みゅーぱぱさんのマイ★ベストレストラン 2010

みゅーぱぱのレストランガイド

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年はいろんな事があり、最後の年となってしまった。

多くの幸せを多くのお店で、多くのお店の人たち、多くのレビュアーさんたちから頂き
嬉しい年でもありましたが
同時に良くないことも起こってしまい、年末を待たずに終了となることはとても悲しい年となってしまった。


お店のホスタピリティーとしては、☆付きのレストランは持っていると思いますが
感じ方は人それぞれだなーと思う。
人それぞれに合ったホスタピリティーのある美味しいレストランが見つかれば良いですね。
自分はここに上げるお店がホスタピリティー、味ともに満足いけるお店です。

東京はスタイル重視で、イリーガルな事があれば対応に苦慮するお店が見受けられるなどあるが
個人廻りして本当に自分のお店が好きでお客を大切に思っている所は
どんな事があろうとも対応できているし、星があって有名でも大箱はやはり大箱で形だけという感じを受けた。
でも、ミシュランが入ってきてからお店の考え方もかなり変わってきていると思う。

個人的にはフレンドリーなお店のほうが好み。
比較的顧客個人に合わせて対応してくれるメリットが強いし、肩肘張らずに楽しめる。

そして関西の味はやはり優しい味で心が穏やかになれる。
素材を重視するだけではない味の使い方の根本的な違いを感じる事ができる。

これからは今までの様に美味しいお店を探して出歩く事が出来ない日々が続くが
基本食いしん坊なんで、余裕が出来たらまた美味しいお店を探しに出かけたいものです。

マイ★ベストレストラン

1位

カンテサンス (白金台、目黒 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2010/03訪問 2010/09/28

虹色に輝く魚はプルプル

前回のレビュー書いている時には既に2度目は行っており
今回も既に3度目は行った後になるが、遅めの2度目のレビューに

今回も懲りずに水飲みフレンチ
ガス入り7種、ガスなし5種類も置いているので当面水で楽しめる。

さて前回、羊で面食らってしまいそのリベンジを兼ねて
今度は鴨にしていただいた。
その鴨はいまだ過って頂いた事が無いほどの美味しいもの。
 こんなの食べたらほかのお店では鴨を食べれなくなってしまいそう。
デザートに至っては、再度食べたいと願うものだった。

過去のレビューは全てコメント欄に移動しています。

今回も賑やかで騒がしい我々一向は、席がどこになるか分からないと言われているものの
やはり個室にぶち込むのが正解。(^^;;

2010/06
Soupe Feve 焼きそら豆と そら豆の冷たいスープ ★★★★☆
  スプーンに乗っているのは、栃木県産のそら豆に小麦粉をまぶして焼いたもの
  上にはフルールドセルが乗っている
  そら豆は焼きそら豆を使っており、そら豆の甘みが引き出されており
  塩が味を引き締めている。
  カップにはクールブイヨンが使われたそら豆のスープ。
  中にもそら豆が入っており、そら豆と野菜のブイヨンがとてもいい味を出している。
  上にはミルクでカプチーノ仕立てしたものが乗るが、ミントの香りでミルク味が消えており
  味に深みをもたらしてくれている。

  スープはクールブイヨンとミルクでアンフィゼ(煮出した)された物で
  そら豆の味がくどくならず、深みのある冷たいスープとなっている。
  確かルッコラの花?も使われているとか(花は聞き間違いだったかも)

パンとオリーブオイル(Mille et Une Huiles) パン:★★★ オリーブオイル:★★★★★
  木村屋(メゾンカイザー)のパンはそれだけではごく普通で
  酸味の強いパン。そこにこのオリーブオイルを付けると
  美味しくないパンでも美味しいパンに大変身(^^;;
  木村屋のパンを使っているのは安定供給が一番の理由だそうだが
  味にもっと拘ってほしいと思う。唯一の汚点になっているからだ。


Assaisonement 塩とオリーブ油が主役 山羊乳のバヴァロワ ★★★★★
  シェフのスペシャリテで、山羊乳は毎朝京都から空輸されてくる。
  そのせいか臭みなどは一切無く、牛乳の様なミルク味は無い。

  山羊乳のバヴァロワをオリーブオイルに浮かせてある様に見える。
  百合根とマカダミアナッツのスライスがその上で踊っている。

  オリーブオイルは当店の超拘りのオイル。
  南フランスのMille et Une Huilesというメーカーのもので
  その中でもOrganic Olive Oil Green Fruite Italyというイタリアはローマの東に位置する
  アブルッツォ地方の丘陵地帯で取れたオリーブオイル。
  品種はdritta、gentil、Leccino、Frantoioを使っている
  製法は種まで潰さないように押しただけで抽出との事であるが
  こちらの農園の情報からはそこまでは読み取れなかった。連続抽出としかか書かれていない。(農園情報なので少ない)

  瓶詰めにも関わらずものすごくフルーティーなオリーブオイル。
  これが絞りたてだったら...
  イタリアではお店が毎日使う量だけ絞りたてを買っていくというのをTVで見たことがある。
  それだけ多くの新鮮なオリーブオイルが売られている。
  摘みたて絞りたてをイタリアで飲んでみたい。

  次に塩
  ゲランド塩田で取られたフルール・ド・セルを使っています。
  塩田の最終の採塩池で、高濃度になった海水に最初に浮かぶ塩の花がフルール・ド・セル。
  採取された後、更に自然乾燥され、不純物を取り除き出荷される。
  この塩が尖っていなくへんな言い方だが甘いし軽い。

  そして山羊乳のバヴァロワ
  山羊のチーズが滅茶苦茶臭いし、肉も自分は食べれないと思う。(Tyで少し頂いたが)
  しかし、ここの山羊乳は新鮮だった為なのか、その臭みが無い
  京都でその日取れたミルクを毎日空輸して作られている。

  これら皆が合わさった時、絶妙な味へと変化していく。
  非常に良いバランスで成り立っている。
  食感はとっても滑らかな水牛の様な滑らかさ。
  乳のくどさ等何処にも無く、少量のゼラチンでゲル状に固められたババロアは
  フルーティーなオリーブオイルと塩を纏う事で完成される。

  食べる度に少しずつ異なるのだが、毎回濃厚すぎずに塩とオリーブオイルのバランスのよさを感じさせられる。

St-jacques au Aubergine 茄子とホタテのプレッセ ★★★★☆
  溶岩鉄の黒のプレートに乗せられて出てきた。
  テリーヌのように仕立てた一品。

  ホタテをスライスして揚げ茄子を交互にテリーヌの様にpresse(圧力をかけた)して作ったもの。
  味付けはホタテのひもでエキスを出して煮出し、茄子を揚げびたしの様にして味をしみこませている。

  生クリームのソースは菜の花とライムのソースとなっている。
  生クリームと聞きおののいていたが、最後に少し付けて食べると
  ミルク味はほとんど無く、和の料理の味だったものにコクが生まれ、フレンチの味へと変わっていく。
  なかなか面白い移り変わりを楽しめました。

  上に乗っているハーブの中にコリアンダーの花があり
  パクチーの様な味と香りがするものがあったので、これは好みが分かれそうである。
  自分はこの味が強く支配的だったので、少しはずして頂く事にした。

  茄子にはホタテの香りと味が浸み込んでおり、それだけで美味しい。
  京風的な味付けなので、関東の人だと此れだけでは味が物足りないと思う。
  個人的には、此れに出汁が加われば、懐石料理の一品になる上品な味付けで
  とても美味しかった。

Isaki イサキ テイラギと黒オリーブ ★★★★☆
  魚は山口県産の脂の乗った五月雨イサキを使っている。
  三枚におろして、皮をフライパンで焼き入れ、キュイソンナクレの手法で
  32℃のオーブンで焼いては休ませを繰り返し
  それを切って出している。
  虹色に表面が光っているのが見えるだろうか

  皮は軽い食感でパリパリ。身はしっとりしており
  皮との間の脂臭さが無くとてもいい仕上がり。

  ソースは2種類で緑のソースがテイラギとハマグリの出汁をペースト状に伸ばしたもの
  黒いソースは黒オリーブオイルにアンチョビ

  これらを混ぜてイサキと一緒に食べると
  イサキの味が消えるわけではなくまた別の味へと変化して行く。

  この楽しみはたまりませんね。

  ソテーして塩漬けした鋸南インゲンとケッパーで合えたもの
  ゴマ和えみたいで今晩ゴマ和え食べたくなってしまう。

  白いものは葉玉葱にぶどうのジュースとジロール茸で味付けしたもの
  玉葱の甘さとジロール茸の味、ぶどうの味に酸味が加わり
  この一皿を完成させている。

Canard Chalandais Roti シャラン鴨の3時間ロースト 玉蜀黍の香るソース ★★★★★
  マダムビュルゴーのシャラン鴨(窒息鴨)を使った料理の中で
  今までに食べた事が無いほど美味しい仕上がりで、次元の違いを感じさせられました。
  一羽丸ごと仕入れての調理を行っている。

  この鴨をフライパンで全面を1時間かけて上から重しを置いて焼いて行く。
  さらにこれを220℃のオーブンにいれ1分焼いて休ませ(80℃ぐらいのオーブンに)これを20回以上繰り返し
  焼き上げると、見事なピンク色の肉になるのである。
  脂身も薄く絶妙な皮の状態となっている。

  この肉の味はもう絶品と言わざるを得ない。
  今までに此れほど美味しいシャラン鴨を食べた事が無い。
  シャラン鴨って所詮窒息鴨と思っていたが、これでその違いを見せ付けられた。
  さすが岸田シェフ、その素材の最高の味を引き出している。
  一切の妥協を許さず、最高に美味しくなる様に手間隙かけて火を通していく
  この絶品の鴨を味わってしまうともう他では食べれなくなってしまう。

  正直ソースも目に入らないぐらい、此れだけで美味しい。美味しすぎる。

  ソースはbeurre noisette(焦がしバター)に玉蜀黍の粉、アーモンド、枝豆の刻んだもので
  玉蜀黍の香りとアーモンドの香りにバターの味で包まれたソースで
  なかなか美味しいのだが、あまりにも鴨が美味しすぎて、塩だけでも良かったのではと思えてしまう。
  少し悲しい立場のソースだった。

  添えられているのは岐阜県原木椎茸に野生のアスパラと呼ばれる森のアスパラガス。
  森のアスパラガスはフランスでは穂の部分だけを食べるのが一般的なんだそうですが
  こちらでは茎の部分も出てきました。
  硬くも無く普通にやわらかく食べることが出来たのでまだまだ若い芽だったのでしょう。
  それに白神のあわび茸を添えたもので
  この白神のあわび茸が美味しいです。

Sorbet The et Peche 紅茶のソルベ ★★★★★
  キーマンの紅茶のシャーベットに山梨の白鳳のシャーベット
  キーマンの香りがとても良く、味と香りが強いのでシャーベットにしても
  香りが弱まらずいい香りを出しています。
  そこに桃の甘い良い香りが混ざるともう最高。
  キーマン久々に食べたのですが
  昔はいつもキーマンを買っていたのを思い出します。
  アールグレイとは違う、キーマンの香りは高貴で大好きな紅茶。

  これ夏の時期に販売してほしい
  つーか自分で作れって(^^;;

チョコレートのスフレ ★★★★
  自分はミルク味のするものがだめだと言う事で、特別に作ってもらったもの。
  ベネズエラ産のチョコを使用している。
  ベネズエラ産のチョコは以前から日本では良く使われえ美味しいチョコとして地位を確立している。
  自分もベネズエラ産チョコは大好きである。

ハーブティー
  シェフが選別したハーブで抽出されたお茶。
  カモミール、ベルベール、レモンバール、レモングラス、こなつのかわ、ミント(路地もの)

リベンジ第一弾となったが
羊と比べ雲泥の差と言わざるを得ないほど美味しいシャラン鴨
まさに岸田シェフが得意とする火入れによる調理方法により
マダムビュルゴーのシャラン鴨は最高の輝きとなった。

既に3度目も行っているが、レビューが後れており、もう少し先に(><)すみません。

以下過去レビュー
2010/03
虹色に輝く魚はプルプル

レストランレビュー900件目は
初めてのカンテサンス。
白金にあることは知っていたが、この前の通りは素通りする事が多かった。
車停めれないし。駅から遠いし。

この日は駅から歩く...タクシーじゃないの?って思わず言ってしまった。
つーか歩くと危険な道。(自分にとって)
だって色んなお店があってついつい入ってしまいたくなる。
案の定エリカ様に捕まってしまいました。
チョコを堪能した後、こちらのお店に。

入り口は正直言って知らなければマンションの入り口って思うかもしれないです。

さてご存知の様にミシュランで★★★を3年連続で獲得している
日本の誇るフレンチレストラン。

料理はキュイジーヌ・コンテンポレーヌ。
素材、火入れ、味付けの3つのプロセスを大事にし岸田ワールドが炸裂する。

店名のQuintessencはフランス語で、
古代物理学においては、進化する世界を説明するために存在しているとされているエネルギー
古代哲学や中世の錬金術においては、火、空気、土、水に続く5番目の元素である“エーテル”
フランス人はこの言葉に“物事の本質”“神髄”“エッセンス”などを連想
だそうです。

メニューを開ければ、お店のコンセプトが書かれているだけで
メニューは何も記載されていない。
毎日新しい材料を使い、人々によって運ばれてくる内容が異なる場合がある。
その日の最高の状態を提供する為、決まったメニューは存在しない。

ビストロ的で何度来ても今日は何が出てくるのか楽しみにさせてくれる。
そして想像力がその夢の世界へいざなってくれる。

火入れは絶妙と一言で言ってしまうには惜しいほど素晴らしい世界が繰り広げられる。

いつのも如く、下戸3人が居るため、飲み物はミネラルウォーター
お店で用意されているのが
ガス入り7種、ガスなし5種類。
これほど小さなお店なのにこの用意は凄い。
厳選されたこの9種類はそれぞれに多くの特徴があり
今回は、硬度342のイギリスのウィローと硬度102の軟水のティナントを入れていただいた。

今回は常連のDS氏の計らいにより、デザートを1皿追加がある。(普通はない)

テーブルにはあの御影石のお皿が置かれている。
皆その色と風合いが異なるのが面白い。

ランチもディナーもおまかせのみ。
料理とデザートで7皿前後で食後の飲み物が付いて 7,875円(税込)+追加デザート&ミネラルウォーター

2010/03
桜の香りのスープ ★★★★☆
  スープの上の泡は少し解けてなくなってしまっていたが、さくらの香りをアンフューゼさせほのかに香らせている。
  スープは野菜のブイヨンのスープで、トマトのほのかな酸味のある冷たいスープ。
  南高梅のソルベを溶かして食べると、野菜と梅のほのかな香りと塩味がとても良い具合に混ざり
  自分にとってまさに食前酒。(これで酔うか?

パン ★★★
  酸味がありそこそこにモッチリした、とても主張のあるパン。
  メゾンカイザーと聞くが、こんなのあったっけ?
  殆どのものがNGだっただけに、意外。
  こちらのお店専用に作られているのかな。
  このレベルが売られていればメゾンカイザーの評価も変わるんだが...
  まあ所詮は木村屋だしね。
  パンもまた料理と同じく、お店を毎回変えてくれると面白いのですがね。
  日本のメゾンカイザーは名前だけで個人的には好みのパンじゃないんです。


Tartelette de Tomate et Oursin ★★★★
 (トマトとウニのタルトレット)
  イタリア産のグリーンオリーブ、北海道はたちばな水産の雲丹、今年の初物の京都は村上さんの朝堀筍
  中には、高知県産のハッピートマト。
  ハッピートマトは、濃厚で皮の薄いトマト、それをオーブンで少しだけ水分を飛ばして
  さらに濃厚にしている。
  京都は樋口農園(ツアーまで組まれている超有名な農園)で取れたホウレン草を、パートフィロで巻いて
  中にトマトを入れている。
  上にはオレガノの葉が飾られている。(色的にグリーンオリーブと重なっちゃっているが)
  白いのはクリーム

  よーくみると、木の様に見える。

  この食感がとても良い。
  サクサクでモッチリしており、トマトの濃厚な味と酸味がしっかり出ていて
  雲丹の甘味とオリーブの香りがとても良い相性である。

  雲丹の磯臭さなどなく味に溶け込んでいるのが素晴らしい。
  
  今年初物の筍は香ばしく焼かれ美味しいですね。
  これはそのまま食べたい。

マナガツオ コシアブラのソース ★★★★★
  持って来る段階で既に目が点になっていました。
  なんとお魚がプルプルしているんです。
  デザートじゃないんですよ。火を通した魚がプルプルしているなんてありえない。

  虹色に輝く魚は山口県萩産マナガツオ
  
  もう添えつけられているソースなど眼中になくなってしまい
  まず最初に皮の部分から。
  皮の部分は良く焼かれ、良い感じのあめ色に焼かれ、香ばしさがたまりません。

  オーブンで高温で軽く火を通した後、低温にして中が半透明になる様にじっくり火を通していく
  こちらのお得意の火入れの方法で、魚によっては虹色に光るそうだ。
  具体的には320度にしたオーブンで10分
  別のオーブンに移して100度前後で(魚によって温度や時間を変える)
  この調理方法をキュイソンナクレと言う。
  フランス語の「ナクレ」とは「真珠のような輝きの」という意味。

  和食でも虹色に光った焼入れの魚があると思いますが
  あの虹色の光を火の通し方によって実現させている。

  塩味は皮の部分に少しあるだけで、かなり抑え気味、関東の人なら味が無いって怒り出しそうなぐらい薄いが
  ソースとなった甘草文旦の果肉とコシアブラのソテーの味がするソースで
  しょっぱくはないが、甘さとコシアブラ独特の風味で、塩味が無くても美味しく食べる事が出きる。

  プルプルしたマナガツオの身は絶品ですね。

  是非家で挑戦してみたくなります。
  毎日こんなプルンプルンした魚の身を食べれたらと、頭の中が幸せでいっぱいに。


◆◆◆字数制限の為、コメント欄に記載します。◆◆◆

  • 06 Canard Chalandais Roti シャラン鴨の3時間ロースト 玉蜀黍の香るソース
  • 03 Assaisonement 塩とオリーブ油が主役 山羊乳のバヴァロワ
  • 05 Isaki イサキ テイラギと黒オリーブ

もっと見る

2位

NARISAWA (青山一丁目、外苑前、乃木坂 / イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2010/03訪問 2010/06/24

ナリサワ マジック! は自然がテーマ

驚きの連続で既に有名なこちらのお店
食べログでも皆の写真を見ていて行きたいなーと指をくわえてみていた。

そんなある日、オーグードジュールヌーベルエールのフレンチの話をしていた時に
こちらのお店の話しが出て、速攻で行く!!と返事。

またまた、我儘フレンチとなること間違いなし。
しかし、メニューは固定だという。
今までとは違いメニュー選びで1時間もかかるって事はない。
しかし通常は皿の追加など無いのだが、予め
食いしん坊たちのためにディナーコースに出る
派手な演出を楽しめる料理の追加をしてくれていた。

コースは2種類あり
7350円と21000円(税込みサ別)となっています。
20000円のコースはディナーコースと同じになっているらしいが
今回は7350円のコースにメイン1皿追加で

2010年春のコースは自然をテーマにしたコースとなっいる。

自然からの贈り物
 貝殻を敷きしめたガラスのお皿が取っても綺麗。
 さてどれを食べるのかな?
 牡蠣のからの上に真っ黒になったこれ?
 そう、これなんです。
 のっけからかなりかされます。
 この真っ黒にこげたものは、下仁田葱を巻いてじっくり炭に焼き上げたもので
 中には北海道の厚岸の牡蠣が入っている。

 さぞ苦いものなのかと思ったら、全くそんなことはない。
 苦さも焦げ臭さも何処にも無く
 牡蠣の旨味が閉じ込められており、見た目に驚かされ、食べた美味さに驚かされて
 この時点で、成澤ワールドに魅了されてしまっている。

 焦げた葱はさくっとしており更に葱の香りが残っていて
 旨煮を閉じ込めた牡蠣との相性がとても良い。

里山からの贈り物
 ○採れたてのラディッシュ
 採れたてのラディッシュを、今、畑から採ったばかりであるかのように
 見せかけている。

 瑞々しいラディッシュは甘味を感じる。
 売っているラディッシュとは全く違い苦味やエグミなどが無いので
 凄く食べやすいし、こんなラディッシュならもっともっとサラダに欲しい。

 周囲に散らしてある土は、
 良く土が付いたままとか、土を食べさせるとか言う人たちが居るが
 そんなことはない。(実際にシェフたちの中には土の付いたまま食べる人が居るみたいだが)
 土に見せかけたもの。一口食べてみれば分る。

 一口食べると和食のふりかけにあるような味に近いがなんか違う。
 これはマスタード。
 それもかなり手間隙をかけて作られている。
 粒マスタードを低温でお湯の中に入れて油抜きをし、乾かし
 鉄板に並べオリーブオイルでじっくり低温で焼き、オイルを取って乾かす。
 この作業を何度か繰り返し作っている。
 土に見立てたこの一つにこれだけ手間隙をかけているのには驚き。

 マスタードの酸味や絡みなどは無く、いい調味料になっている。

パン
 パンはSignifiant Signifieのパンを使用している。
 かなり主張したパンでを使用されている。
 これが、なかなか美味しいのだ。
 それもそのはず、かなり高評価のお店。一度は行きたいのだがなかなか近くに行く機会に恵まれなくいけていない。
 パンの方はやはり東京らしく粘りは少なめ、だがナッツの美味しさがマッチしていてなかなか。
 オリーブのパンは成澤の自家製。
 こちらはかなり柔らかく、粘りもないので、お代わりから外れた。

 それに付いて来たバターがまた面白い。
 植木鉢に入ってでてくる。
 しかもバターの上には土に見立てた黒オリーブを乾燥させたものを散らしてある。
 オリーブは塩が利いていて美味しい。
 バターは食べていないので分りません。

海からの贈り物
 ○小田原漁港から活ラングスティーヌ
 緑と黄色が鮮やかな一品。
 小田原から直送した手長海老を使い
 チリのサルタナレーズンとコリアンダー、オレンジを使ったソース。
 ソースはとっても甘いのだが、オレンジでその甘さのくどさが無く爽やかに成り
 ぶどうにより奥行きを出している感じだ。

 手長海老のほうはもうプリップリ(^0^;;
 海老の甘さがソースとかぶってぼやけるかと思いきや
 全くそんな事が無い。

 美味しい手長海老だからこそ合うソースでした。

灰2009 バスクの風 (追加で+\1575)
 シェフの友人に捧げる一品だそうで、今回予約してくれた人が
 この一品をお願いしてくれていた。

 液体窒素を使って冷却した灰のソースをかけるところか
 既に演出が始まっている。

 モクモクと流れ出るスモークが、個人的にはバスク地方の朝霧を感じさせられるのだが
 屋台で焼いたイカの煙を表しているそう。

 この灰は、赤ピーマンを備長炭でローストしてつくり、レモンジュースとオリーブオイルを混ぜ
 ドレッシングにしたものを、ドライアイスで冷やしてイカにかけるのである。

 シェフ曰く比較的単純な料理だとのことだが、灰の臭さや苦味などを感じさせず
 ここでも灰をうまく使っている。

 暖かいヤリイカは、冷たいドレッシングと合わさる事で、その食感の温度差がとても面白い。

 イカは臭みも無くとても美味しい。
 ワタの味が無いので、炉辺の雰囲気の味ではなく和風とはなっていない。
 ドレッシングのレモンが爽やか。

海からの贈り物
 ○本日の鮮魚
 鮮魚(的鯛)も手長海老と同じく小田原の漁港からの直送

 ソースがなかなか面白い。
 ジャガイモと塩漬けの鱈と牛乳を使って作ったブランダードというソースをカプチーノ仕立てにしている。
 塩漬けの鱈は北海道で特別に作ってもらっているもの。
 その鱈の塩抜きをして作られている。

 味的には結構クラシックな味で、今までの驚きの一品ではないにしろ
 鱈を漬け込むところからナリサワ専用に作ってもらっている所が凄い。

 的鯛の上には、葱、イタリアンパセリ、トマトが飾られており
 一緒に食べると、なんだかほっとする味。

 鯛の身だけではなく肝も一緒にあり一味加える形になっており
 一層奥深い味でここで気持ちがほっとする。

森からの贈り物
 ○鹿児島県・完全放牧黒豚

 鹿児島の黒豚バークシャーの肩に近いロースを使用しているとのこと。

 豚の調理方法は、中心温度が60度に保つようにオリーブオイルとバターで
 オーブンを使い焼いている。
 肩ロースなので、油の切れを良くするために片面を鉄板で焼いている
 オーブンで焼く温度管理はかなり細かく、牛肉なら50度と言った具合に
 熱を加えるのだが、その理由が、2種類の筋肉繊維の操りにある。
 肉汁を閉じ込めかつ弾力を持った状態の温度を決めている。
 産地などにより肉質が異なる為、産地毎にその温度で管理しているそうだ。

 ソースは冷たい水を入れて、豚の骨野菜などを漬し、95度で蒸し続けて
 とろみがでた所で甘口のシェリー酒を加えて作ったもの。
 このソースが美味しい。
 豚のエキスを使っているとの事ですが、かなりとろみがあり濃厚な味わいなのだが
 脂が無い為、冷めても白くならない。素晴らしいですね。

 肉は柔らかいのだがしっかりした歯ごたえがあり、とっても美味しい旨味が
 噛む度に口の中に広がっていく。
 片面だけ焼かれているのでくどさを感じさせられる事無く食べる事が出来る様にしてある。
 ジューシーなローストポークがビーフに近い食感と旨味がある。

 添えられている野菜は38種類。
 全部話していただいたのだが覚えられないのでプリントして頂いた。

 野菜の内容は長いのでコメント欄に記載

 ほんの少しずつですが、38種類も乗るものなんですね。
 上記に記載のないクワイやキンカンもある。
 埼玉は慈姑の日本一の生産地なのだが、関東ではあまり食べる機会が無い。
 関西では御節に必須項目となっているんですがね。
 正月以外で慈姑を食べれるのは嬉しいが、小さいな(^^;;

 更にはナリサワの蜂のマークが刻印されている。
 が、この皿の使用頻度が多いのか、傷がかなり目立つ。
 これは少々このクラスのお店としては難があると思う。
 ホテルではありえないレベル。(かなり基本的なことなので)
 調理方法にここまでの情熱をかけられる成澤らしくない一面を見てしまった。


以下のデザートはコメント欄に記載
アバンディセール
 ○イチゴ・バラ  
 ○冬の森の中(勝手に命名しちゃいました) 特別に出していただいた。
ディセール
 ○日向夏・菜の花 (これも特別仕立て)
プチフール&飲み物


こちらでは、料理はもちろんの事、サービスも素晴らしく
さすがに☆を2つも取られただけある。
料理にいたっては、次はいったいどんなので驚かせてくれるのかなと
毎皿期待が高まる。

ラディッシュの土に見立てるなど、精進料理的なものも感じられ
その小さな一つの事にも手を抜かず完成させるあたりは、毎度来ても楽しませてくれる事は
間違いないだろうと確信できる。

次回はいつになるかは分らないが、また楽しむ事が出きるだろうと予感させてくれる。

  • 自然からの贈り物
  • 里山からの贈り物(採れたてのラディッシュ)
  • 海からの贈り物(小田原漁港から活ラングスティーヌ)

もっと見る

3位

龍園 (水沢 / 焼肉、ホルモン、冷麺)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2010/09訪問 2010/09/27

盛岡遠征第八弾 肉肉肉 オガタの肉を食べつくす

シャトンを後にした我々は一気にここ龍園を目指し
雨の振る中一気に飛ばす。
実は運よければ近くのお店で肉を買えればと思っていたのだが
やはり既に閉まっておりました(><)

一周して戻ってきたら、駐車場が空いており
停めている最中に次から次へと車がやってきた。
ほんの数分後れたら車を停めることができなかった(><)
駐車場のタイミングはとても難しいが、ほんの少し早く行くことをお勧めする。

この日は最初から上、上、上と飛ばす
あ、座った場所も前回と同じ(^^;;

上タン
 前回無かった上タンからスタートを切った。
 ?以前と違い心持量が多いように思える...写真見ても明らかに多い。
 上になったら量も増える?(^^;; これはうれしい事です。

 その上は心持以前よりさしが多い感じではあるが
 その美味しさはえもいわれぬ。

 やわらかい上に旨みが....もう牛タンだけの料理なんて食べれん。

上ロース
 前回の上ロースをはるかに上回るさしの入り方。
 上の上と言ってもいいぐらい。

 実は購入て持ち帰った上ロースは、これをはるかに上回る芸術品だった。
 写真無くてごめん(><)間に合わず食べてしまいました(爆
 肉が着物の匹田鹿子の如く、模様になっているのである。
 思わず手が震えてしまいました。
 まさに芸術品。もう一生食べれないのではと思います。

上カルビ
 ロースより厚みがあり、さしがものすごい状態になっています。
 こんな上物の肉ばっかり食っていると、今後の肉を見る目が変わってしまい
 怖い。
 前回も頂いたのだが、もう肉ってこれが牛肉でしょ?なんて頭に....

 既に頭の中は麻痺しています。
 帰りの請求...ははははどうでもなれ。

レバサシ
 このレバサシいったい何?
 切った切り口を見てもらえれば
 いや、皿の血の色を見れば分かるかな。
 真っ赤な血が....ドラキュラにでもなりそうです(^,m,^)
 これが美味しいの何のやめれません。
 少し時間が経ち生の血がどろっとしてきた頃、みなの口がとまり始めたら
 ドラキュラは一人で頂くのです(^^;;
 うまい、旨すぎる、新鮮な血がこんなにもうまいとは。

上ハラミ
 これも前回無く食べれなかった一品
 
上カルビ
 赤身の肉をガッツリ食べたいと言う事で頼んだものの
 (@@ 綺麗なさしが入った分厚い肉がやってきました。
 こんなのあり?こんなハラミ見た事が無いつーぐらい綺麗。
 ハラミの肉はまた独特な味がしてたまらなく美味しい。


完全に麻痺しかけになった頭を少し冷静に取り戻そうと言う事で
ここで通常メニューのものをお願いするも
全部売り切れ(><)
裏メニューの上なら残っています状態。
あちゃーーーー。
まだまだ裏メニューを知らない人も多いようで
いや、通常メニューでもものすごく美味しいだけに皆満足してしまうのだろうか

やむなく、上カルビを注文してみるも
どう見てもロースが....カルビも売り切れのようで
ロース肉も混ぜて少し多めに盛って来てくれたようである。

これだけ上、上、上、上、肉を食べて、飲む人は飲んで、さらにテールスープも注文して
一人割り勘で5,000円です。(@@
ありえない

ありえないありえない頭が変になりそう。
東京で焼肉の話が出ているが.....果たしてどうなってしまうんだろう。

この日一日を設定していただいたL氏
付き合っていただいたS氏
両氏に感謝。
またしてもビール飲んでいただくことが出来なかったのが残念。

------------------------

前日L氏から考えていたお店のお値段が高いとの事で
別途安くて美味しいお店の提案を頂き、迷う事無く
安くて美味しいこちらのお店をお願いした。

中尊寺から車で30分ほど走ったところにこちらのお店はあります。

実はこのお店の裏は元幹事長の実家。
観光名所?にも...
本人がお忍びで裏から食べに来たかどうかは知る由もなし。

お店に着くと既に満席。
予約無しでは絶対無理という状況。
予約しても、1回転目だと時間が限られちゃう感じです。
我々一行が30分前に行った時は、まだ席が空いていなく
時間まで外で待って欲しいとの事だった。

駐車場もお店の横にあるのだが、台数に限りがあるので
早めに場所を押さえておかねば、なくなってしまうので
注意が必要。(週末だけかもしれないが)

お店に着いた時にはなんと東京からのお客も来られており
ここのお店の人気度がうかがい知れる。
(という我々も東京から向かっちゃっているのだが...)

注文方法や、タイミングなど此処にはいろいろあるらしい。
あえて記載はしないことにする。(だって皆同じ注文方法されても困るので)

こちらのお店の人気はなんと言ってもお肉。
お肉はあの秀逸なお肉を生産しているオガタのお肉だそう。
全面にその名前を出してはいないが、オガタの直営店で食べるより遥かに安く
さらに直営店でお肉を買うより安いのではと思わせるお値段。

お店にかかっているお値段を見ると、輸入牛?って思うような安価な値段が出ている。

店内は、そんな高級肉を出すお店とは全く思えない食堂的な感じ。
テーブルに焼肉コンロがゴムホースで繋がっている。
煙モクモクで店内凄い事になります。
服も髪の毛も匂いがベットリ?
実は都内で食べる焼肉ほど匂いはべったりじゃ有りません不思議です。
新車内には匂いは一切残っていませんでしたから。

人気店なので、元々の店内スペース以外では不足しているので
お店の裏のスペースも開放しており、18人ほど裏の部屋で食べれる。

当日は足に支障がある方がおられたので、座敷だったのをテーブル席に変えていただいた。
この混雑している状況で、優先的に変えていただけたのはありがたい。
しかも、最初は小上がりの座敷だったのだが、テーブル席が空いたので
そちらに移していただけた。

お店の雰囲気とは違い、こういった対応はとっても嬉しい。

ちなみにお水などはセルフサービスです。そんな感じのお店ですが
お肉は一級品。

さて注文ですが
前沢はオガタの肉を堪能させてもらう事に。
後は目もくれず。

ハラミ(850円)
 運ばれて来たハラミは既にサシが入っており、これははらみと思わせるようなお肉。
 かなり上質なお肉です。
 焼いても柔らかく肉の味がしっかりしたもので
 暑さも十分厚いお肉。
 東京で食べたら幾らだろう(^^;;
 写真の内容で850円です。(安い

カルビ(850円)
 はらみより少しサシが多く入っているお肉です。
 これも850円?って思わせる質と量。
 脂だらけのカルビとは違い、良い具合の肉で、本当にカルビ?と思わせるような
 良いお肉です。
 一口口の中に入れると、うわーーー溶けていく感じ。
 こりゃたまりません。
 噛むという動作が不要とまで思わせるこのやわらかさはいったい何なんでしょう。
 (こんなもの食べていたら口が退化しそうだ(^^;;)
 脂身は美味しいので、肉全体が滅茶苦茶美味しくなります。

 ここまで食べて感じたのが、松坂牛とは大きく違う。
 軽やかに入っていくし、重くないこの味。
 同じ種からなのだが、この育て方の違いによりかなり肉の味も変わってきますね。
 前沢牛いやオガタの牛はやばいです。
 止まらない。幾らでも入りそう。(^^;;

ロース(850円)
 ロースも同じ値段(@@ マジ?
 この激安なお値段いったいどうなっているんでしょ。
 しかもこれじゃ都内だったら平気でA5肉だと言い切りそうである。
 見た感じはハラミに似ており、少しサシが綺麗に大目に入った感じ。
 肉はさすがにロース、美味しいです。
 ハラミとは違った肉質の味。さすがロース部分。美味い。
 これ、買うといったい幾らになるんでしょうね。850円で食べれる事事態驚異。
 こちらも柔らかくとっても美味しい。口の中でとろけるのは同じ。

牛タン(850円)
 これも850円。
 もう牛は全部850円で統一? いったいなんていうお値段設定。
 塩でお願いしました。
 牛タンの厚さを見よ。
 明らかに都内で普通に食べる牛タンとは全く違う厚さ。
 果たしてこの厚さで噛み切れるのかと思ってしまう。
 仙台では牛タンは固いので柔らかくするために薬品に漬け、さらに切り目を入れるぐらいである。
 しかししかし、このやわらかさはいったい(@@
 こんな牛タン食べちゃもう何処にもいけないです。
 輸入牛肉食べているよりずっと柔らかい。
 一体なんですかこれ?って思うほど柔らかいです。
 しかも滅茶美味しい。
 写真にある大きい方はタン元のほう、伊達の牛タンでは高い方に分けている部分。
 タン先が少し小さく丸く切られた方。
 もちろんタン先より元の部位の方が柔らかい。でもこのタン先も柔らかく
 一般的な焼肉屋のお肉に相当レベル。
 もう一気にタンのファンになってしまいました。
 もう一皿頼まないと帰れません(^^;;


 これが通常メニューですから、これから出てくる物はいったいどうなってしまうんでしょう。
 これからの上クラスのものはメニューには有りません。
 そう頼んでも出てくることは有りませんので、参考までにとどめて置いてください。
 ◆◆◆お店に迷惑になるので無理な注文はしないでください。◆◆◆
 運よく仕入れていればありつくことは出来ると思います。

●上カルビ(メニューには有りませんので値段出ておりません)
 さて今までのものとは全く違うものが出てきてしまいました。
 どうみても超一級品。
 やべー!こんな肉食べて帰りの費用がなくなりそう。

 一瞬顔が凍りつくも、あまりに美味しそうなので、引きつりながらもにやけてしまう(爆

 こんなの都内で食べたら諭吉ちゃん何人出て行くんでしょうって代物です。
 オガタの最高級品と思うようなお肉です。(シグネチャーで出たお肉など比じゃ有りません)
 お肉を炊くタイミングも緊張しちゃいます。
 焼き過ぎないように何度も返しながら、急激に熱が加わらないように焼いていきます。
 火が通り過ぎない状態に仕上がって一口で口の中に放り込みます。
 うぉーーーーーこれはなんですか~
 今までのものでも滅茶おいしいのに、この味はーーー失神寸前です。
 ヤバイ、ヤバイよ、ヤバ過ぎます。
 とろける。
 舌で押しつぶしただけで良い

 噛むと肉の味が超美味。
 もうだめ
 一皿全部食べちゃいたい。

 この肉の前では、フレンチだろうが、懐石料理だろうが全てが吹っ飛んでしまいそうです。

●上ロース(メニューには有りませんので値段出ておりません)
 分厚い上ロース。
 上カルビでも驚きましたが、滅茶苦茶綺麗なサシが入っているお肉です。
 こちらも都内で食べたら大変な事になるお肉。
 まだ会計済ませていないので怖くなってきちゃいます。
 でもL氏は平気な顔....大丈夫なんだろう、信用するべし。

 口の中で解けてなくなってしまうものを、あえて噛んで味わいます。
 噛み締める度にその美味さが...もうどうなっても良いです
 食べ続けていたい、幸せ~。
 美女の顔ももうどうでも良いです(^^;; (あ!それはウソです...信用ないよな(笑
 このお肉があれば。(笑

 こちらのお店は、ある意味、彼女と来てはいけませんね(^^;; 肉に魅了されてしまいます。

これだけ上質な肉を食べて飲んで1人3600円。
ありえなーーーーい(@@

遠くても絶対に再訪したいと思わせてくれた。
いや絶対に行く!!今度はもっと大勢で(^^;;

これほど美味しく安いお店につれて行っていただき
L氏に感謝。

前沢牛?オガタの肉の虜になってしまいました。
松坂も良いが、さらっとしたこの美味さ
癖になります。

味は前沢だろうがオガタだろうが生産者が同じなら殆ど同じ。
オガタも前沢牛として農協を通し審査にかけている。
このお値段で食べれるのだからもうなんだっていい訳です。

次回突撃準備しなければ(^^;;

  • 上カルビ 201009
  • 上タン 201009
  • 上タン 201009

もっと見る

4位

ピッツエリア エ トラットリア ダ イーサ (中目黒、代官山、池尻大橋 / ピザ、イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2010/04訪問 2010/08/01

サクッと食べれるバランスがとても良いピッツァは大勢で楽しみながら食べるのが最高

4/3に中目黒でオフのお誘いをかけたので知っている方も多いかと思います
この日は-Atsushi- さんが銀色のバンでラテアートを作ってくれ
多くのレビュアーさんが集まってくれ楽しい一日に。

ランチ時にこちらのお店で食事をすることにしていた。

こちらのお店は、以前ビストロ・ツチヤで食事をしたときに
界隈を歩いていて工事中のこちらのお店を発見したので、開店当日には行こうと思っていたのだが
時間が取れず行くことが出来なかった。
募る思いがあり、毎年家族で来ている中目黒の花見に今年も来るので
いっその事、オフもかね、ここでランチをしようと企画した。

多くのレビュアーさんにいきなりメッセ送らせていただき
驚いた方も多いと思うが、いろいろな方が来て頂きありがとうございました。

さて、花見シーズン真っ盛り。
当然開店前に並ぶことは確実であると予想されるので、
開店一時間前に来て並ぶことにした。一番乗り。
なんと、TVの取材中であった。
そうだよね。大勢のお客がいる中での食事の取材は大変。
開店前か閉店後となるんだろうが、結構早くから来ていたようで、もう終わりかけている。
そのTVは翌週に放映されている。食いしん坊達が(><)しっかり映っちゃっています。

この日は10名ほどがランチ時に集まってくれた。
釜のすぐ横を希望したので、テーブルのセッティングを急遽行っていただき
すでに大勢の人が並んでいるのに、後の方には迷惑をかけてしまい、この場でお詫びを

4月の時点で、すでに大勢の人のレビューが上がっており
このお店の人気度がうかがい知れる。

元のお店で良くても本人のお店になったときに、うまくいかないパターンも多いので
実際はどうなんだろうと気になっていたが
皆のレビューを見る限り期待できそうでした。

そんな期待とともに、当日天気にも恵まれ、午前中はよく晴れ気持ちいい日でした。
(日が暮れて、これから夜桜って時大雨が(><))

10名も集まればもういろんなものを食べることが出来ます。
頼んだピッツァは9種類、前菜2種類

まずは
ANTIPASTIから
暖かかったのでCALDIで

○CARPACCIO DI PESCE 生魚のカルパッチョ
 サーモンのマリネといわしのオイルサーディンだったと思います。(ちょっとうるおぼえ)
 青々としたイタリアンパセリの刻んだものと、生スパイスが振られている。
 酸味がかなり強めのカルパッチョになっており、お酒を飲みながらのおつまみには良いかも。
 お酒飲まない人にとっては少々酸味がきついかな。
 何か別のものがほしくなります。

○INSALATA DI POLPO タコのサラダ
 茹で蛸とセロリのサラダにイタリアンパセリ。
 セロリのいい香りと蛸がやわらかくいい食感で、クニクニしていて美味しかったです。
 シンプルに和えただけの一皿だが、いい取り合わせです。
 オリーブオイルに一工夫すれば、ホームパーティーでも簡単に使えそうです。

○MARGHERITA D.O.C マルゲリータ ドック
 水牛のモッツァレラチーズのピッツァ
 粉はフェリーチェ社の小麦粉を使っている。
 このフェリーチェ社の小麦は、真のナポリピッツァ教会で最初に認定を受けている。
 その小麦粉で出来たピッツァは、かるーい仕上がり
 もっちりし過ぎず、さくさくでもない。適度な水分を持っており、適度な粘りがある。
 とっても食べやすいだけではなく、小麦の香りがとてもいい
 トマトの水分とオリーブオイルで、切ると水分が滴る
 これがたまらなく良いですね。
 この水分がないとナポリピッツァ食べたと言う気がしません
 チーズは水牛のモッツァレラ。
 牛のモッツァレラと違い、粒子が細かくくどさが無い、さらっと食べれて
 胃にもたれない、くど過ぎないのでいくらでも入ってしまう。(危険危険)

○4 FORMAGGI クアットロ フォルマッジ
 チーズの美味しさを楽しむならこれですね。
 4種類のチーズが織り成す香りとこくが、さくっと焼きあがったフェリーチェの生地で食べると
 たまりません。
 適度な塩味が、トマトベースとまた違う塩味とチーズと小麦が絶妙に絡み合った一品。
 出来上がるたびに形が違う。
 イタリア的でいい。(日本人なのにイタリアの美を知っている)

日本人など東洋人は形などは綺麗にそろっている事の美を追求する事が多い民族であるが
ヨーロッパの人種は、不揃いの美を認める。
瓦などもそうで、家を建てるときに、イタリアの瓦を用いたのだが
その不揃いさから出る色が混ざることによる美しさを出してくれる。

サイズも形も出てきた大きさが綺麗にそろっているものがほしければ
La Palaが良いかもしれない。
自分の行った時は、2枚ともほとんど形が一緒に仕上がっていたのに驚いた。

○BIANCA CON PROSCIUTTO E RUCOLA ビアンカ プロシュットクルード エ ルーコラ
 ルッコラ好きな方が食べたいと言うことで注文することに。
 家でルッコラ育てるんだけど、いつも食べる前に虫のえさとなってしまい
 綺麗に全部食い尽くされちゃう(><)
 だから自分もルッコラとっても食べたかったのだ。
 生ハムが入っており、その上にてんこ盛りのルッコラの葉、こんな綺麗なルッコラ育てたい。
 これはコルチョーネの部分が広く出来上がっており
 生ハムとルッコラを堪能できる作りとなっている。

○PASTA IN CRISTA DA ISA
 これはメニューにはありません。
 久留米指向さんのレビューを見て知った一品です。
 パスタをピッツァ生地で包み込んで焼き上げた一品。
 でも、ピッツァ生地は食べられない。
 かなり贅沢な一品ですが、これはものすごいです。
 そう、家庭でよくやるホイル焼きに似たものがあり
 香りを閉じ込めている
 こんがり焼きあがって膨れ上がったものを、店員のお姉さんが切ってあけてくれた
 その瞬間、えもいわれぬ良い香りが立ち込めます。

 でもでも、みんな食いしん坊。だめと言われても食べちゃっています。
 美味しい美味しいとちぎって食べていたんですが
 さすがに生焼け状態が出てきてそこで皆断念。(^^;;
 
 リングイネのパスタ
 通常は濃厚なソースとの組み合わせであるが、ここで用いてくるとは
 魚介の旨みをたっぷり吸ったリングイネの旨さを味わえるようにでしょうか
 仕上がりもアルデンテでとても美味しい。
 ムール貝、アサリ、えび、トマトにバジルと、魚介の旨みがたっぷり。
 パスタ生地に包み込んでいたためなのか、トマトの酸味はかなり弱くなっており
 旨さが凝縮されている。

 これ最高に美味しい。
 次回来ても必ず頼む一品となろう。

○PIZZA FRITTA DA ERNESTINO ピッツァ フリッタ ダ エルネスティーノ
 あれ?これって確か、ピッツァフリッタ ダル プレジデンテでは無かったっけ
 名前いつの間か変わったんだろうか?
 確か名前どおりプレジデントの為に作ったものだったと思ったが違ったかな。
 これは先ほどのPASTA IN CRISTA DA ISAがパスタを閉じ込めたものに対して
 チーズを閉じ込め揚げたピッツァ
 中のチーズはリコッタチーズ。熱々でとろとろに溶けています。
 さらにポークの角切り、バジル、胡椒で味付けされていて
 とろとろのチーズを揚げたもちもちのピッツァ生地で食べる。
 手持ちサイズの小さなものではなく、でかいでかい。
 皿から大きくはみ出ています。

 これが、コロッケのような大きさになればもしかしたら流行るかも。

○MARGHERITA ALLA ROMANA マルゲリータ アッラ ロマーナ
 今度はアンチョビ好きの方の注文でこちらを選びました。
 ケッパーも一緒に乗っています。
 アンチョビの量は結構少なめではあるのだが、この量以上だとアンチョビの味がきつくて
 トマトのソースを楽しめなくなるので、丁度いい量だと自分は思う。
 アンチョビ好きには、少なすぎ?

○MARGHERITA CON SCMORZA マルゲリータ コン スカモルツァ改
 確か、チーズなしのマリナーラを頼んだと思ったのだが
 出てきたのは超特大サイズのスカモルツァ。
 山本イオーロの特別サービスで、チーズが乗っかって超ビックサイズにして出してくれた。
 おそらく、こちらのほうが美味しいので是非味わってもらいたいと言う気持ちだったのだろう。
 通常サイズの皿には乗らないので、大きい銀のさらいっぱいのサイズ。
 チーズは軽くスモークされたもので独特な味を持ち、熟成させたチーズは濃厚。
 トマトソースはマリナーラの時のように水分少なめで作られた特製品。
 (おそらく、裏メニューにもない即興品だと思われる。)

途中とてもいい香りがしてきたものがあった。
どれだどれだと探していると、えびの揚げたものだった。
今回注文できなかったのだが、次回には是非注文したい一品。
GAMBERONIだ。

今回皆で食べたのが
ピッツァ10枚+前菜2品
さらにワイン一本あけて税込みで29000円

ひぇーーー(@@
単純に割っても一人3000円にも行かないよ。
ワイン飲んでいない自分は2480円
前菜も頂いたのにこのお値段。
激安!!

やっぱりピッツェリアは大勢で行っていろんなものを頼むのが良いですね。
釜の目の前で大勢のピッツァの注文を受け、焼いている姿はすばらしい。
手際よく何枚ものピッツァを次々と焼き上げていく。
さすが世界チャンピオンを3度も経験しているだけあって
出来上がったピッツァはどれもめちゃくちゃ美味しい仕上がりでした。

サービスに当たってくれた白人の女性は、常に笑顔でてきぱきこなしてくれていた。
(間違いなく日本人スタッフより動きがよくすばらしかった)
手際が良いので、あえて彼女を狙って声をかけていたのだが(^^;;

店内は決して豪華なお店ではない街中のピッツェリアというところ。
日本で言えば丼ものやうどんやそばのお店と言ったところか。
過度なサービスを期待するところではない。

いかに楽しく皆と会話しながら気兼ねなく飲み食いできるお店であることが重要。
大勢で押しかけ、あれもこれも言いながら今回も楽しく食べれたことは
お店を十分使いきれたのだと思う。
次回もまた押しかけて楽しい食事をさせていただきたい。

自分にとって永福町のお気に入りのピッコラより気兼ねなくファーストフード的に使える
お気に入りの一店だ。

  • 06 PASTA IN CRISTA  DA ISA
  • 03 MARGHERITA D.O.C
  • 04 4 FORMAGGI

もっと見る

5位

レストラン タテル ヨシノ 銀座 (東銀座、銀座、銀座一丁目 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2010/02訪問 2010/06/05

我儘スペシャルでタテルヨシノを満喫

この日は夜から2009忘年会のお疲れ様&送別会を行うことになっており
その前に恒例と化してしまったランチオフからのスタートがこのお店となった。

当初は6名予約であったのだが、6名だと団体様扱いになりメニューが固定
この時点で、料理を食わせてやるというイメージが付きまとってしまっていた。
こうなりゃ、当日は好き放題やらせてもらおうでは

恒例となった開店前の店内撮影
撮影をしていると、スタッフの方々が、”どきましょうか?”と気を使っていただける。
ひぇーーーー。と思いながらも、”よろしく”と言ってしまう。(既にかなり横柄

店内は天井が高く2階分の吹き抜けで高さは7m。
この広さのおかげで、音が反響せず隣の席の声を気にせずに過ごすことができるのであろう。
席間も広く取られておりゆったりして明るい。

店内入口から、クローク兼受付があり通路の左手にはウェイティングバー、
右手には2人用の小さな個室も用意されている。

気になったのはテーブル少し狭い。
この店内なら1辺10cm~15cmは大きい方がゆったりして、食べやすいかと感じる。

美味しそうなメニューが並ぶが、プリフィックス形式になっているのは4800円の安いコース。
予め電話でコースメニュー以外もお願いしていた事もありアラカルトのメニュー表も同時に持ってきてくれていた。

当日は、ジビエ料理も用意されており、青首鴨とベキャス(山シギ)があるという。
ベキャスは既に頂いたことがあったのだが、フレンチの帝王はまだ食したことが無い。(@@)
食べ損ねさせたのは私だが(爆

本当は違うものを考えていたらしいのだが、
思わず目と耳がピクピク動くのを確認し誘う事に。
折角なので、ここで食べさせなきゃ今年1年何か言われそう思い...
まあ自分が食べたかったんですけどね。

メニュー選びにスタッフを巻き込み45分も要してしまった。
いやーもうこれだけで十分楽しめた。
周囲を見渡すと、既に終盤に差し掛かっていそうな方も見受けられる。

ミネラルウォーターはガス有り無しどちらでも飲み放題で+500円とかなり安い。

まずはアヴァン・アミューズ...いやアペリティフ。
あえてアペリティフとして提供されている。

アペリティフ(アヴァン・アミューズ)
 パイ生地に包まれた小さなお菓子のようなアヴァン・アミューズ。
 一つには可愛く切った野菜が盛りつけられている。
 これからの食事にあたって食欲をそそってくれるものであった。
 数種類の野菜が乗ったものは一口で食べると、野菜がミックスされ瑞々しい味とともに
 緑の味、根菜の味などが小さいのに口の中を駆け巡り、口に優しい美味しいもので
 よっしゃーこれから食わせてもらうぞって気持ちにさせてくれる。

アミューズ
 すでに終盤のデザートを思わせるような出来栄え。
 赤紫色をしたキュービック状のビーツのジュレに青カビのクリームチーズ。
 こちらのチーズは良くあるものとは全く違っており、ビーツと一緒に食べるととっても美味しい。
 塩味と青カビがとてもマッチした味になっている。
 美味しいブルーチーズって美味しんだって初めて感動。
 赤いビーツは、再来週行くカフェロシアでのボルシチの色を思い浮かばせてくれる。
 これをアンディーブのソースと一緒に食べると、香りと少しの苦みが加わりとってもさわやか。

スープ(スペシャルサービス)
 実はジビエやスペシャリテを注文したことにより、料理に時間がかかってしまう為
 その繋ぎとしてメニューにはないが特別にサービスしてくれたもの。(他コースのもの)
 フランス産の栗を使用したスープなのだが、シナモンや種々のスパイスとハーブを使ったスープで
 とても美味しいスープであった。
 ベースには鶏の出汁を使っているのであろうか?とても味わい深くもっと大きな皿で飲みたかった。
 感激の一品でした。

前菜
 6種類の前菜があり、1枚追加したいぐらいである。
 しかし、メインでジビエを追加しているので前菜は追加無しでやらねば。
 以後自分の選んだものは◆

 ◆季節の野菜 庭園風
  40種類もの野菜を散らしたサラダ。
  それは庭園という名にふさわしく、お庭に種々様々なお野菜が植えられているようである。
  食べた事のある野菜もあれば初めて見るものまであり、
  一品一品火の通し方までそれぞれの野菜に一番合う方法で出されている。
  一様に切って出すだけではない細かな気配りが、単に茫々に生えた庭とは違い、
  手入れされた庭園となっている。
  これを4800円のコースに標準で盛り込まれているのである。
  なかなかどうして良い選択ができるようになっている。
  実はジビエのパテにしたかったのだが、ジビエが重なると思って...

 ○ジビエのパテ・アン・クルート ステラマリス
 ○チリメンキャベツ、フォワグラ、黒トリュフのテリーヌ
   下記コメント参照

パン
 パンの種類は3種類。
 (1)バケット、小麦と塩だけで作られている。
 (2)ライ麦を混ぜたパン
 (3)フォッカッチャこちらは柔らかい。
 自分は一通り食べた後、(1)(2)を何度となくお変わりしまし8個は食べたかな。
 実に美味しいパンであった。
 小さいのに中がもっちりしていてとても粘りがあり
 どのレストランで食べたパンより粘りがあり、食べ始めたら止まらない勢い。
 (1)は塩分が少し効いており、しょっぱいわけではなく癖になる状態。
 食べ終わったらまた口の中に。

メインディッシュ
 肉をジビエにしたので、魚にすることに。
 ◆ウスバハギのグリエ 玉ねぎのクーリ、パルメザン風味
  クーリとは液体状のものを示しており、果物や野菜などを裏ごししてピュレ状にしたものである。
  簡単にいえばウスバハギをグリルで焼いたものに、
  玉ねぎの裏ごししたソースをパルメザンチーズで風味付けしたものとなる。
  そうなると、グリルの火加減が味のすべてを決めてしまうものになる。
  『トロワグロ』の様な事は無く、身はホクホクに仕上がっており、皮の部分にグリルでの焼き加減が香ばしく、
  とても美味しく仕上がっている。
  ソース等で食べさせるものではなく、ウスバハギそのものの美味しさを引き出させるために
  クーリがあるそんな料理であった。
  少々色彩に欠け、派手さが無いものの、この後に続くジビエ料理に繋げるには、気取っていない料理の方が統一感が出る。

 ○軽くスモークしたサーモンミーュイ ステラマリス風
 ○テット ドゥ コション ソーストルテュ
  下記コメント参照

 ◆ジビエ(ベキャスのハーフポーション+\6500)
  お皿にベキャスを模り綺麗に配置されて出てきた。(可愛い)
  久々のベキャスはかなり楽しみ。
  何はさておき頭にかぶりつく。
  少し成長していたのか、頭の皮の部分が結構厚く骨も固かった。
  幼いベキャスなら骨毎バリバリ食べれます。
  逆に脳みそが大きく食べ応えがあります。あまーーい。

  レバーの部分もかなり取れたようでペーストにされて出てきていました。
  こちらも、鶏や豚などのレバーとは一味も二味も違い甘さすら感じる上品な味わい。

  肉は新鮮だったのか、骨から外れません。
  もう食べ方など気にすることもなく、骨にかぶりついてしゃぶりつくすと
  そこには野性味溢れる味が待っています。
  この味こそがジビエの楽しみの一つ。

  今回1羽が少し大きかったので、肉の部分もたっぷり食べれた。
  赤い部分の胸肉には火の通しを短くしていたのか、柔らかく甘味と旨味がある。
  久しぶりに頂いたベキャスはやっぱり美味しい。

  添えつけのジロール茸は独特な風味があり、好みが分かれそう。

 ○仔ヤギのカルパッチョ -- 下記コメント参照

デザート
 ◆マロンのエクラゼに軽やかなメレンゲを添えて
   円柱状のメレンゲの上にバニラアイス 横にはマロンのエクラゼと栗のアイス
   添えられたカップにはラムのボンボン。
   サービスから”メレンゲを切る時の音とその食感を楽しんでください”と
   初めて食べ方をあえて言って来たので興味深々。

   メレンゲを上から半分に切ると、シャリシャリとサクッと切れ、この時の感触と音はとっても面白い。
   アイスはかなり軽いホイップされたようなバニラアイスだったので綺麗に切断できた。

   メレンゲを食べると、これがまた口の中でシュワシュワーと崩れる。この食感うまー(^o^)\。

   マロンのエクラゼは独特の食感。フワフワの毛ざわりみたいな見た目だが、
   柔らかくねっとりしたエクラゼは、口の中で栗の香りが広がる。
   これ美味しい。

 ○ヌガーグラッセ フリュイコンフィと共に
   下記コメント参照

ミニャルディーズ
 マカロンとボンボン。
 先ほどのボンボンもそうでしたが、かなりアルコールがきついです。
 下戸3人組はこれで危険領域(^^;;
 でもこれが美味しいいのだ。酔ってしまうと分りつつも食べたくなってしまう美味しさ。
 黒いフラットな皿に置かれ配置されたミニャルディーズを見ると
 和のセンスがある日本庭園を思わせる。
 華道なんかの生け花にも通じる。


まさかベキャスがいるとは思いもよりませんでした。
5000+2000円程度で多くても1万は余裕で切ると思っていたんですが(^^;;
かるーく1万越え。

自分はこちらの料理に完全にはまった感じ。
これほどまでに楽しめたお店は今までには無かった。
時期を見てまた行きたいものです。

メートル・ド・テルの人も常にワクワクさせてくれ楽しませてくれた。

未記載の料理は、書きコメントに続く。

  • メイン:ジビエ(ベキャス)
  • アペリティフ
  • アミューズ

もっと見る

6位

レシピ (三宮(神戸市営)、三ノ宮(JR)、三宮(神戸新交通) / ビストロ、フレンチ、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2010/11訪問 2010/11/30

季節物のジビエ料理をアラカルトで注文できる 自分にとって一番落ち着くレストラン 神戸に来たら外せない

久々にレシピに戻ってきた。
神戸に来たら必ず、此方のレシピかルセットにお邪魔している。
神戸のフレンチの中でも自分はこのお店の味、雰囲気が好き。
味も一つ星を取っているお店に負けない味を持っていると思う。

何よりも結構わがまま融通が効くのである。
今年もジビエの時期なのであれ食べたいこれ食べたいと注文してしまう。

昨年は友人の結婚式のために神戸に来れなかったので
今年は何が何でもこのお店は外せない。
ルセットでも良かったのだが、予定では昼にフレンチを考えていたので
夜もコースはきついと思い、此方でアラカルトで楽しむ事を考えていた。

お店に着くなり、マダムと会い久々の再会に喜びをかみ締めた。

残念ながらこの日は一人である。
本当なら家族とであったのだが
かみさんの方が実家の法事で来れないので、友人とであったがドタキャン食らい一人で寂しく
いや、終始マダムがお相手してくれたので、結局はこの方が楽しく頂けた。

この日あるジビエは...
雷鳥...あ!それそれ他はいい、雷鳥が食べたい。
時期を過ぎているのだが、今年は温かかったせいかまだ雷鳥が食べれる。
やったーーーー!!
と言う事で、雷鳥を注文し
さらに前菜で、オマールエビと有機野菜のテリーヌをオーダー。
最後には須田さんのラフランスのデクリネゾンのデザートを頂く事に。

●アミューズ
 コースじゃないのにアミューズ? 突っ込まないでね(^^;;
 キッシュふわふわの玉子のキッシュは一口でも美味しい

 生のフォアグラに白トリュフ
 超うまーーー
 トリュフの香りにフォアグラの味がこんな少量でも口の中を駆け巡る。
 贅沢な一口です。

●オマールエビと有機野菜のテリーヌ
 泡は白がセロリラブ、赤がビーツです。
 オマールエビのタルタルはオマールエビのフライに付けたら激旨だろうな~という
 今までに食べた事が無い美味しさのタルタル。

 オマールエビのエキスのジュレはオマールエビの香りが引き立つ
 これはテリーヌと一緒に食べるとさらに美味しくなる。

 ソースにはパプリカとオマールエビのみそのソース

 テリーヌの中身はオマールエビ、ズッキーニ、フランスの茄子、赤パプリカ
 フランスのキャベツ(ちりめんキャベツのような感じ)、繋ぎにほうれん草
 ほうれん草を茹でると粘りが出るのでその部分で繋ぎとするとの事。

 オマールエビの濃厚な味に野菜の爽やかな味をマッチさせたあっさり目のテリーヌ。
 しかし付け合せのオマールエビのタルタルやソース、ジュレを付ける事で
 それそれの味の変化を楽しむ事が出来る。

 赤パプリカがいい味を出していました。
 肉厚で周囲の野菜のエキスをすっておりパプリカ以外の味とともに
 このテリーヌの味に深みを与えている。

●ジビエはグルーズ(雷鳥)のロティ
 今日はこれを食べに来たのである。
 何が何でも雷鳥。
 食べたい食べたいと日々願っていたので、まだ残っていたのが奇跡。
 本来雷鳥は11月前半で終わっちゃうのだが今年は温暖なせいかまだ残っていた。

 鳥の中では癖があると言うが、自分にはこの癖が美味しくてたまらん。
 今日の雷鳥料理は、ジロール茸にジャガイモと雷鳥の肝のソース
 雷鳥だけでも十分美味しいのだが、このソースと絡めるとさらに際立つ。
 さらに雷鳥の肝とサルミ(血)ソースがたまらん(ドラキュラか?

 鴨より濃厚な味わいで鳥とは思えない重厚な味と肉質を持つ。
 手羽や足が付いているので、手で持ってむしゃむしゃかじり取る。
 肝は串刺しにして提供されるが、心臓、肝臓...腎臓?
 それぞれ食感と味が異なるのでその味を噛みしめながら堪能できる。

 この日は多くの野鳥が入っていたようで、現在入荷している野鳥をこっそり見せていただいた。
 雷鳥はさすがに大きい。
 他にはコルヴェール(青首鴨)、ペルドロー(山鶉)、ピジョンラミエ(山鳩)
 を見せていただいた。
 どれも旨そうや(^^;;

●須田さんのラフランスのデクリネゾン
 本日のデザートのお勧め。
 上に刺さっているのはラフランスを薄く切り乾燥させたもので、蜜だけが残り
 まるでラフランスの味のする飴細工を食べているみたい。
 ラフランスのジュレの中にシャーベットが浮かんでいる。その中にコンポートが隠れている。
 この山形の須田達郎さんのラフランスが美味しいのだ。
 ぽつぽつとあるのがタピオカ。
 このタピオカが食感的にいい役割をだしています。

今日はこれでお腹一杯(^^;;
そりゃこの前に明石焼き食べてりゃ十分やろ。(爆

来年は行けるかどうか分らないけど
神戸に来たら必ず此方かルセットへ行くのが自分のお決まりになっちゃって居ます。

--------2007.11-----
今年もやってきた。
ジビエ料理食べたく前々から予約を入れて、雷鳥2羽(今年最後でした)を入れたディナーに設定。
入荷直後に問い合わせると、なんと5種類ものジビエがあるではありませんか
この神戸でも小さなフレンチレストランがこれだけの種類を揃えているのは殆ど無いといっていいと思う。
隣にあるルセットも同じシェフで厨房も同じなので、落ち着いてコース料理を食べたければ
ルセットに行かれる事を勧める。

今晩も贅沢に食べよう!!
で2種類のコースを注文。さらにこのお店では外せない坂越の牡蠣殻焼き香草風味も追加で注文。
子供は親からちょっとずつ取り分け。

以前にも書いたが、このお店は子供OK。
昨年は雨で空いていたが、今年は晴天でお店はすぐに満席となり、お酒も入りかなりうるさい状況になってしまっていた。
うーーん落ち着いて食べるには少し厳しい。
逆にお酒飲みながら美味しいジビエを楽しく食べるには最高だろう。

●雷鳥
 ソースは赤ワインと雷鳥の血を使ったソースで、
 トリュフとポテトでロティーしている。
 雷鳥は瞬間燻製をして臭みを取っているとのこと。
 しかし、雷鳥はさほど臭みが無いので燻製は要らないと思う。
 燻製は誰でも食べやすいようにとのこと。
 ジビエ好きな人は臭くしてほしいとわざわざ言って来るそうだが
 本来の味を堪能してみたい。
 肉の方は赤身のある鴨の様な感じである。
 鴨のように大きくは無いので手羽など少し苦味の残るところがあるが
 とても美味しく食べれる。
 初めて雷鳥を頂いたが、癖の全く無く(自分に合っていたのかも)旨味もあり
 とても美味しかった。

来年はピジョン・ラミエでも食べてみたい。

今晩は楽しい一時を過ごしたが、なんと3時間もかかっていた。
これでちょうどのペースだったので、来年はもう少し早目に来店する事にしよう。

最後にシェフとスタッフ全員に見送られて、来年もまた来る事を誓ってお店を後にした。

今度はルセットへの子連れでの入場を許可されたので、ルセットでゆっくり楽しむ事に。

--------2006.11-----

神戸に来て、フランス料理をどうしても食べたくなり
いろいろ探し回ったが、プチメゾン系で、子供連れのディナーは断られる一方で
夕食に途方にくれていた。
このレシピはルセットの姉妹店といっても隣同士なので
形式が多少違うだけ。
しかし内装からして、大人の社交場に近いため、子供連れはもっと駄目だと最初っからあきらめていた。
異人館巡りをしている途中で、どうしてもジビエ料理を食べたくなり
駄目もとで予約のTELをしてみると、あっさりOKを貰った。
ほっと( ´ー`)フゥー...。

ここでもEZナビウォーク大活躍。
階段を下りて正面がルセット右がレシピなっている。

店内に入るや否や、大きな金色の扇が目に飛び込む。
カウンター内には女性バーテンダーが2人
落ち着いた大人の空間。
すでにカップルが一組。(なんか子供連れが来ちゃって悪かったかな)
終止われわれとカップルの2組だけだったので
店員さんの対応も余裕をもって接客していただけた。

私はスペシャルコース。
妻はももコース。ほろほろ鳥を食べたかったようで。
で、これではここに来た意味が薄れてしまう。
ジビエ料理。すでに3つは無くなってしまっていた。
貴重なジビエ(野生鳥獣の肉)料理だもんね。
コース料理の量と、内容、子供の夕食などを考え注文。

さて料理の全貌は写真を見ていただくとして
全部言ってしまってよいのだろうか。
なぜなら非常に美味しかったから。
これだけの味をこの料金で食べれる事は東京ではありえないからです。
一度は食してもらいたい。
なのでレビュー自体は簡素に?しておく。

●スペシャルコース
 ○タラバ蟹のタルタルとアボガドムース
  5層になった冷たい前菜。
  上にはマスの卵(イクラより小さく飾りには良い)
  アボガドの独特の味や香りはせず、タラバガニの強い味もせず上品でいてコクのある
  一口、口に入れたとたんほっぺたが微笑むような
  美味しい味と食感が口の中を満たしてくれる。
 ○本日の暖かいオードブル
  ホアグラに乾燥イチジクのソースがとても美味しかった。
  上品な味わいのあるソースがこってりしたホアグラを
  やさしく包んでいる。
 ○本日のお勧めお魚料理
  このソースは思ったよりしつこくなく
  昔ながらのフランス料理とは違い、イタリアンな感じを
  取り込んだとてもさわやかな一品となっている。
  魚は鯛を使用していた。

下記コメントに続く

  • 2010.11
  • 2010.11 雷鳥
  • 2010.11

もっと見る

7位

スイーツガーデン ユウジアジキ (北山田 / ケーキ、マカロン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/08訪問 2010/11/26

子供の大先輩は、今一番輝いているパティシエ

二子玉にビゴのパンを買いにいく必要が出来たので
ならば今まで行きたかったこちらのお店へと足を運ぶ事にした。

ディフェールを後にした安食シェフが近くにお店を出すと言ううわさを常々聞いており
出来たら絶対に行こうと決めていたのだが、なかなか行く機会に恵まれず
皆が行っているのを指を加えてみていた。

安食シェフは実は家の子供の大先輩である。

同じ保育園の卒業で、昔はうちの近くに住んでいた。
そこの事を知っていたので、一度お話をしたくて仕方が無かった。

当日は忙しい中安食シェフが出てきて頂き、当時のお話をうかがう事が出来た。
とっても気さくで笑顔が素敵なシェフでこの笑顔から生まれるケーキを
一口食べるとその笑顔が移ってしまうのだ。

アールグレイやアルモニーはディフェール時代からあるもの。
この2つは自分の大好物。
とっても美味しい。他には無いデザインだし味のデザインも独創的。
ここで紹介するより一度食べてほしいと思う一品です。

味はデフェール時代と同じなのでそのまま記載しておく事に。
(すみません、自分の時間が無いので....)

●アールグレイ ★★★★★
 可愛いハートの模様があしらってありとても可愛い。
 チョコラのスポンジムースのカップの中は
 ほろ苦いショコラのビスキュイ
 アールグレイのムース
 ミルクチョコのムース?
 の3段構造になっており
 チョコの濃厚さは押さえられているのでアールグレイの香りがチョコとのハーモニーを奏でてくれる。
 
●アルモニ ★★★★★
 アールグレイと同じ様な構造と形をしている。
 チョコラのスポンジムースのカップの中は
 ほろ苦いショコラのビスキュイ
 ジャスミンのムース
 カモミールの香りたっぷりのとろりとしたクリーム。ミルクの味がしないのが良い。
 ハーブの香りが突出していなく、ジャスミンとカモミール、チョコのハーモニーが口に中一杯に広がる。
 いやーいつ食べても美味しいですね。

●シブスト パンプルムース ★★★★★
 これは今までに感じた事が無い香りとの組み合わせ。
 ライチの香りがとてもいい香りがして、クレープフルーツを使ったシブスト
 これめちゃ美味しいです。

●キャラメルサレ ショコラポワール ★★★★★
 洋梨はケーキに使うととっても美味しいですよね。
 その洋梨のコンポートとムースショコラのコラボはえもいわれぬ美味しさです。
 なんか洋酒が入っているかのような味になっており自分の好み。

すみません、他はメモっていなく忘れてしまいました(><)
記憶に残っているのはどれも凄い美味しかった~。って記憶が...
大失態です。

焼き菓子はアンリ以来始めてふっくらした物が出来上がっています。
フィナンシェはアンリに続く美味しさです。

とにかくまた、直ぐにでも買いに行きたいお店です。
今年の一押し。いや当面お勧め一番のお店かな。


安食シェフへ、保育園に遊びに行ってあげてねm(_ _)m
地域の皆を誘って応援にいきまーす。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 承諾済

もっと見る

8位

近又 (京都河原町、祇園四条、烏丸 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2010/11訪問 2010/11/29

京都の朝は優しい朝食から

神戸にお墓参りに行く途中
朝食を取る場所を近又と決めていた。

時間的にも丁度良いし、清水からも遠くなく
すがすがしい朝を向える場所には最適だからだ。

朝5:30頃に京都に入り、清水の6:00開門を待って
朝一でお参りして人眠りする。
清水界隈の駐車場は高いのだが
8:00までなら100円で停めることが出来るのである。
7:30迄車で眠った後にお店に向う事に。
予め駐車場をピックアップしていたのだが
いやーナビはいい加減な案内をしてくれる。
右折できない所を右折せよと(><)
おかげでぐるぐる回る羽目に。

予定時間にお店に入り、店員さんのお出迎えを受けて
奥の座敷席に案内される。
個室を予約していたので。
テーブル席で朝食を頂きたくなかったので
あえて足を伸ばせて休憩できる座敷席をお願いしていた。

長時間一人で車を運転しているとめちゃつかれるしね。

座敷席に腰を下ろして部屋を見渡すと
京の旅館は落ち着くなー
としみじみ感じる。

縁側がありその外に中庭があり
薄暗い部屋から明るい中庭を眺めると
絵画の様である。

程なくして朝ご飯が運ばれて来る。

観光シーズンだというのにお客が少ない。
聞くと、今年は観光客が激減しているとの事。
そういえば清水にも来ている観光客は少なかったな。

しかも、近又はミシュランから外れているのである。
うーーん不思議だ。掲載を断ったのであろう。

さて個室での朝食は+1000円ほど費用がかかるが
テーブル席とは全く違う落ち着きのある部屋でのほうが
何倍も食事が美味しく感じれるので
是非個室をお願いした方が良い。

朝食は贅沢三昧というものではなく
通常の朝ご飯に+α程度のもので
日本の和食の朝食を感じ取れる。

焼き鮭に、自家製ごま豆腐
このごま豆腐がもっちりしていて優しく美味しい
朝食の寝起きの体にはとても優しく入っていく。

その手前には自家製のちりめん山椒
これは少し水分の残る物で、しっかりと味付けがされている。
温かい白いご飯にも、お茶漬けでも美味しい。

風呂吹き大根には自家製の味噌がかかっている。
これが少し甘めなのだが、味噌のエグミが無くとっても食べやすい。
口当たりのいい味噌で、ご飯に乗せて食べるのも美味しいと思う。

手前にある味噌汁は結構味が濃い目。
しっかりした味付けなのだが、関東で言う濃い目とは違う。
出汁のしっかり効いた濃さのある味噌汁。
うーーー関西に帰ってきた事を実感できる。
味噌汁は出汁が効いていなきゃ。
スーパーで売っている出し入りでは駄目。
しっかり出汁を取った味噌汁はうまい。

その奥には大根と鶏肉の煮物がついている。
朝から濃いかなって思ったのだが
味付けは朝に合わせてあるのであろう、夜のくどさのあるものではなく
本当に優しい味わい。
これなら朝から何ぼでもOKよ。

鮭はじっくり焼かれており、焦げ目など無い中までやんわりと火が通った
美味しい鮭でした。
しょっぱくも無くこの鮭なら朝食に毎日出てもOK。
自分はしょっぱい鮭は好きじゃなく
家で出ても必ずお茶漬けにしちゃうぐらい。
でも、そんな事は全く無く、温かい白米と一緒に。

いやーどれもこれも優しい味わい。
京都やなー。
益々東京を離れたくなってしまう。

そして最後に熱々の出汁巻き玉子がやってきた。
綺麗に巻いている出汁巻き玉子です。
中には出汁が十分入っているので、火傷に注意ですが
出汁の美味しい玉子焼きはもうたまりませんね。
一口一口美味しいと連発しながら頂きました。

気持ちいい朝食を頂き、
雨を表現した時雨の二段垣のあるお庭を除きながら
しばらくその余韻に浸っていました。

すると七代目 又八 鵜飼 治二氏が直々に挨拶にこられ
今の京都、このお店の事など世間話をさせていただきました。
近又のあるべき姿など、これからも変わり無い近又があり続ける事を確信させられる
ご主人の心をうかがう事が出来ました。

次回は懐石料理を是非とも頂きたいと心に誓い後にする事に。
お店の外で店主がずっと見送ってくれました。

今までに無い最高の朝食が出来てとても良かったです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

9位

バー ル・サロン (三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR) / バー)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2010/11訪問 2010/11/29

神戸北野でマッタリとした夜を本物のカクテルで

この日はリストランテ ベリーニで神戸最後のオフ会をした後に
パパさん行きつけのこちらのお店に連れて行ってもらいました。
そこで新たにメンバーも加わり楽しい一時を....寝ちゃいました(爆

こちらのバーは広いバーカウンター以外にソファー席も用意されています。
贅沢な空間作りとなっており
ソファー席などは、高級ブティックの特別室の様でもあり
おおよそ一軒のお店の空間ではない。
とても贅沢な作りになっている。

バーテンダー吉成幸男氏がイメージする世界へ引きずり込まれてしまうほど
お店の完成度も高く次元の違う落ち着き感と高級感を持たせている。

バーカウンターの奥の壁には竹をあしらった壁になっており
和の空間をもその落ち着き感に一役かっているのであろう。

ここの行きつけのtomoseipapaさんに連れて来て貰わなければ
自分には全く縁の無い所である。
だって飲めないし。
なので一人でバーにはいるにはあまりに敷居が高く。
フレッシュジュースでカクテル作ってくれるお店を
外観から判断は出来ないのでいつも誰かに連れて行ってもらっている。

こちらのバーテンダーは、飲めない私でも快く迎え入れてくれ
自分の難しい注文に色々考えある食材との組み合わせで美味しい物を場で考え出してくれる。
BAR BARNS以来の素晴らしいお店である。

バーテンダーの腕はお酒を飲めない私には分らないが
お客の要望に出来る限り応えようとする姿勢、飲めないものでもお店に来ていただいたお客が
リラックスできる様に配慮してくれる空気を読む力
一流のバーテンダーにのみ備わっているように思える。

こちらではその雰囲気を十分に味わえる。

どのカクテルを飲んでも、喫茶店で頂くジュースをはるかに越えた美味しい物で
色の綺麗さもあり一杯にとても満足いける。

これでお酒を飲めればその腕が更に理解できるものだろうと思う。

飲めない自分がまた、来てみたくなるバーと言うのはめったに無い事。
楽しい時間を過ごさせていただいた。

多くのお客はこのお店に行けばきっと落ち着いた満足の行く時間を
美味しいカクテルを口にしながら味わうことができると確信する。
少し大人な雰囲気のある北野のバーでした。

また神戸に帰ってきた時には誘ってください。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

10位

天下一品 総本店 (茶山、一乗寺、元田中 / ラーメン、餃子、からあげ)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2010/11訪問 2010/11/30

最後の晩餐 ベッキーに見とられ幸高の幸せ このスープの味は絶対忘れん

ついに自分にとって最後のレビューとなります。

そしてなんでこのお店を最後に?
そう、学生の頃に、天下一品を知り衝撃を得ました。
その頃のラーメンといえば醤油ラーメンが一般的であり
今では色々ある節系のラーメンなど無かった。(知らなかった)
以来、この天下一品が好きになり、お腹がすいていれば安くお腹を満たせる美味しいラーメンとして
自分の中でいつもあったのです。

みうたんパパさんほどラーメンを食べているわけではないですが
この天下一品好きなんです。

天下一品のインスパイアが今まで全く出る事が無く
続いているのははやり凄い事だと思う。

なぜかこの本店を今まで行く事が無かったので
今回の神戸帰省に合わせ最後のお店としてここを選んだ。

お店に着くと、東京にある天下一品とはかなり雰囲気も異なる。
店内にはいると(@@ ベッキーいっぱい。

ベッキーにみられながら頂く感じである。

お店のお勧めは塩ラーメンなのだが
最後の晩餐にはやっぱりこってり。
さらにチャーシュー追加...それって単にチャーシュー麺やん。

注文を終えて、ベッキーに囲まれながらニヤニヤ。(あほかー

程なく注文したこってりが運ばれてきた。
チャーシュー麺(^^;;

まずはパチリと一枚。
麺を救いあげてパチリ

そしてスープを飲むと

えーーーーーーーーーーー全くちゃうやん!!

う、うまい!!

東京のあの味はなんやねん。

スープが変なアジしていない。

これはほんま美味しい。

うーーーお腹すいていればもっと食べたいのに。
思わず夢中で食べましたよ。
本店は天下一品の中でも一番評価が高い。

うなずける。

東京のお店に+2点以上は上ではないかと思わせる。

美味しい
めっちゃ美味しいやん。

もう至高の幸せ。

思い残す事は無い。
これで最後。

今まで有難うございました。

もっと見る

ページの先頭へ