基本のフレンチの美味しさを実感できる人気店。ランチの人気はソースキュリー（カレー）だが、私はフレンチの定番の肉料理や魚料理を評価したい。 : ラ・ファソン 古賀

代々木上原にある人気のフレンチのお店。食べログの点数は3.91(2020.5現在）あります。シェフはシェイノの元シェフだった方で、正統派のフレンチを楽しめることで知る人ぞ知るフレンチのお店。
お店はカウンター席とテーブル席があります。現在はコロナウィルス感染防止のため、予約数を制限し、客と客との間隔を一定以上取るようにしています。

ランチメニューは平日も週末も同一です。最も安いコースが3000円（税別）。
Menu A 3000円（スープ＋メイン＋デセール＋カフェ）
Menu B 4000円（スープ＋サラダ＋メイン＋デセール＋カフェ）
Menu C 6000円（スープ＋オードブル盛り合わせ＋メイン＋デセール＋カフェ）
なお、Menu Cは前日までに予約が必要です。
メインは３種類から選択。肉料理、魚料理、ソースキュリーの３つから１つを選択。ソースキュリーのキュリーはフランス語でcurry、つまり「カレー」です。といっても、このお店のカレーはフレンチベースの名作でファンが非常に多いですね。以前はハヤシライスもメニューにあったのですが、ハヤシライスは私が訪問した日にはメニューにはありませんでした。

２名で訪問。Menu Aを注文。

白ワイン
Saint-Romain Alain Gras 2016 シャルドネ

スープ
冷製グリーンピースのスープでした。
新玉ねぎのクーリ、そら豆、スナップエンドウが使われています。夏らしい爽やかなスープで味がぴたっと決まっています。味が濃すぎることもなく、さすがって感じですね。

メイン
山形豚肩ロースのグリエ
ローズマリー風味でポワブラードソースが使われています。決してボリュームのある皿ではないのですが、ポワブラードソースが絶品。やはりフレンチの良店はソースが美味しいですね。夏野菜のソテーつき。

真鯛の炙り蒸し　
香味風味でタップナードソースが使われ、ラタトゥイユがついています。私は一口しか食べていないのですが、これも絶妙に味が決まっています。お店の方の話ではこのお店はラタトゥイユはその日の朝に作っているそうです（一晩置くことはしないそうです）

デセール
モンモランシーとアイスクリーム
さくらんぼとチョコとメレンゲの焼き菓子。これが上品でかなり美味しい。アイスクリームはキルシュのアイスクリームでした。

最後にコーヒーまたは紅茶で終了。コーヒーも正しく美味しい。

スープとメインとデザートとコーヒーで3000円ですから決して激安店ではありません。料理に関しては決して派手な方向に走ることなく、正しいフレンチのお店といってよいでしょう。フレンチ好きの方ならきっと満足できるお店です。ちなみにワインはグラスで1400円でした。ランチタイムに飲むワインは幸せです。

久しぶりにちゃんとした外食を楽しみました。外食があんなに好きだったのに新型コロナウィルスの感染防止の自粛でずっと我慢。正直、まだ外食は怖いです。でもこのお店のように、席数を減らして感染のリスクを軽減してくれるだけで、客側の安心感はかなり高まるのも事実。
すごく幸せな時間でした。仕事の時のランチタイムは外食を少しずつ解禁しつつありますが、私はまだ外食は自粛を基本としています。早くコロナが収束してほしい。そのためにはみんなで乗り切るしかないのですよね。

代々木上原にあるフレンチのお店。シェフはシェイノの元シェフだった方で、正統派のフレンチを楽しめることで知る人ぞ知るフレンチのお店。
場所は代々木上原駅から急な坂道を登るとあります。お店はカウンター席があるので、フレンチの割には一人のお客さんが多いのも特徴です。

この店、有名なのはランチタイムのソースキュリー。要するにカレーです。さらに、ハヤシライスもあります。

ランチタイムの2500円、3000円、4500円の三種類。値段は税込です。
メインの選択は一緒で、2500円のコースはスープ、3000円のコースはオードブル、4500円のコースはオードブルの盛り合わせになります。
いずれのコースもメインとアイスクリームとコーヒーがつきます。訪問した日のメインは次の４種類でした。

A ノルウェーサーモンのポワレ クミン風味 ラタトゥイユ タプナート

B 豚肉のグリエ 山椒風味 ズッキーニ、茄子、じゃがいものソテー

C ソースキュリー
トッピングは季節野菜の蒸し焼きまたは
岩手愛情豚バラ肉の白ワイン煮

からの選択でした。さらに D ＋500円になりますがハヤシライスもあります。

今回は2500円の最も安いコースを選択。
黒烏龍茶600円、焼き菓子300円と合わせてお願いしました。

冷製とうもろこしのスープ
コーンフレークの粉末が入って食感のアクセントになっています。
とうもろこしのピュレも入っていて、とうもろこしの自然な甘味をストレートに感じることができるフレンチらしい優秀なスープです。
黒胡椒も入っているのですが、主張しすぎてません。いゃあ、おいしいスープですね。
丁寧なスープにこの店のポテンシャルを感じます。

スープキュリー
トッピングには豚肉を選択。欧風カレーの一般的なイメージとは異なり、サラサラのスープです。
ご飯もついていて見た目は間違いなく種も仕掛けもないカレーなのですが、カレースープは野菜と牛肉のフォンから丁寧に作られていています。
自分には絶対真似できないカレーで、これなら外食の価値がありますね。
ただ、それでもカレーはカレーです。カレーをメインにして2500円というのは割高と感じる方もいると思います。

個人的にはスープキュリーは間違いなくおいしいですが、メインは肉料理や魚料理を選択する方が満足度は高いと思います。

焼き菓子＋300円はお勧め。訪問した時間が遅かったので、チーズケーキしかありませんでしたが、二種類あるようです。さらにブラス料金になりますが、二種類の盛り合わせも可能。
チーズケーキはふわっとしたベイクドなチーズケーキで、外側はしっかり焼けていて、コントラストも鮮やかです。

メニューに含まれているアイスクリームはアプリコットでした。

コーヒーは「エスプレッソはありますか？」と聞いたところ、「シングルにしますか、ダブルにしますか？」と聞かれたので、ダブルエスプレッソをお願いしました。会計を見たら200円加算されてました。ケチなようで申し訳ありませんが、料金の説明があるとよかったです。

といっても、代々木上原の静寂な住宅街にあり、雰囲気はとてもよく、値段は税込、サービス料はないのですから、悪くない。
正統派フレンチが大好きな私としては、ディナーを食べに来たいと思わせる料理でした。

バゲットはどこかで食べた味だと思い、お店の方に聞いたところ、ランチタイムのバゲットは代々木上原のリトルマーメードのパンだそうです。なお、ディナーは自家製のパンとのことです。ランチタイムは自家製のパンは間に合わなくてすみません、とのこと。
正直に知らせてくれるのがとても好印象でした。