中華ソバ＋味玉＋和え玉＠中華ソバ 伊吹 : 中華ソバ 伊吹

都営地下鉄三田線志村坂上駅から徒歩7分。

A2出口から地上に出て、中山道から一里塚通りを500m程進んだ右側にある。坂を下って左手に見付公園の池が見えたらゴールは近い。

こちらは言わずと知れた煮干系ラーメンの有名店。煮干ジャンキーの聖地である。店頭に「煮干が苦手な方はご一考の上ご来店下さいますようお願い致します」と書いてあるぐらい。

これまで夜に2回訪問しているのだが、伊吹のレギュラーメニューをコンプリートしたいと思っているので、今回は昼営業のタイミングで訪問を。

というのも、昼は中華ソバと限定、夜は淡麗と濃厚と提供されるメニューが異なるため。まあ、中華ソバがいちばん美味しいというレビューがいくつも見受けられるし、一度は食べてみないといけない。

12:40頃訪問。外の待ち客が10名。店頭に6名、道路の反対側に4名。15分ほどで店内に案内されるぐらいなので、順当という感じだろうか？

券売機で中華ソバと味玉のチケットを購入。店員の方がメインで作った限定がまだ残っていたが、今回の目的は中華ソバを食べることなので回避。カウンターの上にチケットを置いて席に座る。

この日は店主の方と店員さんの2名体制。お母さんは不在だった。ちょっと強面な感じの店主と助手の方がテキパキと作業していく。

5分程で中華ソバと味玉が提供される。

昔ながらのラーメン丼に少し緑がかったグレーのスープ。ストレートの細麺。具は少し厚めの豚ばら肉の煮豚風チャーシュー、微塵切りの玉ねぎ、味玉、少し大きめの海苔。

スープをひと口啜ってみる。うん、これはめちゃくちゃ美味しい。旨み、苦味、エグみも含めて煮干の良いところを全て出し切っているのでは？動物系の主張がほぼ感じられないぐらい煮干が強い。

麺はいつもの低加水率の細麺。パツパツとした歯切れで小麦の風味も良い。煮干系定番というだけでなくこちらの麺はとても好みのタイプ。

豚ばら肉のチャーシューは夜よりも昼のほうが美味しい気がする。とても柔らかく煮えていて脂の落ち具合もちょうど良い。

味玉は相変わらず味の染みも良く、硬さもちょうど良い。こちらの味玉はいつも美味しい。

今回は和え玉は食べずに済まそうと思っていたのだが、他のお客さんがみんな和え玉を頼んでいるので、それに釣られて現金でお願いすることに。

2分程で提供された和え玉は、いつもと同じ。細麺の上に玉ねぎと鶏肉の解しと煮干粉、底にタレが入っている。

良く混ぜてから烏賊酢と残しておいた中華ソバのスープを加えて混ぜて食べる。うん、これも美味しい。ただ、濃厚のスープのほうがこの食べ方だと合うかもしれない。煮干しの旨みはしっかりあるが、動物系が弱いからか若干淡泊な仕上がりになってしまった。

念願の中華ソバを食べることが出来たのは良かったが、予定外の和え玉まで食べてしまったので、満腹過ぎて多少辛くなってしまった。なので、3分程ときわ台方面へ歩いたところにあるイオンスタイルで暫く休み、バスに乗って帰ることに。

やはり昼から食べ過ぎは良くないと反省。

都営地下鉄三田線志村坂上駅から徒歩8分ぐらい。中山道から凸版印刷の工場の横の坂を下って見次公園という大きめの公園の向かいにある。

こちらは煮干系ラーメンでは東京でも有数の名店。多少便の悪い場所ではあるが、行列が絶えることのない人気店。

前回の訪問は2017年11月だったので13ヶ月ぶりの再訪。20時ぐらいにこの場所まで来るのは、割とハードルが高い。

20:20頃訪問。店内は満席で外に5名の待ち客あり。同行者と2名でこの列の後ろに付くと、店内からお母さんが出てきて「2人？今日はこれでもう終わりだから」と終了宣言。ギリギリセーフだった。

その後、もう1名が列の後ろに付いたところ、お母さんがまた出てきて「もしかしたらもう1杯出来るかもしれないから、ちょっと待っててくれる？」と。数分後「大丈夫よ」とOKのお言葉が。

15分ぐらいで空き席ができ、お母さんから店内へ入るよう促される。

券売機で濃厚中華ソバ、味玉、和え玉のチケットを購入。いつも淡麗も食べてみたいと思いつつ、チケットを購入する段になるとつい濃厚のボタンを押してしまう。ちなみに初訪の同行者は淡麗のチケットを購入していた。

厨房では店主の方ともう1名の2名体制。フロア担当のお母さんはいつものように入口横の椅子に座っている。

8分ほどで濃厚中華ソバ＋味玉が提供される。

セメント色という表現がぴったりのスープに中細の麺。角煮風の分厚い豚バラ肉のチャーシューに海苔、微塵切りの玉ねぎ、味玉。

まずはスープをひと口。しっかりとした鶏豚白湯がベースい醤油の返しと思われるが、それを全く感じさせないぐらいの煮干出汁の洪水。苦みもエグみも含めた煮干の存在感が強調されるハードコア系スープ。塩分も若干高いように思えるが左程気にならない。また、玉ねぎのアクセントが心地よい。

麺は定番の中細ストレート低加水麺。パツっとした硬めの歯触りとスープの濃度とのマッチングが見事としか言い様がない。

豚バラ肉ブロックのチャーシュー、今日はちょっと硬めだろうか？前は2枚にカットされていたと思うが、今回は塊がひとつ。麺自体の量は少なめなのだが、このチャーシューがズシリと腹に溜まる感じでちょっと重たい。いつものことだけど。

味玉を残してほぼ麺を食べ終わったところで、和え玉をお願いする。もうラストに近いということもあり、2分ほどで提供される。

中細のストレート低加水麺に微塵切りの玉ねぎ、鶏の解し身。丼の底に醤油だれと上に煮干粉。

まずはカスターセットにある烏賊酢をかけてざっくりと混ぜて、ひと口。うん、この味。濃厚な煮干味の後にさっぱりした煮干味がとてもしっくり来る。まあ、どちらにしても煮干味なんだけど。

1/3ぐらいこのまま食べた後、濃厚煮干スープと味玉を投入。味玉を崩してグチャッと混ぜ合わせる。前から考えていた「濃厚煮干まぜ麺味玉和え（仮）」を実践してみた。濃厚な煮干味がとろっとした黄身と混ざって、旨みはそのままで円やかになる。想像していたより美味しくいただけた。

今回は13ヶ月ぶりだったけど、こちらの店は定点観測というより自分の嗜好のリファレンスとして定期的に通いたいと思う。まだ淡麗を食べていないし、昼の中華ソバも試してみないと。

ちょっと遠征して煮干のメッカに。

30分ぐらい並ぶことも覚悟していたのだが、ちょうど良いタイミングだったらしく待ち0ですぐに入店できた。

夜なので淡麗と濃厚の2種類。券売機に初めての方は淡麗がおすすめと書いてあったが、濃厚中華ソバをセレクト。

濃厚というだけあって、煮干出汁ではなく煮干のポタージュとでもいうべきスープ。ここまで来ると煮干特有の苦味も感じられるが、それを含めて煮干の味を楽しむのが濃厚中華ソバの醍醐味だと思った。

麺もパツパツしていて私好み、もう少し固めでも良いぐらい。角煮のようなチャーシューも2枚乗っている。

これだけでも結構なボリュームだったのだが、調子に乗って和え玉も頼んだ。玉ねぎと鶏のほぐし身（？）がのっていて、これだけでも結構イケる。テーブルに置いてあったイカ酢と残りのスープをかけて、まぜ麺として美味しく頂きました。

次回来訪する際には淡麗も食べて比較してみたいと思った。