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伊勢にあるil mostさんにお伺いしてきました。北新地にもある福多亭さんの系列。一階はワイナリー(2023/7から一期目の販売開始)、バーと福多亭伊勢さん。二階がil mostさんです。 伊勢杉を贅沢に使った内外装は雰囲気ばっちり。 そして肝心の食事も素晴らしいクオリティでした。 スタートのリエットから抜群の塩加減。前菜盛りはどれも大変美味しかったですが、グラタンの上にサザエのバターソテーが乗った一品は目を見張るおいしさでした。 パスタは二種。まず伊勢海老のパスタ。一切調味料を使わず仕上げたソースとのこと。塩味はパスタの茹で汁のみ。これが素晴らしいコクで、悶絶しました。そしてトマトとミートソースのパスタ。100人いたら100人が好きなお味。最高級ミートソースって感じでした。 そしてメインは伊勢牛。牛の味の濃いお肉で、炭火で丁寧に焼かれていて素晴らしい火入れでした。 ソムリエの方の選ぶワインも美味で、このまんま北新地や祇園に持ってきても瞬く間に人気店になるだろうなという感じのお店でした。 伊勢に行く際にはぜひ再訪したいと思います。
2023/04訪問
1回
冷製ウニからスタート。葛粉とアオサのチップスに乗せて。他の方のインスタとか見るとこれはスペシャリテなんでしょうか?勿論美味しいのですが、正直これはそこまで感動せず。 二皿目は鱒。のけ反る美味さです。どのソースにつけても表情を変え、また付け合わせの食感が噛む毎に変わります。また、ペアリングのソーヴィニオンブランが抜群にマッチします。フランスでもサーモンと合わせますもんね。そら、鱒にも合います。ハーブとの相性も素晴らしい。 トマトの冷製はツブ貝やナッツ、オクラ、モッツァレラと共に。これまた絶妙な酸味と食感。 そして車海老の真薯。車海老の火入れは過去最高に感動しました。真薯の食感や旨味、バターの香りが鼻咽腔に広がります。 そしてこの日の白眉は鮎。人生でもトップクラスの一皿でした。鮎の苦味と香りがここまで美味しさに昇華されるのですね。悶絶しました。赤ワインとのペアリングでしたが、これは絶妙なマッチとまでは言えず。 鶏スープはどえらい旨味の塊。 事前に美味いと聞いていて、楽しみにしていた鰻はこれまた火入れ完璧。根セロリのマスタードソースと、白ワインとの相乗効果がたまりません。ペアリングはこの一皿が最も相性抜群だったと感じました。 メインの魚は萩の甘鯛。最初のウニとこれだけはちょっと他との差を感じました。勿論美味しいのですが、特に感動はせず。 メインのお肉は松阪牛。フレンチならではの食材(鴨や鳩等)が良かったな〜とか思いつつ一口食べて、反省しました。まず火入れは抜群。そして三種類のソースのどれもが超高クオリティ。バルサミコ酢のソースと卵黄のソース、八丁味噌のソース。特にこの八丁味噌のソースが、旨味と肉の味に抜群に合いました。 デセールもハイクオリティ。特にさくらんぼとメレンゲの一皿は、味、食感、温度変化(途中で暖かいサクランボソースをかけます)等、素晴らしくおいしく楽しい一皿でした。 食事を通して、勿論抜群に味が良いということに加え、一口一口の味や食感の変化が非常に楽しめる、素晴らしいコースでした。 こちらも名古屋に来たらマストのお店になりそうです。
2020/07訪問
1回
ランチに伺ってきました。最近多い赤酢のシャリのお店です。関西でも最近は赤酢を使用するところが増えてきましたが、まだ主流とは言えないと思います。 何といっても、赤酢はシャリの主張が強いです。塩気も強い。なので、ネタも相応の力強さが必要でしょうか。この日は特にアジが美味しかったです。分厚くカットされ、上に生姜ネギの煮切り醤油漬けを乗せたものは悶絶級の一品でした。ネギの強い風味にもアジが負けていませんでした。カツオの漬けも素晴らしかった。こんなにカツオが力強くなるんですね。あとはマグロシリーズ。脂が強ければ強いほど、このシャリとは合う気がします。非常に美味しかった。そしてウニ。これも甘みと風味の強いもので、シャリとの相性が良く、相乗効果でこれまたとても美味しかったです。コハダや煮ハマも臭みゼロで、とても素晴らしい仕事でした。赤酢は、相性及び評価の分かれやすいお寿司だと思います(特に関西人には)が、ここは本当に殆どのネタが美味しかったです。あと驚いたのはガリ。このガリは素晴らしいですね。ツマミとして欲しいレベルでした。 大将も全てのお客さんに満遍なくお声かけしておられ、大変な満足感を抱きました。また東京に来た際には是非お伺いしたいお店でした。
2019/07訪問
1回
食べログ スイーツ WEST 百名店 2019 選出店
京都市役所前、神宮丸太町、三条/ケーキ、パン
リッツカールトン京都さんのラウンジにお伺いしてきました。ピエールエルメのスイーツが頂けます。なにかとお世話になっているリッツカールトン京都さん。鴨川沿いの狭い土地を上手に使ってラグジュアリーさを演出しています。 アフタヌーンティーの場合のみ席予約可。アフタヌーンティーも美味しいですが、やや甘味過多な印象でした。 この日は通常利用。暖かかったので個室風テラスにて、ケーキとリッツカールトン京都オリジナルティーをオーダー。セットにはできないようですが、紅茶は差し替えもしてもらえます。この紅茶がまた美味しい。茶葉一つ一つが大きく、素晴らしい香りです。 さて、肝心のケーキですが、現時点では京都でナンバーワンだと思います。この日はプレジールシュクレとサラを注文。前者はチョコレートケーキ。幾層にも重なった違うテクスチャーのチョコが口内で素晴らしいハーモニーを奏でます。特に最下層のクッキー生地が抜群の食感。味はシンプルにチョコレートなのですが、あまりの食感の楽しさと、チョコ自体も少しずつ苦味や酸味が混ざっており、最後まで美味い。 そしてサラ。こちらは味の多重奏。パッションフルーツがベースで、抹茶のガナッシュ、マロンのクリームとビスキュイ。パッションフルーツの爽やかな酸味と抹茶の甘味と仄かな苦味、マロンの香ばしさが口腔内で融合します。素晴らしいバランス。 やはりピエールエルメは圧巻ですね。全ての層に意図があり、それが完璧にマッチしています。帰りに限定のクリスマスケーキ(5700円!)もオーダーしてきました。これもまた楽しみです。 支払い額 3200円/人
2020/11訪問
1回
御池堺町近くのフレンチ、NAKATSUKAさんにお伺いしてきました。 香りを重視したお料理とコースとのこと。結論から言えば、素晴らしい料理とホスピタリティでした。 まずはアミューズから。品数多く、嬉しいところ。赤海老のチップス、赤紫蘇のジュース、鶉のパテ。胡桃のチップを使って燻製したバターナッツシュー。このシューの燻製香が素晴らしい。スペイン製の瞬間燻製機だそう。 しっかり助走をつけ期待感がさらに高まった一皿目は太刀魚。胡瓜のシャーベットの爽やかさと火入れした太刀魚の皮目の旨味、蕎麦の実の食感を青柚子の香りが包みます。この皿だけは僅かに旨味と酸味の融合がピンと来ず。 二皿目はフォアグラ。ライムの皮で香り付け、ヘーゼルナッツの食感が楽しい。アマゾンカカオとビーツの味も相まってワインが合います。 三皿目は帆立と賀茂茄子。茄子の旨味がジュワッと溢れてくるなかで鱒の子の塩味、マドラスの香りが漂います。 四皿目は原木椎茸等四種のキノコとムール貝のタルト。押し寄せる山と海の幸の強い旨み。それだけだとtoo muchになりそうなところ、シェリービネガーの酸味とマイクロコリアンダーがぎゅっと整えます。素晴らしいバランス。 ポワソンはあこう。ブールグランソースをシードルビネガーで仕上げてあり、ここにレモン汁が加わることで出る酸味があこうの甘味と抜群にマッチします。旨味もチキンブイヨンから取っているとのことで、魚の火入れも含めて素晴らしい一皿。 アントレは備長炭で焼いた鴨。アンチョビバターのソースと、付け合わせは枝豆と落花生。このソースがまた抜群に美味い。 デセールはデラウェアとその皮のグラニテ、無花果のベニエとほうじ茶のアイスの二皿。どちらもハイクオリティ。 プティフールはライチのシブースト、無花果の生キャラメル。これも一つ一つがしっかり美味しい。 最後のハーブティーまで、大満足のコースでした。 私の好みのタイプのフレンチで、シェフも色々教えてくださり、大変楽しい時間を過ごせました。是非定期的にお伺いしたい店となりました
2020/09訪問
1回
私の一番好きなお店の一つ、緒乃さんで修行されていた篠瀨さんのお店、とり篠さんに伺ってきました。元々やっていたお店をリニューアル工事する期間だけしか緒乃さんには居られませんでしたが、それでもお客さんに愛されておられました。真面目で向上心の高い方です。 結論から言えば、トップクラスに美味しい焼き鳥でした。北新地の某ミシュランより絶対良い。 先ずはユッケから。歯応えはサクッとでそこに濃厚な卵。たっぷりのトリュフも卵が上手くまとめます。 タタキは皮がパリパリで中はしっとり。くっきり目の塩とたっぷり目の山葵がいい塩梅です。 その後、肝煮、焼鳥の合間には緒乃イズムを感じるマッシュルーム茶碗蒸しや鳥スープ。焼鳥はどれも抜群の火入れで、鳥の味がしっかりジューシー。塩味も絶妙。特につくねはあまりの美味しさに驚きました。シンプルながら、それ故に肉の味が強く押し寄せる、過去ダントツに最高のつくねでした。最後は5種類の締め。焼きおにぎり、親子丼、雑炊、そぼろ丼(つくねほぐし)、ラーメン。どれも素晴らしい味で、お腹が許すならコンプリートすべきです。大食いの私としては、焼鳥が素晴らしいだけに少し本数が少な目で、もう少し沢山食べたかったなとも途中思いましたが、その分締めが沢山あるので最終的な満足感は大変高かったです。 私としてはやや行きにくい立地ではありますが、わざわざ行くだけの価値はあると思うくらい素晴らしい焼鳥でした。
2020/08訪問
1回
北大路にある鮨かわのさんに伺ってきました。京都の中心部から少し離れた静かな場所です。 鮨に対する数々の良い意味でのこだわりがありました。 シャリはやや硬めに炊かれ、後から米の旨さが追いかけてきます。そしてシャリの温度はネタによって変えています。どのネタに対しても、温度アベレージかなり高め。関西寿司に慣れた人は少し驚くかも。特にイカや白身は関西の一般人には好みが分かれそう。マグロは暖かいシャリのおかげでいい口溶けでした。 全体的に少し濃い目のお味。お酒が進みます。 一品のクオリティは高いです。特にサワラの漬けはインパクト大。焼魚も良かった。いくらの下には卵の味の濃い茶碗蒸しが隠れています。 この日のハイライトは喉黒と鰻ですね。脂の多い喉黒はかなりしっかり目の火入れで皮はパリパリ。喉黒ってどこで食べても旨いですが、中でもしっかりした火入れでのアプローチがベストだと思いました。また、鰻も素晴らしい火入れと味付け。いずれもシャリ温度はかなり高めで、これはネタとの相性抜群でした。 一品6品、鮨10貫、玉で終了。ご馳走さまでした。 支払額(アルコールあり)15000 /人 自己評価(食べログ投稿) 3.8-3.9
2019/10訪問
1回
東洞院夷川のHUNTERさんに伺ってきました。前から気になっていて、とある方が高評価されていたので伺ってみることにしました。 店の外観、内観共にお洒落な雰囲気。店内は活気があります。 生ハムとパクチーサラダ、スペアリブの毛沢東スパイス、鴨をオーダー。生ハムはしっとりで美味。サラダは脂っ気の強いお肉と合います。 そして何よりお肉。素晴らしかったです。オーブン、恒温調理器、高火力の鉄鍋、炭火を適切に組み合わせた抜群の火入れでした。スペアリブは、その為に合わせているという独自入手のスパイスとの相性抜群。鴨も食感、味ともに素晴らしかったです。「お肉だけ」ではなく、バターソテーのイチジクとの取り合わせは、お料理として本当に美味しかったです。お皿や盛り付けにも細かく気配りされているのも見てとれました。 お腹いっぱいでしたが、最後にどうしても一口カレーを食べたくて、無理をお願いして小盛りに。これもすごいコクでした。 この価格帯で食べられるクオリティではないですね。今後、肉質と共に値段も上がっていくでしょうか。良い店によくある、とりあえず今後メニューの気になるお肉を全制覇して行きたい気持ちと、またスペアリブも鴨も同じものを食べたいという気持ちとがぶつかります。良いお店に出会えて嬉しい気持ちになりました。
2019/08訪問
1回
堀川御池近くの、日本料理と日本酒 惠史さんにお伺いしてきました。和久傳で料理長を務められた経歴の大将。和久傳出身店にハズレ無しと思ってますので、期待してお伺いしましたが、やはり素晴らしいクオリティでした。 5000円のランチコースを注文。 先付けは大黒しめじ、舞茸と味噌漬けの卵黄、いくらに雲子。どれも丁寧で味わい深い仕事。しみじみ美味しい。お刺身は北海道の雲丹と明石の鯛。上に乗るは莫大海。伯樹という樹の実を乾燥させて水で干したもの。食感のアクセントとなります。 お椀は白味噌。海老芋、根パセリ、金時人参、小蕪。野菜の旨味と味噌がとろけます。口当たりも滑らか。焼き物はかますの幽庵焼き。一口で旨味が弾けます。火入れも丁度いい。 牛蒡と椎茸の胡麻和え、鯖寿司、味噌汁で終了。和久傳出身のお店の鯖寿司はいくつも頂いていますが、それぞれ違ってなかなか面白いですね。勿論どこも美味しいです。 水物はゼリーのようなとろけ方の代白柿。 お料理が素晴らしいのは勿論、色々なことを大将から教えてもらいました。素材や調理法、予約の札の書き方(多羅葉の葉)まで、豊富な知識とホスピタリティで大変に楽しい時間を過ごせました。比較的お安い価格帯でこのクオリティは本当に素晴らしいと思いました。
2020/11訪問
1回
全ての食材が厳選されている
2018/08訪問
1回
ついに出会いました。 京阪神間で本場っぽいタイ料理をずっと探していたのですが、かなりドンピシャなお店を見つけました。 阪神梅田の地下街のグルメゾーンにあるクラビ バイ チェディルアンさんです。それこそタイのクラビにも数年前に行ったことがあるので懐かしい。 (本題と外れますが、阪神のグルメ街はめちゃくちゃクオリティ高いですよね。最近梅田でランチする時はここの中のどこかに行くことが多いです。閑話休題) しかもここには私の大好物、プーパッポンカリー(カニと卵のカレー炒め)がありました。甘辛いカニと卵のハーモニーは口の中でとろけます。タイ米とも良く合います。 追加で小サイズのトムヤムクンが頼めるのも嬉しい。もう少し酸味が強い方が好みではありましたが、変に甘ったるいこともなく本場に近いお味。 これは今後梅田のランチの定番になりそうです。本店は堀江や淀屋橋にあるようなので、そちらにもまた伺ってみようと思います。
2023/06訪問
1回
タクシーから降りたら何人もの仲居さんが傘を差してくれてお出迎え。ウェイティングルームでほんのひと時過ごしてからお部屋へ。河豚白子と碓井えんどうの茶碗蒸しからスタート。初っ端から河豚の旨味と出汁の絶妙さに衝撃を受けます。敢えて言えば二皿目の鯨のお寿司は普通でした。続いて白甘鯛のお椀。蕗のとうの苦味と甘鯛の脂が絶妙なハーモニーで震えます。お造りは石垣鯛と氷見鰤。ただのお造りと侮るなかれ。こんなにももっちり旨味の強い石垣鯛は初めてですし、鰤も絶妙な熟成と塩味。口に入れる毎に仰け反ります。 炭火での火入れは目の前でやってくださいます。唐墨餅も丁度いい火加減で餅の甘みと粘り気、唐墨の溶け方が過去一。そして平井牛。火入も勿論ですが、塩加減が本当にビッタリ。塩味だけの牛で初めて感動したかもしれません。一つはそのまま、一つは山吹酢とハラペーニョのソースで頂きました。このソースも美味。 丁度この日良い本諸子が入ったとのことで追加で頂きましたがこれまた香ばしさと仄かな苦味がたまりません。 そしてここに来てこの日の白眉。熊の炊き合わせ。人生トップクラスの感動でした。炙られた脂の香ばしさ、絶妙な塩味、お出汁と脂の融合。そのままでもお味噌をつけても劇的に美味しい。 そして締めは4種類。牛玉丼、岩海苔饂飩、かき揚げ丼、鰻丼。何度でもおかわり自由。全て普通サイズで貰った上に鰻丼をお代わりしました。この鰻丼がまたパリッパリに焼かれていて、これまた初めて関東風じゃない鰻で感動しました。 苺、酒粕汁粉、お薄で終わり。この汁粉まで抜かりなし。 お味、接客、雰囲気、全てに於いて本当に感動しました。接客は本当に居心地の良い空間を提供頂き、またお料理も私の好みでした。寡聞にして存じ上げなかったのですが、和久傳さんは所謂京料理ではないとのことです。確かに八寸もなければ牛も出てきました。元は京丹後の方にあったお店なんだそうです。勿論所謂京料理も大好きなのですが、これくらいのパンチがある方が今は好みだなと思いました。 決して気軽にお伺いできる額のお店ではありませんが、また仕事を頑張って定期的にお伺いさせて頂きたいと思いました。