ランチ遠征記　神戸王子公園　TON COPAN編　～タイミング良く待たずに・・・～ : トンコパン

休日の愚妻とのランチです

去年までは､イタリア料理店でパスタやピッツァのランチを食べる機会が多かったのですが

今年は､洋食店へお邪魔する頻度が高い様な気がします

神戸は港町だからなのでしょうか？市内には､人気の洋食店が多く点在しています

休日に営業している人気店のランチタイムは､何処も行列必至って感じなんです

この日は時間的に出遅れてしまいましたが､ダメ元で人気店へ行って見る事にしました

元町の『洋食 DINING QUATTRO』､新開地の『洋食屋ゆうき』､三宮の『グリル末松』の三軒

案の定､どの店も軽く２０人以上が行列していたので､並ぶ気にすらならずに断念

こんな時の穴場的な､六甲道の『enu's KITCHEN』へ向かう事にしました

阪急王子公園駅を過ぎた頃に､界隈の人気店『TON COPAN』が頭に浮かびました

店の前に車を止めると､店先には待ちは無し､店内は空席在りだったので

店の北側のコインパーキングへ駐車して､店へ向かいました！


●洋食店と云うよりはビストロの様な佇まい

　お店は神戸市灘区の阪急王子公園駅から山手幹線沿いを東進した､上岸地橋の手前
　ロイヤルホストの向い辺りの８階建のマンションの１階に在ります
　赤系シートに白字で｢Restaurant TON COPAN｣と描かれ庇テントが目印
　大衆食堂系では無く､ビストロ風の小洒落た佇まいのお店です
　以前は､１本北側の水道筋を東へ１００ｍ程進んだ所で営業していましたが
　２０１３年３月に現在の場所へ移転して来ました
　店内も外観と同様に､洋食店と云うよりは､ビストロやイタリアンでも通用する､上質な空間と調度品
　今まで訪れた事が在る神戸の洋食店の中でも､トップクラスの小洒落たお店です
　店へ入ると､自然光で明るい店内､手前にテーブル席､奥にカウンター席とテーブル席で計２５席

　コック服にコック帽でキッチンに立つオーナーは､ホテルのフレンチ出身
　他に女性数名で調理の補助と接客を切盛りしています
　店名の｢TON COPAN/トン コパン｣は､フランス語で｢あなたの親しいお友達｣という意味
　｢お客様が､気軽に立ち寄れるお店にしたい｣との想いで名付けたとの事です

　メディアへの露出も多く､昨年１１月に関テレの関西ローカル番組｢ちゃちゃ入れマンデー｣で
　｢阪急神戸線 あの人だかりは何だ!?SP｣でオムライスが紹介されました


●迷うくらいに品数が豊富です

　メニューを見ると､やっぱり､オムライスがお店の押しの様です
　他にも色々組合せが好みで選べる｢サービスセット｣､男性でも註文可能な｢レディースセット｣
　迷ってしまう程､アイテム数が充実しています

【セット､ランチ】
　■洋食ランチ　９３０円
　　ハンバーグ､エビフライ､ポークカツ
　■Ａランチ　８００円
　　チーズ入りメンチカツ
　■Ｂランチ　８８０円
　　チキン照焼､コロッケ､エビフライ
　■レディースセット　１１５０円
　　ふわとろオムライス小､ミンチボール､エビフライ､デザート
　■トンコパンセット　１０８０円
　　ハンバーグ､魚フライ､クリームコロッケ
　■ＳＰセット(大人のお子様ランチ)　１７８０円
　　ヒレビフカツ１/２､ハンバーグ､エビフライ､クリームコロッケ
　■得々メニュー　１２６０円
　　ハンバーグ大､エビフライ２尾
　■サービスセット　１３９０円
　　※次の中か２品お選び下さい
　　　ハンバーグ､カニクリームコロッケ､エビフライ２尾
　　　ビフカツ､チーズポークカツ､カキフライ(季節)
　※スープ付
　※ライス or パン付　オムライスを除く

【オムライス】
　■オムライス　７５０円
　■ふわとろオムライス　８２０円
　※セット(スープ､サラダ)　３２０円

　■オムライスプレート　１１９０円
　　一品､サラダ､スープ付
　■ふわとろオムライスプレート　１２６０円
　　一品､サラダ､スープ付
　■オムライスコンビ　各１３９０円
　　・オムライス＆ハンバーグ
　　・オムライス＆エビフライ２尾
　　・オムライス＆カニクリームコロッケ
　　・オムライス＆カキフライ(季節)
　※スープ､サラダ付
　※ふわとろは+７０円
　■スペシャルコンビ　各１４５０円
　　・オムライスとハンバーグ＆エビフライ１尾
　　・オムライスとハンバーグ
　※スープ､サラダ付
　※ふわとろは+７０円
　※オムライス大　+１５０円
　※オムライス小

【アラカルト他】
　■ポークカツ　９５０円
　■チキンカツ　９５０円
　■メンチカツ　９８０円
　■ハンバーグ　１０８０円
　■チーズハンバーグ　１１６０円
　■ベーコンエッグハンバーグ　１３００円
　■魚フライ　１０５０円
　■エビフライ　１１５０円
　■カキフライ(季節)　１１００円
　■カニクリームコロッケ　１３９０円
　■ビーフカツ(ロース)　１４２０円
　■ビーフカツ(ヒレ)　１７８０円
　※ミニサラダ　３００円
　※野菜サラダ　４５０円
　※ポテトフライ　３００円

　■サーロインステーキセット　１５８０円
　　サーロインステーキ＆エビフライ２尾
　　※サラダ､シャーベット付
　　※ステーキラージサイズ　+３２０円
　■牛フィレステーキ(１２０ｇ)＆エビフライ２尾　１９９０円
　　※サラダ､シャーベット付
　■牛フィレステーキ(１２０ｇ)＆ホタテフライ２個　１９９０円
　　※サラダ､シャーベット付
　■牛フィレステーキ(１２０ｇ)セット　２６８０円
　　※サラダ､シャーベット付　　
　■海の幸セット　１６００円
　　ホタテ貝柱ソテー３個＆エビフライ２尾
　※スープ、ライス or パン付
　※ライス大は+５０円
　※お料理単品は､１５０円引き
　※ライスをオムライスに変更+６００円､ふわとろは更に+７０円


●ライスとパンが選べるのって珍しいかも
　
　洋食店と云えば､茶碗､丼､皿に関わらず､ご飯で食べるのが定番ですが
　此方は､オーナーがホテルのフレンチ出身だからなのか？
　皿盛りライスか､バゲット＆ロールパンが選べるんです

　■洋食ランチ
　　愚妻がパンをチョイスしました
　　カップに入ったスープが提供されます
　　この日は､コンソメスープです
　　コンソメって云っても､業務用の固形ブイヨンを使った味わい
　　微塵切りにした玉葱がたっぷり入っていて､これはこれで美味しいと思います
　　パンは､バゲットとバターロールの２種盛り
　　パンだけでは無く､皿も温めて在る気遣いなんです
　　でも・・・皿が温めて在るのにカットされたバターも皿に直接盛られているので
　　バターが溶けだしているんです　これは一考の余地在りそうです

　　料理は､ハンバーグ､ポークカツ､エビフライと洋食の王道の盛合せ
　　キャベツ千切りメインの生野菜とマカロニサラダが添えられています
　　ハンバーグはふわっと柔らかいタイプで､割ると薄っすらと肉汁が滲み出てきます
　　デミグラスソースは流石にフレンチでの修行経験があるなぁって感じで
　　旨みが濃厚なのに後味はサラッとした上品なソースです
　　ポークカツは､肉質が柔らかく､サクっと揚っています
　　エビフライはＮＧなので食べてませんが､プリっとして歯切れが良く
　　タルタルソースも美味しいとの事です

　■ビーフカツ(ロース)
　　ライスで註文しました　
　　５０円割増しが必要ですが､ライスは大盛りも可能です
　　洋食店の場合､料理の美味しさと同様にご飯の炊き加減の相性って大切ですよね
　　過去にも､料理の美味しさはトップクラスなのに､ご飯の炊き加減が
　　柔らか過ぎるって理由で､再訪していない洋食店が在ります
　　此方は､比較的硬めで､好みに近い炊き加減でした
　　
　　デミグラスソースとは別に､やや酸味が在るトマト系ソースが上から掛かっています
　　ソースがたっぷりだと､ご飯が進むんですよね
　　柔らかい肉質のロース肉で､割としっかりと火入れされていて
　　たっぷりソースが掛かっている割には､衣がサクッとしています
　　丁寧な仕事ぶりは感じられるのですが､衣が肉から剝れ易く､分解しがちなんです
　　ソースをたっぷり付けて食べ様と思うと､衣が剝れて食べ辛いんです
　　これはチョッと残念でした


●最後に

　愚妻とふたりでしたが､４名掛けの席へ案内されました
　その後､２名席が空いたタイミングで､４名が来店
　我々から､２名席への移動を申し出ると､オーナーが調理の手を止めてまで
　お礼の為に席まで挨拶に来てくれる丁寧さで､此方が恐縮してしまいました

　今まで訪れた神戸の洋食店の中では､１､２を争う落着いて洒落た造りのお店
　料理も大衆的過ぎず､丁寧に調理されていて､上品な洋食です
　でも､料理の何かが物足りないなぁって云うのが､夫婦共々の感想でした
　絶対的な事では無く､個人の嗜好のレベルかなぁ・・・
　ご馳走様でした！