凄いコストパフォーマンスです。 : 吉祥寺 三うら

再訪。

もう7度くらい訪れただろうか。
途中1度、やはりパフォーマンス落ちてきたなと感じた時があったが、その後回復した。さすが！
いつも、信じられないお通し8寸に、お見事な盛り込み！
大将の盛り付けのセンスが美しすぎて、見ただけで何段階も味を引き上げる。凄いな～。

ちょっと一気に評価が上がり予約困難店になりつつある。
もうすでに何度も当日予約に失敗。。入れないのは困るのでこれ以上評価上げるのは止めておこう。。

ところで私が個人的に凄く気に入ったココの若きオーナー、三浦さん。
もう店が完全に軌道に乗ったからか、今後、店からは引退して本業の不動産屋に専念するとの事。
これからは客として来ますと言っていた。残念。。

オーナーが離れてもパフォーマンス落とさず頑張って行ってほしいですね。

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初訪。

辛口リースリング様が上げた新店レビューに興味をもち即来店。
この街で育った私としては吉祥寺は当然、思い入れの深い大好きな街。

しかし近年の吉祥寺は長年にわたる「住みたい街ランキング１位」とかのせいでやたら混みまくる余所者の多い街になってしまった。
当然それに合わせて街もどんどんオシャレ化…。
余所者にはオシャレなあこがれの街、けれど従来の地元民には住みにくくなった。
サンロードを自転車で走ってた頃が懐かしい…。

そんな理由もあり、また、行きつけてた店が殆んどなくなってしまった事もあり最近では吉祥寺はめっきり縁遠くなってしまった。
駅の再開発もなんだか違う街みたいであまり嬉しくない。

しかしだからこそ、また行きたくなる店が欲しかったりもするのだ。
結論から言って、この店はこれから大いに期待出来るドンピシャな店だった。

公園通りの脇にあるこのお店は洋風な一戸建ての二階で一階は美容室。なので外観的には雰囲気はちょっと違うかもしれない。
が、一歩中に踏みいれば、和モダンなとても雰囲気の良いお店。
カウンターは広めに六席。テーブル８席にボックス半個室６席、小上がり座敷８席とまずまず広い店内。30席くらいか。
これをスタッフ五人ほどで回している。

カウンター前にいる板さんが「大将」。以前は石神井あたりで人気の板前だったらしい。
唯一スーツのホールさんが「オーナー」の三浦さん。大将とは学校の後輩のようで、この度大将の協力を得て出店となったようだ。

さて、カウンターの端に陣取る。とりあえず生ビール。開店１週間、とりあえず美味しい生ビールを維持出来ている。
料理はコースも魅力だが単品でいこう。
とりあえず刺身８点盛りと伊万里牛五点盛りを注文。

ここでお通しが。
衝撃のお通し！これは懐石でいうところの八寸というやつか。
少しづつ八種の肴が盛り付けられ美しい。
つぶ貝 竹の子カラシあえ ホタルイカ 酢もつ 竹の子ウメ おひたし 筑前煮 大根ゆず
豪華過ぎる！噂によると一人600円？ありえん！！これだけで済まそうって輩が出てくるんじゃないか…？、

程なく刺身盛り８点が。
大将がめちゃめちゃてんこ盛り大サービス！
美味しいしボリュームあるし盛り付けが美しく信じられない素コスパ。これが2800円は凄すぎる。
これだけのお通しと刺盛り用意するのは大変な手間、それをこの値段で良くやれる。
伊万里牛盛り合わせもとても美味しいが、刺身より少し炙ったりしたものの方が好みだったのでこちらは好きなものだけ単品でいいかも。

一品ものも秀逸。
特に気に入ったのが「三浦とうふ」
なめらかで美味しい豆腐に、とろろ、マグロすきみ、カニばら身、黄身、なんかがトッピング。ダシと塩味ちょうど良く超うまい。
クリームチーズは予想の倍は量あって永遠に酒が呑める。

開店１週間としては文句の付けようもない良い店だけど、忙しくてお酒の提供に時間がかかるのが今後の課題かな。
私達は「酒は料理を一緒に楽しみたい」ので酒が滞ると何も食えなくなるのだ…。
あと、爽やかイケメンオーナーに素人くささが随所に出てたが、人柄が良くなんだか応援したくなる魅力ある方だった。
帰り際に話したところ、前職は不動産屋との事。なるほど。
とても良い店です、是非頑張って今のＣＰ維持してほしいですね！


そして翌週には早くも二度目の来店。

満席だったので空いたら電話くれと言って井の頭公園で夜桜花見。
売店ビールとツマミで池の柵に腰掛けて呑む。
ビール三本呑んでも連絡がないので今日はダメなんだろうと観念して熱燗ワンカップに。
ワンカップ飲み終わる頃にようやく電話かかってきた。この間二時間…。

そこそこ呑んでしまったので控えめに。
刺身は五点で。やはり盛り付けが素晴らしい。
オードブル盛り合わせを。やはり美しい盛り付け。
ここにチーズや伊万里牛も入っていたのでチーズや牛盛りはたのまずオードブル盛りで良いかなとも思う。

揚げ出し豆腐も美味しかったので三浦豆腐と気分次第で使い分ければ。
そして今回気分で一番良かったのが、何かが終わってて出してもらった番外メニューの「お浸し三種盛り」
三種が何かというより、ダシがかなりウマいのと胡麻油が少し入って奥深くなって本当に旨かった。

5000コースもさらに別日に試してみたが個人的には二名以上なら単品注文の方が良いかと思う。
お酒はそれほどこだわりは見られないがそれでもマズマズのところが十数種。
お酒に精通した方が一人もいないのが辛いとこだがそこはこれから勉強してもらおう。
これから楽しみな店だ。

船頭多くして船山を上るという言葉がある。
今後は「オーナー」と「大将」がどう役割分担していけるかが鍵になるような気がする。
是非是非、うまく頑張ってほしい。

とにかく今のコスパは凄すぎるけど、近い将来人気になって高くなっちゃう気がします。
今の感じを維持してほしいなあ～♪