風光明媚な紀勢線に揺られて和歌山の魚を食べつくす15選

風光明媚な紀勢線に揺られて和歌山の魚を食べつくす15選

深く神秘的な紀伊山地と雄大で広々とした太平洋の隙間を走る紀勢本線。 ワンマンの気動車に揺られて途中下車した街には美味しい魚料理がいっぱいあります。 青春18キッパーが選ぶ紀伊半島の美味しい魚料理15選をどうぞ♪

記事作成日:2017/10/29

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1788の口コミを参考にまとめました。

勝浦の生まぐろ、紀南紀北のさんま寿司、太地のクジラ、御坊のクエ、新宮のマンボウ、有田の太刀魚、周参見のうつぼ、串本のかつお、鰻、湯浅のしらす、田辺のひとはめ・・・和歌山ではいろんな魚や海産物が水揚げされます。こんなにバラエティに富んだ魚料理がある和歌山に来てくらんしよ。

竹原

竹原 - まぐろ定食 1500円(税別)(2010.6)

JR紀伊勝浦駅から歩いて3分。
生まぐろの水揚げが日本一の勝浦でも特に人気があるのが、竹原さんです。
「下駄の歯造り」といわれるほど厚みのある生まぐろを使った定食が食べられます。
ねっとりとした食感は生ならではです。
赤身と中とろのお刺身が七切れとまぐろの一品、ご飯、味噌汁が付いています。値段は1500円(税別) ※ 2015.12現在

竹原 - まぐろの内臓・・・この日は胃袋(ワタ)の酢みそ和えでした。

竹原さんでは、まぐろの内臓も食べられます。 写真は、ワタとよばれるまぐろの胃袋。 値段は600円(税別)です。
酢味噌和えになっていてビールのアテにバッチシです。クセも臭みもありません。
まぐろの珍味で一杯やるのもいいですよ♪

桂城

桂城 - まぐろ定食 1600円 (2016.12)

いろんなまぐろ料理を食べたいのなら桂城(かつらぎ)さんがおすすめです。 JR紀伊勝浦駅から歩いて5分。
生まぐろの刺身、まぐろカツ、まぐろそぼろ煮、かじきの鉄板焼き、まぐろのつくね味噌汁とバラエティに富んだボリューム満点のまぐろ料理が食べられます。 値段は1600円(税込)
※ 2016.12現在

桂城 - まぐろ腹わた 500円 (2016.12)

知り合いの漁師さんから仕入れたというまぐろの内臓。まぐろのはらわた 500円(税込)
地酒 太平洋の熱燗との相性も良かったです♪

潮岬観光タワー

潮岬観光タワー - 近大本まぐろ丼 1500円

同じまぐろでも天然ものではなく養殖ものを食べられるのが本州最南端にある潮岬観光タワー。 ここでは近畿大学が完全養殖に成功した「近大マグロ」を食べることが出来ます。近くの紀伊大島で養殖しているそうです。潮岬までは、串本駅前から熊野交通バスで約20分。
朝の8時30分から営業しているので、贅沢に朝ご飯に近大まぐろ丼を食べることも可能なんですよ~♪ 脂がのったまぐろなので口の中で蕩けていきます。 2013年当時の値段は1500円(税別)

潮岬観光タワー - まぐろカツカレー 800円

1日15食限定のまぐろカツカレーも名物です。 まぐろのカツなので牛肉や豚肉と比べてヘルシーです。上から刻みネギがかけられているのもまぐろカツカレーならではですね。

徐福寿司 駅前店

徐福寿司 駅前店 - 尾頭付きのさんま寿司

まぐろの次は紀州名物のさんま寿司をご紹介しましょう。紀勢線の新宮駅前にあるのが徐福寿司 駅前店。
新宮駅の改札を出ると正面に見えています。テイクアウトも可能なので駅弁代わりに列車の中で食べることも出来ます。
熊野に代官所があり切腹を連想させる腹開きや頭落としは避けられてきたことにちなんで、背開きになっていて真ん中が銀色になっています。 尾頭付きなのは、ハレの日の御馳走だったそうですね。1本 650円(税込) ※ 2017.3現在

すさみ食堂

すさみ食堂 - さんま寿司 一人前 420円 (2011.12)

もう一軒さんま寿司で有名なのが、周参見駅から歩いて1分のところにあるすさみ食堂。ここのさんま寿司は紀北タイプの腹開きになっているので真ん中が黒くなっています。さんまの下には大葉(紫蘇)が敷かれています。
テイクアウトも可能です。
1本 450円(税込) ※ 2017.4現在 

すさみ食堂 - 刺身盛り合わせ

写真は、よこわ、ぶり、平目の刺身。
周参見駅から近いので途中下車して一杯やるのもいいですね。
他にすさみ名物の猪と豚のハーフのイノブタを使ったイノブタ丼も食べられますよ。

いさなの宿 白鯨

いさなの宿 白鯨 - 刺身と さえずり

以前は国民宿舎 白鯨でしたが、名前がいさなの宿 白鯨変わったんですね。ここ白鯨さんでは名前の通り鯨料理が食べられます。
いただいたのは、鯨の刺身とさえずり。
ビールとお酒と一緒にいただきます。
店員さんに聞くと、目の前に見える海でくじら漁も行われるそうです。

いさなの宿 白鯨 - 刺身(赤身と畝須) 1080円

鯨の刺身(赤身・畝須) 1080円(税込)
ミンククジラの赤身に白い皮がのせられています。食べてみると意外と淡白な味でイケました。
下の畝須は、火を入れるとベーコンになる部位で、こちらも歯ごたえがありまろやかな味がクセになりそうです。他では食べられない本場ならではの珍味だと言えますね。

いさなの宿 白鯨 - さえずり(舌) 1080円

さえずり 1080円(税込)
ミンククジラの舌のお刺身です。
ルイベのように半分凍った状態で出てきました。 梅肉エキスをつけていただきます。
歯応えがあり噛んでいくと徐々に旨味が出てきました。脂身が体温で次第に溶けていくのがわかります。 これもお酒に合いました。

ポートインくじら浜

ポートインくじら浜 - 太地名物のくじら丼

大きな捕鯨船(キャッチャーボート)の第一京丸の展示場すぐ隣にあるポートインくじら浜。ゴンドウクジラを使ったくじら丼をいただきました。 値段は900円。 ※2014.8現在 甘辛く煮込んで牛丼風に仕上げたというくじら丼、ボリューム的にはイマイチですが、食べやすく値段もお手頃でした。

雲水

雲水 - クエフルコース会席「雲水」 3500円(税別)(2015.11)

御坊市の道成寺の近くにある雲水では、高級魚のクエが食べられます。本来なら予約が必要だったそうですが、少し待つことを条件にいただけることになりました。

◇ クエフルコース「雲水」3500円(税別)

クエ鍋、クエの薄造り、クエ寿司、クエの唐揚げ、クエの皮の酢味噌和え、梅うどん、茶碗蒸し、金山寺みそ、ご飯、香の物、デザートが付く豪華でいろんなクエの味が楽しめる御膳です。
「クエを食べたら他の魚はもうクエん」といわれるほど美味しい魚です。
もちろん養殖ものでしたが、話しをしてくれた社長に聞くと天然ものだとこの3倍の値段がすると言っていました。

かつ田

かつ田 - 刺身盛合せ 1600円 (2013.6)

新宮駅前にある海鮮料理と寿司の店かつ田さん。 写真はお刺身の盛り合わせです。
鯛、平目、鯵、ヒラマサ、キツネガツオの5種盛り。 ハガツオのことを新宮ではキツネガツオと呼ぶそうです。
どれも見るからに新鮮で美味しかったです。 値段は1600円でした。 ※2013.6現在

かつ田 - 上にぎり 2100円 (2013.6)

寿司の上にぎりをいただきました。
ヒラマサ、鯛、イカ、ボタン海老、いくら、とり貝、鰻、まぐろ赤身、雲丹の九貫。
特に地元のムラサキウニがめちゃくちゃ美味しかったです。 2100円でした。 ※ 2013.6現在

かつ田 - マンボ―ホルモン 750円 (2013.6)

新宮に来たらこんな珍味も食べることが出来ます。 マンボウのホルモンです。
焼肉のミノそっくりの食感で、知らずに食べたらあっさりとしたミノと勘違いしそうなくらいです。 値段は750円でした。 ※ 2013.6現在

しんまち

しんまち - たっちょほねく丼 600円(税別) (2017.7)

箕島港は、太刀魚の漁獲量が日本一の港町です。 その太刀魚のことを有田では「たっちょ」と呼びます。
そのたっちょを骨ごと砕いて石臼で煉り合せた骨くり天ぷらのことを「ほねく」といいます。 そして出来上がったのが有田のご当地グルメのたっちょほねく丼。
紀伊宮原駅から暗い道を10分ほど歩いたところにあるしんまちさんで、たっちょほねく丼がいただけます。全国丼グランプリの金賞を三年連続で受賞した実力派の丼で、
太刀魚の天ぷら(ほねく)と野菜の天ぷらが立体的に盛り付けされ、上には赤い糸唐辛子が盛られ、刻み海苔とネギ、その下にはあんかけの湯葉あんが注がれています。
値段は税別600円(2017.7現在)とリーズナブル。食べてみるとその美味さが分かります。あまり知られてないB級グルメですが、このたっちょほねく丼はかなりのおススメですよ~♪

しんまち - つき出しも出てきました。

しんまちさんは居酒屋さんなので、たっちょほねく丼だけでなくやっぱりお酒も飲んで欲しいと二代目の若大将が申しておりました。
ビールのつき出しに出てきたのは、鶏の南蛮漬け。つき出しにも手の込んだ料理を出してくれます。

しのぶ

しのぶ - キハダマグロの刺身

周参見駅を降りてすぐのところにあるのが、居酒屋しのぶ。 おばんざいが並べられたカウンターの中に元気のあるお母さんがいます。 お母さんと話しをしながら、まぐろの刺身をアテに一杯やるのも旅の醍醐味ですね。

しのぶ - パリパリです♪

しのぶの名物は地元で獲れたうつぼの唐揚げ。 海のギャングと呼ばれるうつぼをカラッと唐揚げにして出してくれます。
パリパリとした食感で意外と美味しいんですよね。これもしのぷならではの珍味です。

料理 萬口

料理 萬口 - かつお茶漬け満腹セット 1990円(2015.12)

本州の最南端にある串本駅から歩いて2分。
料理 萬口さんでは、名物のかつお茶漬けをいただくことが出来ます。
写真はかつお茶漬け満腹セット。
値段は1990円(税込) ※ 2015.12現在
串本では、串本発祥のケンケン漁で獲れた鰹をしょらさん鰹として売り出しているそうです。

料理 萬口 - 1杯目は、かつお丼でいただきます♪

最初の一杯目は、かつお丼。
オリジナルの出汁に浸かったかつおの切り身をご飯に乗せて、刻み海苔と山葵をかけていただきます。

料理 萬口 - 2杯目は、残りのかつお切り身と出汁をかけて、お茶を注いでお茶漬けでいただきます♪

二杯目は、かつおの切り身と出汁、大葉をすべてかけ、その上から熱い番茶をかけてお茶漬けでいただきます。

料理 萬口 - 3杯目は、かつおの切り身と玉子をかけて、玉子ご飯でいただきます♪

三杯目は、溶いた生玉子に細かく切ったかつおの身を混ぜたものをご飯にかけて食べる「かつおの玉子かけごはん」です。
まるで鰻のひつまぶしのような三通りの食べ方が出来ます。満腹セットはマジでお腹がいっぱいになるセット料理ですね。

東うなぎ 串本支店

東うなぎ 串本支店 - 関西風独特のコゲ色

古座川の近くにあった本店は残念ながら数年前に閉店となりましたが、串本駅からすぐのところに東うなぎ 串本支店があります。 写真は超特のご飯大盛りです。
九州産の養殖うなぎを一匹使用しています。見て分かる通り小ぶりな鰻なので、うな重にすれば値段もリーズナブルです。ご飯の中にもうなぎが2切れ入っています。
蒸さずに地焼きした焦げ目がきついのが特徴です。食べてみるとパリッとした食感でうなぎの香ばしさがたまりません。

かどや食堂

かどや食堂 - 生しらす丼 1100円(2015.11)

湯浅駅から歩いて1分。
しらす丼で有名なかどや食堂さん。
手前にカウンター席、奥には座敷があります。しらす丼には、釜揚げしらす丼と生しらす丼の2種類があり、しらす丼と刺身、しらす丼とうどんが付くお昼の定食などもあります。

かどや食堂 - 生しらすがたっぷりです♪

生しらす丼をいただきました。
値段は、1100円(税込) ※ 2015.11現在
この上に角長の醤油と日本酒をブレンドした出汁をかけ、刻み海苔をふりかけていただきます。 透明のしらすの目玉がいっぱい、こちらを見ています(笑) ねっとりとした食感が、生しらす丼の醍醐味ですね。
釜揚げしらすも美味しいと思いますが、生しらすは湯浅を訪れてこその味だと思いますね。

宝来寿司

宝来寿司 - ひとはめ定食 1600円(税別) (2016.12)

昭和八年に創業した宝来寿司さん。
紀伊田辺駅から歩いて5分ほどの繁華街にあります。 ここの名物は田辺湾で獲れる海藻のヒロメを田辺の新庄地区では「ひとはめ」と呼びます。
そのひとはめを塩漬けにし、田辺特産の赤しその酢漬けのみじん切りを混ぜた寿司飯に巻いたのが「ひとはめ寿司」です。
写真はひとはめ定食(税別1600円)
まぐろのお造り、八幡巻や小芋、南瓜の焚き合せ、牛肉のたたきの入った野菜サラダ、茶碗蒸し、南部の梅干し入りのワカメの味噌汁、ひとはめ寿司の豪華なラインナップ。

宝来寿司 - ひとはめ寿司

中にしめ鯖、ご飯には赤しそが入ったひとはめ寿司。しっかりとした食感のひとはめの塩漬けは巻き寿司としてもいけますね。
また田辺に行ったら、是非ともひとはめしたいです(笑)

※本記事は、2017/10/29に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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