【あべの・天王寺】大阪の「お好み焼き」を実感できるお店・5選

出典: kurodaさん

【あべの・天王寺】大阪の「お好み焼き」を実感できるお店・5選

大阪のお好み焼きと広島のお好み焼き、どちらが旨いかという不毛な議論があります。しかしこれらは別種の料理、甲乙を付けられる訳がありません。あべの・天王寺周辺で、美味しい大阪のお好み焼きのお店をピックアップしました。大阪のコナモンの質の高さを確かめてみませんか?

キーワード
ランチ
B級グルメ
駅前・駅近

記事作成日:2018/10/29

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大阪人のソウルフード

 水に溶いた小麦粉を生地として、野菜、肉、魚介類などお好みの材料を生地に混ぜ合せ、鉄板の上で焼き上げるお好み焼き。大阪人にとってはソウルフードとなっていて、「大阪」=「お好み焼き」のイメージが定着しています。
 しかしこのお好み焼きは、もんじゃ焼きをルーツとし、東京の花街において座敷にしつらえた鉄板で客が自分の「好み」に焼く風流な遊戯料理として誕生したとの説が有力です。大阪発祥ではないんですね。
 大阪でお好み焼きが知られるようになったのは昭和16〜17年ぐらいからと、意外に歴史の浅い大阪のお好み焼きだが、1970年、大阪万博による観光客の急増があったころに「ぼてぢゅう」や「千房」など有名店の台頭、プロの焼き手が焼いて提供するというスタイルに変え、マヨネーズや山芋を用いるといった独自の進化により、今や大阪を代表するB級グルメとなりました。

(下の写真は天王寺駅近くにある人気店「あべとん」のお好み焼きです。)

千房 あべのキューズモール店

 あべのキューズモールの4階レストラン街(Q's dining)にある、大阪の有名お好み焼きチェーン店です。
 店内は鉄板の付いたテーブル席が主体で、大きな鉄板に面したカウンター席と合わせて60席足らず。黒基調のシックなインテリアが落ちついています。

日替わりランチがお得なお好み焼きの人気店

 日替わりランチ(993円)では、この日はイカとタコ。ライスかサラダのチョイスと、ソフトドリンクがセットになっています。
 このお店では焼いてソースを塗すまでを厨房で行い、テーブルに運んできてからスタッフがマヨネーズを掛けるスタイルです。

 テーブルに置いてある青海苔と鰹節を自分で掛けていただきます。コテがさくっと入る…この感触で上々の焼き上がりなのが判りますね。口に運ぶと生地に適度に空気が含まれているようで、軽い口当たりです。
 具材のイカはモチモチ、タコはコリコリでいい具合。ソースは軽めにかかっていて、好みで自分で足すことができるのだが、置いてるソースがオリジナルのソース、梅ソース、極辛ソースの三種。極辛はピキーン!とくるその名の通りの辛口で美味しい。

鶴橋風月 阿倍野橋店

 近鉄南大阪線・大阪あべの橋駅の南側、あべの&の西隣にある東陽ビル1階のお店です。ここは鶴橋が発祥で、今や国外にも展開する人気店のFC店です。
 中に入ると懐の深い造りになっていて、全部で100席オーバーとのことで意外な大箱。鉄板の仕込まれた各テーブルがローパーテーションで区切られ、開放感を保ちつつ緩やかに個の空間を保とうとしています。

寒くなってくると牡蠣の季節です

 このお店では厨房ではなく目の前の鉄板でスタッフが焼き上げるスタイル。お好み焼きを注文するとスタッフが鉄板にラードをごしごし擦りつけます。
 目の前で焼かれた季節限定の「かき玉」(950円)は、スタッフがしっかり焼けたのを確認し、ソースとマヨネーズを塗って完成、マーブル状になったソースのテカり具合が見事です。

 自分で青のりと一味唐辛子を振りかけてコテを入れると、サクッとした切れ味。口に運ぶとふわっと柔らかいながらもサクッと心地よい食感がある。
 ここのお好み焼きはキャベツの配合が多いようで、キャベツの甘みも良く出ていていいですね。さらに、普通なら振りかけるべき鰹節が、ここでは焼かれているので、その香ばしさが倍加されているのもいい。
 牡蠣はやや小ぶりながらその旨みがお好み焼きと合わさって、絶妙の風味を醸し出しています。

お好み焼 千代 本店

 JR大阪環状線・寺田町駅の北口を出て、目の前の国道25号線を右手(東南方向)に50mほど進んだところにある、このエリアでは老舗のお好み焼き店です。
 昭和の雰囲気を残す店内は実に広く、鉄板を擁したベンチシート席が並んでいます。2階にお座敷もあるようで、全100席とのこと。

ごく当り前がいいのかも?安心のお好み焼き

 ここでは厨房で焼いてた出来上がりを各テーブルの鉄板の上に提供されるスタイル。そのため事前にマヨネーズがいるか聞かれます。
 冬場のお好み焼きのお楽しみ、「カキ玉」(980円)は、コテを入れてみるとサクっ!ではなくズルっとした感覚です。口当たりもやはりサクサク系ではなく、さりとてふわふわ系ではない、ドシッと重い感じです。

 キャベツのカットが粗めで粉の比率が高い、出汁味の効いているどちらかというとクラシックなタイプかな?ややベタッとした質感は家庭の味に寄せているのかもしれません。
 カキは小ぶりなものが6~7個。プリッとした食感とともに磯の風味が広がります。冬場はやっぱりこれに限る。

お好み焼 ゆかり 天王寺ミオ プラザ館

 JR天王寺駅の直上、天王寺ミオプラザ館の4階にある、キタの曽根崎で昭和28年に創業した老舗の支店です。
 店内は4人席と2人席からなる、すべて鉄板が仕込まれたテーブル席で、各席がローパーテーションで仕切られています。このときは11時半にもかかわらずほぼ満席。人気の程が伺えます。

フワ・サクの食感が好ましい豚玉

 ランチメニューの豚玉セット(980円)は、豚玉にサラダ、ドリンク、デザートが付きます。
 ここではテーブルの鉄板は保温だけ。厨房で焼かれて卓上の鉄板に乗せ換えられ、スタッフがソース・マヨネーズを塗ってくれるスタイルです。

 鰹節、青のりを自分で振りかけてコテを入れると、サクッとした切れ味、口に運ぶとふわっと柔らかいながらもサクッと心地よい食感がある。キャベツが細かく切られているので、キャベツの甘みも良く出ています。

陽気

 地下鉄・昭和町駅の1番出口からあびこ筋を北へ、すぐに現れる小路を右に曲がってしばらく進んだところにある個人営業のお店です。
 店内はL字型に配置された鉄板を仕込んだカウンターが奥深くまで据えられていて、ここに10数席。あと、少々のテーブル席のある全20席ほどです。

豚の旨みを存分に感じる豚玉

 豚玉(650円)は、やや小ぶりで薄い焼き上がり。生地のところにコテを入れてみると、当たりがしっとりとした感じ。口に運ぶと、ふんわりしっとりとした口当たりで、これは山芋がたっぷり入っているからでしょう。
 キャベツが少なくてサクサク感は希薄だが、自然な甘みがあって上品な味わい。反面、豚肉はポークジンジャーにできるほどの厚みのあるお肉を使っていて、力強くコテを入れなければうまく切れない。豚の旨みを存分に感じさせてくれます。

 適度な甘みのあるソースにマヨネーズのコクと辛子の刺激が加わって、お好み焼きを一層引き立ててくれます。そういえば、このお店では卓上に青のりや鰹節が置いてないな。出された時点で完結されているようです。

コテで直接食べるのが大阪流

 大阪にはお好み焼きをピザのように放射状に切る人はいません。放射状だと中心近くが鋭角になって崩れやすくなります。縦横にブロック状にカットし、少しずつコテに乗せ、できればコテのまま直接召し上がってください。そのほうが美味しく感じますよ。

※本記事は、2018/10/29に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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