『消費税UPに伴う飲食店の値上げ事情の節操の無さ…』４門さんの日記

4月から消費税が５％から８％にUPされ、
各飲食店も様々な作戦で値上げを実施して早や1か月が経った。。。

メインの主力商品をあえて値下げしたり価格維持して、
他の新メニュー等を値上げする戦略に出た「マクドナルド」や「吉野家」。
面倒臭いので一律全商品値上げした店など、その動向は様々である。

自分も過去飲食店を運営する立場に居た経験上、
値上げ率や値上げするタイミング、商品の原価率によるCPの値上げ幅など、
そのバランスは大変難しいものである。。。

今回は日本政府が決めた消費税率の引き上げ。
飲食店にとっては、ここぞとばかりの「値上げ」の為の大義名分があるので、
結構節操の無いやり方をしている店が多く目立つのには少々腹が立ったりする。

それは、、、
例えば、先日まで税込500円だった商品が、
この４月からいきなり540円になるケースである。。。

３月迄は「税込」、いわゆる消費税５％が含まれた値段が500円だった訳である。
…って事は、4月からは残り３％を値上げすれば良い訳であり、
実際は515円で事足りる筈なのである。（5円を切上げる店もあるので520円でも可）

めちゃめちゃ細かく観察してしまうと、こうして今まで５％の税が内税だった筈なのに、
ここへ来て節操も無く外税８％にするという店が意外に多いのに気付くのである。

勿論、最近の飲食店経営は結構しんどい。。。
食材の生鮮食品だけでなく、調味料の小麦や油などの値上げは益々酷くなる一方だ。
だから、ここぞとばかりに値上げする店の気持ちは分からん訳ではない！

しかし、税込５％だった店がいきなり税別８％にするという事は、
単純に値上げ幅が13％になったのも同然なのである！！

セコいようだが、自分は金額よりもこの感覚が許し難いのである。。。
だから、なるべくそういう店ではよっぽど美味しくなければ利用しないようにしたい。
それが、ぜめてもの消費者の抵抗である！

そういった意味での便乗値上げの飲食店は以外に多いのである。
この日記欄をたまたま見て下さった方は、是非とも各自常連店にて確認して頂きたい…。