レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/10訪問 2016/10/30
店主が独立してお店を開いたと言うことを聞いて伺ってみました。
高級食材を使って....という華やかさのある和食ではないですが、おいしい料理を比較的気軽な値段で頂くことが出来ます。
ただ、前の店がバーと言うかスナックと言うかな感じのお店だったのを、ちょっと手を加えただけで使っているので視覚的な雰囲気と言う点ではあまり良くないです。
なので、おいしいのですが、初デートなどにはちょっとお勧めできません。なんというか純粋に食事をする以外の用途には向かないかもしれません。
注文はいくつかをお店の方と相談してお勧めしてもらう。とりあえずトータルのボリュームの問題もあるので、最初にまとめて注文する場合は相談しながらをお勧めします。
結局、この日は、鮭の刺身、焼きししゃも、焼き銀杏、栗かぼちゃの煮物、安納芋の天麩羅、秋刀魚ご飯、味噌汁などを注文。お通しは鳥そぼろのあんかけ。飲み物は日本酒、焼酎はそれなりに豊富。で、梅酒と日本酒を頂きました。最後にデザートはきな粉のアイスクリーム。
で、味のほうは、しっかりと仕事がされている感じでおいしいです。東京で和食のお店は好みのところがないのであまり行かないのですが、こちらの味は関西系というか京都風な感じがあるので好きです。
近年は京都へ行く頻度が少し落ちたので、私にとって貴重な一軒になりそうです。
2位
1回
2014/12訪問 2014/12/23
フランスの本家はミシュラン三ツ星らしいトロワグロの日本での提携店。本家のほうにはいったことがないので比較は出来ないが....でも、シェフがたまに来日するらしいので、そうした機会には比べられるんだろうなぁと思う。でも食材が...。まぁ悩みは尽きないのである。
そんなホテルのダイニング。
ホテル自体のエントランスなどは一応高級ホテルだなぁと思いはするものの、そんなにたいしたことはない。
で、エスカレーターを降りてレストランの前。重たそうな扉が気軽に入る雰囲気ではないが、返ってそのあたりに好感が持てる。
で、入ろうとすると内側からあけてくれる。一応このあたりのタイミングは抜かりない。
内部はラウンジとダイニングの手前と奥で雰囲気が結構違う。手前はオープンキッチンの比較的モダンな雰囲気。奥は落ち着いたレストラン。個人的には奥のほうの雰囲気が断然好き。で、席はありがたいことに奥のほう。
一応仕事途中なので、お酒は断り、ガス入りのミネラルウォーターに。よく分からないので、3種類あるうちの最初に紹介したのをもらう。かなり硬度の高い水だそうだ。
で、メニューを眺めていると一口前菜が。なかなかおいしい。3種あって、つまみながら悩むが、結局コースを選ぶ。
で、コース前前菜(まぁいわゆるアミューズブッシュ)にトマトのコンソメゼリー。
前菜にイカのブイヨン仕立て。が、魚で取ったというブイヨンの味というよりはレモンの風味が強く想像とはぜんぜん違った新鮮な面白い一皿。
魚料理はなんだか忘れた。特別おいしかったわけでもなく、不満があったわけでもなく....。なんか説明では凝ったソースが付いていたが特に感動も受けず。いろんなきれいな色を混ぜると灰色になっちゃう感じだろうか?。もしかしたらもっと味覚が優れているとこのすばらしさが分かるのかもしれないが私には無理。
肉料理は羊。仔羊肩肉のエフィロッシェ赤パプリカ モッツァレラチーズのブリック包み トマトのタルタルだそうな。でもこのちょっとカリッとしたパイ包みのような一皿がすばらしい。今までのどちらかというと日本人向けにアレンジしたのかただモダンなのか分からない料理とは一線を画すしっかりとした味わいと香り。久しぶりに羊っ!!!って感じの羊を食べた気分になるぐらい羊らしい。これは完璧。
デザートはチョコレートのアイスクリームに岩塩軽く振りかけたものとサフランのクリーム。チョコと塩のハーモニーが意外にもいける。
最後はダブルのエスプレッソとちょっとしたお菓子。最後まで抜かりなし。ささっとエスプレッソのおかわりをもって来てくれたところあたりはなかなか。
こんな感じで、サービスに関しては日本のホテルのダイニングなんで正直期待していなかったのですがなかなかにすばらしい。雰囲気も絨毯が気に入らなかったりするが、結構好き。完璧ではないが申し分ないというところか。
でも、味のほうが自分の中での格付けに非常に悩むところ。コース料理でこんな風にマルチに攻められたことはないんで、非常に新鮮ではあるんですが、そこに物足りなさを感じてしまう贅沢な自分もいたりして....。
何度か行くと自分の中で大当たりに振れるのかハズレ方向に振れるのか、はたまた両方なのか非常にはらはらどきどきな感じです。でも、またいこっと。
2011/1
今年の食べ初めはこちらにしてみました。というわけで、ランチに訪問。
まずルイナールのロゼと一口前菜3種を楽しみながらメニューを眺める。気分的に羊だったのでCHEMINS TRACESのコースに。
最初の一皿はかぼちゃのクリームスープ。軽くシナモンが利いていておいしい。
前菜はセップ茸のリゾット、オレンジとアーモンドのクリーム。最近は良く見る一皿と言えるかもしれないがなかなかおいしい。
魚は、サーモンでソースはクリーム系。付け合せのリンゴが濃厚な味わいでいいアクセントになっていて、とてもおいしい。
メインは羊。ミントとローズマリーのスタンダードな一皿。がソース2種のヨーグルト系とガーリック系というのは面白い。付け合せの野菜のクロックも良い。
デザート前の一皿はクリームに木苺とハイビスカスのパウダー(?)を浮かべた感じのもの。
デザートは洋梨のロティ、ショコラ、キャラメル、オレンジのソルベ、焼き菓子の5種の盛り合わせ。デザート2皿は料理のコースと比べるとちょっと弱いというか普通な印象。
最後はエスプレッソと小菓子盛り合わせ。ゆっくりしているとエスプレッソのおかわりを持ってきてくれるのが嬉しい。
と、今回はそんなに奇抜なというか先駆けたというような印象のものはなかったのが少し残念だったような気もしなくはないですが、非常に良い時間をすごせました。
3位
1回
2011/11訪問 2012/12/20
スロヴェニアの情報に触れるとき、必ずと言っていいほど見かけてきた「スロベニアの食」というスロベニア観光局の出している冊子。
そんな冊子が気になってググって見て見つけたこちらのお店。
京都の嵐山辺りからなら簡単にいけそうだったので、伺ってみました。
そんなこちらはなんというかレストランらしくない入り口。で、店に入って靴を脱いでちょっと急な階段を上っていくというかなり一般家庭的な雰囲気。もっともダイニングはちゃんとお店と言えると思います。
また窓の外のベランダ庭園には雀が戯れていてなかなかかわいらしい眺めです。
で、2人でシェアするデュエットコースにしてみました。
オードブル、スープ、メイン3皿、デザート、ハーブティーという内容。
この日のオードブルはイカのマリネと小さなカップのフルーツティー、スープは豚とジャガイモのスープ、メインはパイというかキッシュと言うか...な料理、鶏のグリル、パプリカのシチュー。デザートはポピーシードのケーキとチーズケーキの2種。
野菜(主に付け合せ)にはこだわりがあるようで、家庭菜園で取れたというものが結構あります。
味のほうは、全体的にヨーロッパ、とくにオーストリアなんかの田舎で食べるおいしい料理を思い出すような感じで、どれもとてもおいしかったです。
特にパプリカのシチューはおいしかった。
あと別に頼んだホットワインも程よい感じでおいしかった。
おいしい時間をありがとうございました。
4位
1回
2011/06訪問 2011/06/19
マンダリンオリエンタルのダイニング。メインダイニングでいいのかな?
こちらは今まで、とはいってもずいぶん前の話だが、何度か行こうと思ったが予約が取れなかった。今回ふと思い出したように日本橋での買い物のついでにと予約を入れたところすんなり。
そんなでランチに訪問。
スペースは比較的ゆったり。騒がしいいわゆる女子会っぽいのもいたような気がするがほとんど気にならない。
雰囲気は比較的シンプル。窓側の席の眺めはなかなかよいといえばいいが、やはり眺望だけなら個室的な南向きの部屋が一番なのだろうとは思う。が、日本銀行の「円」の屋根はばっちり見える。
まずはシャンパーニュ、ドンペリニヨンをいただいてメニューを眺める。相性はなかなかよさげな印象。
連れは苦手なものがあったのでアラカルトで、私は前菜、魚、肉のコースを選択。コースの皿の差し替えはできるものとできないものがある感じ。
で、最初のいわゆる厨房からの一皿は海老とピスタチオの一品。滑り出しとしては普通。
前菜は穴子と野菜のテリーヌ。メニュー名は、穴子のテリーヌ ういきょうとアロマティックハーブのサラダ 地中海風ブイヤベースのコンソメ。これはよくある感じといえばそうだが、なかなかおいしい。
そんなで次のワインはグリューナーフェルトリーナを。
魚は、的鯛。メニューだと、的鯛のアラヴァプール 茄子のクリームとヒヨコ豆 レーズンのコンディメント。茄子色は若干控えめな感じだが、ソースがなかなか面白い。
メインは羊。こちらのメニュー名は、仔羊背肉のローストにアーティーチョークのオープンラビオリ ラベンダーとレモンのソースで。個人的にはアーティチョークのオープンラビオリはちょっとビネガーの感じが強すぎる気がして、いまひとつだったが羊は申し分ない。
デザートはアプリコットのタルト。メニュー名は、ローズマリーが香るアプリコットとアーモンドの温かいタルト オリーブオイルのアイスクリーム。アプリコットのタルトに潜むローズマリーはなかなか面白い。が、アイスクリームはあまりオリーブオイル色はあまり強くない。
で、最後はエスプレッソと小菓子。
なかなかおいしい時間をすごせました。
5位
1回
2011/10訪問 2011/10/25
ペニンシュラ東京の中華ダイニング。久々に中華でもと思い立ちこちらに。
さすがに雰囲気は素晴らしい。個人的にはすごく好き。
で、メニューはアラカルトが魅力的。でも2人だとちょっとボリューム的にお勧めできないと言うことなのでコースに。
3っつあるコースからスタンダードなディナーメニューを選択。なんというかちょっと消去法的な感じで選ぶ。正直、私にとってコースメニューはどれも魅力的ではなかった。
そんなメニューは、特製焼き物入り盛り合わせ前菜、蟹肉とキヌガサ茸入り燕の巣のブラウンスープ、車海老と帆立貝の上海蟹肉味噌炒め 季節の野菜を添えて、活き鮑の万願寺唐辛子ソース蒸し、豚挽肉と雪菜入り煮込みビーフン、ヘイフンテラスオリジナル杏仁豆腐、という構成。
味のほうはどれも結構おいしい。ちゃんと期待するおいしい味をくれる。
次は誰か誘ってアラカルトにしなきゃな.......
そんな感じで微妙に不完全燃焼感があった食事だが、お酒のリストは好みな感じ。
白酒とポルトの40年ものは、すごくよかった。こちらのほうはかなり満足。
7位
1回
2014/11訪問 2015/09/03
よく前は通るのだが、利用は初めて。
おいしいという噂をちらほらと聞いていたので、なんとなしに気にはなっていたもののなかなか機会を作らなかった一軒。
そんなとある日にふと思い立ったようにテイクアウト。
買ったのは、キーマカレーとチキンカレー。辛さは標準(普通?)で。
あとはナンとサモサ(で、よかったかな?)というジャガイモなどの入った揚げ物。
カレーの味は、どちらも優しい感じでおいしい。なんというか、いろいろとしっかりとけこんだ感じが個人的には好き。
ナンと一緒においしくいただきました。
とりあえずテイクアウトできるので、使い勝手はいいかな。
というわけで、また利用したいと思えるお店でした。
2011/11
早速再訪。今回もテイクアウト。
今回も辛さは普通(一番辛くない奴)。で、今回はヒヨコ豆とマトンの二つを注文。
豆のほうはなんというか豆たっぷり。むしろほぼ豆。でも、しっかりカレー。
羊のほうも、口の中に入れた途端に羊感が広がるぐらい、しっかり羊。
今回もとてもおいしく頂きました。
次はちょっと辛くしてみようかな?
8位
6回
2019/02訪問 2025/01/27
何度目かの宿泊。
年々料理は進歩している。
今回は特にデザートがかなり良くなっていた。今まではデザートがイマイチだと思っていたが、前回行ったときにパティシエが入ったと聞いて、その時もそれ以前と比べるとちょっとよくなっていたとは思ったが、今回は一段レベルが上がった印象。全体的にこのくらいだと、他と比べて全く遜色を感じないとはっきり言える水準になったと思う。
なお、個人的には郷土料理のちぎりっこ汁が結構好き。
これだけは変わらないでほしいな。
久しぶりに温泉に行こうと思い立った。
で、谷川温泉は行ったことが無いということもあって、こちらの宿にお邪魔することに。
宿は全体的にモダンな感じ。玄関、ラウンジの広さ、雰囲気ともに申し分ない。が、ラウンジのメニューの甘味がアイスクリームだけというのはちょっといただけない。
部屋は和室Bのカテゴリー。部屋の広さも、設備も、備え付けのお茶なども、部屋付きの露天風呂の広さも眺めも、申し分ない。このときはちょうど雪山と桜、眼下には川の流れが望めた。
そして肝心の食事。部屋ではなく、食事処エリアの個室で頂く。
正直、食事にはそれほどインパクトはない。全体的にそつなくというか無難にまとめられている感じと思わなくはない。とはいえ基本的な味付けはちゃんとしていて十分おいしいといえる内容ではあると思う。
そんな料理は会席風の流れ。
先付に9種ほどの前菜盛り合わせ。これは可もなく不可もなくという感じで特筆するようなことはない。
次が椀物に豆のすり流しに海老風未のケーキ(なんていうのだったっけ?)と刺身。刺身用の山葵は自分でするスタイル。先付の感じからあまり期待はしていなかったのだが、椀物は結構おいしかった。
そして焼き物で岩魚の塩焼き。他に岩魚の唐揚なんかも選択可能。岩魚の塩焼きはちゃんとおいしい。
で、メインということで、いくつかの中から選べるようになっているようで、このときはフォアグラのステーキを選択。他の選択肢は牛しゃぶと豚しゃぶ。
フォアグラのステーキは、なんというかいわゆるよくフレンチの前菜でみかける一般的なフォアグラのソテーといえるもの。これを主菜と言われるとちょっと違うかなと思ってしまったりする。もしこれがロッシーニなら全体の印象はかなり違ったものになると思う。
次が口直しのメロンのシャーベット。これは口直しということでかなりさっぱりめ。それは分かるが、さっぱりにするにはメロンでないほうがいいとは思う。個人的にはメロンはやっぱり濃厚な奴の方がいい。
で、鯛の道明寺蒸と酢の物。酢の物はとくにどうということはないが、道明寺蒸はなかなかおいしい。
最後に筍ご飯とナントカ汁(郷土料理らしいが名前を忘れた....)。で、名前は忘れはしたが、この汁はなかなかおいしかった。
デザートは小さなチョコとかスポンジなんかのささやかな盛り合わせ。これだけはちょっと、いやかなり残念な内容。
で、食後の時間はラウンジに甘いフルーツのリキュール(このときはフランボワーズとカシス)と濁酒がおいてあり、コレは素晴らしいと思う。一緒にアイスクリームも頂く。
さらに部屋には夜食として粽が用意されていたりする。
朝食は、品数はなかなか多い。その中で、ご飯とおかゆを選択できたので、おかゆにしてみた。
こちらも全体的に無難にまとまった感じと思わなくは無いがおいしくいただける。
というわけで、料理にあと少し力を入れてくれると完璧という印象。客層からするとおそらくあまりニーズは無いのだろうが、個人的には特にパティシエを入れて欲しい。
ただ宿代から考えると全体的なコストパフォーマンスはかなり高いと思う。ただ個人的には、もうちょっと価格が上がってももう少し料理に華が欲しいかなと思わなくはない。
というわけで、また再訪したいと思える温泉宿でした。
毎年同じになってしまうので、今年も今年行った中で普段あまり行かないところから選んでみました。
そんななかで、特においしかったのはやはり「ミッシェル トロワグロ」。でもなかなか気軽に行けないので総合的には2位。
そんなトロワグロを私の中で押さえたのは「山ね家」さん。感動するほどうまいかと言われるとちょっと違うが、気軽に通えるところがいい。
次の3位にはスロベニア料理の「ピカポロンツァ」。ヨーロッパの田舎で食べるようなおいしい料理が魅力的です。
で、4位にそつなくおいしかった「シグネチャー」。
そして味は印象的だったが個人的にコースのメニュー構成などちょっと残念だった「ヘイフンテラス」が5位。
6位には、町のケーキ屋さん「ドエル」。工夫された仕掛けと小さいシュークリームが印象的。
7位には、「ブッダ」。優しい味の本格カレーがおいしい。
8位は、「別邸 仙寿庵」。メインのフォアグラのステーキは「え?メイン?」と言う感じでイマイチだったが夕食、朝食ともに全体的にはなかなかよかった。
今年、特筆すべきはこんなところかなぁ?