レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2012/06訪問 2012/06/28
神戸北野坂、隠れた名店でオトナが喜ぶ絶品しゃぶしゃぶ召し上がれ〜
ここは神戸は北野坂。
近年の神戸の夜の繁華街としてはメインストリートであります。
なかでもこのお店のあるパレ北野坂ビル、通称パレ北は、多くの夜の社交場を擁する商業ビル。
その1階の一番奥にさりげなく佇むこちらのお店。
さしずめ異人館を思わせる扉を開くと、しっとりした趣きの落ち着いた店内。
4人がけ〜6人がけのテーブルが4〜5台。正面には大きなワインセラー。
窓の外にはお花が咲く小さなテラス。
本格的なレストランらしい雰囲気といいましょうか、とにかく落ち着いた、オトナの、ゆったりとした心地よさ。
オーナーママさんがお迎えしてくださいました。
こちらへの初訪問は友人のご招待での特別メニューだったので、今回がはじめてのお店のメニューからの食事です。
さて、今回はしゃぶしゃぶのコースをいただきました。
奄美黒毛島豚と鹿児島黒毛和牛のミックスしゃぶしゃぶ(4,000円)であります。
今回は控えめにアラカルトからのサイドメニューは注文せず、コースと飲み物だけであります。
はい、もちろん生ビールから。
美味しいですね、しっかりと冷えていて。
と、最初につきだしというか前菜として3種類からお選びくださいとのこと。
今回はサーモンを選択。
おっと出てきたのは彩りも美しい可愛い前菜。サーモンはひと口サイズでうずらのゆで卵半分やグリーンのサラダといっしょにひとくちでパクっ。うまー!!!
これはスバラシイ。味のハーモニーがバツグンです。
と、ここでしゃぶしゃぶのセッティング。
なんと出てきた卓上コンロはあの2010年グッドデザイン賞獲得のアモルフォではないですか!
さらにお鍋はオレンジ色のル・クルーゼの楕円のココットですぜ。可愛いじゃありませんか。
そこへ出てきたお野菜たち。これまた彩りが美しいだけでなく、淡路のフルーツ玉ねぎや確か新潟のブラウンえのき、パプリカなど、こだわりたっぷりのものばかりで、それをまた薄〜くカットすることで食べやすくしてあります。
しゃぶしゃぶとはいえ、もう完全に洋風な気分です(笑) オッシャレ〜♪
お肉は豚と牛のミックスということですが、これまたなかなか美しく、喉が鳴ります(汗)
コーヒーカップのようなこれまた可愛い器に入れられたゴマだれとポン酢。薬味は普通におねぎと大根おろしですが、このみのうるさい貴兄にもと、七味や一味、黒七味、柚子胡椒などなど、なんでもお申し付けくださいと。
ワタクシはなかでもゴマだれが気に入りました。まろやかだけどエグ味が無く、それに少々の一味を振りかけたらもうサイコー!
しゃぶしゃぶといえばお肉はゴマだれっスよね!?
〆にはこれまたこだわりのお取り寄せ(どこからか忘れちゃいましたが、、、)のラーメンで。
麺ももちろんながら、このしゃぶしゃぶで沢山の根菜たちから出た旨みたっぷりのスープ。これを塩とブラックペッパーで整えて、さらにこちらのお店特製の一手間加えた醤油をほんの少し。うわ〜〜〜これはウマイ。ホントにシアワセであります。
合間にチェックしたメニューを見せていただくと、ビフカツサンドやパスタなどもある様子。
しかも深夜まで開いているとな。
さら〜に、パスタはもちろん、メニューあるなし気にせず、じゃんじゃんワガママ言ってくださいとの嬉しいお言葉。
それにこのスバラシイ内容から考えると、とってもありがたい価格。幸福感満載です!
しかも帰りにはお土産と可愛い「ミンチカツバーガー」まで持たせてくれました。
ウレシや、ありがたやの名店発見。
神戸はまだまだ奥が深い!?
3位
1回
2012/01訪問 2012/02/21
お料理はもっぱら食ってばっかりで、ワタクシはそうそう作ることは無いんですけれども、お皿に盛られて出てきただけでもそりゃウマイってわかるような気がしたりします。
多くの食い道楽な友人知人も絶賛のこちら、神戸サウナのちょい南側であります。
背が高く広めの明るいカウンター。
大将にほぼお任せで旬の色々を出していただきます。
ワタクシは料理のなんたるかであったり、ウンチクはそれほど知りません。
ましてやネタ見たぐらいで善し悪しなんてわかるはずもありません。
が、見た目の美しさと味わいについては、誰もがわかることでしょうし、やはり食べる側としての幸福はそれにつきるのではないかと。
食べて幸福になればよし。常々そう思うのであります。
いやぁ、唸らせます。ひと手間もふた手間も、そしてその味を調え、素材の旨さをより一層引き立てるワザに感服であります。
シアワセです。毎日こんなの食ってたら絶対罰あたります(笑)
決して安いと言えるお店ではありません。
でもワタシはとても満足しましたし、これからもそういう時にはぜひこちらに。
こういうお店にスマートに客人をエスコートできるってのもイイよなぁと思うんであります。
4位
1回
2012/05訪問 2012/05/11
こちらのお店の路面のエントランスは、以前から気になっていたところ。
ハンター坂を登り始めたところに、一際目立つ建物のこちら。
道路に面したガラス貼りのドアから奥のエレベーターに通じる、吹き抜けの廊下が夜になると目を引きます。
日本中でも屈指のバーが立ち並ぶこの界隈に2012年4月、新しいお店ができたとな。
んなわけでゴールデンウィークの夜に、ひとりでふらりと伺ってまいったのであります。
その廊下の奥のエレベーターで4Fへ、内装は黒が基調の渋めでまったりとジャズが流れている、、、
高いカウンターは椅子のひとつひとつもゆったりめで、ソファー席も。
何よりガーデンテラスは季候の良い時期には気持ちがイイ!
普段はこんなにバタバタしてないんですよ〜と、オーナーをはじめとするスタッフのみなさん。
ビックリするほど気さくで、入店前の緊張感がウソのように解れていきます。
ワタクシ、あんまり硬すぎるのは苦手なんですよね。とはいえカッコイイのは好き。
で、この天の邪鬼のワタクシのど真ん中、まさにツボにミートしたのであります。もうサイコー!
なんでもオーナーさんもスタッフさんもこれまではバーはもちろん飲食業なんてまったく無縁のお仕事だったとかで、多少の手際の悪さはご愛敬。それを補って余りある空気感と居心地の良さ。
ゆったりと時間をつい忘れて過ごしてしまう、、、
行かれる皆様にはぜひ品良くキレイに使って欲しい、、、ゼッタイに汚されたくはないお店であります。
さて、こちらのオーナーさん、ご自身はジャズがお好きでドラムも演奏されるとか。とっても品のある優しいオジサマです。
いやぁとっても嬉しいデス、神戸にまた新しい名店の誕生♪
ヘビロテ確実です(笑)
5位
1回
2012/08訪問 2012/08/31
神戸三ノ宮。ありがたや。ウマウマ惣菜がならぶ家庭料理の和食堂。
親しき悪友のお呼び出しに参上したのがこちら。
三宮駅からフラワーロードを少し北へ、とけいやさんの少し南のビルの2階であります。
この「あ食堂」。なんとも覚えやすいお名前。なんでも開店15年にもなる系列のスナックも「あ」(笑)。
「あ」グループでやんすね。
で、「あ」グループのテーマは昭和だそうな。なるほど。
つまりはオーナーママさんとその仲間たちといった風情のお店で、その日のお惣菜がずらりと並ぶカウンター越しにいらっしゃるスタッフの皆様は何れも昔麗し美女ぞろい(笑)
いえね、気取らないなんとも家庭的で落ち着くお店なんであります。
黒板にはその日のお薦めのお魚をはじめ、メニューを開けば煮物、酢の物、揚げ物、焼き物と、いずれも懐かしさと優しさが溢れるものたちばかり。
もちろん「赤いウインナー」なんてのもあったり。
メニューにあろうが無かろうが、材料さえあれば何でもござれと。
ママさん肝いりの店長の料理の腕前が、これまたスバラシイ。
お店の皆さんも明るくて、優しくて、楽しくて、気分もイイ。
どおりで女性お一人様なんてのも見かけるハズ。
夕方から2時まで営業というから、残業が多くて夕食になかなかありつけないワタクシにとっては神様の様なお店(^^ゞ
頼めばお弁当(ワンコイン500円〜)まで作ってくれる。
毎日通いたい、ココロ休まる旨い店。
完全ヘビロテ突入です!
さぁ今夜もそろそろ、あのキンキンに冷えた生ビールと枝豆から始めますか〜(笑)
6位
1回
2011/12訪問 2012/01/12
このうえなきシアワセ。個性が光る元町高架下のめちゃウマ鉄板お好み焼き。
年末最後のゴルフラウンド帰りに、4人揃って伺いました。
ここは神戸三ノ宮と元町のちょうど間の高架下、高架北面サンセット通り側。
赤い提灯に「千鶴」とある小さなお店であります。
ガラガラと引き戸を開けて入るといきなり全部で10席ほどのL字カウンター席。
昔ながらのごちゃっ、ぎゅっ、とした暖かみがホッとするお店。
それでも常連さんも多く、親しみやすさもこれまた鯔背なお兄さん大将がひとりで切り盛りするこちらは、さしずめバー的鉄板焼きといったところ。
鉄板むこうの正面にでーんと構えた黒板メニューを見ながら、あれやこれやとお願いすれば、手際よく、それでいて初めての諸兄には小さな小さなオドロキを添えて、じゅーじゅーとやってくれます。
最初に登場したのは極厚のベーコンで度肝を抜かれたベーコンエッグ。
ええ、そーですとも旨いですとも。
何の先入観もなくできあがったそれは、これぞ千鶴と言わんばかり。マイリマシタ。
鉄板焼きとはいえ、そこにはなるほどと頷ける美味しさの世界がたっぷりと仕込まれていて、もう完全にノックアウトであります。
その後出てきたホタテバターやハラミステーキ、チーズ豆腐、山芋焼きなどなど、どれも煩いほどにウマーウマー言わせていただいたのでありました。
ココロ鷲づかみですわ。これは。
まだまだ奥が深いね、鉄板焼きも。
狭さ故、お隣さんとの距離感がどーとか、綺麗なオベベに匂いが付くなどと、野暮なことを仰るならば行かずともよろし。
それでもその気で行きたくなるのがこういうお店。
このコストパフォーマンスと何よりもこの味、どうかどうか大切にしてくだされ。
ありがたや、旨いめし。
7位
2回
2018/11訪問 2018/11/30
安定の美味、相変わらず最高の接遇で満喫。
やっぱお肉は美味しいなぁ
お正月早々でおじゃましましたこちら、三ノ宮でも人気のオトナな焼肉店、もう、そりゃあ行く前からの想像の限りでも安心感満載な石田屋。さんのステーキ専門店であります。
阪急三ノ宮駅の少し北に東西に走る生田新道という幹線道路沿い、北側の角地にあるビル。
石田屋。Hanareが7階で、こちらが同じビルの3階。
すっきりと落ち着いた雰囲気の店内に入るとでーんと大きな鉄板のあるカウンター。右と左に個室もあるようです。
いかにも鉄板ステーキハウス的な面持ちですが、清潔感もあって上品で好感度も高いと思います。
焼肉のお店同様、スタッフの皆様もなかなかにしっかりした感じ。当然なのかもしれませんが物腰も柔らかくて、ちゃんと気が付いてくれますね。
その大きなカウンターのど真ん中に案内されて間もなく、最初のビールとつきだしが出て参りました。
今回の注文は特選神戸牛の12,000円のコース。
お肉のグラム数は忘れちゃいましたが、確かロースで150g、ヘレで130gぐらいだったかなと。
このひとつ上のランクのコースとはお肉の量が違うようです。
二人での訪問でしたのでロースとヘレをひとつずつお願いしました。
つきだしのオードブルはローストビーフとサーモンのマリネと貝柱。
ほほぉ、流石に美味であります。
ローストビーフはもちろん、サーモンも旨かった。
サラダは写真ありませんが、サッパリしたドレッシングが◎。ペロリと平らげてしまう感じです。
スープも程よい味で思わずホホが緩みます。シアワセ〜
お肉は焼く前に鉄板の上のまな板にキレイに載せて見せてくれます。
見てよこれ、綺麗なお肉。野菜も新鮮そうな綺麗なものばかり。
と、ここでせっかくなので赤ワインをボトルで注文。メニューを見ましたがかなり沢山種類があって、なかなか決まらない。
そこそこのというところで、あのロマネ・コンティと同じぶどう品種のピノ・ノワールをそのままその名に冠したものをチョイス。サッパリ系だけどコクのあるワインでありながら価格も優しいめでありました。
お肉は最初にロースを、次いでヘレを。
こちらの焼き方は六面焼きというカットされた面をくまなく鉄板に当て、肉汁を閉じ込めるらしい。
大皿に用意されたガーリックチップ、マスタード、赤穂産の塩、確かアンデスの岩塩、ブラックペッパー、それと醤油を好みで使うとのこと。
このマスタードとガーリックチップ、うまいねぇ。
色々な味を試しながらいただきましたが、ワタクシの好みでは
シンプルな感じでほのかに甘い岩塩とブラックペッパーという組み合わせと、お肉にガーリックチップを載せ、さらにマスタード醤油でいただくってのが最高でありました。
いやぁ幸せイッパイですな。ホンマに。
カミサマ、オテントサマ、感謝感謝です。
あ、お肉ですが個人的な好みではヘレの方が旨かった。
元々お肉は脂身の少なめが好きなのでロースは少ししんどい。ヘレはジューシーでお肉らしいお肉の味もしっかり、いやぁホンマに丁度な素晴らしくバランスのとれた美味しさであります。これぞ神戸牛ですか。
と、〆には定番ながらご飯をガーリックライスに変更してもらいました。
それを作っている姿を見ながら、さらにワインも進みます。
と、もうすでに結構お腹もイッパイとなり、ガーリックライスはほんの少しだけその場で食べて、あとは持ち帰りに。
ガーリックライスが旨かったのは言うまでも無く。
さっぱりした柚のシャーベットでお口直しして、ごちそうさま。
神戸牛にこだわったお店なので、様々なおもてなしの食事には最高のお店ですわね。
あれからしばらくぶりにこちらへ訪問。
以前はハナレといった位置づけだっところ。
シノビへとリニューアルしたと聞いて行ってみました。
いえね、お店ってやっぱり大将というか、料理人さんで変わるじゃないですか、当たり前だけど。
で、なにかとお人柄も大切だし。
その点こちらは満点。まだまだ勉強中とおっしゃってましたが、優しい大将でイイ。
近江軍鶏を使った鶏たちもそら美味いでしょと。
少しずつ、鮮やかに捻りの効いた品々を程よいペースで出してくれます。
やっぱ旨いねー。
特筆は締の釜炊き卵かけご飯。
鳥ぶしと黒トリュフが効いた、うーむコレは初めての感動!
合うもんだねー、うまいわー
イイ調子でシャンパン1本飲んで、イイ気分でご馳走さま。
小さな隠れ家は相変わらずなので、またすぐ予約が取れにくくなるんだろうなぁ
コンセプトも隠れ家だそうな。はい、まさに。
オーナー自身もが楽しめる、ゆっくり呑みながら美味しく食べられる場所を作りたかったのだとか。
場所は神戸は三ノ宮、北野坂より西へ一本裏手の細道。
ビルの1階奥の方ではありますが、表には看板も無く、もちろんのこととってもわかりずらい。これがまたよろしい。
そこんところは教えたく無いほどの気持ちも合わせて、行かれる貴兄はぜひお探しを。
とはいえすでになかなか予約の取れないこのお店。
確かに8席程度のカウンターのみという出で立ちだから致し方の無いところ。
しかし各席は姉妹店の炭トリウオやトリウオとは違って、少しゆったりとしている。
お店の造り的にもカップルの利用が多く、おっさんばかりや女子会利用も少ないからか、煩くもなく、ホントにゆったり楽しめて美味しくて、なのにリースナブルというスバラシイお店であります。
炭トリウオでこちらの料理の傾向は予習済み、しかし雰囲気もあるのかより美味しく感じられるんですよね。
つきだしの、これまた絶品なお漬け物から先制パンチを頂いて、まぁホンマに美味しゅうございます。
アヒージョというオリーブオイルで煮た料理もこちらで学習いたしました。バケットもいっしょに漬けながら食べたりで、もぅタマリマセン。
ビールもオッシャレ〜なグラスで登場。
もちろんワインも日本酒も焼酎もOKでありまする。
目の前のカウンター越しではせっせと炭火で色々調理されているのですが、ちゃんと炭火の前は大きなガラスで遮断されていて、顔面あっちっちなんてこともありません。
いや〜ホンマにええお店。
我が愛する神戸にこれぞふさわしいお店ではないかなぁ、と。