【大阪・ミナミ】食い倒れの街の洋食・厳選7店【和魂洋才】

出典:kurodaさん

【大阪・ミナミ】食い倒れの街の洋食・厳選7店【和魂洋才】

文明開化の明治以降、欧米から学んだ西洋料理は、「洋食」としてこの日本で独自の進化を遂げ、百花繚乱の様相を呈しています。 大阪を代表する繁華街「ミナミ」一帯で、「洋食」の名店6店を厳選、ここに紹介します。

更新日:2022/01/13 (2018/12/07作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1493の口コミを参考にまとめました。

もはや日本料理の一分野

 西洋料理が発祥ではあるものの、日本で独自に発展した洋食は、とんかつ、カレーライス、コロッケ、カキフライ、エビフライ、オムライスなど、西洋には存在しない料理を生み出したため、これはもう日本料理のひとつとして昇華しています。
 大阪を代表する繁華街で、今や外国人旅行者で大賑わいの「ミナミ」一帯で、老若男女、誰もが大好きな洋食の数々を、手頃な料金でいただけるお店を厳選して紹介します。

明治軒

洋食百名店2020選出店

3.75

夜の金額: ¥2,000~¥2,999

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

明治軒

 地下鉄・心斎橋駅から南東方向、清水通にある、創業が昭和元年という老舗洋食店です。
 1階はこの8席ほどのカウンターのほか、テーブル席多数、2階、3階にもテーブル席があるようで、総じて100人ほどが収容できる、かなりの大箱です。

庶民派洋食店らしい串カツとクリームコロッケ

明治軒

 串コロ定食(930円)は、やや大きめのお皿の上に串カツ5本とコロッケひとつ。それにキャベツの温野菜が添えられています。
 コロッケはポテトではなく海老とマカロニのクリームコロッケです。サクサクの衣のなかにクリーミーな具材。この対比がいいですね。ソースはデミグラスではなくとんかつソースのようなクラシカルなソースです。

明治軒

 串は牛カツです。こちらのソースはウスター系ですね。揚げ油の香りが実に食欲をそそります。目の細かいパン粉に包まれたお肉は結構やわらかくて食べやすい。
 温野菜風に湯通ししたキャベツとの相性もいいですね。

グリル南風

3.51

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ~¥999

グリル南風

 地下鉄・なんば駅から北西方向。御堂筋のひと筋西側の道で道頓堀川を渡ってすぐのところにある洋食店です。
 お店は1階と2階からなり、1階は厨房とカウンター席が10席ほど、2階にもテーブル席があるようだが未確認です。

ボリウム満点・家庭風の洋食ランチ

グリル南風

 「上ランチ」(1,200円)は、お盆の上に料理が3皿、福神漬け、ご飯がびっしり並んでいます。大きい方のお皿にはヒレカツ、エビフライ、ハムサラダが立体的に盛られています。
 小鉢に入っているのは牛肉の味噌野菜炒めで、これは濃い目の味付けです。洋食というよりは家庭料理風な感じで、ご飯が進む一品です。

グリル南風

 海老は有頭。頭には味噌がいっぱい詰まっているし、身もプリプリ。カラッと揚がっているので、尻尾や足まで美味しく食べれます。
 ヒレカツは2切れ。ソースはデミグラスです。ハムサラダのハムはかなり厚くカットされています。

グリル南風

 小さい方のお皿にはオムレツとスパゲティ、ウィンナーソーセージとピーマンの素揚げです。オムレツは表面がパリッと、中はトロトロの状態で焼かれています。スパゲティーはケチャップではなく塩胡椒味。素朴な味わいです。
 カップのコンソメスープにはクルトンがたっぷり入っていてほっこり優しい味です。かなりバラエティー豊かなこのランチは、洋食というより、洋風定食といった感じです。

洋食レストラン 犇屋

3.42

夜の金額: ~¥999

昼の金額: ~¥999

洋食レストラン 犇屋 なんばOCAT店

 JR難波駅の直上、高速バスのターミナルとして全国各地から様々な会社のバスが集まってくるOCATの1階にある、精肉店が直営する洋食店です。
 店内は、ブラウンが基調の暖色系。カウンター席とテーブル席合わせて80人ぐらい入れそうな大箱ながら一人でも気軽に立ち寄れるカフェ的な雰囲気です。

精肉店直営のお店でコロッケとチキンカツのランチ

洋食レストラン 犇屋 なんばOCAT店

 この日の日替わりは牛肉コロッケとチキンカツ(860円)。大きな白い丸皿に、生野菜のサラダとともに盛られています。
 チキンカツはジューシーかつサクサク。ソースはウスターとワインをブレンドしたような、大人な風味になっています。
 添えられているサラダは、キャベツ、レタス、水菜、トマト、そしてポテトです。スパゲティが下に敷かれているのが洋食っぽいですね。

洋食レストラン 犇屋 なんばOCAT店

 コロッケを割ってみると、牛挽肉が大量に入っている。口に運ぶとポテトとお肉の甘さが際立っています。

重亭

洋食百名店2020選出店

3.72

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

重亭 - エントランス

 南海電車、市営地下鉄のなんば駅の近く。旧精華小学校跡の東側にある有名老舗洋食店です。食通で知られる池波正太郎が足繁く通ったということで知られています。
 店内はテーブル席のみで30席ほど。老舗らしさを感じさせる雰囲気ではなく、敷居の低い大衆の洋食屋さんというような風情です。

食の近代遺産・老舗洋食店のビフカツ

重亭

 ビフカツ(1,900円)は、白く丸いお皿に大きめのビフカツが横たわり、ポテトサラダ、千切りキャベツ、スパゲティが添えられています。ビフカツにはデミグラスソースでもない、やや淡くテリのあるソースが掛かっています。

重亭

 カツにナイフを入れるとザクッと音がする。ひと切れを口に運ぶと、ジュワッと一気に肉汁が広がります。肉はもちろんヘレ肉。実に柔らかくて食べやすいですね。肉の旨みは濃厚だが、脂が少ないので軽快な仕上がりになっています。
 ソースはおそらくデミグラソースをベースにしてケチャップやお酒で仕上げているんではないかな。サラッとしていてやや甘く、酸味も効かせています。日本人好みの味です。

はり重 道頓堀本店

3.71

夜の金額: ¥8,000~¥9,999

昼の金額: ¥6,000~¥7,999

はり重 道頓堀本店

 各線・難波駅からすぐのところ。道頓堀の松竹座の隣で、道頓堀と御堂筋が交差する角っこという、まさに大阪でいちばん説明しやすい場所にある老舗です。
 大きな3階建てのこの建物は、1階は精肉店、2階・3階は全200席ほどの高級すき焼きのお座敷となっています。小さいながらも大阪のランドマークのひとつです。

上質なお肉の幕の内弁当

はり重 道頓堀本店

 「洋風弁当」(2,000円税別)は、蓋を取ると中には四つに区切られ、手前右にご飯、その奥がフライもので、キス、貝柱、サーモンソテー、ミンチカツが盛り合わされています。
 その左が2種の肉巻きで、アスパラの肉巻きと、インゲンのベーコン巻きとなっています。このベーコンがスモーキーで旨い。

はり重 道頓堀本店

 左側手前がステーキです。お箸で食べやすいよう5切れほどにカットされているが、さすが「はり重」脂の甘みが堪らん柔らかいお肉です。ご飯との相性も抜群です。
 この内容で2,000円というのは決して高くない…むしろ破格だと思います。隣の松竹座での観劇のお供によく利用されているこのお弁当、大阪の老舗の矜恃を感じさせますね。

グリルばらの木

洋食百名店2020選出店

3.69

夜の金額: ¥2,000~¥2,999

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

グリルばらの木

 地下鉄御堂筋線・心斎橋駅から南東方向、周防町筋沿いにある老舗洋食店です。
 高級喫茶店を想わせるシックなインテリアの店内は、カウンター席が一列に並ぶ全12席。カウンター内にはコックコートを着たシェフお一人がいらっしゃるだけです。

真のプロの姿がここにある

グリルばらの木

 ランチメニューにある数量限定の「ハンバーグきのこ添えと海老フライ」(1,800円)は、白い丸皿にハンバーグとエビフライが並び、たっぷりの生野菜が盛られています。
 ハンバーグにはシメジが乗せられ、濃い色のデミグラスソースが掛っています。エビフライにはたっぷりのタルタルソースとレモンが添えられています。

グリルばらの木

 ハンバーグにナイフを入れると、手応えの無さにいささい驚く。口に運ぶとふんわり解れる柔らかさです。しかしお肉の旨みがしっかり凝縮されています。
 ソースはほんの少し苦みのある大人の味で、ジューシーながら優しい風味のハンバーグとの対比がいい。キノコとの相性もいいですね。
 エビフライはやや小ぶりなものが2本。サクッと揚げ上がっていて尻尾まで美味しい。タルタルソースはしっかり塩味が利いていて、切れのいい味わいです。

ビストロカラト

3.26

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

ビストロカラト

 地下鉄御堂筋線、長堀鶴見緑地線・心斎橋駅から直結、心斎橋PARCOの13Fの食堂街「御堂筋ダイニング」にあるビストロです。
 店内は大きなU字型のカウンター席を配し、その奥にオープンキッチン、カウンターの背後にテーブル席を設けた全38席のスタイリッシュな空間です。

フレンチのお店の洋食

ビストロカラト

 「フランス風ポテトと牛肉のグラタン」(500円税別)は、一般的なベシャメルソースのものと違って、ジャガイモを主体とするもの。
 ミートソースの上にたっぷりのマッシュポテトをかぶせ、チーズを乗せてオーブンで焼いたもの。クリーミーなポテトとチーズの香ばしさが交錯する上質の仕上がりです。

ビストロカラト

 「ビーフシチュー ビストロカラト風」(1,200円税別)は、中ぐらいの肉塊が5個ほど。ガルニはニンジンとジャガイモ、ブロッコリー、スナップエンドウに、ゴボウや蓮根といった根菜がたっぷり入っています。ちょっと和風なヴィジュアルです。
 お肉にナイフを入れると、手ごたえもなく崩れるようにふたつに分かれるほど柔らかく煮こまれています。口に入れると肉の旨味とデミグラスソースの風味が広がるとともに、お肉が溶けてなくなります。
 肉と野菜の旨みを凝縮させたデミグラスソースは旨みの塊。フォン・ド・ヴォーが織り成す重層的な味わいで、ワインの豊潤さを感じさせる仕上がりです。

※本記事は、2022/01/13に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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