ランチ遠征記　神戸六甲道　Quan An Ngon編　～充実のランチ～ : クアン・アンゴン

休日の家族とのランチです

検診を受診した孫と長女と待合せ

待合場所周辺で何軒か候補を挙げた中から､長女が選んだ

神戸六甲道エリアのベトナム料理店｢Quan An Ngon｣へ

事前にベビーバギーでの入店のＯＫは確認してお邪魔しました


●｢Quan An Ngon/クアン アンゴン｣は美味しい店

　お店は神戸灘区ＪＲ六甲道駅の北東､阪急六甲駅の南東のエリア
　徒歩で共に１０分弱､山手幹線永手交差点から東へ１００mほど
　神戸市営バス高徳町５丁目停の真ん前に在ります
　軒に瓦を施したクリーム色の外壁と木材部分が茶褐色のオリエンタル風な店構え
　店内はカウンター席とテーブル席を併せて２６席のキャパです

　店名の,｢Quan An Ngon/クアン アンゴン｣はベトナム語
　日本語では｢美味しい店｣って意味の様です
　オーナーシェフと奥様が二人で切盛りしています

【ランチメニュー】
　■サイゴンセット　１７００円
　　・海老と野菜の生春巻
　　・本日のおすすめ２品
　　　◦ハノイの揚春巻
　　　◦具沢山‼ 豆豉炒め
　　・まぜごはん
　　・鶏肉のフォー(ハーフサイズ)
　　・デザートと蓮茶
　■ゴイクンＡセット　８８０円
　　・海老と野菜の生春巻　　
　　・まぜごはん
　　・鶏肉のフォー(ハーフサイズ)
　■ゴイクンＢセット　９３０円
　　・海老と野菜の生春巻　　
　　・鶏肉のフォー(レギュラーサイズ)
　■コムセット　１０３０円
　　・本日の炒めもの
　　　◦鶏肉と干しいたけのオイスターソース煮込み　　
　　・鶏肉のフォー(ハーフサイズ)
　　・まぜごはん
　■ベトナム風田舎焼飯､鶏肉のフォーハーフサイズ　１０００円
　■蒸鶏ごはん､鶏肉のフォーハーフサイズ　１１００円
　※フォーのサイズをレギュラーフォーへ変更　＋３００円
　※フォーのサイズを茶碗フォーへ変更　－１００円
　※フォーの具を海老か牛肉へ変更　＋５０円
　※セットに生春巻１本追加　＋３００円
　※まぜごはん､デザートをなしに　各－１００円


●三種類のランチを三人でシェアしました！

　ベトナム料理の生春巻｢ゴイクン｣は海老が代表的な具材のイメージ
　海老NGの自分は､生春巻が付かない｢蒸鶏ごはん｣のセット
　長女は品数豊富な｢サイゴンセット｣､妻は｢コムセット｣をセレクト
　各々食べたい料理をシェアしました

　卓上には三種類の調味料が用意されています
　　・チリソース　
　　　辛さと甘さが在り､生春巻やフォー､料理全般に好みで使います
　　・ニンニク酢
　　　旨みと酸味で美味しさアップ！フォーや炒め物に
　　・ニョクマム
　　　イワシから作るベトナムの魚醤､塩分が欲しい時に

　■サイゴンセット
　　生と揚げの春巻､中国料理風の豆豉の炒め物､まぜごはん､フォーがセット
　　食後にデザートと蓮茶も愉しめます

　　・海老と野菜の生春巻
　　　料理名の｢ゴイクン｣は日本語に直訳すると｢包んだ和え物｣
　　　米粉で作られたライスペーパーで具材を巻きます
　　　半透明で具材の色合いが透けて見える感じがいいですね
　　　店の場合はＮＧの海老の場合が殆どなので食べませんが
　　　自宅では野菜だけとか､生ハムを巻いて食べます
　　　モチッとした皮と異なる具材の食感の違いが面白いです

　　・ハノイの揚春巻
　　　ベトナム料理の揚げ春巻は未体験
　　　ハノイでは｢ネムザン｣と呼ばれ､｢ゴイクン｣よりもポピュラーなんだそうです
　　　葉野菜で巻いて食べる様です
　　　海老が入っていそうだったので､食べませんでした

　　・具沢山‼ 豆豉炒め
　　　豆豉と云えば､黒豆に塩､麹を加えて発酵させた中国の調味料
　　　ベトナムは古来から中国文化の影響を受けてきた歴史が在るため
　　　料理にもその影響が色濃く表れている様です
　　　白菜や青菜の炒めもの､中国料理と相違が見出せない味わいです
　　　豆豉の旨みとコクでご飯がススム味わいです

　　・まぜごはん
　　　プレーンライスじゃない所に何か意味が在るのかな？
　　　賽の目切りの塩茹でされた鶏肉､クラッシュされたナッツ､千切りの人参
　　　これを混ぜわせて戴きます
　　　ベトナムのライス料理にはクラシュナッツが定番の様です
　　　特に独特な風味や味わいはなく､ご飯として食べれました

　　・鶏肉のフォー
　　　日本でもポピュラーになったベトナムを代表する麺料理
　　　最初に食べたベトナム料理ってフォーでした
　　　米粉を練って平打ちに仕上げた麺､これも中国の食文化の影響を受けて様です

　　　具材は鶏肉なのが有難いです
　　　優しい味わいのスープにたっぷりのパクチーとニンニク酢を投入
　　　パクチーの独特の風味と酸味が加わりコクを増した味わいが口の中で広がります
　　　小麦の麺よりも､ツルんとした喉越しです

　■コムセット
　　生春巻､肉厚な椎茸入りの煮込み料理､まぜごはん､フォーがセット
　　生春巻､まぜごはん､フォーはサイゴンセットと同じです

　　これまた中国料理との違いが見出せない煮込み料理
　　パクチーが添えて在るのがベトナム風かも？
　　肉厚の椎茸と鶏のもも肉の煮込み料理です
　　甘みとコクを感じる味わいは､オイスターソースに似ているかも？
　　これもご飯がススム一品です
　　フォーを食べ終えた後に､ご飯と合わせて食べたら中々美味しかったです

　■蒸鶏ごはんとフォー
　　フォーは他のセット同じハーフサイズの鶏肉のフォーです

　　蒸鶏ごはんは､茹で鶏とその茹で汁で調理した米飯を共に皿へ盛り付けた米料理
　　似た様な料理が東アジア各国で見受けられます
　　中国やシンガポールでは｢海南鶏飯｣
　　タイでは｢カオマンガイ｣
　　マレーシア､インドネシアでは｢ナシ アヤム｣
　　ベトナムでは｢コム ガー｣
　　カンボジアでは｢バーイモアン｣

　　ニョクマムで風味付けしたご飯に､スライスした茹で鶏を並べ
　　パクチー､スライスしたアーリーレッド､油多めで焼いた目玉焼が添えて在ります
　　しっとりした肉質で､皮めはプルンとしています
　　卓上のチリソース､ニョクマム､ニンニク酢を適量投入して混ぜて食べます
　　目玉焼の黄身も潰して混ぜるとコクを増します
　　シンプルな屋台メシの様なひと皿ですが満足度高いと思います

　■黒ゴマのプリン ココナッツソースと蓮茶
　　サイゴンセットのデザートとお茶です
　　これもひと口ずつシェアしました

　　黒ゴマプリンは胡麻の風味が強いんです
　　想像していたプリントは若干違いますが
　　ココナッツミルクとの相性も良く､甘さ控えめで口の中がリセットされます

　　ジャスミン茶はそうでもないのですが､花の香りが強めお茶は苦手です
　　蓮茶も若干苦手な感じでしたが､苦味もあって一杯だけは戴きました


●最後に

　滞在中は､席が空いても時間が掛からず埋まり満席の状態が続きます
　接客担当の奥様の人当たりが柔らかで､気遣いの対応が居心地良いんです
　もう少しゆっくりとして､ベトナムコーヒー等を愉しみたかったのですが
　店先に順番を待つ人々の人影が見えたので、早々に退散しました
　また是非訪れたいお店です
　ご馳走様でした！