どれも好きなだけ飲めるというもの。なんかすごいな…。度数は高めの酒なのだが、連れは歓喜の大興奮。

そこにオレンジピールとシュガーコーディングしたアーモンドのドライフルーツがセットでつく。さらにデザートでティラミスとアイスケーキがつく。
普通のバーでこの最後のドライフルーツ〜食後酒〜デザート部分だけ頼んでも余裕で四千円を軽く超えそうなんだが…。コスパがすごすぎる。近年、レストランで感激などしたことないのだが、久しぶりに感激した。しかも、私が重視しないコスパで。

ふだん私はドライフルーツがあまり好きでなく、ナッツもマカダミアナッツ以外あまり好きでない。しかし、ここのオレンジピールは苦味渋みがなく、アーモンドもサクサクしている。素材がいいのか、今まで食べたものの中で断トツの1位。レオニダスで売ってるチョココーディングのオレンジピールですら進んで買わないのに、ここのなら土産に買って帰りたいとすら思った。ふだん嫌いなのにどんどん進む。しかも、けっこうな量が皿いっぱいにもられているのでたくさん食べれる。ちなみに私は食後にコーヒーが飲みたい人なので食後酒はコーヒーにチェンジしている（お店の方から紅茶、コーヒーにチェンジできる旨のアナウンスあり）。

食後本当に大満足という気分。2日前に近くの某高級フレンチの旗艦店に行って、4万くらい二人で使ったけど、二人で一万も使わないではるかに満足な味、量を得られた（某高級店が勝ってたのって、スタッフのサービスくらいな気がする）。たぶん2019年度のレストランの中で1番当たりでした。