ディープインパクトを超える衝撃、驚愕の馬さ : けとばし屋チャンピオン 天満店

　馬肉の神髄を知った。これまでは馬肉の美味しさを知ったつもりでいただけっだった。これは間違いなく熊本で食べたものより圧倒的にうまい。

　今回の感動はオルフェーブルの引退レースぶっちぎり、ジェンティルドンナの有馬記念最終の復活勝利をも超える。ディープインパクトの衝撃すら凌駕するかもしれない。

　少し話が脱線気味です(笑)。お店の話に戻しますとここは福島の人気店けとばしやチャンピオンさんの天満店です。天満駅から環状線沿いに東へ歩いて行くと5分ほどで到着します。環状線の下にあるお店です。電車が走ると時々うるさいです(笑)

　お店は広めです。キャパは40人ほどでしょうか。ガラス張りなんで中が丸見えです。人気店の満席が満席を呼ぶための布石でしょうか？食べログでは17：00～になっていますが私が17：00に訪れた時にはかなり人がいたのでもっと早いのかもしれません。

　では早速注文しましょう。まずはビールですが、マッスルジョッキなるものがあります。私のためにあるような名前だなと思い注文。あとはお目当てのものを注文していきます。

　突き出しはなんと里芋のあんかけ。あんには馬肉フレークとえのきです。あっさりとしているばりばり「和」全開の始まりに若干困惑するも非常においしい。これは期待できると確信に変わりました。
　
　食べ終えるとお目当て第一の刺身5種盛りが出てきます。内容は赤身、馬脂、フタエゴ、バラ、カイノミの五種です。馬油はタテガミですかと店員さんに質問しましたが違うようです。どこの部位の脂なんでしょうか？まーそんなことは置いておいて食べましょう。

　赤身は馬油と一緒に食べるようです。淡白な赤身と脂でこってりしている馬油は一緒に食べると赤身のがっつり肉の味と脂の甘味がおりなすハーモニーを楽しめます。非常にうまい。そもそも肉質がこれまで食べてきた馬肉とは全然レベルが違う。これが馬肉の神髄なのか。

　バラは脂がサシのように入っている。非常にやわらかくて脂のの甘味と赤身の味がちょうどバランスしている。とはいってもかなりあっさりしていて食べやすい。

　カイノミは赤身です。非常に肉肉しい。馬肉の力強さを感じる。
　フタエゴは希少部位だったはず。赤身を挟むように両サイドに脂身があります。これは馬肉でも人気の部位ではないでしょうか？柔らかくて脂の甘味とあっさりの赤身を同時に食べられる部位です。

　で刺身の総括ですが、はっきり言って馬すぎます。クセなんて全然ないです。これはすべての肉の中でも最強ランクではないでしょうか？これでいてローカロリーなんて素晴らしいです。


　次は焼肉。こちらは７種。サーロイン、上ロース、バラ、くらした、あご、ミノ、ウインナーです。ここで店員のお兄さん登場。焼き方をレクチャーしてくれます。基本的に全て刺身で頂けるクオリティー、焼きすぎNG、基本赤文字はレア、黒文字はすじがあるお肉なのでミディアムがベストだそうです。実際に焼いて丁寧に教えてくれます。ありがとうございまっす！

　では焼いて食べましょう！
　上ロースは脂があってジューシーです。サーロインは肉肉している。ミノは牛肉のミノにそっくり。あごは赤身の力強さを感じる。

　まーはっきり言ってどの部位もうますぎですわ。酸味の効いたタレであっさり頂くのもいいけど、塩で素材の味を活かして食べるのも良し、柚子胡椒でアクセントを加えても良し。とにかくすばらしい。

　これはせっかくだからガンガン食べよう。

　レバ刺し。牛の生レバーが食べれない今、馬のレバーは貴重な存在ですが依然食べたときは癖が強い印象でした。しかしそんなことは全くない。臭みは一切なく濃厚でとろけます。非常に美味。これは牛以上かもしれん。

　チビキは馬の胸腺。焼いてミディアムでいただきます。こりゃーびっくりホンマに口の中で一瞬できえる。味はやや癖あり、好みが分かれるかも。

　最後はチャンピオンステーキ。これは文字通りチャンピオンにふさわしい一品。野性味あふれる馬を連想させるような厚切りで赤身の肉は食べ応え抜群。これぞ馬肉！という感じ。濃厚な赤身肉を楽しめる。すばらしい。

　最後はサービスの味噌汁でしめます。甘めの白みそで仕上げた味噌汁はあっさりしていてほんのり甘くて優しい味。馬肉で出汁をとっているのかな？ほっとします。

　黒豆マッコリもおいしかった。

　いやー満足意外なにもない。幸福な二時間を過ごました。ご馳走様でした。