流石です。何度通っても印象が変わらず、味が一定で、心から美味しいと感じます。 : 味太助 本店

何十回通ったでしょうか、仙台滞在の際は必ず訪問しております。

何度か通うとあれ、満足できないなあとなるお店が
かなりありますが、当店は何十年通ってもいつも満足です。
ただし、大将様が焼くという条件がつきます。
お料理って本当に微妙ですね。

今回も運よく、大将が焼いてくれました。
私の分を焼いた後、休憩のためか、どこかに行かれてしまったので、
運が良かったです。お料理--麦飯、牛テールスープ、野沢菜、南蛮漬け、
牛タン--に対する細かい感想は以前と同じですが、
お料理を多少でも自分でやるようになった分、美味しさが
より滲みます。以前の口コミに追加するなら、牛テールスープの
塩、胡椒(白胡椒)の加減が私の好みの真中にあるということでしょうか。
麦飯も炊飯器に入っていますが、カサカサの状態のものは
一度もいただいたことがありません。
本当にお料理に関しては気に入っております。
これらの素材でこれ以上は美味しくはできそうにない、
完璧なお料理と感じます。隙がどこにもないと感じます。

大将様は多くの方には無愛想に見えるかもしれませんが、
威圧感を私は感じないので、私はあまり気になりません。
お料理に関しては、過去のレビューは付け加えることが基本的にないので、
過去のレビューをご参考にしていただければ
幸いです。個人的にはもうちょっと、評点が高くても良いのでは
といつも思っております。現時点は3.53。食べログ様の百名店では
ありませんが、個人的には百名店です。
長く続いて欲しいお店ですし、大将様にも焼き続けて
いただきたいです。

2ヶ月ぶりに訪問しました。前回も書きましたが、今の所、
牛タンのお店はここにしか行かないことにしています。

入店して、お店の中を通ったとき、空気が変わったことを自分自身で
初めて自覚しました。理由は書かないことにします。

着席すると、お昼の食事の余韻が残っていたので、たくさん
食べれるかどうかわからなかったので、
前回と同じ牛タン定食2000円(牛タン3枚)を注文いたしました。
まず、テールスープが運ばれました。
間髪入れずに、次に野沢菜とみそ漬けされた唐辛子がついた牛タンと麦飯が
ほぼ、同時に運ばれてきました。


再記してもしょうがないので、前回書かなかったことを書きます。

今回の飲み物は温かいお茶でした。マシーンから出てきますが、
粉っぽくて、美味しくないお茶とは違います。

牛タンと野沢菜とテールスープと麦飯、各お料理は前回と同じく、どれも素晴らしいです。
しかも、どれも相互に影響しあい、補っていて、完璧な組み合わせに感じます。

野沢菜は前菜として、利用でき、スープは付いていて、メインはお肉で、
リゾットではないですが、ご飯がついて、イタリアンでのフルコースと
比べてられるでしょう。ラーメンが一杯のフルコースと言われることが
ありますが、このお料理もフルコースでしょう。

牛タンは場所にもよりますが、厚いところでも、5mmくらいでしょうか？
口の中に入れると、見た目以上に牛タンの厚みを感じます。それは生き生きとした
弾力があり、口の中で跳ねるような錯覚を持つからだと思います。

「クニュッ、クニュッ、じわー」

という音が口の中から聞こえてくるようなお肉です。

3枚でも食べ応えが非常にあります。3枚のうち、1枚は他の2枚より若干レアーでした。

テールスープのスープの味も濃すぎず、パーフェクトです。
ずっと温めているので、気を抜くと、濃度が濃く変わってしまうので、
しっかり気をつけているのがわかります。

改良があるとすれば、職人気質保ちながら、楽しそうな雰囲気と適切な時に適切な言葉を
持つことでしょうか？時代がそれを求めています。改良点はもう一つありますが、
割り箸を否定することになるので、書かないこととします。

私は「たなつもの。。。」から始まり、「ごちそうさま」で今日も終わりました。
美味しいお料理をいただけたので、私の心の中は笑顔でした。

いただいたお料理は素晴らしかったです。私に元気を与えていただけました。
心より感謝申し上げます。

仙台での牛タン発祥のお店、初代は佐野啓四郎氏のお店です。
東京では水道橋にも分店があります。

仙台で牛タンを食す際はいつもこのお店にしています。仙台出張の際は、
もう、20年くらい、通いつてめています。でも、顔は覚えられていないように感じます。
(実際はわかりませんが。)
牛タンではいろいろなお店に行きましたが、その中ではここが一番美味しく
感じます。(仙台牛タンランキング1位ではありませんが、別に気になりません。)
ただし、大将が焼かないといけません。もう一人焼きができる
ベテランに見えるお人がいらっしゃいますが、その方が焼くと違うものになってしまいます。
同じお肉なのかな？と思うほど、硬くなってしまいます。

大将様はダルマ落としのダルマの形のように
盛られた一枚一枚の肉をひたすら焼き続けます。
次から次へお客さんが入りますので、そうしています。
大将様はお店で話していることを見かけたことはありませんが、
私には怖い人とは感じませんでした。
ちなみに午後2時ごろ通りましたら、行列が20人でした。私は
いつも夜に行くことにしています。近くの旨み太助様は行列が
7人でした。どちらもすごい人気ですね。今の所、夜訪問した際は、
並んだことはありません。


全面喫煙可のようですが、今まで、喫煙しているお方を
見かけたことはありません。喫煙されると、たとえ、目視できなくても、
50mくらい程度なら戸外でも風向きが逆でなければ、
私は気づいて逃げてしまうので、喫煙者を見かけたお店へは再訪はできません。
今の所、そうではないので、訪問を続けています。今回は危うく一人タバコを
吸いそうになりましたので、最後の方は急いで食べて、そそくさと
退店しました。
本当に、「飲食店での喫煙はやめてほしい」
心からの切なる願いです。

(以前、お伺いしたランキング1位のお店は喫煙者がいたので、牛タンを味わうどころか、
さっさと食べて逃げるように退店しました。味も「太助」様には
少し及ばないかなとも感じました。調理してから、食すまでにも「太助」様の方が早いですしね。)


そんなにお腹が減っていなかったので
A定食(一人前、牛タン3枚 テールスープ 麦飯)を2000円を注文しました。
少し、値上がりしましたね。
(B定食は牛タンが1枚増え、お値段は2300円です。)


牛タンはやはり抜群の肉厚で、 とても柔らかく、気持ちの良い弾力もあり、
切り込みがしてあるので、歯切れも良く、素晴らしいです。噛むと
肉の旨みが「じゅっと」口の中に広がり、初めて食べる方は驚くのではないでしょうか？
これ以上、牛タンの焼きではもう美味しくはできないのではないでしょうか？
(いづれ、機会があれば、牛タンカレーや牛タン赤ワイン煮込みのお店
がある店をレビューさせていただきます。)
お土産屋さんや全国展開している牛タン屋さんとは
違い、比較にならないほど肉厚です。
付け合わせに大量の野沢菜と青唐辛子の味噌漬け一本があります。
野沢菜は野沢菜としては塩気が抑えられているとは思います。
私の両親の出身は長野で子供の頃から、よく野沢菜を食べてきましたが、
正直、単体としてはそんなに美味しく感じません。しかし、ここの野沢菜は
牛タンとテールスープがつくので、味に変化がつき、大量の野沢菜でも
塩気がアクセントになり、飽きませんし、美味しく感じます。
麦飯の素朴感も野沢菜のきつさを和らげてくれます。

テールスープも白ネギ山盛りです。皆様のコメントを見ると、
「白ネギたっぷりで、テールスープ美味しい!」くらいの
感じで、それはそうなのですが、細かく申し上げさせていただきますと、
ネギを縦に切って、ネギの繊維を残しているので、
食べるとシャキシャキして、スープの旨味の中で、シャキシャキしますので
非常に美味しく感じます。輪切りや斜め切りにしてはこうはなりません。
細かいところまで、よく気が配られています。
(ラーメンのネギもこのように縦に切ると、麺も縦、ネギも縦で
ダメなのでしょうかね。あるいは存在感が出ていいのでしょうか？
好みの問題でしょうか？)
牛テールスープの中の牛テールも柔かくて、口の中で崩れ落ち、
また、まだ、辛うじて、肉の旨みも残っているので、素晴らしいです。
スープも澄み切っていて、味も濃くも薄くもなく、私にはちょうどいいです。
いつも味が安定しています。
テールスープの中にはゼラチンのほか、フラボンを入っているそうなので、
お肌にも良いそうです。女性一人で入るのは少々勇気がいるかもしれませんが、
味はとにかくいいですので、お勧めいたします。

ところで、白ネギは本当に白ネギですか？緑のネギの中心部分ではないですか？
若干、緑の部分もあるので。仙台は川が多く、地下水の水位が高く、
白ネギを作ろうとすると腐ってしまい、それでネギを斜めに埋めて、
曲がりネギというものを永野一氏が考案されたと
仙台朝市商店街の八百屋さんから聞いたことがあります。
曲がりネギだと縦に切るのがとても難しいですよね。


麦飯も非常に良いです。 牛タンと非常に合います。なぜ、合うのか、
私には今の所、論理的に説明できませんが、合うと感じます。
有名なアクションスター様的には「Don’t think, feel.」でいいのでしょうね。
私の業界(飲食業界とは全然関係ありません)ではこれでは不十分で、
「Feel, think and think and (think)^100.
And then feel.」
くらい徹底的に精密に物事を極めます。でないと仕事になりません。
再訪するまで、なぜ、合うのか、時を見つけて、思い出しては考えてみたいと思います。
今、少し、思うのは、牛タンに白米では白米がパワー不足なのでしょうね。
また、牛タンに白米だとお米がぐにゃっと感じてしまうのでしょうね。
麦飯の張りが良いのかもしれません。

以前、妻と6年くらい前にこのお店に来た時は、妻は大感動していました。
普段、小食の妻がモリモリ食べていました。
採点分布を見ると、厳しい点数の方もいらっしゃりますが、私は
本当に美味しいと感じますので、高得点を付けさせていただきました。


タバコの心配以外、牛タン料理としてはもう、何も望みません。
先代様が昔は日本では捨てていた部分をもったいないと感じて、
研究を重ね、日本人好みの現在の形を作ったとどこかで聞いた覚えがあります。

喫煙者に出会わず、大将様が焼き続ける限り、訪問させていただきます。

最後になりますが、お水も美味しかったです。

とてもごちそうさまでした。