【あべの・天王寺】スパゲティの在り様【パスタ】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】スパゲティの在り様【パスタ】

スパゲティは数あるパスタの中でもその代表格です。あべの・天王寺周辺で、アルデンテにこだわる本格イタリアンのものや、もちもちした食感の和風のものまで、さまざまな姿のスパゲティを集めてみました。創意工夫を凝らしたスパゲティの数々を味わってみませんか。

記事作成日:2025/06/12

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる546の口コミを参考にまとめました。

パスタの代表格・スパゲティ

 スパゲティは、イタリア料理で使われるデュラム小麦粉のセモリナを使った麺類で、さまざまな種類のパスタの中でも、その代表格です。
 日本において一昔前までは、茹で置きのスパゲッティをフライパンで炒めて作る、アメリカ式の「ミートソース」や、日本生まれの「ナポリタン(イタリアン)」が双璧でした。
 日本がバブル景気に浮かれている頃から本格的なイタリアンが一般に普及しだすとともに、茹で上げたパスタを具材で和えて、独特の食感「アルデンテ」を楽しむようになりました。
 それとともに、「ミートソース」が「ボロネーゼ」に呼び名が変わり、カルボナーラやペスカトーレ、ジェノヴェーゼなど、ヴァリエーションが豊かになりました。
 他方、一度は廃れかけたナポリタンも、昭和ノスタルジーの風物として復権しだすとともに、「たらこ」や「あんかけ」といった和風のスパゲティも人気です。

パスタ デ パスタ 天王寺MIO プラザ館店

Pasta de Pasta 天王寺MIO プラザ館店

 JR天王寺駅の直上、天王寺ミオプラザ館の中2階にあるパスタ専門店です。
 お店は奥行きがなくて横に長い特殊なスペースで、テーブル席ばかり34席とのこと。

Pasta de Pasta 天王寺MIO プラザ館店

 「モッツァレラチーズとなすの完熟トマトスパゲティ」(1,240円)は、黒っぽいお皿に盛られたパスタはトマトソースの赤が実に鮮やか。そして、ソテーされたナスとモッツァレラ、バジルが散らされ、実に華やかです 。
 パスタは細めのスパゲティで、きっちりアルデンテに湯掻かれ、ソースともよく絡みます。乾麺ならではのつるつるシコシコした歯触りは好ましい。
 トマトソースは酸味のあるトマトの濃厚な風味とともに、適度に効いている塩気と、胡椒と唐辛子の辛みがインパクトを与えている。バジルとモッツァレラとの相性もいいですね。

大衆酒場 フレンチマン 天王寺店

大衆酒場 フレンチマン 天王寺店

 各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く。映画館や店舗を集めて1972年から営業している商業ビル「あべのアポロ」の地下2階に、今年(2023年)の2月3日にオープンしたビストロ・バルです。
 ライトブルーが印象的な外観のこのお店、狭小で細長い店内にはバーカウンター席のみの16席。奥の一角には新たにキッチンが設けられています。

大衆酒場 フレンチマン 天王寺店

 「ホールチーズのクリームパスタ」 (M・770円)は、カウンター内にある大きな半割りのホールチーズの中に茹で上がったパスタを投入するのが見えました。そしてその後すぐにクリームパスタが差し出されました。
 Mサイズだけあってやや小さめの器にクリームソースが満たされ、胡椒が散らされています。ソースの中に沈むパスタが見えないほどの汁だくで、チーズの芳しい香りが立ちあがってきます。

大衆酒場 フレンチマン 天王寺店

 フォークでパスタを引き上げるとスパゲティのよう。アルデンテとはいかないがクリームパスタならこれもアリ。チーズの豊かな風味が存分に味わえます。
 このクリームソースにパンを割り入れるのも良し。ハードなパンがクリームを吸って徐々に柔らかくなるテクスチャーの変化も楽しめます。

京風スパゲッティー 先斗入ル あべのハルカスダイニング店

京風スパゲッティー 先斗入ル あべのハルカスダイニング店

 あべのハルカスの「ハルカスダイニング」12階にある和風創作パスタのお店です。
 店内はテーブル席ばかりの50席足らず、和風モダンなインテリアが洒落ています。

ジェノベーゼを京都風にしたらこうなるか…

京風スパゲッティー 先斗入ル あべのハルカスダイニング店

 「丹波地鶏と九条ねぎの京風ジェノベーゼ」(1,100円税別)は、ジェノベーゼらしい緑色をまとったパスタの上に、九条葱や大葉の千切りがトッピングされています。
 スパゲティーは細めでしこしこした風合いで、九条葱がいい感じに風味づけています。大葉の風味がアクセントになっていいですね。ただ、ジェノベーゼではあるがソースは乳化していません。

京風スパゲッティー 先斗入ル あべのハルカスダイニング店

 丹波地鶏もたっぷり入っていて、鶏肉のあっさりした旨みはあるが、地鶏というには主張が薄いような…それを補う粉チーズのコクによって全体のバランスが保たれてるのだと思います。

鎌倉パスタ あべのHoop店

鎌倉パスタ あべのHoop店

 近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅からすぐ近く、「あべのハルカス」の南隣のハルカスと同じく近鉄系列の商業ビル、あべのHOOPの地下に、今年(2020年)の7月25日に新しくオープンしたパスタ専門店です。
 店内はテーブル席の並ぶ全74席とのことです。先客はほぼ女性です。

モチモチ生パスタのトマトソースパスタ

鎌倉パスタ あべのHoop店

 「フォレッシュバジルのトマトソースパスタ」(990円税別)は、さすが、生麺のパスタだけあって、出来上がりが早いですね。丸い平皿に真っ赤なトマトソースを纏ったパスタが盛られ、てっぺんに生バジルが乗せられています。

鎌倉パスタ あべのHoop店

 太めのパスタはかなりモチモチとしていながら、しっとり艶っぽい。ソースとの絡みもいい具合です。このソースは相性の良いバジルとトマトの組み合わせ。シンプルながらも美味しい。

olio

olio

 各線・天王寺駅から谷町筋の西側歩道を北方向、一心寺に向かって5分ほど進んだところ。今年(2020年)1月11日にオープンしたばかりのイタリアンのお店です。
 店内は厨房に面したカウンターに8席と、その背後にテーブル席が8席、奥に個室が6席の全22席。

olio

 「鹿児島産ゆすのきポークと和歌山産白葱のオイルソース」は、薄切りの豚肉と肉厚の葱がやや細めのスパゲティーとともに和えられています。
 スパゲティーは当然ながらアルデンテ。豚肉はあっさり上品な味わいだが、葱はしっかりと風味を主張しています。オイルは程よく乳化していていい具合。

olio

 「スカンピのトマトクリームパスタ」のパスタはスカンピの出汁をパスタが吸って旨み溢れる仕上がりです。スカンピの身離れもよく、身は実に甘くて美味しい。

イタリア料理 カプリチョーザ あべのキューズモール店

イタリア料理 カプリチョーザ あべのキューズモール店

あべのキューズモール4階のレストラン街

店内はテーブル席が主体で、全部で50席ぐらいかな?チョークで文字やイラストを描いた黒板を壁面にあしらった、ビストロ風の明るいインテリア。

「カプリチョーザ」のブランド力は強し

イタリア料理 カプリチョーザ あべのキューズモール店

「蒸し鶏とほうれん草のペペロンチーノ」は、ソテーされた茄子とほうれん草が、クリーミーなミートソースとともにスパゲティーと和えられています。パスタはしっかりアルデンテ。

イタリア料理 カプリチョーザ あべのキューズモール店

ミートソースはたっぷりで、具材との相性もいいが、なぜか塩辛い。味付けはもうちょっと控えめでもいいんではないかと思います。

※本記事は、2025/06/12に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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