【あべの・天王寺】懐かしのビーフシチューが美味い店【洋食の王道】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】懐かしのビーフシチューが美味い店【洋食の王道】

洋食の代表的なメニューのひとつ、ビーフシチュー。しかしかなり手間のかかる料理であり、近頃洋食店であまり見かけなくなってきました。あべの・天王寺周辺で、ビーフシチューを用意しているお店を紹介します。ノスタルジックで優しい味わいのビーフシチュー、久し振りに味わってみませんか?

更新日:2024/05/22 (2021/03/30作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1169の口コミを参考にまとめました。

プロの技術と矜恃

 プロの料理人達が綿々と受け継いできた本格的な洋食メニュー「ビーフシチュー」。文明開化の気運にのって、異国の料理に果敢に挑戦した先駆者たちにより、明治時代の中ごろにはすでにレストランのメニューとして定着するようになりました。
 牛肉とタマネギ、ニンジンなどの野菜をブイヨンで長時間煮込み、塩、胡椒、トマトピューレ、ドミグラスソースなどで味付けします。肉の部位は脛やバラが一般的ですが、タンを煮込んだものは「タンシチュー」、尾の肉を使った「テールシチュー」と呼ばれています。
 洋食の代表的なメニューのひとつ、ビーフシチュー。しかしかなり手間のかかる料理であり、近頃洋食店であまり見かけなくなってきました。そんな今こそ、プロの技術と矜恃が凝縮したビーフシチューを味わってみませんか。

日松亭

洋食 日松亭

 阪堺線・今池駅の近く、または南海高野線・萩ノ茶屋駅駅から東へ5分ほど。萩の茶屋商店街を通り抜けて堺筋を渡ってすぐのところにある洋食店です。
 シックなインテリアの店内は、10席足らずのカウンター席と、その奥にテーブル席が1卓あるのみの全13席。うっすらとスタンダードジャズの流れる落ち着いた空間です。

庶民の街に潜む上質洋食店のビーフシチュー

洋食 日松亭

 ビーフシチューは熱々の鉄板にたっぷり盛られていて、仕上げにクリームが掛けられています。シズル感あふれるビーフを注意深く口に運ぶと、じっくり煮込まれているんでしょう、お肉がほろっと口の中で解れます。
 やや酸味のあるデミグラスソースに包まれて、実に上質の味わいです。

洋食 日松亭

 お肉のカットはやや小ぶりながら、肉質もいいですね。ガルニはジャガイモとブロッコリー、シャトーにカットされたニンジン、素揚げされたレンコンです。
 鉄板の中央にでんと居座るジャガイモはほくほくしていて美味しい。レンコンも独特の食感がいい具合です。

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

 JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ・プラザ館の4階にある、阿倍野の洋食の老舗、グリルマルヨシの支店です。
 店内は横長で、テーブル席と8席程のカウンター席のある全20数席。ランチ時には常に満席になる人気店です。

凜々しさを感じるタンシチュー

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

 「とろとろタンシチュー」(2,600円)は、楕円形の平皿に大ぶりの肉塊が二枚。ガルニはニンジン、ブロッコリー、フライドポテト。そして大量のスパゲティーが添えられています。

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

 お肉にナイフを入れると、手ごたえもなく崩れるようにふたつに分かれるほど柔らかく煮こまれています。口に入れると、タン独特の弾力を保ちつつ、すぐに溶けてなくなるかのよう。
 伝統のデミグラスソースは香り豊かで濃厚、まさに旨みの塊です。タンの持つ風味とデミグラスソースの旨みが乗算されて、奥深い味わいが広がります。

洋食とステーキ 健

洋食とステーキ 健

 地下鉄谷町線・文の里駅からあびこ筋を北方向に少し進んだところ。阿倍野区役所の南側、あびこ筋沿いにあるステーキと洋食のお店です。
 店内には厨房を囲う形のカウンター席と入口左側にテーブル席が配置され、全部で30席程度です。

煮込まないビーフシチュー

洋食とステーキ 健

 「特製ビーフシチュー」(1,180円)は耐熱のグラタン皿で出されました。やや小ぶりなお肉5切れとブロッコリー、スパゲティ―から成っています。オーブンで熱せられているようで熱々。器の中でデミグラスソースが弾けています。
 ソースはやや酸味を持たせた特徴的な仕上がりで、深い旨味とコクが感じられるとともに、ワインによるものと思われる大人びた重厚な風味が広がってきます。

洋食とステーキ 健

 お肉を口に入れると、ホロッと解れるかと思いきやまさかの弾力。噛めば中から肉汁が溢れ、しっかりとした肉の味があります。これはサイコロステーキのお肉を煮込まずに軽く焼いて、デミグラスソースとともにオーブンで強力に加熱したのかも。
 まさかの煮込まないシチュー、なのに上質なデミグラスソースに絡まったお肉もガルニも相当旨い。こういう手法もありなのかもしれません。

大衆ビストロ さしす 天王寺MIO店

大衆ビストロ さしす 天王寺MIO店

 各線・天王寺駅に直結、近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅の直近。天王寺駅のターミナルビル「天王寺ミオ・プラザ館」の中2階「ミオえきッチン」にあるビストロ風の居酒屋です。
 店内は壁やドアで仕切られていないオープンな雰囲気で、バーカウンターとテーブル席に分かれている全60席です。

大衆ビストロ さしす 天王寺MIO店

 クレソンが乗る「国産牛のラグー」(680円税別)は、深い色のドゥミグラスソースの中に牛バラ肉が3切れほどが並び、肉の下にはマッシュポテトが沈んでいます。

大衆ビストロ さしす 天王寺MIO店

 お肉は箸でほろッとほぐれる柔らかさ。これは上質なお肉を相当煮込んでいるようです。ソースは深い旨味とコクが感じられるとともに、重厚な風味が広がってきます。マッシュポテトの舌触りもいいですね。
 この料理にはバゲットが必須。器がピカピカになるまでソースをきれいに拭っていただきました。

洋食屋 伊勢十 あべのハルカス店

洋食屋 伊勢十 あべのハルカス店

 近鉄・大阪阿部野橋駅の直上、各線・天王寺駅に隣接。あべのハルカス近鉄本店のレストラン街・14階にある洋食店です。
 店内はカジュアルな意匠で、テーブル席ばかりの全90席。メニューはハンバーグ、ポークカツ、タンシチュー、ステーキ重、カレーなど、割とシンプルな構成です。

お肉たっぷりのタンシチュー

洋食屋 伊勢十 あべのハルカス店

 「牛タンシチュー(土鍋煮込み)」(2,300円)は、トレイの上には土鍋のタンシチューと、サラダ、ご飯、お味噌汁が並びます。
 タンシチューは肉厚の塊が3個。ガルニはニンジン、ブロッコリー、ジャガイモにスパゲティーで、クリームが回し掛けられています。

洋食屋 伊勢十 あべのハルカス店

 タンはスプーンで容易に切れるほど柔らかく煮こまれています。口に運ぶとタン独特の弾力を感じさせつつ徐々に解れてゆきます。
 デミグラスソースは実に濃厚で、ワインが香る大人の味わいです。お肉の旨みとソースの旨みが掛け合わされて極上の風味が味わえます。もちろんガルニとの相性も良好です。

グリル マルヨシ

グリル マルヨシ

 各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く。あべのQsモール北側一角を占めるViaあべのWalkの地下1階にある洋食の老舗です。
 店内は厨房に面したカウンター席と、大テーブル、4人がけのテーブルの並ぶ、小規模なレストランで、全部で30席ぐらいでしょう。

阿倍野の老舗名店のビーフシチュー

グリル マルヨシ

 「特選ビーフシチュー」(2,400円税別)は中ぐらいの肉塊が5個ほど。ガルニはニンジンとブロッコリー。そして大量のスパゲティーが添えられています。いかにも「洋食」というヴィジュアルです。
 お肉にナイフを入れると、手ごたえもなく崩れるようにふたつに分かれるほど柔らかく煮こまれています。口に入れると肉の旨味とデミグラスソースの風味が広がるとともに、お肉が溶けてなくなるかのよう。

グリル マルヨシ

 肉と野菜の旨みを凝縮させたデミグラスソースは旨みの塊。フォン・ド・ヴォーが織り成す重層的な味わいで、甘みを立たせた仕上がりです。伝統に培われた味だといっていいですね。
 添えられてるスパゲティーも洋食らしくていいですね。「アルデンテ」とは対照的なもっちりとした食感がノスタルジックです。

※本記事は、2024/05/22に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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