恵比寿：ひと口大のつまみ達+メインのアテコースを堪能 : 小泉料理店

恵比寿の「ビストロアンコニュ」
の雇われシェフをやっていた
小泉洋シェフが、
充電期間を経て同じ
恵比寿内で場所を移して
18年10月に独立オープン。

ここは以前、
マダムが実にゆったりした時間
を提供していた
「カフェラヴァンド」があった場所。
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13120881/dtlrvwlst/B291800091/

当時は店内に
ピアノや水屋や数々の調度品があり、
とっても狭い印象だったが、
こうやって全てを取っ払ってスッキリさせると
結構広いスペースだったことを知る。

オープンの18時に出かけ、
予約名を告げると、
一番奥のカウンター席、
シェフズテーブルとなるかぶりつき席。

先日、カレーを昼出してくれた女性が
ヘルプで付くが、
彼女はもうすぐ地方に行くそうなので、
通常はワンオペ。

現在は
アテコースとアラカルト、
アテコースは数種類のひと口ツマミと
メインがセットになったコース。

この日はメインが
豚が3,800円、
羊が4,500円、
牛が5,000円

最初はアラカルトでと考えていたが、
客の入り具合から
とても忙しくなると容易に予測されたので、
3,800円のコースでお願い。

ワインも同様の理由でボトルで頼むことにする。

まずは瓶ビールをお願い。
赤星の中瓶、
注ぎ合って乾杯。

①そら豆
茹でたフランスの小さなそら豆、
皮ごと大丈夫とのこと。
指でつまんで温かいのを口に運ぶ。
ほのかな塩加減で、ビールによく合う。

ビールをもう一本頼み、
果実味がありボディもある赤とお願いすると、
小泉シェフがフロア中央に置いてある
ワインセラーに首を突っ込み、
5千円台のボトルを3本出してくれた。

コートデュローヌのシラー、自然派
アンドレア・カレク シャトン・ド・ガルド
をチョイス。

小泉シェフが味見後、
グラスに注いで
空気に十分触れさせてから出してくれる。
クラシック感のあるいい果実味、好みである。

丸皿がそれぞれに置かれ、
小泉シェフが順々にアテを載せてってくれる。

②サワラカルパッチョ
フキノトウの香り、
気持ち水っぽさが残るが
いい味わい。

④春キャベツのピクルス
酢がよく効いてシャキシャキ。

⑤菜の花
いい苦み、ようやく長い冬が終わったか。

⑥鴨・モツシュウマイに春菊
煮詰めた玉ねぎも使い、
しっかり味で美味い、
ここのスペシャリテの一つ。

⑦ココナツ金柑ブリア・サヴァラン
金柑と上等なフレッシュチーズのマリアージュ
ふわっとした食感、
口の中で消えてなくなる。

⑧ごぼうレバー
牛蒡がシャキシャキの食感、
レバーはねっとり、濃い味、
素晴らしい組み合わせ。

⑨フランボワーズ風味大根ホタルイカ
こちらも春の息吹をさっぱりと。

⑩鳥ハツと大根
ハツがいい火通しでジュワッと肉汁、
赤カブのような大根。

⑪ベルガモット風味トマトのサラダ
柑橘の香りのさっぱりサラダ。

よもやのこれだけのアテが出ると
は思いもしなかったので、
赤のボトルは飲み干して、
ミネラル感のある白のグラスをお願い。

⑫サワラと白子、ニラソース
ほのかにトムヤムクンぽいエスニックな香り、
フワッとした口溶け。

この後や肉なのでやはり
赤のグラスをお願い。

メイン：岩手県豚肩ロースの炭焼き
ブラックオリーブソース、キノコのソース
が添えられ、ジューシーな美味い仕上がり。

実に13品ものコースである♪

店内は満席、
小泉シェフは目の回る忙しさ、
千手観音と呼ばれる理由もよくわかる。

事前に十分な仕込みをして、
ここで仕上げだが、
手を抜かず丁寧な仕事、
話しかければ精一杯丁寧に答えてくれる。

客層は30代が中心か。
いずれ予約が取り辛くなることは間違いない。

代金の内訳はおそらく、
アテコース3,800円ｘ2
瓶ビール750円ｘ2
赤ワインボトル5,800円
グラスワイン1,000円ｘ4
小計18,900円
消費税相当1,500円
合計20,400円

大満足でご馳走様。

同じ恵比寿で
ビストロアンコニュ
の雇われシェフをやっていた小泉洋シェフが、
充電期間を経て
同じ恵比寿内で場所を移して
18年10月に独立オープン。

ビストロアンコニュ↓
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13153106/

食べログ店舗情報でランチをやってるようだ、
ということで、
ついでの時に前を通ったら、
お昼はやっていない。

お店のFBを見ていたら、
2月25日・26日に
売り切れ御免のランチカレーやります
との告知。

少し出遅れてお店に行ってみたら、
小泉シェフはホールにいて
女性がキッチンに。

まだカレーありますか？
と聞いたら、
エゾ鹿カレーは売り切れたんですが、
海老カレーだけならあります、
という事で入店してカウンターに座る。

たまごのピクルス（100円）
トッピングで、
海老カレー（1,000円）
をお願い。

小泉シェフが
水を出したりカトラリーを揃えたり。

しばらくして状況が飲み込めた。
小泉シェフが立てたイベントで、
カレー好きの彼女に
場所を提供しての営業。
インスタ映えな
「グッドラックカリー」
の奥で働いていたこともあり、
現在も別のカレー屋のスタッフだが、
自分のレシピのカレーを食べてもらいたい、
という欲求に小泉シェフがのっかった形。
スリランカカレーが好きだという彼女。

出されたカレーは、
グッドラックカリー仕込みの映えなカレー。

エスニック風味がしっかり入ったカレー、
有頭海老がどーんと2尾、
煮込まれて十分柔らかくなっている。

スリランカはかなり辛いと聞くが、
これは、一般人でも大丈夫なように
マイルドな仕上がり。
海老でいいコクが出てて美味い。

たまごのピクルスは
トロトロの仕上がりで、
口に入れた後、少し酸味が広がる。

次回は3月頃カレーイベントを予定してるとか。
そもそも小泉シェフの料理を食べなきゃねと
笑って1,100円払い、ご馳走様。