東海地方で「天然鮎」を食べたくなったら?

東海地方で「天然鮎」を食べたくなったら?

天然鮎は石に付いた苔を食べて育ち、古くから香魚とも呼ばれるほど香りのある魚です。しかしはるばる川辺のヤナまで出かけていっても、出てきたのが香りのない養殖鮎でがっかりした事はないでしょうか?そんな貴女に、養殖鮎は使わずに、天然鮎のみ提供する店をまとめてみました。

更新日:2018/07/30 (2014/11/05作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1977の口コミを参考にまとめました。

今年も天然アユの季節です!

平成30年7月

昨年高知県で行われた「第20回清流めぐり利き鮎会」において、愛知県東栄町の「振草川」の鮎がみごとグランプリを受賞しました。まだ市場には出回っていないので、食べたければ自分で釣りに行くかあるいは釣り人から分けてもらうしかないですが、昨年準グランプリの益田川、馬瀬川上流とともに東海地方の鮎は、9テーブル中3テーブル制覇と相変わらず全国を圧倒していますので、皆さんも是非食べに来てください。

平成29年9月9日

いよいよ今年もヤナの季節になりました。本日郡上大和の杉ケ瀬ヤナオープンです。これを機会に釣り鮎から、ヤナや網取り鮎の季節になっていきます。今年は6月に雨が多くて鮎の生育が遅れたのがいまだに響いていて、サイズは例年よりやや小ぶりのようです。現在はまだ皮に香りも残り身も締まっていますが、10月にかけて卵や白子も大きくなりそちらの栄養を取られて、身はややパサパサになっていきます。その代わりに、卵たっぷりの鮎塩焼きや卵入り鮎雑炊に、大きな白子の入ったオスの鮎田楽など、また別の楽しみですね(^-^)うるかも渋い苦うるかから、卵や白子の入ったまろやかなうるかに変わっていきます。

平成28年9月

台風崩れの低気圧で、岐阜県では鮎がどんどん落ちています。今年は下呂市の「下呂鮎の里観光ヤナ」と平成27年第18回清流めぐり利き鮎大会で準グランプリになった益田川上流の鮎を食べられる「道の駅なぎさ」を追加しました。馬瀬川の鮎は昨年は川の工事の影響で良くなかったそうですが、今年は回復したでしょうか???

平成27年9月

9月10月は友釣りも終わり、落ちアユの時期になります。今年は継続的に少しづつ落ちているようですので、台風でヤナが流されない限り、10月末まで楽しめそうです。

平成27年6月
岐阜県では今年も6月はまず付知川、続いて長良川、馬瀬川と続き、13日には和良川上流と、鮎が解禁になります。香りのよい鮎が食べられる楽しい時期になりました。川辺のヤナはまだ前年の冷凍鮎ですが、天然釣り鮎は各店で食べられるようになります。6~8月の間は、生の釣り鮎があるかどうか事前に確認してください。

釣り人の間では、スイカのような香りが本当に強いのはお盆までと言われ、それ以降は子持鮎を楽しむ時期になります。

昨年高知県で行われた第17回清流めぐり利き鮎大会では、ブラインドで評価しますが、岐阜県の和良川が単独のグランプリ(第一位)を取りました。しかし付知川などは興味本位の釣り人で川を荒らされたくないので、最初からこのコンテストに参加していません。私の経験では、昨年の6月の付知川のアユは素晴らしかったです。和良川の鮎が美味しくなるのは7月に入ってからでしょう。興味のある方はあっという間に季節は過ぎ去ってしまいますので、今すぐ手はずを整えて6月の付知川、7月の和良川・馬瀬川・付知川、8月の長良川上流のアユを食べに行くことをお勧めします。

魯山人やグルメ漫画至上主義なのか?(私に言わせれば単に経験が限られた都会者のたわごとに聞こえますが)小さ目の鮎をカリカリになるまで焼いて頭から食べるのが一番で、大きくなった鮎はまずいと本やマンガから得た知識で信じこんでいる方も多いようです。

私は鮎の香りを楽しむのが好きなので、ここに紹介した店は、鮎が小さい初夏以外は写真のようにどこも大きな鮎を皮に香りが残り内臓が半生程度に焼くので、頭と骨を外して食べることになります。どうしても小さなカリカリのアユを頭から食べることにこだわる方は、琵琶湖近辺のアユや富山県の荘川のアユなど、もともと大きく育たない小さな鮎を焼いてくれる店を探すとよいでしょう。

中国地方や四国の(鮎の)超有名店の店主が、自らわざわざ岐阜県までアユを釣りに来たり、地元の鮎が美味しいと言っても(岐阜県の)あのあたりの鮎にはとてもかなわないと言ってるのを聞くと、魯山人や美味しんぼを信仰のようにひたすら信じ、他の話を聞かない人が可愛そうになります。鮎の名店の店主はさすがによく分かってらっしゃるようです。

岐阜県郡上大和の杉ヶ瀬ヤナです(季節営業です)

季節営業のお店ですが、早ければ8月末から10月末まで、長良川郡上大和のヤナに落ちた天然鮎を食べられます。ヤナと言っても観光ヤナでは客に提供される鮎が養殖なのは珍しくありませんが、こちらは鮎が落ちなければ営業しません。したがって出てくるのは天然の鮎のみです。

行く前に必ず当日営業しているか確認してください。

杉ケ瀬ヤナ - 新鮮です

新鮮な天然鮎のみです。

私は雨が降ってアユが落ちるのを狙って翌日こちらを訪問するので、ここ10年以上、常に写真のような生の捕れたてピチピチ鮎ばかり食べてきましたが(目を見てください)、2015年のように大雨が降らずにアユがほとんど落ちなかった不作年は、さすがに大きいのは冷凍でした。参考までに・・・

杉ケ瀬ヤナ - 8月と言うのにそれにしても立派(2011年)

鮎は川の大きさに応じて育つと言います。長良川の巨大な鮎を炭火の遠火で焼いてくれます。

その日の朝捕れた、8月の30㎝近い巨大鮎です(尺鮎)。目を見てください。

杉ケ瀬ヤナ

雨で川が増水すると、この写真のように一気に鮎が落ちます。

杉ケ瀬ヤナ

気合いを入れて、炭火の遠火で焼いてくれます

下呂市萩原にある鮎の里観光ヤナです

下呂市鮎の里観光ヤナ - 高温に熱せられたステンレスの屑の遠赤外線で焼く工夫がされていて驚きました

下呂市萩原にある観光ヤナですが、8月中旬から落ちアユの季節になると、益田川の天然鮎を食べられます。

8月中旬になってヤナに鮎が落ちるまでは、養殖鮎を出しています。

炭火ではありませんが、ステンレスストリップをプレスした、巨大な特製網の遠赤外線で鮎を焼き上げます。

下呂市鮎の里観光ヤナ - びっちり卵が詰まっていて、カミさん大喜びです

今年20年ぶりくらいで行ってきましたが、お腹にびっちり卵が詰まったメスも、白子の味が良かったオスも、なかなか美味しかったです(^O^)

高山と下呂の間にある、道の駅なぎさです

道の駅 飛騨街道 なぎさ - 飛騨川の釣り鮎とあじめ鰌

41号線沿いの道の駅で、高山市と下呂市の間にありますが、益田川上流の炭火焼き天然鮎を食べられます。

夏はあちらこちらの川の釣り鮎を使っていますが、秋は親父さんが炭火お前に座っていて、ヤナに落ちた益田川の天然アユを焼いてくれます。

ちなみに平成29年の「第20回清流めぐり利き鮎会」において、益田川は準グランプリを取っていてここ数年間安定した美味しさです(^o^)

道の駅 飛騨街道 なぎさ - 準グランプリの益田川の落ちアユです。もう卵がびっしり詰まってますが、苦いワタも残っています

卵がビッチリ詰まっているのに、ワタも苦くてなかなか美味しかったです。

道の駅 飛騨街道 なぎさ - 焼き場は、部屋の中になりました

土曜日曜祝日のみの営業です。

岐阜県瑞浪市の柳家です

柳家 - 2匹目、いきまぁ~す

囲炉裏を切った雰囲気のある和室で、完全予約制で4人から季節の囲炉裏焼き料理を食べられます。春は山菜やサツキマス、夏から秋にかけては天然鰻や天然鮎など万人にお勧めです。ここで出てくる天然鮎は店主の山田さんが自ら釣ってきたものです。長良川上流、馬瀬川、和良川、付知川、益田川など、釣り人垂涎の鮎を囲炉裏で炭火の遠火で仕上げてくれます。

柳家

11月には卵がびっちり詰まった落ち鮎を食べられます

今回のまとめで取り上げた「天然鮎」の「天然」とは稚魚を放流して天然の川で育ったものを指しています。河口から遡上した本当の意味での「天然アユ」は、7-8月はヒレの形で何とか見分けがつきますが、10-11月になるとこの写真のように、はっきり体型に差が出てきて一目でわかるようになります。

これはオスメスの違いではなく両方ともメスで、上が遡上した本来の天然アユ、下が放流して天然で育った鮎です。

名古屋市中区の柳家錦です

柳家錦 - 写真からはみ出してしまった大きい和良川の子持鮎

岐阜県の山奥に伝わる伝統的な郷土料理を名古屋でも食べられます。春から秋は岐阜県瑞浪市の柳家本店同様に天然鮎が食べられます。こちらは釣り人垂涎の岐阜県和良川の鮎を使用しています。

柳家錦

カウンターに用意された囲炉裏の炭火で、和良鮎を焼き上げます。

柳家錦 - 錦3丁目の第2ワシントンアネックスビル 1Fに移りました

店は2016年に、元の店のすぐそばに移転して、少し大きくなりました。

岐阜県板取川上流のおもだかです

天然鮎料理 おもだか - お店から眺める清流「板取川」

美濃インターより遡って、板取川の上流で天然鮎を食べられます。釣り鮎やヤナに落ちた鮎が出て来ますが、出てくるのは全て天然アユです!

季節の初めは釣り鮎ですが、大雨などで釣れないときは、天然の冷凍が出てくることもあります。

ここまで川をさかのぼったときは、せっかくですから帰りに、生ハム(プロシュート)の、ボンダボンでお土産を買うことをお勧めします。(予約制ですので事前に電話が必要です)日本ではトップクラスの生ハムです。

天然鮎料理 おもだか

板取川の天然鮎の刺身です

天然鮎料理 おもだか

塩焼きは炭火ではなく、リンナイのガス調理器で焼きますが、遠火で上手に焼いてあるので、べちゃべちゃになることもなく、またガス臭いこともなく、美味しく食べられます。

PLEYELさんが投稿したボン・ダボン(岐阜/梅山)の口コミ詳細 [食べログ]

食べログレビュアーPLEYELさんが投稿したボン・ダボン(岐阜/梅山)の口コミ詳細です。

私がおもだかの帰りに寄ることをお勧めする、生ハム(プロシュート)のお店です。基本は工場で販売は予約制ですので、事前に電話が必要です。日本一かもしれないと思う素晴らしいお店です。

岐阜県下呂市のみず辺です

みず辺 - 夏でも川辺は涼しいです

馬瀬川の観光ヤナに併設された食事処です。馬瀬川上流の天然鮎を食べられます。

ちなみに、平成29年の「第20回清流めぐり利き鮎会」において、馬瀬川上流の鮎は準グランプリを取っています。

ただし9月になってヤナに鮎が落ちるまでは、前年取れた鮎の冷凍で、はっきり言って美味しくないです。炭焼きではなくガス焼きですし、私の印象では-60℃ではなく普通の―20℃の冷凍を使っているので、すっかり風味が落ちて美味しくないのではないかと思います。

みず辺 - 塩焼き二匹

水辺で馬瀬川の天然鮎を食べられますので、雰囲気重視の方には良いかもしれません。

美味しい鮎を食べたい場合は、電話でヤナに鮎が落ちたことを確認して、前年の冷凍鮎ではなく、たとえ冷凍でも今年獲れたての鮎に変わったことを確認してから行かないと、アユの味が分かる方はがっかりすると思います。

親満

親満

中津川から下呂に向かう途中、付知川沿いにあるお店です。水槽で泳いでいる付知川の天然釣り鮎を、その場で焼いてもらい、食べる事が出来ます。

親満 - こちらはオス

付知川の釣り鮎です

いつのまにかガス火焼きになってしまったので、最近はここで釣り鮎を買って氷で締めて、家で焼いて食べるようになりました。酸素を入れて生きたまま持って帰ることもできますが、氷で締めた方が美味しいです。

※本記事は、2018/07/30に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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