【大阪】平べったい麺料理【平打ち】
平打ち麺は、通常の麺とは違う独特の食感が持ち味です。大阪で味わえる平打ちなど、平べったい麺料理を集めてみました。独特の味わいとともに、その地域性を確かめてみてはいかがですか。
このまとめ記事は食べログレビュアーによる1527件の口コミを参考にまとめました。
うどん・そば・ラーメン・スパゲッティ…etc. 日本人は何故か麺料理を好むようで、日本では様々な種類の麺料理に溢れるとともに、日本国内はもとより、世界各地の麺料理を味わうことができます。
さまざまな種類の麺の中でも平打ち麺は、通常の麺とは違う独特の食感が持ち味です。独特の味わいとともに、その地域性を確かめてみることができます。
出典: kurodaさん
近鉄南大阪線・北田辺駅から松虫通を東方向、JR大和路線・東部市場前駅からは今里筋を南方向。松虫通と今里筋が交差する今川2交差点から西にすぐのところにあるうどん店です。
店内は厨房に面したカウンター席と、その背後のテーブル席からなる全30席ほどの意外な収容力です。
「きざみあんかけ」(720円)は、あんかけ仕立てできざみ揚げが散らされるとともに、おろし生姜と塩昆布がトッピングされています。
お出汁は昆布出汁の風味が広がるとともに深いコクが感じられます。さらに塩昆布から浸み出す風味と生姜の爽やかさが合わさって、独特の旨味が感じられます。
饂飩はもちろん手打ちで、平打ちならではの歯触りがあり、もちもちとした食感の中にコシを感じます。どことなく無骨な風合いで、出汁とのマッチングも良好です。
出典: kurodaさん
JR難波駅の南口すぐのところ。産経新聞大阪本社の東側にある公園の奥のところにある中華料理店です。
店内はカウンター席とテーブル席合わせて30席ほど。カウンターと厨房を隔てる棚の上に中国の調味料やスパイスが並んでいて本格派っぽい。スタッフもほとんどが中国人のようです。
熱干面(熱乾麺)とは、茹でた麺に芝麻醤、搾菜、ネギなどを食べる直前に和える麺料理で、本場・武漢では朝食として食べることが多いとのこと。
「牛肉熱干面」(840円税別)は、平打ちの麺に芝麻醤主体のソースが絡み、胡麻の甘みと香ばしさによるまろやかな風味に仕上がっています。
麺は柔らかめの茹で加減で、もちもちとした食感。まるでフェトチーネのような感じです。お肉は少しピリ辛で、柔らかく煮込まれています。ちょっとクセのある風味がエスニック感を高めています。
出典: kurodaさん
JR阪和線・美章園駅から阪和線の高架に沿って南田辺駅方面に少し歩いたところ。阪和線のガード下にある東南アジア料理のお店です。
店内は実に狭小の厨房と、それを囲う6席ほどのカウンター席があるのみの、おそらく6畳間ぐらいの広さで、女性店主お一人で営業されています。
「パッタイ」(900円)は、東南アジアの屋台っぽいプラスチックのお皿に盛られて出されます。
平打ちのライスヌードルの上に、たっぷりのモヤシなどの炒め野菜や炒り卵が盛られ、レモンが乗せられています。ライスヌードルは完全に隠れてしまってます。
ライスヌードルはモチモチプリプリ。スパイス感は希薄だが、やや甘めの味付けはいかにもアジアンテイストです。
お酢をたっぷり掛けたら味が締まります。シンプルな味わいながらなぜか美味しい。なんだか中毒性がありますね。
出典: kurodaさん
地下鉄中央線・深江橋駅より中央大通を東に5分程歩いたところにひっそり営業している、高井田系ラーメンの名店です。
東大阪市に接する大阪市の東成区にあるので、厳密には高井田とはいえないが、ここは零細の工場が建ち並ぶ工場地帯。高井田ラーメンを産み出した土壌のそのものです。
店内は10席のカウンターとテーブル席からなる全16席と、小規模な作りです。
ここではスープが黒(濃口)、紅(中口)、金(薄口)の三種類と、麺が太麺、細麺のチョイスになっています。
黒の太麺は、黒く透き通った、実に美しいスープ。先ずは醤油の香ばしさが鼻に抜けるが、ダシ味の旨みも後からしっかりついてきます。
フェトチーネとリングイネの中間ぐらいの平打ち麺は、サラッとしたスープとよく絡まる相性の良さ。
チャーシューはバラ肉のタイプだが、単に柔らかいだけでなく、肉の味もしっかり立っていて実にいいですね。
出典: kurodaさん
大阪のシンボル、通天閣から、通天閣本通りをまっすぐ進み、恵美須交差点の対角のところにある、山梨の郷土料理「ほうとう」をインスパイヤしたオリジナルの麺料理を出すお店です。
店内はテーブル席が16席とカウンター席がわずか4席だけ。富士山の写真や「風林火山」の書などがいたる所に貼ってあり、山梨のイメージを強調しています。
「甲州麺」(800円)は、ぐつぐつ煮たった真っ黒な鉄鍋が運ばれてきます。注文が通ってから小鍋で煮上げるので多少時間がかかります。
味噌ベース出汁の太目の平打ち饂飩、そしてたくさんの野菜が湯気を上げています。小皿と貝杓子が添えられているのは、熱くて鍋から直接は食べれないからですね。
お汁は味噌ベースで実に濃厚。鶏肉そぼろが味の基礎になっているようです。具材は南瓜、白菜、ネギ、エノキ、ニンジン、ゴボウ、薄揚げ…たくさんの野菜が入っています。根菜がたっぷりで実にヘルシー。
麺は極太の平打ちで、モチモチかつツルツルのほうとうらしい食感と喉越しが堪らない。
これを一食食べたら一日20品目も簡単にクリアー。夏だと汗が止まらなくなります。これは海の無い山梨県のパワーフードですね。
出典: kurodaさん
近鉄線、および地下鉄・日本橋駅から北東方向に歩いて7~8分ほどのところ、いわゆる島之内の八幡筋沿い、東横堀川手前のところにある中国・西安料理のお店です。
恐る恐る中に入ると、まずは兵馬俑の武者の像に迎えられます。この威圧感…そしてその奥は鰻の寝床のような長細いホールにテーブルが並ぶ、全部で30席足らずです。
ビャンビャン麺はいわゆる和え麺で、器の中に具材がたっぷり盛られ、その下に例の麺が隠れています。
具材は角煮のような煮豚と、豆もやし、レタス、ネギなど。刻んだ唐辛子によってピリ辛ではあるが、思ったほど辛いわけではない。それより八角の独特の風味が食欲をそそります。
「ひもかわ饂飩」のような平べったい麺は、モチモチしてぷるん。独特の食感です。この麺は切って成形するのではなく台の上で伸ばすそうで、このお店では4~5メートルの長さになるそうです。麺の幅は3センチぐらいかな?
ぷるんとした麺の食感とレタスのシャキシャキ感。抑制的な「麻」と「辣」にほんのり酸味を感じさせるバランス感。本格中華の味わいが楽しめました。
出典: kurodaさん
地下鉄・谷町九丁目駅、5番出口から出て南東へ3分ぐらいのところ。近鉄の大阪上本町駅からも5分ぐらいのところにあるベトナム料理のお店です。
中に入ると2人掛け、4人掛けのテーブル席が並ぶ全20数席の空間。南国らしい原色のインテリアがポップでかわいい。
米麺と鶏肉の汁麺「フォーガー」(800円)は、シルバーのお盆の上にフォーガーとご飯、そしてレモンと唐辛子が添えられています。
澄んだスープの中に白いフォーが横たわり、その上に鶏肉が並び葱が散らされています。スープはあっさり塩味の中に鶏の旨みが引き立っています。レモンと唐辛子を投入すると味が引き締まっていいですね。
平べったいフォーはつるんとした食感で、米独特のコシも備えています。淡泊なスープと淡泊な麺との調和がいいですね。
ベトナム料理クアンコム11 (谷町九丁目/ベトナム料理、アジア・エスニック料理(その他)、カレー(その他))
住所:大阪府 大阪市天王寺区 生玉前町 1-11 マックスビル1F
TEL:06-6105-3615
出典: kurodaさん
南海・難波駅に直結、各線なんば駅すぐ近く。高島屋大阪店のレストラン街「なんばダイニングメゾン」の8階にあるイタリアンのお店です。
店内はテーブル席と対面式のカウンター席からなる全40席。独りなのでカウンター席をお願いしました。カウンターにはこれでもか!っとばかりにスクリーンが設置されています。いささか艶消しだが現状では仕方ない…
タリアテッレはイタリア北部で用いられるパスタ。細長いリボン状で厚さ1ミリメートル、幅は8ミリメートルほど。ボローニャではミートソースであえるのが定番とのこと。
こちらの「ボロネーゼ タレアテッレ」は、濃厚なミートソースで和えられたタリアテッレの上にパルメジャーノレッジャーノがたっぷり掛かっています。
お肉は単なるミンチ肉ではなく、牛肉を叩いているのかな?肉の風味と食感が活きています。
トマトの風味は控えめで、パスタのもちもちした口当たりとパルメジャーノのまろやかな風味で格調高い味に仕上がっています。
出典: kurodaさん
JR線・大阪駅、および各線梅田駅に接続している地下街・「ホワイティうめだ」のノースモール1にある、大阪では珍しい名古屋の名物料理を提供しているお店です。
やや狭めの店内は、L字型のカウンター席7席とその背後のテーブル席16席の全23席。通路はきつきつで、奥に進むのは気を遣います。
お店の名を冠した「きしめんあまの」(760円税別)は、濃褐色の出汁の中にきしめんが横たわり、その上には揚げ、ほうれん草、鶏むね肉、蒲鉾、ネギ、椎茸、そしてたっぷりの花鰹が乗せられています。
お出汁を啜ってみると鰹の風味が華やかに広がってきます。濃い色合いのお出汁は見た目ほど塩辛いわけではなく、やや濃厚な程度で鰹出汁を活かした風合いに仕上がっています。
麺は平べったい典型的なきしめんで、つるつるした口当たりが持ち味です。鰹の利いた少し濃いめのお出汁との相性は抜群です。
きざみ揚げやほうれん草など具だくさんなのもいいですね。出汁を吸ってしこしこした口当たりになった花鰹が旨みを倍増させてくれます。
※本記事は、2023/01/24に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。