【0940】盛り良しピザ良しドルチェ良し!これぞ理想のピッツェリア : アッツケ ピッツァ

この口コミは、やっぱりモツが好きさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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4.4

¥5,000~¥5,9991人
  • 料理・味4.4
  • サービス3.3
  • 雰囲気3.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク3.5
2016/10訪問1回目

4.4

  • 料理・味4.4
  • サービス3.3
  • 雰囲気3.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク3.5
¥5,000~¥5,9991人

【0940】盛り良しピザ良しドルチェ良し!これぞ理想のピッツェリア

4,668文字★

前回は試せなかった水牛モッツァレラのピッツァを求めて再訪。
この日6人でシェアして食べた料理は以下の通り。

真だことドライトマト・オリーブのサラダ(750円)
シーザーサラダ~林檎の香り~(700円)
若鶏の生ハム風(750円)
イタリア風モツ煮込み(800円)☆
イイダコのアフォガード トマト煮込み(750円)
きのこの白ワインソテー(500円)
D.O.C.(1,700円)
サルシッチャ(1,700円)
肉全種のせピッツァ(2,400円)
本日のチーズ全種のせピッツァ(本日は10種2,500円)☆
本日のデザート(600円)キャラメル林檎ケーキ
ティラミスー(600円)
パンナコッタ(550円)☆

(末尾に☆マークを付けた料理が特にお勧め)

まず前菜で気に入ったのがイタリア風モツ煮込みとイイダコのアフォガード。
モツ煮込みは小腸、大腸、トリッパ、ギアラ、スジ、バラをクタクタに煮込み、
バジルやオリーブオイルなどでイタリアンな味に仕立てていました。
臭みとは無縁でモツの旨味をしっかり楽しめてハイレベル。

アフォガードとは「溺れる」という意味だそうで、
トマト煮込みの中にイイダコがたっぷりと入っていました。
丸ごと味わうイイダコにトマトやオリーブの酸味や旨味が加わって何とも美味しい。

ピッツァは水牛モッツァレラを使う定番のD.O.C.も楽しんだのですが、
飛び抜けて美味しかったのは「本日のチーズ全種のせピッツァ」。

この日は乳牛モッツァレラ、水牛モッツァレラ、燻製モッツァレラ、
ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノレッジャーノ、リコッタチーズ、
マスカルポーネ、ピアチェンティーヌ(サフラン入りの山羊チーズ)、
ペコリーノロマーノ、エメンタールの10種類を乗せて2,500円。

個性的なチーズたちがピッツァの上で意外なほどのコンビネーションを発揮。
チーズたちがオーケストラを奏でるかの如き一体感と破壊力のある美味しさで、
1枚2,500円と高いのですが同じピッツァをおかわりしてしまいました。
クワトロフォルマッジとは異なりハチミツ不要(リコッタやマスカルポーネが甘いので)。
そのまま食べて至高の美味しさ、都内でもこのレベルのピッツァは見つかるのか。

調子に乗って肉も全種乗せにしてみました。
生ハム、スペック(燻製生ハム)、パンチェッタ、サルシッチャ、
ピリ辛のサラミ、鶏ハム、プロシュートコット(加熱生ハム)など。

これも肉々しくて美味しいのですがチーズほどの一体感は無くて、
塩漬け肉の使用が多いことから塩分過多の傾向。
この日はピッツァ生地自体が前回より塩分強めのようにも思いました。

ドルチェではやはりパンナコッタが超お気に入り。
今回はキャラメル無しのパンナコッタオンリーバージョンでお願いしましたが、
濃厚かつトロプルで高級リストランテでも出せるレベルと思います。

食べ過ぎて1人あたり5,000円を超えてしまいましたが相変わらず大満足。
都内でこのお店を超えるピッツェリアはまだ見つかっていません。
わざわざ稲毛まで足を運ぶ価値を感じる、千葉県の名店の1つでしょう。
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シバからの2軒目はAZZ' CHE PIZZA(アッツケ ピッツァ)へ。
当初はシバから電話で予約を試みるも満席で断られ、
タイ料理店のシアムハウスへ向かったのですがまさかの満席で難民に。
ダメ元で再度電話してみたところ空席が出来たようで訪問叶いました。

イタリアに行ったり来たりで10年ほど料理を学んだという店主。
ピッツァのタイプを尋ねるとナポリピッツァとの回答でしたが、
サックリモッチリ耳フワフワで一般的なナポリピッツァよりは生地が厚い印象。

アンチョビ、パンチェッタ、サルシッチャが自家製で生ハムは原木からカット。
400円プラスで水牛のチーズに変更可能(水牛のほうが濃厚で美味しいのです)。
生地のみならずトッピングにもこだわるピッツァはどれも絶品でした。

そしてサラダや前菜が都内ではありえないであろう盛りの良さ。
自家製というドルチェも盛りが良くて、しかも美味しいという二重の幸せ。
個人的な好みになりますが「盛りが良くて美味しいお店」が大好きなのです。
自分にとって理想のピッツェリアを稲毛で見つけてしまいました。

店内はカウンター4席とテーブル16席で合わせて20席ぐらい。
入口横に立派なピザ窯が鎮座しており迫力があります。
店主と奥様でしょうか、男女2名でお店を切り盛りしていました。

おしぼりが布ではなく紙なのですが厚手で使い易かったです。
ピッツァは手が汚れるのでおしぼりも重視したいポイント。
おしぼり交換もあって快適にピッツァを味わえました。

飲み物はラ テッレ デル ノルマンノ ファランギーナをボトル(3,300円)で。
「白桃や洋梨のアロマ 爽やかな酸味」との説明書きの白ワイン。
赤白3,000円台から色々なワインが揃っていて、ハーフボトルやグラス注文も可。

自家製サングリア(グラス650円)は赤、白、スプマンテから選べるようで、
スプマンテのサングリアも気になるところ。
ビールはプレミアムモルツが600円でイタリアンビールも何種類かありました。

食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点。
表示価格は内税です。

【3.7】若鶏の生ハム風(750円)

鶏ムネ肉を低温調理しているのでしょうか。
パサパサとせずシットリ食感で、鶏臭さは無くてやわらかく美味しい。
上に乗る粉チーズや黒胡椒、オリーブオイルともバッチリ合ってます。
そして盛りの良さにも惹かれました、都内であれば1,000円を超えそうな分量。

【3.7】シーザーサラダ~林檎の香り~(700円)

若鶏の生ハム風より更に盛りが良くて驚きました。
レタス系の葉物野菜がメインでミニトマトも少々という構成。
粉チーズとシーザードレッシングで味付けしているのですが、
このドレッシングの味わいが素晴らしかったです。

ゴルゴンゾーラも使っているのかチーズのコクがあって味わいが深く、
林檎の香りと甘みもドレッシングの美味しさを引き立てています。
甘過ぎずコクを感じられて濃厚、全体の調和を感じるバランスの良さ。
都心の高級イタリアンで出してもおかしくない洗練されたドレッシングでした。

【4.2】サルシッチャ(1,700円)

「フィオル・ディ・ラッテ(乳牛モッツァレラ)、自家製ソーセージ、
季節の青野菜(ズッキーニなど)、ペコリーノ・ロマーノ」
サルシッチャとは伊語で腸詰を意味する言葉、つまりソーセージのピッツァ。

生地の食感は前述の通りサックリモッチリ耳フワフワ。
外側は窯の炭火で軽く焦げていますが、香ばしくてサクサク食感。
耳まで美味しく食べられてしまうレベルの高さで粉の旨味もしっかり。
自家製というソーセージは独特な風味とギュッと詰まった肉の旨味が素晴らしくて非凡。
生地もトッピングもオンリーワンで美味しいという至高のピッツァ。

ベッラ・ナポリ(3.60)、カトリカ(3.58)、デビルクラフト(3.53)など。
都内で食べログ高評価のピッツェリアにも何軒か行きましたが、
同店のピッツァはレベルが2段階ぐらい違うという印象。
カトリカのピッツァも都内のピッツァではかなり美味しい部類なのですが、
それを更に上回るピッツァに千葉の稲毛で出会えるとは意外でした。

そして食べ終わった後に気付いたのですが+400円で水牛のチーズに変更可能。
これでモッツァレラが水牛になったら4.5級に化けそうな予感。
水牛の乳は脂肪分が家畜の中で最も高く(wikipediaより)、
値段も高いですが乳牛のモッツァレラより遥かに美味しいのです。
イタリア現地では水牛モッツァレラ「マルゲリータ」の美味しさに驚愕した思い出も。

【4.0】ナポレターナ(1,500円)

「フィオル・ディ・ラッテ(乳牛モッツァレラ)、自家製アンチョビ、ケッパー」
マルゲリータにアンチョビとケッパーを加えたようなシンプル系のピッツァ。
アンチョビまで自家製というのは驚きました、こだわりを感じます。

トマトソースの酸味と旨味、アンチョビの塩気と風味と魚介系の旨味、
オレガノの独特な香りとケッパーの風味が渾然一体となってシンプルながら美味しい。
サルシッチャのときより生地の美味しさがよく分かりました。
こちらもチーズを水牛に変えることで更にレベルアップしそうな予感。

【4.3】スペック(1,700円)

「プローヴォラ・アフミカータ(燻製モッツァレラ)、燻製生ハム、ルーコラ」
モッツァレラも生ハムも燻製にしているスモーキーなピッツァ。
ルーコラがドッサリ盛られていて生ハムもたっぷり、ボリュームにも驚きました。

ルーコラは葉のサイズが見たことない大きさで野菜にも強いこだわり。
ピッツァから漂う燻製香が凄く芳醇で、嗅覚への訴求だけで美味しいことを確信。
ルーコラの水分で蒸されたのか生地が他の2つよりベッショリでしたが、
燻製によって旨味が凝縮されたかのようなチーズも生ハムも美味しい。
総合力の高さでは今回頂いた3種類のピッツァでNo.1とも思いました。

メニューの記載によればオリジナルピッツァも作って貰えるそうです。
自家製パンチェッタ、自家製サルシッチャ、生ハムを全て乗せる肉々しいピッツァなど、
組み合わせ次第では自分の好みに完璧な5.0満点のピッツァも目指せそう。

【4.7】パンナコッタ(550円)

プリンとマシュマロの中間のような見た目のパンナコッタ。
黒い粒々(バニラビーンズ)が沢山入っていて、その見た目から興奮。
バニラビーンズはサフランに次ぐ高級スパイスで大量使用は良心的な証拠なのです。

マシュマロのようなパンナコッタを口にするとフルフル食感に驚愕。
松川(赤坂)の水羊羹、うずまき(赤坂)柳沼シェフの杏仁豆腐に通ずるものを感じます。
超一流の料理人にしか出せないような食感の妙味。
適度な甘さと濃厚クリーミーな味わい、バニラの香りも素晴らしくて非の打ちどころ無し。

食べログで3.80、いや4.00クラスの洋菓子専門店のスイーツより美味しい。
器の底に甘ったるいシロップが溜まっていてその甘さだけは蛇足。
単体で5.0級と思った究極のパンナコッタで、ピッツァだけでなくドルチェにも感動。

【3.5】ティラミスー(600円)

1皿に2人前盛られたのかと思ったほどボリューミー。
前菜からドルチェまで一貫してボリューミーで本当に好感を持てます。
食後にはエスプレッソ(400円)も注文。

サバイオーネクリームよりビスケット生地のほうが多いタイプのティラミスでしょうか。
生地に水分を吸ってしまったようなベショベショした部分があって、
パンナコッタには劣るも真面目に作っている感があってこちらも美味しかったです。
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2015年12月初投稿、2016年10月更新

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 D.O.C.(1,700円)

    2016.10 D.O.C.(1,700円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 サルシッチャ(1,700円)

    2016.10 サルシッチャ(1,700円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 肉全種のせピッツァ(2,400円)

    2016.10 肉全種のせピッツァ(2,400円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 本日のチーズ全種のせピッツァ(本日は10種2,500円)

    2016.10 本日のチーズ全種のせピッツァ(本日は10種2,500円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 イイダコのアフォガード トマト煮込み(750円)

    2016.10 イイダコのアフォガード トマト煮込み(750円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 若鶏の生ハム風(750円)

    2016.10 若鶏の生ハム風(750円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 イタリア風モツ煮込み(800円)

    2016.10 イタリア風モツ煮込み(800円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 真だことドライトマト・オリーブのサラダ(750円)

    2016.10 真だことドライトマト・オリーブのサラダ(750円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 シーザーサラダ~林檎の香り~(700円)

    2016.10 シーザーサラダ~林檎の香り~(700円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 きのこの白ワインソテー(500円)

    2016.10 きのこの白ワインソテー(500円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 本日のデザート(600円)キャラメル林檎ケーキ

    2016.10 本日のデザート(600円)キャラメル林檎ケーキ

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 ティラミスー(600円)

    2016.10 ティラミスー(600円)

  • アッツケ ピッツァ - 2016.10 パンナコッタ(550円)

    2016.10 パンナコッタ(550円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 スペック(1,700円)

    2015.12 スペック(1,700円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 サルシッチャ(1,700円)

    2015.12 サルシッチャ(1,700円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 ナポレターナ(1,500円)

    2015.12 ナポレターナ(1,500円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 若鶏の生ハム風(750円)

    2015.12 若鶏の生ハム風(750円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 ティラミスー(600円)

    2015.12 ティラミスー(600円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 パンナコッタ(550円)

    2015.12 パンナコッタ(550円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 シーザーサラダ~林檎の香り~(700円)

    2015.12 シーザーサラダ~林檎の香り~(700円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 エスプレッソ(400円)

    2015.12 エスプレッソ(400円)

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 入口横に立派なピザ窯が鎮座

    2015.12 入口横に立派なピザ窯が鎮座

  • アッツケ ピッツァ - 2015.12 店舗外観

    2015.12 店舗外観

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店舗基本情報

店名
移転 アッツケ ピッツァ(AZZ' CHE PIZZA)

移転前の店舗情報です。新しい店舗はアッツケ ピッツァ(AZZ' CHE PIZZA)をご参照ください。

受賞・選出歴
ピザ 百名店 2017 選出店

食べログ ピザ 百名店 2017 選出店

ジャンル ピザ、イタリアン、パスタ
住所

千葉県千葉市稲毛区小仲台2-12-15

交通手段

JR 総武線 稲毛駅より徒歩4分

稲毛駅から332m

営業時間
  • ■営業時間
    ランチ営業しばらくの間、お休みさせて頂いております
    17:30~21:30(L.O)

    ※体調不良により、臨時休業する場合がございます。

    *ピッツァの生地が終了してしまった場合、
    稀に営業時間が短くなる場合がございます。

    ※ベビーカーでの入店不可
    アレルギー以外での、飲食物の持ち込みは
    固くお断りしております。

    ■定休日
    水曜、第1、第3火曜(祝日は営業)

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

席・設備

席数

16席

(テーブル12席、カウンター4席)

個室

貸切

(20人以下可)

禁煙・喫煙 全席禁煙
駐車場

近くにコインパーキング有り

空間・設備

オシャレな空間、カウンター席あり

メニュー

ドリンク

ワインあり、ワインにこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

女子会 一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

一軒家レストラン

サービス

テイクアウト

お子様連れ

店内スペースの都合上、ベビーカーでの入店は
お断りしております。
お子様用椅子無し。

公式アカウント
オープン日

2011年10月5日

初投稿者

かなやかなや(160)

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