eugene_bozzaさんのマイ★ベストレストラン 2012

滅多に僕が出さない「おいしくてため息」を与えてくれるお店です。

伊勢丹新宿店の７階、レストラン街にある吉兆。平日・休日問わず、和食好きで伊勢丹で奮発して食事をするなら絶対にここを推薦します。

弁当やミニ懐石などありますが、個人的に推したいのは単品メニューや８０００円以上のコース。最近は「特別懐石」ばっかり食べています。逆に鯛茶漬けを除けば、リーズナブルなメニューは一切食べていません。あとバイク移動なのでお酒も一切のまず、食べるだけ。その分割安感がありその辺が僕が高く評価している理由かもしれません。

とにかく、予約しないで気楽に入れて美味しい料理を出してくれる。これ、最高です。

コースはもちろん、一品料理も月1で変わるので、毎月必ず1回以上立ち寄って楽しんでいます。ある月はおひな祭りをイメージした八寸、ある月はタケノコご飯、ある月はサザエの沢煮椀、ある月は鱧と茸のとろとろ丼、ある月は薬膳のおかゆ…どれもが値段は張るけれど、きちんとしたお味で大好きです。

（もう、好きすぎてなぜこうも評価が低いのか理解できないくらいです…えこひいき？いやそれでもいいです、好きなんだからｗ）

「エビの湯葉巻き」「いろいろ茸釜御飯」「蟹のかるかん椀」にため息。特にかるかん椀は蟹の身と蟹味噌がたっぷり入ったしんじょのような椀種。崩して食べれば一気にパラダイス。唸ります。

デパート数多くあれど、これほどおいしいご飯をいただけるお店はそうそうないはず。お店の雰囲気が料亭ぽくないのは、本店以外のお店ではどこも同じ。デパートですから仕方ないかと。・・・というわけで気にせず割り切って食べに行っています。いったんなじんでしまえば、居心地良いですしね。

吉兆東京の本店や帝国に行かなくても、ここで十分、少しリッチな食事としてとてもお勧めできます。接客のレベルやゆったり具合を考えると、是非平日の混み合っていない時間の訪問をお勧めします。また初めて訪れるならば是非季節の限定メニューを試してみてください。

伊勢丹新宿店で食事を選択するなら「分とく山」かこちらのお店になるかな、と思います。

銀座、MaxMaraの隣にあるレストランです。
フロア内にはあの「小十」も。

エレベーターを出ると清潔感のある店内に丁寧な接客。
期待が高まります。

今日はあまり食欲がなかったので、、、ランチの魚コースを選択。
カキフライがでたというので（メニューにはありません）
いただきました。

・前菜三種
　　海老の前菜、ハマグリのコキーユ、モリーユ茸とマッシュルームのクリーム煮でした。
　　海老の前菜から手を抜いていないことがよくわかります。
　　コキーユもクリーム煮もあつあつでいただけ、この時点で他の店と一線を画します。
・サラダ
　　オーソドックスなサラダですが、うまみが濃い！
　　ドレッシングも秀逸です。
・カキフライ
　　海水から出した状態？で衣をつけるので、下味はこしょうのみだそう。
　　きめ細やかなパン粉に薄く色づいた衣。
　　いわゆる磯臭さは全くなく、とてもおいしいと思います。つけあわせの
　　野菜類も秀逸。
　　ただ、カキフライの塩味が濃すぎなのが非常にもったいない。
　　かなり塩辛いと思ってしまいました。
　　それをのぞけば、揚げ加減ほか申し分なし。
　　手作りのタルタルソールも素晴らしい。リーペリンのソースがつきましたが、
　　このソースはこのお店のカキフライにはちょっと合わなかったかも。

全体的にあっさり味で、くどくなくむしろさわやかなくらいの洋食がいただけます。
ココまであっさりな味わいのお店は少ないのでは。

居心地も大変に良いです。広めに取ったテーブル、ゆっくりくつろげますね。
メニューの品数は決して多くないですが、全ての品を試してみたいと思える
お料理でした。
料金も決して高くないです。むしろホテルの洋食のほうが割高に思えるほどです。

支配人さんいわくテイクアウトもあるということで、さらに
カレー1800円とシチュー3500円を買いました。

また訪問します。

「日本橋に遊びに行くなら一度は行っておいた方が良い」と友達に言われて訪問しました。

平日のランチはお客さんも少なく、丁寧な接客とリーズナブルなコースで
満足できます。

ある日のメニューは、１０，０００円のコース。
アスパラとコロッケがあるというので、コースに組み入れてもらいました。

・パンとバター
　この日はクルミのパンでした。やや堅めですがあつあつで美味しくいただけます。
・アスパラガスの前菜
　味の濃いアスパラガスをさっと火を通してしてドレッシングで。
　この季節、アスパラガスは外せません。美味しいです。
・蟹クリームコロッケ
　きちんと一から作ってあって、蟹の身がたっぷり。シェフのこだわり具合が
　よくわかります。蟹の独特の香りがちょっと立ちすぎている感がありますが、
　気にならないレベル。付け合わせの野菜のマリネもさわやか。
・にんじんスープ（冷製）
　器をきちんと冷やして、たっぷりのサイズ。味を控えめにしておられるようで
　僕の口にとてもよくあいます。にんじん臭さもなく、すんなり胃に入ります。
　この辺でお腹がふくれてきました（笑０
・ひれステーキ
　兵庫産のひれステーキ、120g。付け合わせは菜の花、たけのこ、にんじんのグラッセ、
　なす。ヒレはサシが少ない部分をチョイスしてあって、肉のうまみをダイレクトに
　感じます。適度な歯ごたえ、変に溶けるようなお肉よりもよっぽどオイシイと思います。
　付け合わせも素晴らしい。
　焼き加減をきかれずミディアムでしたが、個人的にはレアが好みなので、ここは
　焼き加減をきいていただきたかったです。
・サラダ
　アボカド、トマト、レタスのちょっとこってり風味のサラダ。ごまがアクセント。
　これ、ボウルに一杯欲しいです（笑）
・炒めご飯
　いわゆるガーリックライス。これはこのお店ならもっともっと美味しく作れると思います。
・デザート
　ジェラート3種、チーズケーキ。こちらは自家製かどうかわかりませんでした。
・ドリンクと小菓子
　いたせりつくせりです。

大食漢の僕が「これはいかん！」と思うくらいのボリュームに、高レベルのお味。
この土地でいただけるコースとして１００００円はとてもリーズナブルだと思います。
この日はどこのステーキにしようかと迷っていたのですが、結果こちらのレストランにして
本当に良かったと思いました。

サービス陣も丁寧、シェフＯさんのお人柄も良い感じににじみ出ていますし
一人でも二人でもデートでも全く問題なし。
他のメニューも含め何度か訪問してみようと思います。

コロナ禍で簡単に夕食ができなかった時、吉兆さんにはどれだけお世話になったか分かりません。

通常営業になってからは、月に1回通い、仕事に忙殺される中、季節を感じることができました。

夏のメニュー、鰻とろ冷麦膳は最高。
デザートも芸が細かく、パティスリーより全然美味しい。

これからもよろしくお願いします笑
単品メニューだけいただいて来ました。こんな食べ方ですみませんです。

鱧丼はこの季節の吉兆ならではのメニュー。あっさりした鱧を卵とじで。芋の食感とよく合います。

ペロリ。
吉兆から、11月からかにふぐのコースがあるという話をきいて、清水の舞台から飛び降りてきました笑

銀座吉兆は出来たけれど、やはりうまさは僕の中ではトップクラス。正月屋吉兆とはやはりレベルが違います。いや、僕の評価最高点の★4の中での話なので、正月屋もめちゃ好みなんですけども。

蟹とふぐの乱れ打ちに、トラフグ（養殖です）の白子まみれで大満足。これが待たずに当日食べたいと思えばいただける幸せ。ストレスなしホントにありがたいです。

季節ごとに伺います。レビューは多分ずっと変わらないのでこれでおしまい。
（2016.11）

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日比谷で食事をしようと思ったときはコチラへ寄ることが多いです。

値段は高めですが、本店で食べれば１０万円近くかかるところを、ほぼ変わらない味で頂けるのは、
本当にありがたいです。
また、しゃぶしゃぶやすき焼きなど、
「牛肉」メニューがあるのも嬉しいところ。
お値段は和牛の焼き物で一切れ1,500円から（！）。
吉兆レベルのしゃぶしゃぶ、すきやき、ステーキがいただけます。
これが一番の特徴でしょう。

コースもいいですが、一品料理もなかなかです。個人的には、コース＋一品料理の組み合わせ。コースでは提供できない品をわがままを言って少しずつ一品料理をいただける幸せ。懐石料理で腹一杯にしちゃいたいお行儀悪な僕なので、わがままをきいてくれるのは助かります。

少し残念なのは、店内の雰囲気とテーブル。これは吉兆の支店どこでも共通な感覚なのですが、味に不釣り合いのつたない感じの見栄えで、ここは一考の余地があるかもしれません。
でもホテルですから、そこは割り切って味わってもよいと思います。
（味には関係ありませんし）

帝国の中ではオススメできるお店の一つです。
３０００円台のメニューからあるので、手軽にいただけるのもいいですね。鯛茶漬け、本家だけあって文句のないおいしさです。
（2012.6）

約1年ぶりに訪問。この日はベジタリアンメニューに上海蟹をプラス。やはりこの季節、富麗華は格別の上等感で満たされます。毎年変わる上海蟹の一品料理は思った以上にリーズナブルで、それでいて上海蟹の身や味噌がたっぷり。明朗会計なのもありがたい。僕は迷わずメスなんですよね。卵大好きなので。
この日の素菜コースは大好きなトマトのライチジュース漬けがなく残念でしたが、椎茸の黒酢ソースや茄子の衣揚げを具にしたチャーハンなど工夫いっぱいで大満足。サービスはSさんがいなくなって残念だけど、仕方ない。。。お店に来るお客さんの製もあるけど、ちょっとガチャガチャしていて特に土日は厳しい。白服のみなさんももう少し勉強が必要なレベル。★を二つ以上取りたいなら、ロオジエに研修に行くことをお勧めします。僕の評価はサービス対象外なので、味だけで言えばやはり★3.5〜4でしょうか。やっぱり毎月1回以上訪問しないとダメですね。
(2016.11)

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数ヶ月ぶりに訪問。10000円超えのコースに点心を足しましたが、ちょっと味が落ちたかな。エビ類は下処理が足りないのか独特の臭みが残り、北京ダックも雑な印象。全体的に同じ調味料が根底にあるような画一的な味わいが残りました。そしてボリュームがちょっと減ったように感じるのは消費税の影響でしょうか…？
さらに残念なことに、スタッフが入れ替わったかサービスが低下してました。料理の説明も不十分、カトラリー類もきめこまやかな配慮が足りない、テーブルウオッチングもいまひとつ。接客の感じは悪くないので、サービスは徹底して丁寧にしたほうがいいかと。悪い意味でフレンドリーで粗雑な感じがします。
ミシュラン二つ星を狙うなら、これらサービスの向上は最低限のことだと思うので（僕の総合評価は味だけです）、是非とも高みを目指して欲しいです。好きなお店ですがちょっと厳しめに、次回訪問への期待を込めて★3にします。
（2015.8）

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市ヶ谷などに支店を持つ中国飯店の系列のお店です。2014年10月時点の自分の評価は★は3.5ですが、限りなく★4に近いですね。悩ましい。

中国飯店は濃いめの味付けと王道のメニューが特徴ですが、富麗華では中国飯店の基本を外さず、安定した中華料理がいただけます。

◯季節のスペシャリテ「スペアリブの煮物」。3本からと書いてあるのでひとり分と思ってオーダーしたら、手のひら大のスペアリブがどどーんと！花巻とこれでもうお腹いっぱいになってしまいます（失敗^^;）。

◯ランチのオススメは「素菜料理」は凝った内容。野菜中心の中華料理です。オクラを腐乳で和えた前菜やトマトをライチの汁で仕上げた冷菜は発想のすばらしさとおいしさに感嘆。精進料理に似て、肉のような食感に仕上げたお豆腐や、優しい味付けの冬瓜のスープ、名物「五目野菜の蒸し餃子」など、野菜でおいしく富麗華の真髄を味わえます。

◯アラカルトメニューも総じて3,000円前後からで、３〜４人で訪問すればそこそこの種類の料理がリーズナブルにいただけ、オススメです。

◯秋は上海蟹のメニューがでてきます。姿蒸しは5,000〜8,000円と差はありますが、安定してオイシイですね。ウニのようにねっとりとしたミソ、味がぎゅっと詰まった身。
丁寧に裁いてあるので気軽に食べられます。

◯上海蟹を使った一品料理もオススメ。写真にもある上海蟹の茶碗蒸しは中に三元豚の肉団子が入った意外とボリュームのある品。姿蒸しやチャーハンもいいですが、こういう小品もなかなかいけます。

◯ランチタイム時は１Ｆでの食事はサービス料がかからないのも親切です。アラカルトも選べてありがたい。

◯サービス陣はほどよくフレンドリーで心地よく、店内に流れる音楽も秀逸。喫煙席があるのは貴重かも。駐車スペースもあります。車でも電車でもアクセス抜群。

あらゆるシーンにオススメします。

ランチに訪問しました。やや古いビルの地下ながら、一歩入ればそこは
シックな内装、落ち着いた空間、まさに第一級のグラン・メゾンにふさわしい空間で
もてなしてくれます。

ある日のメニューは・・・
５，０００円のランチ・コースの変則形。

・アミューズ：クリームチーズを仕立てたミルクレープ
・アボガドとえびのサラダ
・貝のフリカッセ
・和牛とラングスチンのブロシェット（＋α）
・デセールと紅茶
・プチフルール

アミューズのミルクレープはほのかな甘みが食欲を引き立ててくれます。
えびのサラダは温かいグレープフルーツのソース仕立てでさわやかに。
魚貝のフリカッセはグルヌイユ（カエル）、ホッキ貝、ホタテ、アワビなどの魚貝を
伊勢エビのスープで仕立て、2種のアスパラガスを添えた豪華なもの。
和牛のブロシェットにはモリーユ茸とヒラタケ、ホワイトアスパラガスとオニオンを
添えてありました。
デセールはマンゴーのタルトやダークチェリーのタルトなど。
プチフルールはオーソドックスな小菓子の詰め合わせ。

魚貝（特にアワビ）に独特の臭みが残っていたのが気になりましたが、
さすがアピシウス。どのお皿もすばらしい内容でした。
一つ一つは特に独創的なものではなく王道のフレンチなのですが軽やかな味わいで、
フランス料理では定番の様々なアスパラガスを使って楽しめました。
（野生のアスパラガス：ツクシのような見た目には感激）

残念なのはパン。正直、あまり美味しくなかったです。2種類試しましたが
口に合わず、ソースをぬぐうにも固すぎて、結局残してしまいました。

不満点がないわけではないけれど、とても軽微。
食後感の満足度は相当なもの。コースでいただいて初めて
このレストランの真価がわかるような気がします。

週替わりでメニューを変えるシェフの気概もすばらしい。
ゲストに楽しんでもらいたいという思いがあふれているように感じます。

お値段もここまで楽しませてくれるのであればむしろ安価な部類なのでは。
最上級の味とサービスを味わいたいときに、おすすめします。
ロオジエが休店中の今、レ・セゾンとこちらのお店がグランメゾンとしては
おすすめです。

追記：
サービスも的確、迅速、丁寧でしたが利き手に気づいてくれたのは終盤のほう。
これはフランス料理の食べ方では気づかなくても仕方ないから、
評価の対象にはなりませんでしたが。

パークハイアットはかつてジランドールとピークラウンジに行ったのみで、
なかなか縁がありませんでしたが、今回梢の料理をいただきました。

この日のメニューは、１００００円のコース。
お昼だとこれが一番高いメニューだとか。
店の構えは和食ではなく、モダンな造り。
眼前に広がる絶景も味わえて、期待が高まります。

・先付
　蟹と柿の白和え。　蟹の甘さ、豆腐の甘さ、柿の甘さが三位一体となって
　絶妙です。食感も異なって楽しめます。
　これからあとの料理に期待できる味です。

・椀盛
　菊、ハマグリの海苔包み。菊の花はちょっと香りが飛んでいましたが、
　ほろ苦くて上々。浅草のりでハマグリを包むのは面白い。磯臭くなるかと
　思いましたがそんなことはなく、ハマグリのおつゆも十分味わえて
　素晴らしい。

・お造り
　鰹、いか、たい、生海苔。氷を敷いた豪快な器でいただきます。
　海苔をこのような形でいただけるのは嬉しい。
　お味は十分に及第点。鰹はもう一工夫あるとさらによかったかな。

・八寸
　こちらもテーブルを覆うかのような大きな器。秋を感じさせる
　盛りつけ。蓮の葉の上に、カマスの押し寿司、合鴨ロース、アンキモなど
　上質の品が並びます。

・焼き物
　マナガツオの酒汐焼き。赤味噌と白味噌の二色のソースでいただきます。
　酒の香りがぷうんとして、うまくクセなく仕上げています。

・進肴
　芋煮。郷土料理ですが、マイタケに小芋に和牛･･･とびきり豪華な芋煮です。
　出来もよく、味付けもパーフェクト。ご飯がほしくなります。
　今日一番の品でした。

・ご飯
　松茸の釜飯。松茸は輸入物でしたが、この価格で松茸が出るのは
　嬉しいですね。釜で炊くので「大盛り」ができないのが残念（笑）。

・デザート
　メイプルシロップを掛けた寒天。樹の香りに磯の香り･･･
　黒蜜もおいしいですが、メイプルシロップもいいですね。
　いい締めになりました。

ホテルの中のレストランで、このクオリティでいただけるならば、僕は
ちょくちょく通うと思います。
サービス陣も◎。アルバイトのような見た目若い方が多かったですが、
新聞紙のサービス、おしぼりやお茶も的確、
最後まで気持ちよく過ごせました。

一人〜デートまで幅広く使えるお店です。
ゆっくりとおいしい和食を食べたいなら、オススメします。

比較的近所に住む住民としてずっとこのお店に行きたかったのですが、
涙のお一人さまNG店。
なかなか二人で訪問する機会がなく、念願かなっての訪問となりました。
土曜日だったせいか、すんなり当日予約できました。

やや雑多に見える店構えとは打って変わって、白を基調にした
清潔感あふれる店内。カウンター席も広く、苦になりません。
トイレも清潔。ミヨシの石けんを扱っているあたり、僕好みです。

さて、５０００円のコースのみということで、この日のメニューは…

・ピータンと豆腐を和えたもの
　　→名物料理でしょうか。ピータンは苦手ですが、全く臭みもなく、ほのかに
　　　中華の香りがします。前菜として最適。
・茄子の香草ソースかけ
　　→火を通した甘い茄子に、ネギや醤油で造ったソース。ソースがやさしく
　　　茄子と絡んでやはり和食の前菜のよう。しかしパクチーが小さく刻んであるなど
　　　中華の香りがほのかにします。美味しい。
・砂肝の和え物
　　→砂肝をピリ辛ソースで和えてあります。ここから中華っぽく、胃を
　　　あたためはじめているのがわかります。脂分はありますがくどくないです。
・いかのしゅうまい
　　→丁寧にすったいかが口の中に絶妙な弾力加減で広がります。
　　　中華ではありますが、やはり和の趣が強く感じられます。
・とうがんと干し貝柱の煮物
　　→季節感あふれる一品。やはり油は極力控えめで、あっさり味。
　　　ホタテのエキスがよく絡んでいます。
・水餃子
　　→一口の半分ほどのサイズで、ぱくぱくいけます。
・鶏の唐揚げ
　　→丁寧にこんがりと揚げられた手羽。肉の味も良く、良い素材を使っているのだなと
　　　思います。
・海老の辛みソース炒め
　　→パプリカや山芋などに殻ごといためた小ぶりの海老。
　　　ソースの味がやや強いですが、やはり良い味です。
・ビーフン
　　→炒めた料理とは思えないあっさり味。
・デザート
　　→薬草のゼリー。バニラアイスが薬草の苦みをほどよく抑えています。

総じて一品あたりの量が少なく、全然一人で食べきることができます（笑）
が、少量多皿で、結果的にはほどよい満腹感が味わえます。

この土地にしては高めの価格設定ではありますが、
丁寧な料理で一つ一つに手間がかかっていることを考えると
納得できる内容でした。

ご主人と奥さんの対応も素晴らしく、やさしい。お皿もグラスもキレイで
すがすがしい。久しぶりにサービスに★４つをつけました。

このお店の料理をどう解釈するかによって異なる感想が出るのでしょうが、
自分はありだとおもいました。

大切な人と、友人と、静かに味わいたいお店であります。また行きます。

帝国ホテルの中にある中華料理店です。
外観から重厚感あふれるのですが、お料理は北京料理らしくあっさり系で、
懐の深い中華料理がいただけます。

ある日のメニューは、プレミアム･ランチコース。

・冷菜五種盛り合わせ
　⇒クラゲの冷菜、チャーシュー、湯葉巻きなど。レバーペーストを
　　あえて選んでいるのはチャレンジングです（好みが激しい食材ですから）。
　　ちょっとクラゲのデキが気になりました。

・烏骨鶏入り 滋味豊かな春のふかひれスープ
　⇒烏骨鶏の独特の香りがやや際立ち、ふかひれも乾物の香りが
　　残っていたのですが、味わいは上等。

・小海老のサフランソース炒め
　⇒海老のチリソースではないところが北京料理らしいです。
　　サフランの香りも十分、海老のうまみもしっかりのこって美味しいお皿です。

・海鮮のすり身とグラスヌードルの彩り蒸し えんどう豆のソース
　⇒半透明のヌードルに鮮やかなえんどう豆のソース、ぷりぷりとした
　　すり身。素晴らしいです。

・熊本産黒毛和牛「和王」もも肉と水菜の黒胡椒炒め
　⇒やや少なめの炒め物ですが、水菜を使っているのが面白い。

・あなごと豆豉の焼き飯
　⇒豆豉を少なめにお願いしたので、シンプルな焼き飯に仕上がっていました。

追加で、3品チョイスしました（笑）
・点心。エビの湯葉巻きあげ。
・北京ダック
・青のりとゆずの汁そば
　⇒点心は安心していただけるお味。
　⇒北京ダックは個人的にはベスト３にあげたいです。
　　（さほど味が他の店と変わっているとは思いませんが、焼き加減が絶妙でした）
　⇒汁そばは日本そばのようにするするとお腹に収まります。

・デザート

総じて満足度は高く、お会計も１００００円ちょいでお腹いっぱい。
アラカルトも魅せてもらいましたが、ツバメの巣やアワビの料理が多くあって、
料金も適正と感じました。また伺って堪能したいと思います。

日比谷付近はさまざまな美味しい料理があって選択に悩みますね。

【情報】
松井さんは今年定年退職されたそうで、違う方が揚げ手になっておられます。味にさほどの変化はありません
（以上）


ニューオータニの「なだ万」の中にある天ぷら屋さんです。
カウンターのみのお席で、ゆっくりと落ち着いて食事ができます。

ある日、とあるデパートの外商イベントにおよばれ。
ニューオータニはどこも混雑。というわけで消去法で伺ったのがこのお店。
タワー内の「なだ万」さんは僕の感覚ではあまり好みではないのですが、
「別のお店がカウンターである」というお話を聞いて訪問。

この日は、６０００円のコース「琴」をいただきました。

・つきだし（おひたしとよもぎ豆腐）
・エビ2本、きす、たい
・そら豆、丸茄子、その他（忘れました）
・かきあげ（ご飯、天茶、天丼からチョイス）

これ以外に、単品で蝦夷アワビ、とうもろこし、みょうが、うにをチョイス。
うには湯葉で巻いてあって、こちらはもう少し美味しく作れたと思いましたが、
湯葉で巻いてあると青しそと違ってウニのうまみがダイレクトに味わえます。

この値段としてはとてもレベルの高い、美味しい天ぷらでした。
揚げすぎの感がややありましたが、クリスプというわけではなく絶妙。
店主自ら揚げていただく気合いも十分。

嬉しかったのは、途中で「ごはんはいかがですか？」と勧めてくれたこと。
もちろんいただきました！丁寧な物腰も大変に好印象。

かきあげも海老だけをゴロゴロと積み上げた豪華なもの。
完成度も素晴らしい。

できれば、お好みの野菜ネタをざるにのせて見せていただくとき、
パッケージに入ったままの状態ではない、きちんと「魅せる」形にしていただければ
なおありがたい。

界隈で天ぷらをいただくなら是非オススメしたいお店です。
普通に店内に入ると「なだ万」のテーブル席に行かされるようなので、
是非「まつ井さんへカウンターで」と伝えて下さい。
このお店ではカウンター席がオススメです。