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食べログ 喫茶店 百名店 2022 選出店
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shelahさんの他のお店の口コミ
| 店名 |
茶房 武蔵野文庫(サボウムサシノブンコ)
|
|---|---|
| 受賞・選出歴 |
喫茶店 百名店 2022 選出店
食べログ 喫茶店 百名店 2022 選出店
喫茶店 百名店 2021 選出店
食べログ 喫茶店 百名店 2021 選出店 |
| ジャンル | 喫茶店、カレー |
|
予約・ お問い合わせ |
0422-22-9107 |
| 予約可否 |
予約可 ご予約は平日のみ承ります。 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
吉祥寺駅北口から徒歩3分。東急百貨店 吉祥寺店の裏にあります。 吉祥寺駅から348m |
| 営業時間 |
|
| 予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
| 予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、iD、QUICPay) QRコード決済可 (PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY) |
| 領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T0012402016865 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
| 席数 |
35席 (カウンター7席・4人掛けテーブル席7席) |
|---|---|
| 最大予約可能人数 |
着席時 30人 |
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 (20人~50人可) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、ソファー席あり、バリアフリー |
| ドリンク | カクテルあり、カクテルにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 朝食・モーニングあり、アレルギー表示あり |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | 2時間半以上の宴会可、テイクアウト、複数言語メニューあり(英語、中国語簡体字、韓国語)、写真付きメニューあり |
| お子様連れ |
子供可(小学生可)、ベビーカー入店可 |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1985年6月 |
| お店のPR |
吉祥寺駅5分◆歴史あるくつろぎの空間で、こだわりのコーヒーやオリジナルカレーを堪能する
昭和59年に惜しまれつつ閉店した喫茶店〈茶房早稲田文庫〉の雰囲気と味わい、看板を承継した【茶房武蔵野文庫】は、今年6月で創業40年の歴史を刻みました。挽きたての本格的な味わいのコーヒーやレモン風味の「クリームソーダ」などこだわりの飲み物が多彩。秘伝のカレーライスや自家製レモンケーキなど、創業当時から変わらない味わいもお楽しみいただけます。文学の香り漂うレトロな空間で至福のひと時をお過ごしください。 |
| 初投稿者 |
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1985年オープン、吉祥寺駅から6分程の東急百貨店裏手にある、焼きりんご、カレーライスが評判の茶房 武蔵野文庫。
オーナーは日下茂氏。
文豪や芸術家も通ったという1949年開店の早稲田大学の近くにあった茶房「早稲田文庫」で働いていた日下氏。
前オーナー様のご年齢の関係で84年にそのお店がクローズとなり、85年にここ吉祥寺に日下氏自ら茶房 「武蔵野文庫」オープン。
早稲田文庫からレシピを受け継いだ焼きりんごやおからのケーキは今も当時を残すまま。
人気メニューは晩秋~冬季焼きりんごとオリジナルスパイスを使用したカレーライス、黄色いクリームソーダ等。
特に焼きりんごは秋が深まると色々なお客様から販売時期についてお問合せをいただく程の人気。
2016年度は10月8日~2月頃まで、毎日15~7個限定とのこと。
りんごは紅玉という酸味が効いた品種で、芯を抜いた中にラム酒や砂糖、レーズンを入れ焼き上げ、最後に生クリームを乗せたもの。
丸々りんご1個を大胆に使用しシンプルに仕上げた焼きりんごは加糖し過ぎないりんご本来のお味が楽しめると評判です。
評判の焼きりんごをいただくために休日の10時過ぎ訪問。
店舗前に焼きりんごの販売を告げる手書きポスターが貼られていました。
見た目はセットバック店舗に見え、同レンガビル両隣には1977年創業の喫茶吉祥寺 多奈加亭、山本のハンバーグ 吉祥寺があり1階の店舗は全て飲食店。
特に3店舗の真ん中になる茶房 武蔵野文庫は、べベルされた手書き明朝体の木製の店看板が目を引きます。
店内は昭和喫茶の雰囲気で、ただそれだけに納まらないのは早稲田文庫の歴史をという香りを受け継いですからでしょうか。
壁には早稲田文庫で出入りした井伏鱒二の直筆の書や徳本立憲の絵画等が文学要素を与え更に印象を奥深いものにさせていました。
使い込まれて重みがでた木製のテーブルと椅子、紛れもなく昔ながらの喫茶ですが意外なことに全席禁煙。
室内光はぼんやりと照らすペンダントライト、ですがアンティーク喫茶に見られる薄暗さはありません。
窓を大きく取ることによって朝の日差しが差し込み自然光の明るさに満ちていました。
お客様の先客は2組。
お席はテーブル6卓、カウンター6席程。
テーブル席に座ると壁には井伏鱒二の紙凧が飾られていて、奥に絵画、美術品が見えました。
その手前には仕切り縦格子があり、そこには大きめの良い味をだす古紙に筆で書かれた商品名だけ記すメニュー。
梅酒ペリエ、れもんケーキ、ボーネントルテ(おからのケーキ)、ライチシャーベット等個性的で魅力的、前述の3メニュー以外でも楽しめるものは多そうです。
焼きりんごとアメリカンコーヒーをお願いしました。
◆アメリカンコーヒー
瑞々しくすっきりしていて、アメリカンらしく苦味、香り共にライト
アメリカンは酸味が強くなる傾向と見ましたが際立つ程ではなくバランスがとれていました
さらっといただけるので何にでも合い焼きりんごの風味を妨げることなく良かったです
◆焼きりんご
そんなに経たずサーブされました
高台皿に乗った焼きりんご、その上に生クリームにたっぷりのシロップというシンプルな構成
こちらの焼きりんごは焼きたてではなく、シロップ漬けを通り越したコンポート寄りのりんごという印象
よってかなりお味が染み込んでいて、シャリっとはしおらずしなるような食感があります
りんご中央部にぎゅっと詰め込んだレーズン、食べ進めると中から零れてきました
生クリームは脂肪分が効いていて形を保っていられる程度の柔らかで無糖の様
全体にシロップが行き渡っていてムラはなく思った程はリキュールは強くありません
紅玉なので甘みはありますが酸味が勝っています
よってさっぱりしているのでそこに口溶けの良い濃さのある生クリームが加わりコクをだしていました
喫茶店らしい素朴なタイプでスイーツらしい華やかなデザート感覚の焼きりんごとは違います
甘酸っぱいりんごを生クリームの加糖ではなく濃厚さで補う個性が見え、甘酸っぱさをマイナスにしていません
コーヒーにもよく合うに作られたテイスト
懐かしくも甘酸っぱい光景を蘇らす、心まで入ってくるようなお味でした
店内はダークブラウンの色彩に適度なボリュームでかかるクラシック。
そこに合わせる様な落ち葉色の焼きりんご。
全てが重なり一つ情景を作り出し、お店の歴史に重なっていきます。
お客様もリラックスして過ごされていて、追加したくなったら席越しからオーナーにオーダーするのがここでは自然なスタイル。
柔かな光に包まれて芸術に触れ、気兼ねなくゆっくりと過ごせるお店でした。
<全文はこちらです↓>
http://food-garden.net/foodpost/%E8%8C%B6%E6%88%BF-%E6%AD%A6%E8%94%B5%E9%87%8E%E6%96%87%E5%BA%AB/