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ちょっとウィーンに行ってきた
アミューズ キッチンからのご挨拶
前菜 大山鶏モモ肉を煮込んで香ばしいネギとパプリカをゼリー寄せにしチロル州の生ハムを巻いてフレッシュ根セロリとしっとり火を入れた大和肉鶏の胸肉サラダを添えて
パン カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター
スープ 牛スネ肉と根菜をじっくり煮込んだウィーンのコンソメスープ“リンドズッペ” 数種の茸を使った香ばしいスポンジ生地“ショーベル”を浮かべて
メイン お肉 和牛テールのパプリカ煮込み“グーラッシュ” オーストリア伝統のショートパスタと共に
デザート アプフェルシュトゥリューデル
カフェメランジェ プティフール
旅行する機会がなければ 銀座にウィーンがあるわ
週末のディナーに伺いました。
西洋美術展などに行くと、一瞬でもメディチ家やハプスブルク家に生まれてみたかったなどと夢想してしまう、庶民です。気分だけでも味わいに、そしてオーストリア伝統料理という未知の世界を知るために、以前より保存リスト入りしていた「銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン」の扉を叩くことにしました。
GINZA SIXの斜め前あたり、これほど分かりやすい場所にあるとは知りませんでした。
エレベーターが7階に到着すると、目の前がレセプションになっています。
内装は想像していたほど華美過ぎず、メインダイニングは、中央の美しいシャンデリアが空気を引き締めるシックな空間でした。テーブルコーディネートは今や珍しい程の正統派、テーパーキャンドルが1本。ウィンナーワルツを聴きながら、濁りのないオーストリアの雰囲気に身を委ねます。
3品にそれぞれ2択以上あるショートコース 税込サ別11,000円です。
フルコースは、本場オーストリアの量感ある食文化を体験してほしい、と結構なボリュームとのことなので、量を召し上がる方にはお値打ちなのではと想像します。
本日、デザートまで余裕を持って楽しみたかったのでショートコースを選択。私には不足はありませんでした。
ドリンクメニューはオーストリアらしく、順番の上の方にビールがリスト入りしていました。結局選んだスパークリングはとても美味しく満足でしたが、ただシュワシュワしたかった私は、ビールを選ぶのも有りだったな、と思いました。
○アミューズ
キッチンからのご挨拶として1皿に2種類のアミューズです。
マトウダイのソテーにパプリカを和えたサワークラウト、西洋わさびのソースを添えて。 そしてトリュフの香るマッシュルームスープ。取ってつけたようなアミューズではなく、きちんと一皿の料理の顔をしています。マッシュルームや西洋わさびの、主張し過ぎない風味のバランスがとても良いです。
○パン
カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター。
カイザーセンメルは初めての食感でした。香ばしさを残すサクサクとした表面に対して、中はしっとりふんわりとしています。ライ麦パンと発酵バターは上品な風味です。
○前菜またはスープ
奈良県産大和肉鶏のウィナーシュニッツェルのようなもの。
前菜とスープが選択肢に並ぶほどなので、スープも牛肉を使った具沢山スープのようでしたが、メインとの兼ね合いを考え、前菜を選びました。
牛のウィナーシュニッツェルはメインになることも多いようですが、前菜でこのような料理を頂けて嬉しいです。小麦粉とチーズと卵、更にパン粉を纏わせた、カツレツのような料理。季節の野菜のソテーと共に、かぼちゃの種のオイルのソースで頂きます。
○魚料理または肉料理
仔牛肉のソテー、赤ワインと黒トリュフのソース、ほうれん草のシュルツクラプフェン。
シュルツクラプフェンは、ほうれん草などのたっぷりの餡を包んだラビオリのようなパスタ料理です。少し甘みのある個性的な赤ワインのソースは、仔牛肉に並ぶ存在感のシュルツクラプフェンにも合います。
ソースにはひと匙の個性を感じますが、カツレツといいラビオリといい、基本は日本人に馴染み深い素材の組み合わせです。オーストリア文化は遠いものではなく、これまでもしばしば触れてきていたのかもしれない、と思いました。
○デザート
ザルツブルガーノッケルン。
アルプスの山々をイメージしたザルツブルクの伝統菓子。大きく見えますが、中はバニラ香るエアリーなメレンゲがたっぷりです。コケモモのソースが良いアクセントになり、意外にペロリと完食できてしまいます。
○カフェとプティフール
カフェメランジェ。
ウインナーコーヒーって本当はウィーンに存在しないのではないか、と疑っていた私。
現地でいうウインナーコーヒーとは、フォームドミルクを浮かべたもので、カフェメランジェと呼ばれていました。一方、通常日本でいうウインナーコーヒー、ホイップした生クリームを浮かべたものは別の名称があり、どちらを選ぶこともできます。敢えて尋ねないと『コーヒー』の一括りで提示されてしまうので、希望される方はお忘れなきよう。
○ミニャルディーズ
かぼちゃの種を使ったケーキと芥子の実を使ったケーキ。
「パンがなければお菓子を食べればいい」はあの方の発言ではない、とは今や定説ですが、やはり故郷の味を思い出したのではないか、と疑いたくなるような、魅惑的なオーストリア菓子の美味しさです。デザートやミニャルディーズだけでも単独で頂きたい、と思ったらやはり、カフェタイムでの提供があるようです。
日本においては、一通りのオーストリアを体験する機会はあまりないように思いますが、ひとつひとつはどこかで知っていた食材であり、音楽であり、美術であり。オーストリア文化は実は身近にあったのだ、と再認識させられました。初めてかと思っていたけれど、斬新ばかりでなくなぜか懐かしいとも思える、親しみやすいお料理でした。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
アミューズ キッチンからのご挨拶
パン カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター
前菜 奈良県産大和肉鶏のウィナーシュニッツェルのようなもの
メイン 仔牛肉のソテー 赤ワインと黒トリュフのソース ほうれん草のシュルツクラプフェン
デザート ザルツブルガーノッケルン
デザート ザルツブルガーノッケルン
カフェメランジェ
プティフール
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i_girasoli
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店名 |
銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店 |
ジャンル | ヨーロッパ料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-5537-3226 |
予約可否 |
予約可 定休日:日曜日・月曜日 |
住所 | |
交通手段 |
銀座駅(東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線) 銀座駅から347m |
営業時間 |
|
予算 |
¥20,000~¥29,999 ¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、nanaco、WAON、iD) QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料・消費税込にて価格表示しております。(ランチ、ディナータイム10%、カフェタイム5%) ※個室料につきましてはお一人につき¥1,500(税込)を別途頂戴いたします。 |
席数 |
46席 (最大席数※着席のみの場合) |
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個室 |
有 (2人可、4人可、6人可) 個室料(お一人につき¥1,500 税込)を別途頂戴いたしますのであらかじめご了承ください。 ※1室のみのご用意のため、前日・当日につきましてはキャンセル料が発生いたします。 ※個室におきましては乳幼児のお子様もご同伴いただけますので、是非お気軽にお問合せください。 |
貸切 |
可 (20人~50人可、20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙
喫煙室はご用意しておりませんのであらかじめご了承ください。 |
駐車場 |
無 近隣の駐車場をご利用ください※提携駐車場等はございませんのでご了承ください |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、バリアフリー、無料Wi-Fiあり、車椅子で入店可 |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
お子様連れ |
個室におきましては乳幼児のお子様もご同伴いただけます。どうぞお気軽にご相談ください。 |
ドレスコード | なし |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2012年4月14日 |
備考 |
カフェタイムは先着3組様までご予約を承っております。 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
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平日のランチに伺いました。
夜は日比谷のベヒシュタイン社のホールで、ウクライナの作曲家のコンサート。その前に遅めのランチで銀座のウィーンを訪問。気分だけ中東欧周遊プランを立てました。
銀座中央通りに面したビルの7階に、ウィーンへの扉があります。外観からは想像できないエレガントな景色が拡がっています。外見は雑居ビル、中は格調高い空間、というのは銀座にはしばしばあるようですが、こちらも、同伴者を驚かせるに十分な意外性があります。
4品のランチコース 税サ込6,400円です。
ランチ、ディナーともに品数により3種類のコースがあり、今回は真ん中のコースを選びました。品数の少ないコースは前菜かスープから択一でしたが、本日はどちらも頂ける4品コースを。それぞれ選択肢があるプリフィックス式です。
とにかくボリュームが現地並みでした。オーストリアの食は量がある、と前回伺ったことを、着席するまで忘れていました。見た目以上にボリュームを感じるのは、小麦粉製品が多く満腹感を得やすい為だと思われます。
「宮廷料理」だというレビューを見かけますが、HP上には「宮廷料理」というワードを(私は)見つけられませんでした。宮廷に留まらず、多種多様な風土や伝統を持つオーストリア料理を、発信しているお店なのだと思います。シャンデリアやウィンナーワルツで演出された優雅な空間で、頂くのは、素朴で親しみやすい味だったりします。
○アミューズ キッチンからのご挨拶
タスマニアサーモン パイのようなもの
○パン
カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター
どちらも本当に美味しいです。そして満腹感促進の主要因でもあります。
○前菜
大山鶏モモ肉を煮込んで香ばしいネギとパプリカをゼリー寄せにしチロル州の生ハムを巻いてフレッシュ根セロリとしっとり火を入れた大和肉鶏の胸肉サラダを添えて
○スープ
牛スネ肉と根菜をじっくり煮込んだウィーンのコンソメスープ“リンドズッペ” 数種の茸を使った香ばしいスポンジ生地“ショーベル”を浮かべて
スープにも選択肢があることに驚きます。本当に滋味深く大変気に入りました。
○メイン お肉
和牛テールのパプリカ煮込み“グーラッシュ” オーストリア伝統のショートパスタと共に
卵黄を練り込んだショートパスタがお皿の半分を占める、ダメ押しボリューミナス。はちきれそうなお腹ながら、旨味は舌でしっかり受け止めました。
○デザート
アプフェルシュトゥリューデル
薄く伸ばしたシュトゥルーデルの生地でリンゴを包んだ伝統的な菓子。
○カフェとプティフール
カフェメランジェ。
カフェだけでも数種類あります。日本と現地とでは「ウィンナーコーヒー」の意味は違うので、折角だからと「ウィンナーコーヒー」をお願いすると、人によっては想像と異なる場合も。前回と異なり、名前と説明が書かれたメニューができていて嬉しいです。
○ミニャルディーズ
オーストリア料理は小難しいものではなく、素朴で懐かしい味もあります。
しかし、料理名はフランス料理以上に私達には馴染みが薄いものです。サービスの方には、ルーツを以て説明頂いたり、身近な料理に例えて表現頂いたり、解説の詳細さはありがたいです。聞き流してしまうのは勿体ないです。楽しく勉強させて頂くつもりで伺うことをお勧めします。
ごちそうさまでした。