レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/06訪問 2014/11/09
(2014年6月)
リニューアルオープン初日にディナーにお邪魔したのは個室のお部屋。
本日はメインダイニングへディナー訪問。
抜群の安定度と心地よさを誇るサービスとともに、飲み頃となったボルドーワインとお皿を楽しみました。
お店の方に撮っていただきました写真をアップしますが、お皿のメモは残していません。いくつかのアミューズの後、キャビア、鴨のジュレとフォワグラ、オマールエビ・マッシュルーム・トリュフ、ジロール茸と味噌のソース・ルッコラとニョッキ等を楽しみました。
絶対に満足できる空間があるという幸せをかみしめつつ、また次回、少し肌寒さを感じる頃にお邪魔します。
誰と一緒でも心地よいサービスを楽しめるレストラン。
間違いがないお店を選ぶのなら、絶対にロオジエと私は答えます。
(2013.10)2013年10月25日ロオジエ再会の日
2年半という時間は、過ぎてみればあっという間。
もちろん色々なことがあったわけですが、過ぎてしまえば今、ここで笑顔で過ごしている。
当時思っていた自分にはなり切れず、まだまだ道の途中ではあるけれど、またこうしてここに、こうして来られたのも何かの縁なのかもしれません。
「このお店にふさわしい女性になりたい」
その思いを新たにしてまた明日からがんばりなさい、ということなのかしら(笑)。
ロオジエリニューアルオープンのこの日、階段を上がるのではなく、下りてお邪魔した先は、新しくなったプライベートルーム。
車で来る場合には、プライベートエントランスからの入場になるそうで、メインダイニングとは反対の場所に位置する個室は、階段を下りて右側に。
写真禁止となったことを知らずにとってしまった一枚は、個人ブログにひっそりと載せておきます。
ボトルでいただいたワインにそれぞれベストマッチしたお皿を上げるならば…
まずは、アミューズ。
すべてがお菓子のようにかわいらしい写真の一皿(個人ブログのみ)。
テーブルの上の清楚ないくつもの白い生花と一緒に眺めると、本当に心が和らぎます。
ルイナールのシャンパーニュのコクを楽しみつつ、大切にいただきました。
白トリュフがアクセントのリゾットには、コントラフォンのムルソーがぴったりマッチ。
その前の、キャビア、キクイモといった食材にも合わなくはなかったけれど、やはりきのこ類がないと何か物足りない気がするのはある程度の白ワインの宿命なのかしら…?などと思いつつ。
モメサンの99年クロ・ド・タールには、アマダイよりも和牛かしら?
アマダイ自体は、細工をしっかり、けれど、とてもシンプルにソースなしでいただくお皿。
その付け合せのカブの酸味が、ワインのまだフレッシュなところに合っていたものの…
シンプルな和牛のロースト香とワインのロースト香、加えて和牛のオイリーなテイストにピノのチャーミングさを合わせた時に生まれる複雑な甘やかさと爽やかさがぴったりだったように思います。
フロマージュ、小さなデセール、デセール、お茶菓子と続いた中での、一番は、フロマージュのアイスクリームの下に宝石のようなグレープフルーツ、マンゴーが敷き詰められていた1品。
ワインの最後を一口を飲み終えた後、しっかり気分を切り替えてからいただきました。
この日に訪れられたことに感謝。
そこに何か意味を持たせるとすれば、
これからも人とのご縁を大切に、仕事とのご縁を大切に、初心を忘れずに生きるということ。
それぞれのプロフェッショナルの道で生きる皆様とのかけがえのない時間に、そして生まれ変わったロオジエに…
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(2011.3)
再会の日も、きっと最愛のお店~銀座『ロオジエ』
3月31日でひとまずお休みに入った最愛のレストラン、銀座「ロオジエ」。
一時休店を間近に控えた3月下旬、少しだけドレスアップしてディナータイムにお邪魔しました。
この場所で最後のディナー。
忘れたくない時間の始まりです。
華やいだディナータイムの始まりは、ほころび始めた桜色のシャンパーニュから。
いただいたのは、トリュフ尽くしの下記のお皿たち。
コース料理に多数アレンジを加えていただき、ありがとうございます。
(アミューズ・ブーシュ)
(ホワイトアスパラガスのサラダ、黒トリュフ風味)
(ホワイトアスパラガスのスープ、トリュフのロワイヤル)
(帆立貝のポワレ、黒トリュフ添え、ポテトのニョッキとオニオンのジュ、ジンジャー風味)
(ジビエのパイ包み、サルミソース)
(それについてきたサラダにはやっぱりトリュフが・・・)
(チーズ)
(りんごのコンポートと蕎麦風味のアイスクリーム←さすがにここからはトリュフなし、です♪)
(最後はジェラートのみチョイス・・・画像なし)
多数の常連客を抱えるロオジエにとって私はまだまだ日の浅い再訪客です。
このお店に似合う女性になってまた訪問したい。
そう思った感激の初訪問は多分まだ2~3年前のこと。
けれどそれ以降、私の中では一番再訪を重ねたのがこちらのお店です。
結局、お店に似合う女性にはまだまだ遠い私のままでしたが、その課題は再会の日以降に持越しです。
そんな客であるにもかかわらず、訪問するたびに優しく愛おしい時間を楽しませていただきました。
2013年秋、またどちらかの場所で再会できることが楽しみです。
もう少しお店に似合う私を目指しつつ、その日を待ちたいなと思っています。
ここは私にとって愛さずにはいられないお店。
最愛のレストランです。
だから再び会えるその日も、うかがうのなら最愛の人と。
そう心に決めているお店です。
(2011.1一時休止前最後のランチのため追記)愛さずにはいられない~銀座『ロオジエ』
気が付けば3月末はもうすぐそこ。
1月某日、最後のランチタイムを噛みしめに、再びロオジエを訪問しました。
ディナータイムはディナータイムなりの、ランチタイムはランチタイムなりの楽しみ方があって、その表情の豊かさがとても好きなロオジエ。
いろんな違いに加え、時間帯に応じたワインの楽しみ方がちゃんと用意されていること。
それがとても楽しい。
まだディナーの予定はありますが、ランチは恐らくこれが最後。
そんなこの日は、バイ・ザ・グラスでワインを楽しみました。
まずは、アミューズ、カリフラワーのムース・ウニのブラン。
ブラン・ド・ブランのシャンパーニュがまだ残る中、早めにオーダーしたのはドニ・モルテの白。
合わせたかったのは、ラパンのガランティーヌとリエット、ベルジュ風味、パンポワラーヌ添え。
しっかりした食感を楽しみながら、白ワインの(お昼にしては)しっかりした凝縮感を合わせて。
デュガの赤をオーダーし、お次は的鯛のポワレ、キノコとキャベツのピューレ、マトロートソース。
鯛⇒白、ではなくソースに合わせて赤を。
もちろん、お店にエスコートされながらの選択ですが…
デザートは、メレンゲとレモンクリームのタルト。
この日のオーダーは、一番皿数の少ないブルーのコース。
それなのに、ビックリするほど満腹感を感じたこの日。
最後のランチを噛みしめようとゆっくりゆっくり楽しんだからかしら。
ワインを堪能し過ぎたからかしら。
あ・・・人の分まで手を出してパンを4個(いやそれ以上?)いただいたから…ですね(^^;
そうだ!次回は写真も撮らなくちゃ!
幸せな笑顔が写真に収められるよう、次の訪問までの日々も充実した時間を過ごしたいな。
万全の体調と精神状況でうかがいたいお店。
ロオジエ、らぶ♪なのです。
(2010.6)
今回の訪問で心に残ったのは、やっぱりロオジエのサービスは素晴らしいな、ということ。
今までこちらのお店に通う私を見ていて下さったお店の方。
サービスに対する感性を把握して下さり、そのとおりにサービスができるお店の力量。
大切な方と過ごせる安心できる場所です。
(2010.5)
5月某日、初めての土曜日ディナーに訪問。
平日に比べると明らかにドレスアップした女性の多い店内。
そして、相変わらず男性比率の高いディナータイム。
年配に愛されるお店はとても素敵なお店だと信じている私ですが、この日の客層はまさに「素敵」の一言。
フォワグラ、乳飲仔羊に合わせてチョイスしたボトルワインは、2000年のサン・ジョセフ ヴィーニュ・ド・ロスピス(E.ギガル)。
落ち感も香りも楽しめそうなこちらのワイン、とりあえずコースに先駆けて抜栓いただきました。
なお、この日選んだコースメニューは以下の通り。
・アミューズ・ブーシュ
・鴨フォアグラのコンフィ リンゴとリュバーブのチャツネ
・ホワイトアスパラガスのスープとパセリのフラン
・帆立貝のヴァプール キャビア添え ポワローとからすみのクリーム
・乳飲み仔羊のロースト ガーリック風味のジュトランシェ
・フロマージュ
・イチゴのハンバーガー シナモンとレモンのクリーム ルバーブのシャーベット
この日予定されていた複数のイベントも無事終了し、追加で嬉しいニュースも飛び込んだこの日。
そんな一日の終わりに訪れたロオジエ。
この約2ヶ月、私にしてはとても頑張りました。
一区切りついて、ふと視界が広がったのがこの日。
そんな夜に花を添える素敵なプレゼントまでいただき、大好きなレストランの思い出がまた一つ増えました。
よく頑張った自分をちょっと誇らしく思う気分で眺める景色は…ずっとずっと見ていたいと思う、心に残る素敵な景色でした。
(2010.4)
こんなに足しげく通うのは自分の意志というよりも単なる巡りあわせ。
ご一緒する方からこちらのお店をリクエストされる幸運が加担するから。
大好きと想うほどに心地良くなっていくお店で、この日もとても幸せなランチタイムを過ごしました。
いただいたお料理は、アミューズ・ブーシュの後、
フォワグラと青森産シャモロックのテリーヌ、ヘーゼルナッツのオイルと春野菜を添えて
静岡産ニジマスのポワレ、カレー風味のレタスソース、スペッツル添え
ヴァニラと赤いフルーツのパルフェ、ヒナゲシの香り
デセール前に少しだけフロマージュも。
考えてみたら一番皿数の少ないブルーのコースをいただくのはこれが初めてです。
でも…以前もこちらでいただいたブラン・ド・ノワールのシャンパーニュ(2000年)とシャンボール・ミュジニィ・レ・クラ、それにグラスでオーストリーのグリューナー・フェルトリナーをいただきましたので、カロリー的にはブルーでも120%満腹、満足です。
次回予約はまた来月。
その日ちょっとしたことが見える予定だから。
人にとってはささいなこと。
でも私にとっては価値のあること。
その日、きっと私の手に。
(2010.3)
いつもながら、そのサービスには頭が下がりっぱなしのこちらのお店。
この日私が癒されたのは…
お店の方が覚えてくださった過去に受けた数々のサービス。
そして、素敵な言葉の贈り物。
それがこの日の私を復活させてくれました。
やはりここは愛さずにはいられないとても大切なお店です。
(2010.2)
お店に向かう私を見つけて「お待ちしていましたkey様」と声をかけていただくところから楽しみなロオジエタイムがSTART。
私の顔だけでなく、食の好み、これまでにいただいたワインやご案内いただいたテーブルなど。
お店の方が色々覚えて(控えて?)くださっているのは素直に嬉しい。
従業員の定着率がよろしいようで、初対面の顔が存在しないことも、「行き慣れた」と勘違いさせてくれて居心地が良いもの。
お邪魔すると心から温まる気がするのですが、それが私にとってのこちらのお店の価値です。
来るだけでリフレッシュ出来るなんて、ある意味お手軽?と思います。
私が愛さずにはいられないお店、分不相応な店であることは否めないけれど。
(2009.11)
よくグランメゾンはお昼と夜の顔が全く違うと言います。
グランメゾンのディナー自体ほとんど未経験の私ですが、この日はお皿の数を除いてはほとんどランチと差がないように見えました。
しいて違いを挙げるとすれば、スタッフの笑顔が昼より柔らかいこと。
自分でも「なんじゃ、それ???」の感想です。
単純に顔を覚えていてくださるお店の方が増えたためであって、昼と夜の違い、という理由ではないかもしれません。
この部分は、次回お昼と夜にあまり間をおかず訪問する機会があるので、その時に確認してみたいと思います。
(2009・8再訪)
ランチに再訪。
そして、サービス、ワイン、味の傾向がやっぱりとても大好きだと改めて実感。
評価を5に引き上げて、これからも大切なお店として愛していこうと思った訪問でした。
(今回の予約では、電話の応対で何度か不快な対応があったのですが、これからも大好きなお店であり続けて欲しいという気持ちから、思い切ってお店の方に伝えました。快く聞き入れていただいたように思っています。)
前回訪問時よりややワインに詳しくなった私の目から見ると、全般的なサービスはもちろんワインに関するサービスも本当に素敵。
例えばこの日のムルソーは、ホストテイスティング時にワインの温度を教えてくださいましたので、
「あと2度ほど下げて、徐々に適温まで温度を上げてほしい。1杯目は涼感を、2杯目は香りを立たせるように。」
などというオーダーも可能でした。
次は秋のディナーを予約済み。
特にディナーはなかなか気軽に誘えるお店ではありませんが、賛同してくださる方と2人ひっそり行ってまいります(^^)。
~オーダーしたお料理、ワインはブログにて詳細に記載しました。
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念願のロオジエ。
ディナーでお邪魔するには敷居が高くて、大人気の土曜ランチを3ヶ月前から予約して訪問しました。
誇り高き銀座のグランメゾン、その扉を開けると、そこには大人の女性だけに入国が許されたエレガントなお菓子の国がありました。
3つ星レストランとして数々のメディアに登場するロオジエ。
写真で見知った店内は、スタッフの皆様の心遣いによって、想像していたよりずっとずっとリラックスして過ごせる空間でした。
入店時には、迎えるスタッフ、メニューを配るスタッフ等々ダイニング内に溢れるスタッフの数に、ミーティングに紛れ込んでしまった(笑)かのような印象を受けてちょっと身構えてしまいましたが、間もなくそれぞれの持ち場について、堅苦しさは消えました。
お客様以上のスタッフの数で上質のサービスを維持しているんだなあ、と実感。
本日は9000円の真ん中のコースをオーダー。
アミューズブーシュ、前菜(鴨肉のタルタル、グリーンペッパーのアイスクリームとベルガモット風味のキャロットピューレ)、スープ(グリーンピースのスープ)、メイン(ホワイトアスパラガスのロワイヤル イカのクルスティーニと共に)の後には。。。。お菓子の洪水が!
プレデセールとして、ソルベ、クリームブリュレ、マカロン、ローズゼリー、焼き菓子等々が供され、続くメインデザートは苺のサヴァラン キルシュのアイスクリーム、その後プティフールとしてデザートワゴンに20種はあろうかというプティフールの数々。
もうお腹いっぱい!と言いつつ、ついついミニシュークリームとゆずのタルトをオーダー。
最後のデザートの打ち上げ花火のようなフィナーレは感動でしたが、心に残ったお皿は、メインのホワイトアスパラガスのロワイヤル。
格調を下げる言い方をしてしまえば、洋風茶碗蒸しに綺麗にそろえたアスパラが林立した一皿。
ですが、、、もちろん美しさと味の上品さはそんな言葉じゃ表現できないもの。
是非写真でこの美しさをご覧ください!
ついでに、メインデザートのすばらしい彩りも。(もちろん味もグッド)
デザートは全体的に甘さ控えめ。
パティスリーが別に10名近くいるそうですから、甘さでごまかさない繊細なデザートが作れるんだと思います。
お腹いっぱいのはずなのに、この美味しさ!ついつい進んでしまいました。
また、ワインの品揃えもさすが。
どれを選んでもハズレがないのはもちろん、赤ワインを綺麗に開いてくださったサービスも見事でした。
このお店で颯爽とサービスを受けられる、そんな素敵な女性になってディナーにお邪魔したい。
心からそう思いました。
2位
1回
2010/11訪問 2015/01/20
あ~、幸せだな。心からそう感じました~大阪『HAJIME RESTAURANT GASTRONOMIQUE OSAKA JAPON 』
(2010.7)
あと2~3年後にもう一度行ってみたいな、そう感じた初訪問は去年の秋のこと。
それは、これから先、きっと大きく変化するであろうシェフのイメージが私の好奇心を刺激したから。
その向上心溢れるまなざしに、遥か遥か高みを目指し上っていく姿が想像できたから。
ここは私にとってふたつの初めてをもたらしてくれた場所。
初めて、シェフの存在を感じながらお皿をいただいたお店。
初めて、意識的に大阪でいただいたフレンチ。
そんな特別なお店に再びお邪魔できるのはとても幸運なこと。
頑張った自分に対するご褒美を兼ね、7月某日に再訪を。
訪問が決まった時から、その特別感にワクワクしながら。
記憶の中にかすかに残るお店の方。
初めてお会いするマダム。
迎えられてお店に足を踏み入れる瞬間から、接客が心地よいのは本当に素敵なこと。
こちらのお店に訪問するなら、女性の装いは黒、それでなければ潔く白。
それが私の抱いたイメージ。
この日は、そんな感覚に沿ったシンプルドレスをまとって訪問。
まずはそれが間違っていなかった(多分)と感じ、一安心。
装いに込めたのは、大切に思う素敵なお店です、の敬意のメッセージ。
こちらには三ツ星から連想される完成されたお皿があります。
いつかそんなお皿をきっちり味わえるようになりたい、とは思うもののその点で今の私は役不足。
だから、お皿に寄り添うワイン選びは頑張りたいな、と。
お皿に合うのはもちろん、ご一緒する方の好みを勘案したワイン選びができれば多少は存在意義もあるかしら、と。
そんな想いで選んだワインと共に味わったお皿は以下の通り。
(まずはシャンパーニュとともに味わうアミューズ、1品目は南仏のお料理だそう。トーストの上にヒラメ、そして玉ねぎのコンフィと黒オリーブ。玉ねぎの甘味がなぜかこの日の気持ちとリンクしたように感じた1品。「少しは」女性らしく過ごしたいわ、という気持ち。)
(2品目のアミューズは、定番の1品だそう。半熟たまご、桃のピューレ、クリームをどうぞ一緒に召し上がれ、と。)
(3品目のアミューズは、ハマグリの入った一品、下はバージンオイルのゼリー。とても爽やかな味わいが夏らしくて素敵です。)
(前回もとても感動したお野菜のプレート。酸味、甘味、塩味、苦み等様々な野菜だけでもバラエティあふれるお味ですが、添えられている色とりどりのソース等によってさらに多彩に変化するその味わい。合わせたムルソーは、フレッシュで軽やかなお味ながら、香りはバニラを思わせるほどに華やかで甘やかな1本。そのアンバランスな構成をこのお皿、そして、次のお皿に合わせます。)
(こちらは大分のスズキ。皮目はパリッと身はしっとりと仕上げたもの。オマールのソースも素敵です。泡にはアーモンドの香り。少し温度の上がった白ワインと香り、味ともにフィットするお皿。そのフィット感に心の中で「やった!」とガッツポーズ。)
(次にオーダーしたのは、私にとって意味のある年のボルドーワイン。デキャンタージュしてからしばらく時間はかかりますが、徐々に感じられる柔らかさ。ある意味人生の転換点だった年のワイン。合わせたのはお皿だけではありません。自己満足の世界ですが、今の自分自身そしてご一緒した方へのエールを重ねました。この時点ではまだちょっと強いワインと共にいただくのはシンプルに塩で焼いたフォワグラです。)
(続いてシンプルにカブとトリュフの組み合わせ。トリュフが少しだけ赤ワインとのフィット感を高めてくれたかしら?と思った一品)
(随分柔らかくなってきたワインと合わせていただくのはホロホロ鶏。酢漬けのエシャロット、水分を抜いたヨーグルトなどが添えられた面白いお皿。ホロホロ鶏のしっとり感、やわらかさ、それらが高い技術に支えられたものと教えていただいたお皿。なお、ポーションをかなり落としてもらっているので、ご注意ください。)
(チーズは、ワインを意識してチョイス。シェーブルだけは自分の好みで比較的若めのものからいただきました)
(ポップコーンと書かれた面白いアヴァンデセール)
(チョコレートが苦手な私のためにご用意いただいた?デザート。枇杷の実に低圧でシロップを浸透させまして、カルダモンのアイスを添えていただいたもの)
本当は2~3年後に再訪を果たす予定だったこちらのお店。
意外と早い再訪にもかかわらず感じたシェフの変化。
何事にも疎い私でもはっきりわかったのは、お皿に、お会いしたシェフに感じた前回以上の余裕と優しさ。
私ごときの感覚で生意気かもしれませんが。
そして今回特に魅力を感じたのは、お店のサービス。
柔らかく、人情味があって、けれど決してなれなれしくない、距離感がしっかり確立された温かいサービス。
マダムからいただく素敵で素朴なサービスを筆頭に、お店の方一人一人が大切に大切におもてなしをして下さったおかげ。
あ~幸せだな。
心からそう感じた再訪の時。
お店の皆さんに見送られながらお店を後にする瞬間、私を満たしたのはじわじわと体内に広がっていく幸福感。
それは本当に温かい幸福感。
心残りはただひとつの忘れ物。
手元に残るはずだったのは、最高の笑顔を収めた幸福な時間の写真。
だからまた行かなくちゃ。
いつかここに一緒に行こうね、と言いつつも大阪は近いようで遠い場所。
約束が果たされるまでの時間はそれなりに長いものでした。
思い切って…ここに来れて良かったな。
頑張った自分に対するご褒美を兼ねて過ごした至福の時間。
頑張った結果が誰かの幸せにもつながっていますように♪
(2009.10)旅行してでも行きたかったお店〜大阪『Hajime Restaurant Gastronomique』
もう二度と訪問できなくなってしまうかもしれない。
そう思ったのは訪問1ヵ月半前。
運よく電話1回で予約が取れ、念願の訪問。
たくさんの花束に迎えられるように店内に足を踏み入れたのは、大阪で唯一三ツ星獲得のニュースが流れた直後。
すでに「全てのお日にちともディナーは満席を頂戴しております。」となってしまった日のことでした。
もしもミシュランが発売されてしまったら・・・
あのお店に星が付いてしまったら・・・
という懸念はお店にとっては最高の形(?)で現実のものとなったわけですが、その前に訪問の機会を持てて良かった!
今回の訪問で一番印象に残ったのは、米田肇というシェフの存在。
メニューに書かれた長いメッセージからディナータイムは始まります。
そこには作り手の熱い想いが記載されています。
運ばれるどのお皿にも独創的かつリアルタイムのご自身の世界観を表現しようと試みている気迫を感じます。
今までここまではっきりとシェフの想いを感じながら食事をしたことのない私にとって、こちらで過ごした3時間半はとても貴重な体験となりました。
最後にご挨拶に出てきてくださったシェフは、とても若く、実直そうな線の細い方でした。
お料理からは、高みを目指すぎらぎらとした上昇志向のようなものも感じたのですが、そういうものはご自身の奥深くにしまわれているかのような優しい印象。
また、静かだけど情熱的な研究者のイメージもお皿から感じられたのですが、それはお会いしたシェフからはっきり読み取れたように感じました。
こちらのお店はオープンしてまだ1年ちょっと。
今後もどんどん成長し、変化していくことでしょう。
なかなか予約は難しそうですが、3年くらいしたらまた是非うかがってみたいです。
この若いシェフの熱い想いがどういうお皿に表現されるのか、その変化がとても楽しみです。
またその変化を感じられるよう自身の味覚も磨いておきたいな、と思いました。
今回いただいたワインは以下の通り。
まずは、「NVAlfredGratienBrutRose」をグラスで(2500円。サ料10%別。)。
続いて「2004MeursaultGenevrieres(1erCru)/DomaineBouchardPere&Fils」と「1999Mazy-Chambertin/DomaineHenriRebourseau」をそれぞれハーフボトルでいただきました。
いただいたお料理は以下の通り。
なお、それぞれのタイミングでお皿に合わせたパンが5種類出てきました。
まずはアミューズとして3品。
(あこうをビスケットの上に乗せたもの)
(半熟の黄身に桃のピューレ等をかけたもの)
(ローストしたホタテの下にりんごを刻んで酸味をつけたバターソース)
(とうもろこしの粉末アイスが添えられた前菜は、ピューレ等も含めると105種類の野菜を使ったもの。色々な味を楽しんでくださいとのことで、食べ方は自由な一皿。)
(アマダイの皮目のみを揚げる感覚でローストし、身は低温でローストした柔らかい食感のお魚料理。ソースは3種のかんきつ類を使った酸味のあるもの)
(ジャガイモをごく薄スライスにして作ったものの間にフォアグラ。ハジメ風フォアグラのタルティーヌ)
(熱いかぼちゃのソースをかけたのは、冷たいトリュフのソース。温度差を楽しむ一品。)
(私のお皿はポーション調整のため、ベーコンのようですが、鴨肉のロースト。普通の方は鴨のステーキといえるくらいのきちんとした分量で出てきます。)
(チーズの盛り合わせ。大好きな白カビ、ウォッシュ、シェーブルをいただきました。)
(シモツケソウのアイス。泡は蜂蜜から。)
(カカオバターのムースとコーヒーの香りのするアイス&クッキー)
(プチフール色々)
アイディアと気迫に溢れたお料理。
評価は4かしら?とも思いましたが、私史上一番の気迫に4.5としました。
また行きますね、の想いもこめて。
3位
1回
2013/12訪問 2014/04/08
(2013.12)
今年1年を締めくくるファインダイニング
会場に選んだのは、お世話になっているマダムトキ
定期的にこちらを訪れていたい方、一度は訪れてみたいと思っている方、そんな方々と一緒に今年最後のご褒美ディナー
1年間頑張ったね、私たち…的な意味合いを込めて選んだのは、12600円(サービス料別)のコース
ヴィンテーシャンパーニュから始めたお料理のみを振り返ると以下の通り
アミューズギュールは、タスマニアサーモン、カモのリエッ、フロマージュブランの変化を楽しみながら
オーガニック蕪のブランマンジェ、色鮮やかなその葉のムースリーヌ
天然ホタテガイのポワレ、ソースピストゥー、カリフラワーとアンチョビのムースリーヌを添えて
青森産天然ヒラメのロティ、しっとりと香ばしいポテトのコンフィとソースラヴィゴット
エゾ鹿ロースのロティともも肉のカルパッチョ、2種の調理法を楽しむエゾ鹿
フロマージュを挟んでいただくデセールはあまりにお腹がいっぱいのため、バニラアイスクリームのみ
さぁ、張り切って来年に向かいましょう
1年間はあっという間だけれども、それなりに信念を持って過ごせば、1年間というのは、それなりの何かを残せる時間
来年の終わりに、今年もいい年だったと振り返れる時まで、しっかり前を向いて歩かなきゃ
そんな風に思わせてくれた…こちらはやっぱり私にとって、大切なお店のひとつです。
(2012.11)今年最後の~代官山「マダムトキ」
一度くらいはご一緒に。
そんな言葉に誘われて、11月のある日、大好きなマダムトキのディナーに再訪しました。
1階のメインダイニングでは、演奏付きのウェディングパーティー
そんな最高のBGMが上って来たのは、大好きな2階のダイニングスペース
こじんまりとした空間に幸せのお裾わけをいただきつつ、この日はコース料理をいただきました。
こちらのお店が初めての方が多かったならば、チョイスはコース料理から。
それが私のセオリーです。
暗い店内で、写真に収めたのは、こちらだけ
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
そのサービスの素晴らしさに、同行者一同が感激して下さったところに、「さすが」と感じさせていただきました。
(2012.6)みなさんにありがとう!
6月の初めの平日。
皆さんと少し豪華なディナーを、と訪れたのは私の大好きなお店「マダムトキ」。
皆さんにとってお祝いのひと時を心地良く過ごしていただきたく、大好きな2階のフロアで過ごしたこの日。
最初から最後のデザートまで。
盛り上がり過ぎて、過ぎた時間はあっという間の4時間。
仲間っていいな。
つくづく思ったこの日。
楽しいばかりじゃないけれど、苦しい時も頑張ろうと思えるのは、皆さんのおかげだと思うのです。
ありがとうございました。
(2011.12)今年もありがとうございます。
代官山のマダムトキ。
私にとっては、定期的に訪問していたいお店の一つ。
年内にもう一度、と、訪問したのは12月もほとんど終わりかけた、ある日のディナー。
「せっかくならご一緒に」と言って下さった皆さまとグループで訪問です。
白子に惹かれてオーダーしたのは7,900円のリーズナブルなコース。
一応1枚だけ写真を撮りましたが、その作品は以下の通り。
(食べログでは写真はカット・・・)
相変わらず私の腕では綺麗な写真は難しい…
というわけで、この日の写真はこれで終了。
簡単にいただいたものを記すと
・アミューズは、タスマニアサーモンのマリネとコンソメのジュレ等
・まぐろと野菜のテリーヌ、マグロの中トロを軽くマリネして表面を網焼きしたもの
・カボチャのブルーテ、サバイヨンソース
・底にコンソメのロワイヤルを敷いた鱈の白子
・メインに選んだのは蝦夷鹿のパイ包み、フォアグラ、紅玉林檎、黒トリュフが、香りと味の隠しスパイス
・グラニテは、はちみつレモン
・最後のデザートはワゴンデザートはやめて、オーダーでいただく軽めのモンブラン
一年間、ポイントポイントのお食事で大変お世話になりました。
来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。
当初に比べて、ワインもどんどん面白くなるこちらのお店。
お皿、雰囲気、サービスにワインが加われば、こんな心地良い場所はありません。
クラシック好きな私にぴったりはまったお気に入りのレストラン。
次の訪問が今からとっても楽しみです。
(2011.6)
記念日には興味がない私ではありますが、去年に引き続き、今年の誕生日も、素敵なレストランで。
豚に真珠とはまさにこのこと・・・すいません・・・
今年、とても幸せな時間を過ごしたのは、私の大切なレストラン「マダム・トキ」。
日も長くなってきたこの日、暮れゆく陽の光を味方に、お皿の写真も撮影。
いつもは光量が足りずに断念するのですが、2階の窓辺席をいただいたからこそ、の特典です☆
アミューズは、フルーツトマトとイチゴを使ったムースにトマトとリンゴのジュレを乗せて
そして、シャラン鴨のリエットです
1本のワインを大切に大切に飲むのが好き。
ということで、グラスシャンパーニュの後は、いきなり赤ワイン。
私にとって大切な年のエルミタージュをいただきます。
本日のチョイスは、カルトから。
当店のスペシャリテ、ラングスティーヌのカダイフ巻き。
このおデブちゃん具合がとても愛しいラングスティーヌ。
本日のお肉料理は、鴨。
とてもいい鴨が入りました、とお勧めされたお皿ですが、「とてもいいカモが入りました」と書くと…なんだかヤクザな世界になっちゃいます(>_<)
まだ残るワインをゆっくり楽しみたく、フロマージュもいただきます。
ワインの酸味とチーズの酸味がぴったり。
とても幸せな時間です。
せっかくのお祝いならば、やっぱりデザートワゴンも楽しまないと!
と言いつつ、この日は3つのケーキをチョイス。
通いなれたお店で記念日を過ごすということ。
思い起こせばあまり記憶にない行動です。
自分の行動パターンに縛られて生きるのは、とてもつまらないこと。
ひとつ年を重ねるにあたり、これからも「いつもとはちょっと違う」にためらわない私でありたいな、と思います。
素敵なお誕生日を本当にありがとうございました♪
(2011.4)
4月某日、お気に入りの「マダム・トキ」にディナー訪問。
レストランには昼と夜の顔があると思っていますが、こちらのお店もそんな感じ。
前回うかがったランチとは全く別の夜の顔を堪能してまいりました。
なお、落とした照明の下で撮った写真は相変わらず炭のよう…
せっかくの美味しさが伝わらないのが不本意ですので、写真はUPしません。
震災の影響でこの日の営業は10,500円のプリフィックスメニューのみ。
冷前菜、温前菜、お魚、お肉とそれぞれが2種類からのチョイス。
デザートはいつも通りデザートワゴン又はプリフィックスデザートのチョイス。
今回いただいたのは以下の品々。
・アミューズ:フルーツトマトとイチゴのスープ
・冷前菜:ホワイトアスパラのブランとグリーンアスパラのオランデーズソース
・温前菜:ラングスティーヌ、リードヴォーにたっぷりの春野菜を添えて
・お魚:桜でスモークした鰆のミキュイに24カ月のミモレットを散らして
・お肉:被災地支援メニュー、岩手産のホロホロ鶏のバロティーヌ、ラタトュイユを添えて
・デザート:ベリーのミルフィーユにアイスクリームを添えて
落ち着いた夜のマダムトキ。
週の初めは、特にその落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
繰り返し繰り返し訪問して、その良さを何度も味わっていたいお店です。
(2011.1)私を幸せにしてくれるお店
私の中で特に気に入っているフレンチのひとつがこちら。
初めて訪問したのは確か一昨年のこと。
それ以降すっかりお気に入り。
季節ごとには訪問していたいお店のひとつとなっています。
そんなお店に年明け早々ランチ訪問。
これまでの訪問は全て夜でしたからランチトキは初!
休日出勤後の少し遅めのランチタイム。
お席をいただいたメインダイニングは、ちょうどデザートワゴンがスタートする一番あわただしい時間帯。
休日ランチを楽しむ方で満席の店内は、(恐らく)全てのスペースを使用してのフル稼働状態。
まずはその店内の様子にこれまで見てきた夜の姿との違いを感じます。
アミューズにいただいたのはりんごのジュレ、アボガドのエスプーマです。
その差し出し方にいつものトキの柔らかい接客を感じながら。
前菜は蝦夷鹿もも肉のカルパッチョとグリエした野菜のマリネ。
しっかりした野菜の歯ごたえが良質を感じさせる一皿です。
栗かぼちゃのブルーテ、セップ茸の軽いサバイヨンと塩鱈のブランダードを浮かべて
自然な甘味とちょうどいい固さの食感がこの日の気候みたいだな、と思った一皿。
ここで南フランスの白ワインをグラスでいただき、アンコウのムニエル、豚バラのヒュメ、下にはラタトュイユとその中にクスクス。
白ワインの中に混じるかすかなヴィオニエの香りはお皿を邪魔しない程度に控えめに。
ラングスティーヌのポワレ、季節の野菜、ブイヤベースのジュ。
プリップリのラングスティーヌは大好物。
こちらでオーダーしたラングスティーヌのお皿に今までハズレはなし、です♪
そして、お楽しみデザートワゴン。
ちょうど2回転目のデザートワゴン。
新しく乗せられたホールケーキも二つ三つ。
まだ完璧な形を留めたホールを見ていると、あれもこれもとほしくなり、結果6品も!
夜のお席でここまでの満席は経験ないので、正しい比較かはわかりません。
けれど私は夜のほうが断然好きだな、と思います。
昼間の明るさ、お得感、昼ならではの良さもありますが、夜にはまた違う良さがあります。
満席の夜はわからないけれど、静かで温かくて、タイミングが良いのに決して邪魔をしないサービス。
それが夜ならではの特別な表情のように感じるのです。
窓から漏れる洋館の明かり。
その明かりの中に向かっていく高揚感。
迎え入れていただいた扉の内側に見える「ようこそ」の微笑み。
そしてゆるやかに流れるように進んでいくディナータイムのくつろぎの時。
そんな途切れないストーリーを感じるのもやっぱり夜ならでは。
ランチはランチで楽しいけれど、次はディナーに行きたいな。
大好きなお店の良さがきちんとそこにあることを確認していたいな、と思うから。
ここは私の大好きなお店。
だから大好きなままずっとそこにあってほしいと願う気持ちも強いお店なのです。
(2010.7)
7月某日。珍しく3人で訪問したので更新。
そこまで好きなお店なら是非一緒に行ってみたいわ、とおっしゃっていただけた方々とともに。
この日のお席は1階のメインダイニング。
初訪問なら一番オーソドックスなスタイルを知っていただきたくてチョイス。
昔ながらの洋館に使われる昔ながらのすりガラス。
そんなクラシカルな場所でお皿とワインを楽しめば、日々の細かい仕事のことなど頭からすっかり飛んでしまいます。
いつもいらしていただいている大切なお客様、と言わんばかりのサービスは…
今の私にはまだちょっとこそばゆいのだけど、でもいつかそう言われるお客様になりたいお店。
私の中のお店への信頼感も加わって、いつも確認する「やっぱりここは好きな店」の気持ち。
自分を大切にしてあげたくなる時、思い出す大好きなお店。
だから、大切な人と一緒に訪問したいお店です。
(2010.4)
この日も1階で幸せなカップルの結婚式。
2階の小さな空間に案内されてディナーを楽しみました。
予約の際、「2階で窮屈」と言われるのですが、個人的には1階よりも2階のほうが落ち着きます。
一人の訪問が多いから…というのもひとつの理由かもしれませんが、このこじんまりとしたスペースの温かさが私の中の『マダムトキ』のイメージなのです。
この日もカルトオーダーでいくつかのお皿とワゴンデセールを堪能し、優しい時の流れを存分に楽しみました。
上手にお皿を組み合わせていただいたこの日。
同行者のお皿に合わせて、好んでいただけそうなワインをいくつか提案したこと以外…ただただほわ~っとお気楽に過ごさせていただいた幸せな時間。
お店の雰囲気、テーブルの温かさ、サービスして下さる皆様の笑顔、一緒の空間に居合わせる他のテーブルのお客様、素敵なワインと素敵なお料理…どれもこれも私を幸せにしてくれる大好きなお店。
これからも定期的にお邪魔したいと思います。
概ね一人で。たまには二人で。もしかすると三人以上で…
でも、ここは私を幸せにしてくれるお店。
ご一緒するとしたらやっぱり私を幸せにして下さる方がいいな、と。
(それはわがままかしら…?)
お見送りいただいた初対面のシェフもやっぱりとても優しそうな方。
「どんな方かと思いまして」の言葉に、大抵お一人様でうかがう私に対するもの珍しさ?を感じつつも…
きっとまたお一人様でお邪魔します!
こんな奴ですが…これからもどうぞ末長くよろしくお願いしますね♪
(2010.1)
たくさんの自家製パン、落ち着いた雰囲気、アラカルトも可能なメニューなど。
私にとってとても魅力的な代官山『マダムトキ』。
この日は披露宴が行われているため、初めて2階のレストランスペースへ。
アプローチから別の扉へ。
階段を上がって、楽屋裏見学の気分で2階のお部屋に案内いただきました。
1階に比べると随分こじんまりとしたスペースには、テーブルが5卓。
1階とは違った心地良いスペースです。
より家庭的な雰囲気があり、これはこれでとても良い感じです。
先客は、この雰囲気にぴったりな家族連れ2組、カップル1組。
そんな中、一人ぼっちのディナー…
今年の目標は一人フレンチディナー!だったのですが、そういえば一人フレンチはこの日が初めてではありません。
年始に思ったほどの大きな覚悟は必要なく、気付いたら行きたい時に行きたいお店に訪問していました(^^;。
この日オーダーしたのは、アラカルトでチーズ含め3皿。
ワインはハーフボトルを1本。
Beaune 1er Cru "CLOS DES PERRIERES" 2005/ Francois GAP et Fils
食前のシャンパーニュは最近やや食傷気味のブルーノ・パイヤールだったためパス。
(まずはアミューズ、白インゲンのスープとタラのブランダード。添えられた網目のクラッカーが香ばしくて!)
(本日のスープ2100円。フランスと日本のごぼうをミックスしたスープにユリ根を入れ、真ん中にはイタリアの栗を練り込んだラビオリでフォワグラとホタテを包んだものを浮かべます。ラビオリの周りにはアサリで香り付けしたミルクのエスプーマ。ごぼうの苦みに賛否両論があるこちらのスープだそうですが、いただいている赤ワイン、ボーヌ1er Cru2005年の若いタンニンとマッチしていてとても美味しかったです。)
(本日のジビエ5000円、蝦夷鹿のローストに濃厚な赤ワインソース。添えてあるのはトリュフを混ぜたポテトのピューレと日仏のキノコのソテーに丹波産イノシシのベーコン、トリュフを加えたサラダ仕立てです。通年食べられる蝦夷鹿ですが、一番美味しくいただける季節に味わうのがやっぱり幸せです。)
1階の披露宴には47名のお客様が入っているそう。
直接は見えませんが、その幸せな熱気は2階にも伝わってきます。
歌のプレゼントやお祝いの言葉が時にはっきりと聞こえるから。
そんな音量を気にして、お店の方が入れ替わり立ち替わり2階をさり気なく確認しにいらっしゃいます。
そんな気遣いも素敵なお店なのですが、個人的には誰かの幸せの瞬間に微妙に立ち会えたことはとても光栄なこと。
階下のざわめきさえも、人のぬくもりを感じる心地よい時間となりました。
(デザートではなく、最後にチーズを。チーズの風味に合わせて選んでいただいた桜のはちみつ。お店の方の想いがこもった素敵なお話も聞かせていただき、チーズタイムも大満足。合わせて優しいジュヴレイ・シャンベルタンもちょっとだけ味見させていただきました。)
レストランに求めるものはきっと人それぞれ。
私も、ワインだったり会話だったりムードだったり…個々の要素をあげれば色々あるのでしょうが、要は幸せになれることが一番の条件。
ここは私を幸せにしてくれるレストラン。
頑張った誇らしい気持ちの中、真っ先に浮かんだお気に入りの1軒。
まだ満席で断られたのは1回だけという幸運なお店でもあります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
また幸せになるためにお邪魔しようと思います。
(2009.7)
「きっと気に入る予感がする」
そういうお店ってありませんか?
行ったこともないのに、なぜかそのお店の空気が自分に合うと思えるお店。
この日うかがったマダムトキは私にとってそういうお店の1軒。
訪問したい気持ちがありながら10年近く経ち、ようやく初訪問です。
結論から言うと、予感は当たり。
総合評価4.5としたのは、2回以上訪問したお店にしか最高評価を付けないポリシーだから。
年内に再訪問を果たしたいと思っており、その時に今回と変わらないお店の空気を感じたら、評価を5に上げたいと思っています。
今年30周年を迎えるこちらのお店が提供するのはまさに正統派のフレンチ。
いつもの私なら、正統派のフレンチは重くて・・・
ランチならまだしもディナーなんて・・・
となるのですが、クラシカルな店内で心地のよいサービスを受けながらいただくお料理は、「このお店にはこういうお皿でなきゃ」と素直に思えました。
「一番あっさりしているお皿はどれですか?」などという無粋な質問もせず、この日は10500円(税込み、サービス料10%別)のコースに沿ってお店の世界を堪能しました。
今回お料理写真はありません。
照明抑え目の店内でフラッシュなしで撮影したのですが、画質は厳しく、せっかく美味しかったお料理の良さが見えない写真しか撮れなかったので。
代わりに、10500円のコースメニューと同行者のオーダーした7900円(かな?)のコースメニューの写真を掲載します。
お皿ごとの優劣をコメントするより、お店の雰囲気、サービス、お皿の構成、各お皿の味の調和がとても素晴らしかった、というコメントを残したいと思います。
このメニューだと分かりませんが、たっぷりのバターとともに供される自家製のパン6種、最後のデザートワゴン11種はいずれも秀逸。
数で勝負!の世界ではなく、どれも1品オーダーに耐えられるもの。
アヴァンデセールもとってもレベルが高かった。
最後まで「美味しいね」の言葉が絶えないお食事を楽しませていただきました。
ワインは、グラスでシャンパーニュ1種、白1種、ロゼ1種、赤3種の品揃え。
この日はシャンパーニュ以外私が最初のお客さんだったので、ボトルオーダーと変わらない雰囲気でいただけてラッキーでした。
うかがったのは平日の夜。
お客様は3組だけでサービス陣とお客様の数がほぼ同数。
2ヶ月前に週末ディナーを予約しようとした時には満席で断られたことを考えると、週末に混み合うお店なのかもしれません。
いずれにしても、年内にもう一回。
是非訪問してみたいと思いました!
4位
1回
2010/12訪問 2011/11/20
(2010.6)
梅雨に入る直前、残り少ない初夏の爽やかさと日中の夏の日差しを感じさせる頃。
色んなタイミングが重なった結果、幸運にも再び白金台『カンテサンス』を訪問しました。
落ち着いたブラックのトーンが印象的な店内。
休日よりもやや年齢層が高いような気がする平日の夜。
どのテーブルにも落ち着いた雰囲気が漂う中、ご案内いただいたのは一番奥の個室。
2か月前の訪問で訪れたのもこちらのお部屋。
けれど、レストランで過ごす時間は本当に一期一会。
同じお店、同じ空間でも、二度と同じ時間は流れないもの。
ご一緒する方が違えば、季節が違えば、シチュエーションが違えば…
また全然違った雰囲気をまとうから不思議。
「きっと今日もまたお店の素敵な一面を発見することができるはず。」
そんな嬉しい予感が溢れるスタート。
それは主として…ご一緒した方が岸田シェフに寄せる絶対的な信頼感ゆえ。
そこに至るまで積み重ねた時間の重さ、気持ちの大きさ。
レストランに通い始めて知ったことは、大切に想うお店へ連れて行っていただけることの価値。
お店に愛されるお客様と共にひと時を共有させていただけることがいかに光栄かということ。
日中のあわただしさのせいか、グラスシャンパーニュをいただきながら、早くもほろ酔い加減な自分を発見。
だからこの日がゆっくり過ごせる日であったのは幸運。
お料理とワインをゆっくり味わえば、きっと最後まで素敵なマリアージュを堪能できそうです。
そんなディナーをちょっとだけ振り返ります。
クッキー地の甘さがアクセントになったアミューズは優しいスタート。
ややトースト香の漂うシャンパーニュと共にいただくと、とても幸せな気分です。
次いでミントの香りのするそら豆のスープ。
爽やかな一口目と、アフターに残るほろ苦みのニュアンスが対照的。
爽やかだけでは終わらない、大人のエッセンスのあるお皿。
こちらのスペシャリテのババロア。
この時期の山羊のミルクの濃厚さに合わせたのはリースリング。
熟成感も出始めた2003年のもの。
特有のペトロール香が、お料理に合うことがあると教えていただけたお皿。
オーストラリアで取れた黒トリュフを散らした一皿。
プレッセの中には帆立の甘味といわゆる揚げ浸しの状態からプレッセで水分を除いた茄子。
シャンパーニュを帆立の甘味に合わせたり、ハーブに合わせてフレッシュなサンセールをいただいたり。
ズッキーニとパルメザン、そしてボタンエビという組み合わせがとても印象的なこちらのお皿。
薄いズッキーニの下に隠れてるボタンエビも見えますか?
24か月熟成のチーズに合わせてくださったのは、アルボワのサバニャンの辛口です。
甘口以外飲んだことがないワインですからとても新鮮な印象を受けました。
二度と同じお皿は出さないポリシーの岸田シェフがあえて出してくださった一皿。
ブーダンノワールとフォアグラの組み合わせ、その火入れ、添えられた甘味がご一緒した方にとって忘れられない記憶だったことを尊重してくださったから。
そういう「特別」。
心から感謝の一皿に合わせたのはもちろん甘口ワイン。
次いで大好きなのどぐろ。
添えられているソースの苦みがトロトロのお魚と合わせるととても複雑な味に。
この苦みに私が合わせるとしたら…南の太陽をたっぷりと浴びたぶどうから作る白ワイン。
その感覚の微妙な差も楽しいのがこちらのお店。
まずは何もつけずにそのまま食べてみてください、と出された自信作の仔羊。
少し小さめに出していただいたのはお腹のキャパシティのため。
その分ご一緒した方のお皿に少しだけ多く。
語ることが出来ないほどの極上のお皿に全力で向き合えないのはちょっと残念です。
ホッと一息はまるでクリームソーダ。
クラウンメロンに生クリームを落としたものです。
まだまだ続くデザートですが、それは割愛。
この日が3回目のカンテサンス。
テンポが良いのに気が付けば4時間のディナーショーになるのも毎回のこと。
でもそれはきっと技術をいただくことが出来るから。
火入れを含むお料理の技術。
ワインを合わせるソムリエの技術。
場を心地よく盛り上げるサービスの技術…
お店の方々が一致団結して技術を高めようとしているからこそ、あっという間に過ぎる4時間。
今日のテーブルに流れたのは優しい4時間。
そして、その気持ちが嬉しかった素敵な時間。
特別な日に、と考えてくださったその気持ちに感謝を込めて。
ご馳走様、そして、ありがとうございます。
(2010.4)
約1年前に初訪問を果たした白金台の『カンテサンス』。
電話がつながらないことでも有名なこちらのお店。
根性無しの私に再訪はないな…と思っておりましたところ、根性のある方から思いがけないお誘い。
人の予約に便乗させていただいての再訪となりました。
1年前、お料理や接客の総合印象として「独創的」「エネルギッシュ」等々を感じたこちらのお店。
レビューにも残せなかったくらいわけわからないその印象を言葉にすると(^^;…
もちろん美味しいし、素敵なお店ですが、向き合うには体力もいるぞ!という感じ。
弱った私を癒して…というスタンスではなく、一緒に元気でいようね、という気持ちにフィットする…
そんなお店というのが初訪問の印象でした。
(相変わらず変な表現ですいません。)
さて、そんなカンテサンス。
行ってみてびっくりしたのは、その印象が半分も見つけられなかったこと。
今回は個室にご案内いただけたこと、お店の方に覚えられている方とご一緒したこと、テーブルを囲む私たちの作る場の雰囲気が優しかったこと、お料理の印象が違ったこと、そしてなにより食べ手としての能力が私の数倍上回っている方々とご一緒だったこと…
でも、原因は今もよくわかりません。
はっきりわかるのは、「私は今日のお店のほうがずっと好き」ということ。
いただいたお料理のうち、特に印象に残った1皿を挙げれば「イサキ コシアブラのソース」。
イサキは好きなお魚。
でも印象に残ったのはイサキより、添えられたお野菜。
山菜や香りの強い野菜を中心に、その使い方が魅力的だったこと。
メイン前の満腹を危惧しながらも完食したのは、まるで野菜の数だけ異なるソースがあるがごとくに感じさせてくれる。
そんな楽しいお皿だったからです。
トロン、とした食感を残して火入れされたイサキ。
それぞれの野菜と一緒にいただくと、苦みだったり、逆に甘みだったり、あるいは絡めた油の食感だったり…
シンプルなイサキが何回も変化をすることを感じられるお皿。
野菜の特徴を活かすお料理はとても好き。
「特徴を活かす」を超えて、付け合わせの野菜をソースとまで感じさせてくれたお皿に会ったのは恐らくこれが初めてです。
だからとても印象的なお皿です。
また、約1年前より市村さんの説明が優しく感じられたこの日。
易しくではなく、優しくです。
各お皿に少しずつ合わせていただいたワインの説明を聞きながら…
この印象はワインの知識とは恐らく無関係かな、なんて。
でもなぜそう感じるのか…これもやっぱりよくわかりません。
「独創的」「エネルギッシュ」という感覚はだいぶ薄れ…前より好きになったこちらのお店。
最後にお見送りいただいた岸田シェフの笑顔が前よりずっと柔らかく感じられたのは…私の気持ちも前よりずっと柔らかかったからかもしれません。
理由はわからないままに、でも、とても心地よかった再訪の時。
きっともっと好きになる、そんな予感も感じたこの日。
肩の力を抜いて笑顔になれれば、それが私にとってのレストランの価値。
今度はもっと柔らかい私がそこにあることを期待させる今回の訪問。
幸運にも再び訪れるそう遠くない日も含め、これからますます幸せな時間を味わえるはず。
力強くそう思えたのもこの日の再訪があってこそ。
食べ手として大先輩の素敵な方々に囲まれて過ごした4時間は、思いもかけない贈り物のような時間でした。
(2009.5)※一部削除
白金台のフレンチカンテサンス。
ミシュランの三ッ星獲得レストラン。
他の三ッ星獲得レストラン同様、「さすが」という声、「がっかり」という声が分かれるお店。
ここは特に評価が分かれているような気がします。
一体どんなお店なのだろう????
論より証拠ということで、実際に行って体験してみることにしました。
お料理で一番心に残ったのは、前菜でいただいたシェフのスペシャリテ「塩とオリーブオイルが主役 山羊のミルクババロア」です。
もちろんそれ以外のお皿も、びっくりするくらいこだわり満載で素敵なお皿だったのですが、13皿もありますので、一番心に残ったお皿のレビューにとどめます。
本日ご一緒した大変塩に詳しい方がもっとも美味しいと言う塩が使われている素敵なスペシャリテ。
まずは、山羊のミルクのババロア(一切臭みはありません)と塩の華だけを一口。
ミルクの甘さと塩が引き立てあっていて美味しい!
とても軽いデザートとしてもいけちゃいそうな味です。
次に、オリーブオイルも合わせて一口。
オリーブオイルの緑とミルクの白のコントラストが綺麗なように、口の中でも異なるタイプのコクが綺麗にコントラストしながら共存します。
ちょっと青い香りのするオリーブオイルとこのコクのコントラストが仲良く余韻を残します。
ロオジエのように夢をみせてくれる雰囲気はないのですが、三ッ星としてお高くとまっていない感じがとてもリラックスさせてくれました。
ジョエルロブションのように豪華な内装と視覚的なお皿のきらびやかさはないけれど、クリームやバターに頼らない味付けは私の味覚に合っていました。
5位
1回
2012/06訪問 2016/02/28
(2012.6)
各お皿のポーションが大きいことが人気につながるお店は、たくさんあります。
こちら、ラ・リューンもそんなファンが少なくありません。
けれど、その他多くのお店と違う点をあげるとすれば、そのボリュームのかなりの割合を野菜が占めていること。
その野菜の中には、揚げたものも多いので、野菜が多いこととヘルシーとがイコールではないのかもしれませんが。。。
でも、野菜ならいくらでも頂けちゃう私には嬉しいお店。
約半年ぶりかしら?
女性同士の大きなグループで楽しんだお皿は以下の通り。
前菜は、赤ウニのソルベにコンソメのジュレ、下に茄子の煮浸しやトマトのシャーベット
暗い店内でまともに撮れた写真は少ないので、とりあえずこの有機サラダくらいまでで写真は終了
定期的に訪れているこちらのお店。
写真を取るなら昼間、しっかりワインをいただきたい今日のような日はディナーで。
どちらにしてもリーズナブルが嬉しいお店です!
(2011.8)
大好きなお店の一つ、麻布十番の「ラ・リューン」。
相変わらず、お野菜いっぱいのお皿が魅力的なこちらのお店。
8月某日、満席の店内で、ディナーを楽しんでまいりました。
珍しいワインを楽しみつつ、この日心に残ったお皿は以下の2つ。
真鯵のマリネと四葉きゅうりレッドバジル風味、ピーマンのムースを添えて。
とても蒸し暑い夏の日、泡から白に切り替わる瞬間。
そのワインの酸の違いを感じつつ、お皿の酸も楽しむ。
そんな変な楽しみ方が、とても面白かったのです。
そして、ホロホロのロティ。
こちらは追加料金を払えば、2人1組でオーダー可能なお皿。
旨みがぎゅっとつまったお肉が美味しいので、この日はもう一人希望者がいてくれて、本当に良かったです。
こちらに通って、何回くらいになるでしょうか。
いつも気持ち良い接客をして下さるサービスの女の子がこの日はお留守。
聞けば、体調を崩しちゃったのだとか…
気付けば、このところちょっと厨房も淋しい感じのこちらのお店。
う~ん…ちょっと心配ですが、これからも頑張っていってほしいな、と思うのです。
(2011.4)
たっぷりのお野菜、爽やかなブルーを基調とした店内。
光溢れるシーズンに向かう今、いつも以上にこちらのお店が気になります。
麻布十番「ラ・リューン」、定期的に訪れていたいこちらのお店にこの日は遅めのランチで訪問。
ご一緒していただいたのは、いつも私を気にかけてくれるお姉さん的な存在の頼れる先輩です。
アミューズ1品目(?)はアーモンドの粉たっぷりのビスケットにタケノコのポワレを載せて。
アミューズ2品目(?)は菊芋のピューレ、うずらの生卵、フランボワーズビネガーを添えて。
あらかじめオーダーして追加料金(+525円)でいただいたのは、有機野菜のサラダ。
夜限定のメニューですが、これをいただくと「ラ・リューン」を感じる欠かせない一皿。
メインの前に小さなスープとして、人参のエッセンスたっぷりのスープ。
砂糖は一切使用しておりません!のこちらのスープは、煮詰めた人参の甘味が黒砂糖のニュアンスを感じさせてくれる面白い1品。
メインは、茜鶏のロースト、温泉卵と焦がしバターのソースで。
かなり崩した温泉卵ですからソースによくからみます。
そして、チーズスフレとノワゼットのアイスクリーム。
思い出すだけで今にもリピートしたくなるそのお皿。
爽やかな酸味とコクのある甘味のコントラストが素敵!
私にとってこちらのお店の魅力はたっぷりのお野菜と優しいお店の雰囲気。
ボトルでオーダーできる日はそのワインリストもとても魅力的。
すっかりリピート店となった今、大切な人を連れてうかがいたい大好きなお店です。
また近いうちに♪
(2010.11)レビューは略
(2010.7)後輩の似合う店♪~麻布十番『ラ・リューン』
お皿を彩るたくさんの美味しそうな野菜たち。
そんなお皿が毎回楽しみで、気が付けば再訪を重ねている麻布十番『ラ・リューン』。
特にこちらは、後輩との約束で頭に浮かぶお店。
リーズナブルな価格、ボリュームたっぷりのお皿。
気軽に美味しいものをたくさん食べてね、といえる嬉しいお店です。
いつの間にやら訪問は季節ごと。
前回、今回と変わらぬ陣容で迎えていただきとても親近感。
すっかりよく行くお店の仲間入りをしている当店ですので、これからもどうぞよろしくお願いいたしますね(^^)。
(2010.4)
この日も訪れた『ラ・リューン』。
趣旨は、計画倒れになった数々の打ち上げ代わりの「慰労会」。
特定プロジェクトとのひも付けは不明ですが、「いつもお疲れ様」という趣旨の会。
こんなメンバーの中で働ける幸せって絶対にあるな。
と感謝しつつ十分に堪能させていただきました。
一緒にいれば確実に笑顔になれる人を知っていること。
そこに行けば確実に笑顔になれるお店を知っていること。
そんな自分を幸運に思えば、これからだって笑顔でいられる。
向かう未来はきっと明るい。
…と酔いも手伝っていつもに輪をかけておめでたい私。
存分にお店を楽しんだ後は、こっそり?幸せなプチ2次会に向かったのでした。
本日一番心に残ったワイン:ミッシェル・グロの2005年ニュイ・サン・ジョルジュ
本日一番心に残ったお皿:前菜 雲丹、トマトソルベのコンソメジュレがけ、ライム風味
次は大好きな後輩と一緒にお邪魔します☆
(2010.1)
季節がら気になるジビエも、親しみやすい価格で提供して下さる『ラ・リューン』。
今回の予約は1ヵ月半前。
案内されたのは入り口に近いけれど、ゆとりのあるテーブル。
大きな花瓶の置かれた華やかなお席を用意していただきました。
前回訪問時もこちらのテーブル。
その日一番早く予約するとこちらになるのかしら?
前回も今回も、恐らく予約のトップバッターです。
この日選んだのは6090円のコース。
前菜2種、メイン、デザート(私はチーズの盛り合わせに変更)から構成されます。
(前菜1皿目:冷温取り合わせ有機野菜のサラダ「ビオファーム松木」より~本当にすごいボリューム。葉野菜がカットされずに多用されていますので、食べづらいかもしれません。でも、そのしっかりした歯ごたえは、大きいままで味わうほうがおいしい気がします。)
ここで、赤ワインをチョイス。選んだのは1997年シャトー・ランゴア・バルトン。
(2 皿目の前菜:きたあかりと玉葱のプレッセ フレッシュトリュフとフォワグラのポワレ トリュフソース、追加料金1890円にてオーダーしたこちらのお皿。たっぷり添えられたトリュフの香りはテーブルの向こう側までしっかり届いているそうです。オーダーした赤ワインに合う濃厚な味。ジャガイモ、玉ねぎ、そしてフォワグラの甘さが幸福感を高めます。それにしてもこちらのお皿のボリューム・・・相変わらずすごい!)
(メイン:ピジョンラミエ(山鳩)のロースト、追加料金840円。相変わらず野菜がたっぷり添えられたお皿。話すことに夢中でアツアツを味わっていないのが残念なのですが、冷めても十分美味しい一皿です。)
(デザート代わりのチーズ:カマンベールとエポワス…かな?付け合わせは柔らかいトーストです。ちょっと珍しい感じがします。)
ハーブティーを飲みながら気付いたのは、あっという間に4時間も経っていたこと。
あまりにも堪能しすぎました(笑)。
大事に思う後輩と、素敵な時間を過ごしました。
(2009.5)
突然やってきた夏の日。
日曜ランチに、東麻布のラ・リューンを訪れました。
麻布十番駅から歩いて5分弱。
このエリアは外国人居住者がとても多い地区。
お店のすぐ近くにある「Nissin」というスーパーは、インターナショナルな雰囲気を味わえるスーパー。
どうも英語の勉強に身が入らない私にとっては、なぜか「喝」を入れられる場所でもあります。
そんな土地柄、お店のお客様も近所の外国人の方が半分。
白とブルーを基調とした小さくて清潔感あふれる店内に、休日ランチを楽しむ外国人ファミリーの姿。
なぜか絵になります。
このお店は、ご一緒するお嬢さん(10歳下)目線でチョイス。
ちょいとお洒落、ちょいとボリュームあり、ちょいとお手軽。
結果は十分満足していただけたようで良かったあ。
本日いただいたのは、プリフィックスコース2500円(消費税別途、サービス料なし)。
前菜、メイン、デザート、プチパンに至るまでお値段以上の満足感。特に今日のメインに惚れちゃいました!
前菜:本鱒のマリネ・皮パリパリ焼き。インカの目覚めのソルベ土佐文旦添え
インカの目覚めのソルベとは、ポテトのソルベ、つまり、冷製マッシュポテト。当日の気候にはぴったり。
メイン:熊本県産馬肉ヒレのポワレ。生姜とシェリービネガー(¥+1,050)
馬肉のヒレは牛ヒレと見た目の区別がつきません。赤身好きにとっては、ポワレにしてクセを消したお肉のまろやかさは牛ヒレより好みかも。ふんだんに春野菜のグリルが添えられ、かなりのボリュームですが、オリーブオイルたっぷりで生姜がアクセントとなったソースが馬肉に合うので、普段より食欲増進!
是非、しっかりした赤ワインとともに贅沢な気分でどうぞ。
デザート:スフレチーズケーキとキュウイのソルベ
キュウイのソルベでお口をさっぱりさせた後は、サクサクのスフレチーズケーキを小さい一口ずつでいただき堪能。お店でのおしゃべりが弾んだため、帰りがたい気持ちから一口が小さくなっちゃいました。
誰でも気軽に誘えるこのお店。
この値段でこのお味ですから、知っておくと便利です♪
6位
1回
2010/06訪問 2011/07/18
共感が生まれるお店<訪問後編>~銀座『ラール・エ・ラ・マニエール』
訪問前編から約1カ月、温かいお店の印象が心に残った状態で再訪。
訪問前編で感じた印象はどう変わるのか(変わらないのか)を楽しみにお店へ。
なぜかボ~っと始まった1日だったため時計を忘れたこの日。
そういう日に限って立てこんでいる会議のタイムマネージメントにはかなり不便でしたが(^^;、時間を忘れてレストランで過ごすには最高の条件。
(時計を忘れ)時間が心配なので少し早めにお店に到着。
今回は階段ではなく、エレベーターで店内へ。
記憶の中にまだちゃんと残っている温かいイメージそのままの優しい笑顔に迎えられて席につきます。
とても寒い一日でしたが、心が温まれば一瞬で体も温まる?
食前酒としてシャンパーニュをいただきながら、ジャケットは不要だったな、と。
この日は、訪問後編ということもありますが、個人的には銀座シリーズ第3弾(途中一人しゃぶしゃぶなどもありつつ・・・)でもあります。
こちらも第1弾、第2弾に続いてサービスがとても素敵なお店。
こちらのお店のサービスは、(変な表現ですいませんが)「自分をよく見せたい!」と頑張らせちゃうサービスではなく「ありのままでどうぞ」と言われている感じ。
感じ方は人それぞれでしょうが、少なくとも私にとってはそういうサービスであり、そういう空間。
いただくお料理の味、食材あるいは食感。
それらの少なくとも一つに必ず優しい印象がある。
それも肩の力を抜かせてくれるのかもしれません。
で…肝心のお料理のコメントは以上終了…
日付が変わるまでお店を存分に楽しんだこともあり、いただいたワインも(私にしては)相当な量。
食前酒、白ワイン、ロゼワインをグラスでいただいた後、MOREY-ST-DENIS 1er CRU “LES RUCHOTS” 2006 / DOMAINE ARLAUDを。
その後、グラスで赤ワイン、果てはデザートワインまで。
結果、お料理とワインと会話とそのすべての記憶がごちゃっと一緒になって、心に残る幸せな記憶に。
だから、パーツパーツをコメントすることが難しい。
コメントするとなんだか違うものになってしまう気がします。
(単なる酔っ払いと言う理由が一番なのですが^^;)
訪問前編の翌日に浮かんだのは「感謝を伝えたい方とご一緒するのが似合う空間だな」とのイメージ。
そのイメージを心に残したまま、感謝を伝えたい方とご一緒した訪問後編。
翌日に浮かんだのは「共感が生まれるお店」というイメージ。
お店の方の提供して下さる高品質なサービス。
心を柔らかくしてくれるお料理とそれに合うワイン。
肩の力を抜いてありのままの自分で過ごさせてくれるから、きっといつもより会話が弾むはず。
「美味しいね」はもちろん、会話の中にもたくさんの共感が生まれるのかな、と。
楽しかった時間の終わりにいただいたのはこちらの貴腐ワイン。
上品かつ濃厚な甘さを支えるのは、主張はしないけれど奥に控えちゃんと存在する酸味。
「女性もかくありたいね」と訳わからない酔っぱらいの戯言を心でつぶやきつつ・・・
お店の方に、ご一緒した方に気遣いいただきながら、楽しませていただいた訪問後編。
続編は・・・きっとあるような気がしています。
そんな続編に備えて、お店に似合う素敵な女性にならねばっ。
今日いただいたパワーを活かして前向きに!
ありがとうございます。
(2010.1)
うっかり見過ごしてしまいそうな小さな入り口から地下へ。
階段を下り、扉を開けると目の前にすぐ現れる白い壁。
「裏口?」と思い一瞬扉を閉めかけてから、再び中を覗いたら、その奥にガラス扉。
ガラス扉とその奥に見えるお店の方の笑顔から「あ、ここで良かったんだ。」と。
エレベータで降りれば、エントランスとわかる空間に出るのですが、私のように階段で下りてしまうお客様も結構いるそう(^^;。
想像していたよりずっとこじんまりとした店内で、想像していたよりずっと多い人数のスタッフに迎えられ、きっと想像していた通りに心地よい時間を過ごせるのだろうな、と期待して着席します。
案内されたのは、丸テーブル。
本日は、食いしん坊の先輩たちとお食事。
年始の特別期間のため、本日は1コースのみの営業。
お野菜を中心にしたコース12,000円です。
こちらのお野菜は京野菜が中心。
それはソムリエ吉岡さんのご出身地ゆえ、とのこと。
まったく偶然なのですが、個人的に、年末年始は京野菜にゆかりのあるフレンチに縁がありました。
まずは、HENRI GIRAUDをボトルでいただきつつ、全員がそろうのを待ちます。
お店の内装は白が基調。
だから(?)選んだのはブラン・ド・ブラン。
このお店の内装は、人の気持ちを優しく包む気がします。
加えて、お店の皆さんに共通のソフトな笑顔、野菜を中心としたソフトなお皿、そして、お店の方の言葉のテンポがとてもソフト。
これらが総合的に作用して、自然と優しい笑顔が生まれるお店。
翌日このお店を思い出すときに頭に浮かんだのは、「感謝を伝えたい方とご一緒するのが似合う空間だな。」というイメージ。
訪問した日のお客様は私たち以外全員カップルでしたが、なんだか納得。
とても心が温まるお店だからです。
昨年9月1日のオープン当初は、お客様を喜ばせようと多皿&大量を心がけていたそう。
しかし、「メインまでたどり着けない」との声も多く、現在はややポーションを小さめに、でも「多皿」は維持した構成に変えつつあるとのこと。
ときには時間の制約があるお客様のために、1時間半&5皿などというアレンジもなさるそう。
本日いただいたのは、3時間半&8皿という今の一般的な時間と皿数。
野菜なら人3倍(?)食べられる私にとっては、無理なく収まるボリュームです。
具体的なお料理名はわからないのですが、いただいたのは以下のもの。
(まずはアミューズとしてビーツとオレンジのカクテル&ラベンダーで香り付けしたプチトマト。ほんのり甘いです。)
(続いてエビイモのスープですが、中にはトリュフと一緒にスクランブルエッグが。口の中でほんの少しピリッと感じるペッパーがアクセントになっているので、材料由来の甘さは単調ではなくリズムになる感じ。)
(3色の大根を中心にした野菜のガルグイユです。山伏茸、ユリ根も混入^^。ピーナッツと山椒がアクセントです。野菜本来の美味しさで食べさせるお皿はフレンチではちょっと新鮮な気がします。)
ここで、「白」ワインのリストの中から、Roses Sauvages 2006(ACAlsace)/MARC TEMPEを。
2006ではありますが、フレッシュな色の綺麗なロゼでした♪
(6時間じっくりとローストしたあま〜いたまねぎと炭焼きしたしゃもの砂肝にシチリアのチーズを薄く軽やかに乗せたお皿です。しゃもはまるでお刺身のとろのような食感が面白い。)
(右下にいるのは…ハト?と言ったら笑われました。うぐいすを模したものだそうです。平和の鳥、ハトかなあ…と。安納芋のニョッキにピスタチオのアクセント。かぼちゃをはじめ甘さのある野菜を使用した作品をちりばめたお皿。)
(イタリアチーズといいこちらのお料理といい、本日はイタリアンがいっぱい。パスタをリゾット風に味わえるよう、米粒大に切って仕上げたおくらのリゾット風。ゴルゴンゾーラの風味が食べ進めると徐々に効いてきます。)
ここでなぜかブラインドテイスティングのお遊び。
こんなグラスがお店に用意されているんですね。
中身は、Santenay 1er Cru Les Gravieres1997/Poussed'Orです。
(メインの前に小さなラビオリをトマトのコンソメに浮かべて。ラディッシュ、ブロッコリー、平茸です。本日の場合お口直しが必要な濃いものはなかったので、トマトの酸味で整えるという案はぴったり。)
(ハンガリーのマンガリッツァという豚のお肉。たっぷり時間をかけたロースト。追加料金を払ってこの3倍の厚さで食べたかったの声多数。下にはクスクスが隠れています。こちらのお皿は、大体下に何かが隠れているような気がします。)
(アヴァンデセールはキュウイのピューレと青りんごのジュース。)
(カラメル、りんご、パンケーキ等々なんとなく懐かしい顔ぶれが大人っぽく盛り付けられています。りんごの黒糖キャラメリゼ、パン・デ・ピスのローストとグラス。色んな工夫はあるのでしょうが、斬新なばかりではないところが親しみやすいな、と感じました。)
この後のプチフールの完食者はゼロ。
野菜中心とはいえ、かなりの満腹感です。
さて、タイトルに示した通りこちらは訪問前編。
翌月に訪問後編を予定しています。
この日感じたお店のイメージは後編でどのように変化するのかしら?
初訪問の印象を大切に心に刻み、次の訪問まで心にしまっておくことは、1回の訪問が2倍楽しくなる感覚です。
この日感じた居心地の良さをまた味わえるといいな、と思いながらお店を後にする瞬間。
「また来ますね」の心の声は届かなかったはずですが、優しい笑みで見送っていただきました。
7位
1回
2010/11訪問 2011/12/04
くつろぎの空間と心躍る遊び心〜四ツ橋『Convivialite』
お店にうかがったのはあと1週間で梅雨明け、とニュースが言っていた日。
雨は降ったり止んだりでしたが、体にまとわりつく湿気が梅雨を忘れさせないお昼時。
心斎橋から歩くこと10分強。
体が十分に湿気を吸ったかしら?と思える頃お店に到着。
「ほんわか」という言葉がぴったりのマダムに迎えていただき、テーブルにご案内いただきました。
「こんな日ですから」と言いながら出していただいたすっきりとしたシャンパーニュ。
梅雨の湿気で水膨れしたかのように感じられた体にはすっきりととても心地良いもの。
そんな1杯を除湿された室内でいただく快適。
お店に初訪問できた喜びがさらに増してゆく嬉しいスタート。
(可愛らしい器に入ったアミューズ。定番だそうです。滑らかなクリームのようなスクランブルエッグです。)
(ここからは、ボトルでオーダーしたシャブリに合わせていただきます。まずは、コーンポタージュ サマートリュフ コンソメのジュレ。初めは甘味が柔らかく舌を刺激しますが、後半はトリュフが甘さを消して最後はすっきりしたニュアンスを残してくれるお皿です。渦巻きがかわいらしい☆)
(毛蟹とリュバーブ。余韻に残るリュバーブの甘さとアボガドのまったりした食感が楽しいお皿です。)
(稚鮎のエスカベッシュ。強い酸味が酔っぱらい(=私)の目を覚ますようなタデのピューレは、アユにはタデ酢というイメージから作ったものだそうです。生のアユから漂うスイカのような香りに合わせて赤いものはスイカ。ちなみに生アユを持ってきて下さったので鼻を近づけてみると…確かにスイカの香りがするのです!)
(あいなめのポシェは魚介からとったお出汁とタイム、オレンジの香りを添えて)
(こちらは地鶏の胸肉のローストです。ジロール等のきのこたちと、サマートリュフが食感の面白さと香りの複雑さを演出して下さるお皿。先ほどのアユに続き、大阪フレンチのレベルの高さを「どうだっ!」と見せつけてくれた本当に嬉しいお皿。なお、別のお皿で添えられたのはシャンピニオンのデュクセルをラビオリに包んだものです。個人的には「ん…?」と。少し前におうち飲みで作っていただいた感激もののお皿に似てるなぁと感じてひとり微笑んでしまったお皿。)
(選んだデザートはココナツのブランマンジェ。一皿のボリュームを落としていただいたものの、それでもボリュームの大きいこちらのお店。なのでデザートはするすると食べられそうな一品を選びました。)
満席時でも、お店に集うみなさまのお顔が見渡せる。
そのくらいこじんまりとしたこちらのお店。
そんな空間が生むのは、窮屈感ではなく親しみやすいエレガンス。
清潔とモダンが共存するお店の装飾にハイセンスなバランス感覚を感じます。
華美過ぎず、そして、地味過ぎず。
空間や接客のセンスの良さはワインリストにも感じます。
東京に比べるとワインの中心価格帯が下がると言われる大阪ですが、その価格帯の中でなるべく幅広いワインを選べるようにしたい、というお店の意図がひしひしと伝わってきます。
これは業者が作成したリストではできないこと。
シェフのお料理(もちろんご本人も)を愛するマダムだからこそできること。
オーダーしたワインの保存状態もいただいた時の温度も「なるほどね」と思わせてくれるもの。
そんなマダムの技術は本当に嬉しいもの。
特に、とある日の別のお店での残念な記憶が頭にこびりついていたこの日の私。
ここでいただいたワインが強烈に嬉しかったのです。
温かい接客と素敵なお料理、ワインを堪能した大阪最終日の昼下がり。
「またいらしてくださいね」のメッセージは確かに受け取りました。
いつかまたお会いできることを。
その時、皆様に幸せな笑顔がありますように。
迎えられる私にも、私の隣にも、幸せな笑顔がありますように。
8位
2回
2019/02訪問 2019/04/21
およそ8年ぶりの訪問のコーダリー
かつて数回訪れたお店の中で、ある日ふともう一度再訪したいなと思わせるお店に気が付くのは、いつもたいてい食べログ側のシステム変更等のなせる業
こちらは、リーズナブルなお値段、それにあわせるワインの提案が素敵だったこと、高いお値段を出せば素敵なワインが出てくることは知りつつも、ある程度の中で素敵なものを提案してくれる、そんなワインに対するサービスや感度もとても好きだったお店
結果としてこの日のお食事も大満足
こんな感じ、とお伝えして、その通りの味わいのワインが提供されることって実はすごいこと
飲み手の経験値や嗜好によって、アジャストするのが感性だと思うのですが、そこがとてもフィットした結果、お食事もワインも楽しめる素敵な会食を相変わらずリーズナブルな1万円チョイで楽しませていただきました。
余談ですが、直近で行きたいお店をブックマークしていても、記憶の中に埋もれているお店を思い出すのは自発的にはなかなか難しい
けれど、食べログのシステム変更によってこれまでの訪問履歴が一気に「保存」になってしまった際に、本当に「保存」に残しておきたいお店を再整理するきっかけをいただきました。
本当に食とともに色々な思い出を重ねてきたことも同時に思い出しました。
ありがとうございます。
いただいたのは、以下のお料理たち。
シャンパーニュのあと、白赤1本ずつボトルを楽しみました
ベーコンのフラン
ラビオリの上に燻製のサーモン
ホロホロ鶏のバロティーヌ(中にごぼう)、ごぼうのフリット、手前にえのき、レンコン
牛テールの赤ワイン煮、手前にほほ肉、奥にジャガイモのピューレ
バニラとりんごのスープ、紅玉のサバラン
ミニャルディーズ
時を経てなおしっくり来るレストランは、とても貴重な存在。
こちらは、この日も満席で、私ごときが行かなくても決してなくなることはないように思えましたが
でもでも、万が一にもそんなことがないように、定期的に訪問できれば、そんな風に思った久しぶりの再訪
ご近所にお勤めの皆様たちとともに、私も時には少し足を延ばしていければ、そんな風に感じました。
本日もありがとうございます。
楽しい時間も顕在でした。
(2010.4)
リーズナブルなお値段、お味そして私の言葉で伝わるワインの好み…
色々な要素が嬉しいお店です。
私にとって上野は便利な場所ではありません。
けれど最近ではこちらのお店が私の選択肢によく登場します。
相変わらず嬉しい価格でいただくお料理はどれもなかなかしっかりしたもの。
見せていただくワインリストもコンパクトながらとても楽しい品揃え。
この日いただいたアルザスのピノも、素敵な香りとともにいただける、飲み疲れしない1本。
良いヴィンテージならでは、ビオならではのしっかりした凝縮感が嬉しい1本です。
「あ~、また再訪するな」と確信するのは、私にとってはこういうポイントなのかもしれません。
「自分の言葉でしっかり意図が伝わる」ってやっぱり得難いことです。
お伝えした好みと予算に見合う素敵なものをチョイスして下さること間違いなし、と思えるのは嬉しいことです。
(2009年11月)
本日はプリフィックスのランチコース2800円(税金、サービス料も込み!)で、スープ、前菜、メイン、デザート、プチフールをいただきました。
ランチも十分美味しかったものの味付けの繊細さ、という点ではディナーかしら。
ランチもボリュームはすごかったです。
ワインの予約をしたわけではなかったのですが、一言添えたことを覚えてくださりありがとうございます。
取り置きしてくださったボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーとっても美味しかったです!
次回うかがうとしたら・・・個人的にはやっぱりディナーがお勧め。
(以下2009年4月)
本当にこんなところに評判のフレンチが・・・?
と思わせる湯島は、大通りから1本入ったところに位置する「コーダリー」。
ソムリエが開いたこちらのお店は、16席と小さなお店ながら連日満席が続く人気店です。
今回初めて訪問し、またいつか再訪したい!と思ったのは、主に3つのポイントが魅力的だったからです。
①店内のレイアウト
奥に長い店内では、他のお客さんが左右に並ぶレイアウト。
小さな空間なのに、周りからの雑音を気にせず、自分たちのテーブルに集中できるのは、どの席に座っても、視界に他のお客様が入りにくいせいだと思うのです。
お料理を楽しむ要素の一つが会話。
それを十分に堪能できます。
②ソムリエさんのスタンス
ソムリエさんですから、ワインの知識が豊富なのはもちろんです。
こちらのソムリエさんは、お客様の望むワイン(味だけでなく、予算も)を察知する能力が高かったという印象を持ちました。
6人でボトル5本をいただきましたが、私たちの決めたストーリーに乗っかって、その上で申し分のないワインを選んでくださいました。
多謝!
③コストパフォーマンス
コースで8000円くらい出せば、本日のクオリティ、ポーションのフレンチを味わうことが可能かもしれません。
しかし、それをこちらのお店では税込み、サービス料込みの4950円で提供しています。
その分の予算をワインに回して素敵な夜をお過ごしください!というお店のメッセージと解釈し、存分にワインも堪能させていただきました。
●本日心に残ったお皿
アミューズの3品盛り。
えっと、これって、前菜ですか?というくらい充実のアミューズ。
写真でご覧くださいね。
●本日のお会計
酒豪系の方11000円、ノーマル系の方10000円
●ひとこと
いいお店は立地ではない。立地で劣る分、サービスに磨きがかかることもある。今日のお店はそんなことを実感させてくれるお店でした。
湯島の住宅街、女性で連日賑わうフレンチ、コーダリーは、お財布にも胃にもそしてハートにも優しいプチメゾンでした。
16席のお店を借り切って、いつか私の管理するコミュニティのイベントをするのもいいかな、なんて思わせてくれる素敵な1軒でした。
9位
1回
2012/06訪問 2012/07/19
(2012.6)
6月のある休日のディナータイム。
元町まで足を延ばしたくなったのは、そこに霧笛楼があるから。
こちらのお店のディナータイムは、なんとも嬉しい17時スタート。
これなら、夜の早い母とでもいっしょにうかがえます。
ということで、本日は母と二人ディナー。
いただいたのは、以下のお皿。
それぞれにワインを合わせて計4杯。
大好きなお店でくつろぎの時間を楽しみました。
突き出しはつぶ貝の一口パイ
そしていつもの、辛味大根のブランマンジェ(写真は略)
ロブスターのポワレ
牛すね肉のコンソメスープと乳のみ仔牛の牛タン網焼き
すずきのソテーとうもろこしのリゾット添え
地鶏もも肉のコンフィ
びわのコンポートとその種のエッセンスのアイスクリーム
これからもここは私の大好きなお店。
横浜にある沢山の思い出と共に存在するお店。
母が元気なうちは、母と沢山お邪魔します。
そうやってまた新しい想い出が出来て、ますますかけがえのない場所となっていく予感がします。
(2011.5)私にとって神奈川代表のフレンチ
私にとって神奈川NO1フレンチの霧笛楼。
特に年配の方とご一緒するには間違いのないお店だと感じています。
そんなお店のランチタイムに再訪したのは母の日のこと。
「もうカーネーションはいらないからね」というさり気ない(?)その他の物品の要求に応える形でこちらのお店を訪ねました。
この日選んだのは、3500円のコース。
お皿数はいただけないわ、という母に合わせての選択です。
グラスシャンパーニュをいただきながらいつもの一皿目。
小エビのタルタル、ホワイトアスパラガスのブランマンジェ。
マコンの白をグラスオーダーし、お次はスズキの網焼き、うどと春キャベツを添えてプロヴァンス風に仕上げた一皿。
岩のりと貝類のソースがとても爽やかです。
横浜ならではの、はまポークのローストは、黒こしょうソース、ジャガイモのガレットを合わせていただきます。
可愛らしいポーションが、デザート腹を残したい母の胃にちょうど嬉しいサイズなのです。
デセールは、パイナップル、ヨーグルトのババロア、清見オレンジに乗せたのはグランマニエゼリー。
母のお皿には「祝・母の日」と書かれているところがお店の優しさです。
…あれ???でも母と一緒に行きます、とは言ってなかったような気が。
お店の方のさり気ない気配り。
素敵です☆
やっぱり私の中で横浜No1フレンチのこちら。
またうかがいますね。
(2010.5)
私にとってこちらは、特に年配の方とご一緒する時に間違いのないお店。
いつかはディナーに、と思うものの、横浜という場所でありながらLOの早いこちらのお店。
同行者選びが難しく、まだランチ利用の経験しかありません。
この日もやっぱりランチ。
半年ぶりくらいの訪問となりました。
いただいたお皿は次の通り。
(海老のタルタル、辛味大根の軽いムースとそのピューレ、青ゆずの風味。もはや定番かと思いますが、定番が定番としてちゃんとそこにあることが安心感になってしまっている私は…完全な霧笛楼フリークだと思います。)
(富士山嶺の湧き水で育ったマスの自家製フュメ、ガレット仕立て、数種の夏野菜と帆立貝のサッと網焼きと共に)
(スズキのソテー、とうもろこしのリゾット、ほのかなトリュフの香り~5,000円でしっかりお魚もお肉も味わえるのは、横浜価格と言うことなのでしょうか。)
(地元はまぽーくのベーコン巻き、茄子のコンフィとそのディップ風)
(びわのフレッシュコンポートとその種の香りのグラス、ライチのババロアとアメリカンチェリーの赤ワイン煮。今日のデザートは重層構造じゃなく、とてもシンプル。この感じはこちらでは初めてかもしれません。)
1年に1~2度は訪問していたいこちらのお店。
私にとっては、随分前から大切なお気に入りのレストランです。
そんなお店にご一緒したのは、私にとって大切な二人の方。
お二人が私を大事にして下さるお気持に、何度感謝したかわからないくらい大切な方。
初対面とは思えないそんな二人の会話を聞きながら…
出会いはとても不思議なもの。
縁はとても素敵なもの。
心からそう思った5月某日でした。
(2009.10.12追加)
最近月替わりコースの内容が実質的に2ヶ月に1回しか変わりません。
内容も季節にかかわらずかぶっているものも多いのですが、お店の名前が入ったシャンパーニュも美味しいですし、野菜をふんだんに使って軽やかに仕上げたお皿はとても好みです。
また、年が明けた頃、機会があれば訪問したいな、と思っています。
(2009.5.16)
写真数点追加。
いつでも安心しておまかせ出来る大切なフレンチのお店。
刺激的過ぎない味付けが私の心にも体にもピッタリフィットするのです。
今日は、ワインリストが市価の1.5倍~1.8倍の価格付けであることを発見し、ますますこのお店を好きになりました。
特に他の店に行く必要がなければ、このお店に通い続けるだけでCPの高いワインの勉強が出来る!
ぜひこれからもよろしくお願いいたします。
(以下2008年以前)
久しぶりに、こんなにおいしくって幸せ♪なフレンチをいただきました。
予約せずに入れたためしがないのも納得納得。
本日は1週間前から予約してテーブル席でランチコースをいただきました。
前菜:小エビのブランマンジェで辛味大根クリームソースが絨毯になっている一品
合わせたシャンパン:Agrapart Blanc de blanc led 7crus
さっぱりとした一品。
海老のブランマンジェと言う発想も面白い。
食感よし、辛味大根でクリームに奥深さを出したソースもマッチ。
微かに甘みを感じるシャンパンがまたよく合います。
お魚料理:ヒラメのグリル、きのこと秋野菜のバルサミコソースをたっぷり乗せて。
つけあわせはカブのミルクリゾット。
合わせたワイン:Gentil d'Aisace と ブルゴーニュブラン(Simon Bize)
野菜の素材はもちろん、少しムニエルっぽいお魚もGOOD.
何より、持ってきてくれるワインがいちいちとっても合う!
お肉料理:横浜ポークのロースグリル黒胡椒風味、ポテトのカリフラワークリームソース
ワイン:ブルゴーニュルージュ(Gerard Mysneret)
こってりポークを黒胡椒で締めてあります。
ポークはとろとろなので、少し固めのポテトの食感とのバランスが絶妙。
ワインも、カベルネではなくピノノワールを合わせたことでポークのコックリ感が引き立ちます。
デザート:桃のコンポートにクリームブリュレを乗せ、その上にアセロラのソルベの3重構造
こってりしたブリュレをさっぱりしたデザートではさんでいるので、食後は爽快感。
サービスも、自然なのに欲しいものが欲しいときに来る。
目配りしているのにそれを感じさせない接客もとっても良かったです。
メインダイニングの内装も素敵!
こんなに幸福でこのお値段。
要予約は当然ですね。
10位
1回
2010/10訪問 2017/04/30
(2010.9)
とある9月の平日。
カウンターのお一人様をしにお店に入ったのは21時少し前。
来月訪問の予定があり、大切な予約はきちんとお店の中で、と思ったから。
ちょうど1回転目のお客様が帰られた後のお店の中にお客様は4組ほど。
程よい照明の下でお食事を楽しまれる方々が絵になる風景は、1年前の初訪問の時の印象と全く変わりません。
比較的若い方も多い中目黒という土地にあって、「大人も楽しめるイタリアン」という印象を受けたのが前回。
食べ慣れた大人の方に連れて来ていただいたせいもあるのでしょうが、普段あまりイタリアンに熱心でない私の舌にもきちんと響いたそのお皿は今回もやっぱり健在です。
そんなお味を求めてどんどん2回転目のお客様が座席を埋めていきます。
結局、22時くらいには1卓を残して満席。
週の初めの平日の出来事ですから、相変わらずの人気店です。
そんな大忙しの店内の混雑などどこ吹く風の涼しい顔でお相手して下さったのは、多くの女性ファンを持つ(という)宮本さん。
各テーブルに目配りしながらも、それを感じさせない楽しいおしゃべりとともに素敵なワインをいただきました。
いただいたのは、すべてハーフポーションサイズの以下のお皿。
(ウナギのマリネにハーブサラダを添えて。合わせたのはドイツのリースリング。ラインガウならでは果実味がドイツワインでありながら衣にも負けないしっかりした味わい。)
(イカロ風サラダには、ピュリニィ・モンラッシェを合わせていただきました。90年代のワインは、香りに熟成を感じるものの、味わいはフレッシュなお野菜に十分マッチするほどの若々しさ。)
(ポルチーニのタリオリーニに合わせたのは、97年のプスドール、ヴォルネィ。こちらのヴィンテージだけは畑のランク、プルミエクリュではなく、単なる村名で出しているためとてもお値打ちだというこちらのワイン。ちょっと前に『ル・ジュー・ドゥ・ラシエット』のディナーでいただいてとても気に入った1本です。偶然の再会に感激!)
訪問は約1年ぶり。
そして、突然。
次回はグループで訪問するお約束をしてこの日は早々に退散。
素敵なワインと大人のイタリアンを合わせたい夜。
一人でもふらっと寄れるこちらのお店はとても便利。
その時の気分に合わせて楽しませてくれる。
そんな安心感を確認し、とても嬉しかった再訪の時でした。
(2009.10)
中目黒駅から徒歩5分。
初訪問したのはグルメサイトにて玄人(?)評価の高いICARO。
暖色系で柔らかな色調、落とし気味の照明が心地よい店内には、男性同士、女性同士そしてカップルと色々なお客様がいらっしゃいました。
金曜のためお店は満席。
空席が出来てもまたすぐに新しいお客様。
人気の高さがうかがえます。
こちらのお料理に関しては、「塩味が強い(又は強すぎ)」といったコメントが散見されますが、この日いただいたどのお皿からもそのような印象はありませんでした。
私の味覚が変?
個人的なお皿の印象は、綺麗に作られたピノノワールのワイン。
揚げ物もソテーもパスタも「どこにも引っかからずに素直に体に収まっていくお皿」という印象。
お店のスペシャリテを含めこのお店の味、というものをいただけたはずなので、この感想にはちょっと自信がありません。
ワインのせいもあるのかしら?
いただいたお料理のうち一番の「!!!」を挙げるなら白子のソテーでしょうか。
私の小さな常識では絶対にありえないお皿だったから。
白子ってイタリアン・・・?
酸味を使わない白子・・・?
???のままいただいたのは、パン粉をまぶし、上手に繊細な食感を残して焼き上げた一皿。
残念ながら腕前のせいで綺麗な写真が撮れなかったので、まだましに撮れている本日のお勧めのお皿を代わりに。
写真のお皿やワインについて細かい記述は割愛。
本日いただいたものはご一緒した方への敬愛を込めたサービスかも知れず、普通に訪問した場合のお店の評価かは私もわからないので。
客層が様々だったように、色んな使い方ができるお店だと思います。
昼間の太陽が似合う健康的な印象のワインも(多分)たくさんそろえていらっしゃるようにお見受けしましたし、色んなお皿を大人数でシェアして食べるのも楽しそうです。
テーブルクロスのないカジュアルなお店でもありますから、そういう使い方でも重宝しそう。
一方、こちらのお店にはとても色気のあるワインも揃っているようです。
また、その出し方もとても色っぽい?
例えば、上手に寝かせたイタリアワインは少ないと言って出していただいた私より年上のワイン。
確かにピークは過ぎてるかもしれないし、難しいかもしれないけれど色気だけはちゃんと残っているワイン(自分もかくありたいね、とか思ったりするのですが^^;)。
ぱっと見は普段着で行けるややおしゃれめイタリアンなのに、奥が深そうで面白いと思います。
なので、私が考える使い方は、仕事で頑張った一日の終わりにちょっと華を添えたいおひとり様(量的には難しいかも…)、落ち着いて話の出来るカップルで、又はワインのわかるグループで、のどれかかしら。
この日の日中は大忙し。まったく色気のない一日を過ごした後だから、奇しくもこのお店の色気を感じることが出来たのかもしれません。
入り口に一番近い席は、タバコの煙を避ける配慮だったのでしょうか?
心遣いに感謝します。
近いうちに再訪したい気持ちと馴染んでしまってはもったいないような気持と・・・
あえて表現するなら、そういうお店です。
食べログを始めたのが2008年。あっという間に3年目の2010年が終わろうとしています。
プライベートでは変化が多かった2010年。
楽しい変化もつらい変化もあり、ある意味プチ変動の年でした。
そんな日々に寄り添ってくれた素敵なレストラン、そこで一緒に過ごしてくださった方々。
一つとして同じ時間はないのですが、レストランで過ごす一期一会の時間が日々の原動力に大きく貢献してくれたのは2010年も変わりませんでした。
そんな1年を振り返って選んだレストランを見ると、どのお店にも忘れられない想い出が残っています。
私を支えてくれるお店、お店の方、そしてお店でご一緒してくださるかけがえのない大切な人々。
人との縁がぎゅっと凝縮されたレストランという空間で交わされた会話の中から、私の人生を左右する一言が生まれたこともありました。
2010年という忘れられない素敵な年を彩ってくれた10軒には、心からありがとうございます、と言いたいです。
そして、来るべき2011年は、もっともっと自分を磨いて、大好きなお店につりあう素敵なお客様になれるよう努力していきたいな、と思います。
来年私を迎えてくださるお店、お店の方、そしてご一緒してくださる方々へ、2011年もどうぞよろしくお願いいたします。