東京にある日本蕎麦3大系統の名店を実際に行ってみた!

東京にある日本蕎麦3大系統の名店を実際に行ってみた!

日本蕎麦の三大系統「更科蕎麦」「藪蕎麦」「砂場蕎麦」はそれぞれ代表的な店舗を持っており、都内に集中しています(「更科蕎麦」と「藪蕎麦」は御三家、「砂場蕎麦」2店舗の計8店舗)。その店舗を実際に行ってみたので、まとめてレビューします。

記事作成日:2015/01/06

58694view

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

江戸情緒あふれる日本蕎麦を堪能しよう!

日本蕎麦には三大系統があります。「更科蕎麦」「藪蕎麦」「砂場蕎麦」です。それぞれ代表的な店舗があるので、今回8店舗すべて伺ったので、まとめてレビューします。それぞれの系統の特徴は下記の通りとなります。

<更科蕎麦>
「更科蕎麦」は、江戸時代長野県の「更級」村からやってきた方が、江戸の武家屋敷「保科」家に逗留し、世話になりながら、江戸の町に「蕎麦切り」を広めたことから、始まります。当時までは蕎麦粉をただこねただけの、そばがきのようなものが主流であったのに対し、そばを薄く延ばして細く切って食べる「蕎麦切り」は瞬く間に広がっていったそうです。この「保科」家に敬意を表して、「更級」の「級」を「保科」の「科」に変えて、「更科」蕎麦と言ったことから、「更科蕎麦」が始まったようです。特徴としては、蕎麦の実の芯のみを使用しているため、他の蕎麦と比べると真っ白いのが特徴です。
御三家はすべて麻布十番に集中している。

(御三家)総本家更科堀井本店(麻布十番)
     布屋太兵衛麻布総本店(麻布十番)
     麻布永坂更科本店(麻布十番)

<藪蕎麦>
江戸の粋な蕎麦の食べ方として、つゆをちょっとしかつけない食べ方が流行っていました。これは、この「藪蕎麦」のつゆが非常に塩辛いことから来ています。落語の枕に、江戸っ子が「最後に蕎麦をちゃんと汁に浸して食べたかった」と言ってこと切れる話は、あまりに有名です。

(御三家)池之端藪蕎麦(上野)
     並木藪蕎麦(浅草)
     かんだやぶそば(淡路町)

<砂場蕎麦>
大阪城築城の際に、大阪市内はその資材置き場であふれていました。また、置いてある資材によって、場所の名前が決まっており、砂が置いてある場所を「砂場」と言い、その砂場で自然発生した蕎麦切りが発祥と言われています。つまり、この砂場蕎麦だけは大阪からやってきました。

大阪屋 砂場本店(虎の門)
砂場総本家(南千住)

総本家更科堀井 本店

Clear

更科蕎麦御三家のひとつ。3店舗中、麻布十番商店街のもっとも奥まったところにある。クオリティは確かなものがあり、なおかつ江戸時代の蕎麦屋と同じ居酒屋機能も備えている。料理も伝統的なつまみが多い。

布屋太兵衛 麻布総本店

Clear

更科御三家のひとつ。場所柄、近所の上品な女性客を取り込んでいる。ブランドビジネスにも踏み込んでいるものの、蕎麦自体はぶれずに確かなクオリティを保っている。

麻布永坂 更科本店

Clear

更科御三家のひとつ。他の御三家2店舗とは明らかな違いがあり、蕎麦以外のメニューにも力を入れている。しかし、蕎麦のクオリティ自体は決して手抜きはなく、他の御三家2店舗よりもむしろこちらのほうがベンチマークを思えるほどレベルは高い。

池の端 藪蕎麦

Clear

藪蕎麦御三家のひとつ。藪蕎麦の中では、一番レベルは高いと思われる。伝統的な酒の肴、クオリティの高い蕎麦、また特筆すべきはその酒器の可愛さ、すべてにおいてレベル高いです。

並木藪蕎麦

Clear

藪蕎麦御三家のひとつ。浅草寺雷門の真ん前にありながら、しっかりと伝統を守っています。観光客が多いスポットで、一見客も多いことが想定できますが、それでも、クオリティを落とすことなく、老舗の風格を持ち続けているのはあっぱれです。

かんだやぶそば

Clear

藪蕎麦御三家のひとつ。言わずと知れた、火事で焼失した店舗が有名。ただし、再開した店の蕎麦は、レベルが高いとは言えない。権威と伝統に奢ることなく、頑張ってほしいものです。

大坂屋 砂場 本店

Clear

虎の門のど真ん中にある老舗だけあって、サラリーマンの胃袋を満足させつつ、伝統を守っています。建物も老舗の風格を感じさせます。「糀町七丁目砂場藤吉」の流れをくみ、南千住の砂場総本家からの暖簾分けであるにもかかわらず、レベルは既に砂場総本家を超えている。

砂場総本家

Clear

南千住にある、「糀町七丁目砂場藤吉」の流れをくむ本家。ただし、長い歴史にもかかわらず、現在はただの町場のお蕎麦屋さん。蕎麦のクオリティは並み。砂場の伝統はどこへ行った?

※本記事は、2015/01/06に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ