ちょっとウィーンに行ってきた : 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン

この口コミは、i_girasoliさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

4.2

¥10,000~¥14,9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク3.5

4.0

¥6,000~¥7,9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク3.5
2022/10訪問2回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク3.5
¥6,000~¥7,9991人

ちょっとウィーンに行ってきた

平日のランチに伺いました。
夜は日比谷のベヒシュタイン社のホールで、ウクライナの作曲家のコンサート。その前に遅めのランチで銀座のウィーンを訪問。気分だけ中東欧周遊プランを立てました。

銀座中央通りに面したビルの7階に、ウィーンへの扉があります。外観からは想像できないエレガントな景色が拡がっています。外見は雑居ビル、中は格調高い空間、というのは銀座にはしばしばあるようですが、こちらも、同伴者を驚かせるに十分な意外性があります。

4品のランチコース 税サ込6,400円です。
ランチ、ディナーともに品数により3種類のコースがあり、今回は真ん中のコースを選びました。品数の少ないコースは前菜かスープから択一でしたが、本日はどちらも頂ける4品コースを。それぞれ選択肢があるプリフィックス式です。
とにかくボリュームが現地並みでした。オーストリアの食は量がある、と前回伺ったことを、着席するまで忘れていました。見た目以上にボリュームを感じるのは、小麦粉製品が多く満腹感を得やすい為だと思われます。
「宮廷料理」だというレビューを見かけますが、HP上には「宮廷料理」というワードを(私は)見つけられませんでした。宮廷に留まらず、多種多様な風土や伝統を持つオーストリア料理を、発信しているお店なのだと思います。シャンデリアやウィンナーワルツで演出された優雅な空間で、頂くのは、素朴で親しみやすい味だったりします。

○アミューズ キッチンからのご挨拶
タスマニアサーモン パイのようなもの

○パン
カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター
どちらも本当に美味しいです。そして満腹感促進の主要因でもあります。

○前菜
大山鶏モモ肉を煮込んで香ばしいネギとパプリカをゼリー寄せにしチロル州の生ハムを巻いてフレッシュ根セロリとしっとり火を入れた大和肉鶏の胸肉サラダを添えて

○スープ
牛スネ肉と根菜をじっくり煮込んだウィーンのコンソメスープ“リンドズッペ” 数種の茸を使った香ばしいスポンジ生地“ショーベル”を浮かべて
スープにも選択肢があることに驚きます。本当に滋味深く大変気に入りました。

○メイン お肉
和牛テールのパプリカ煮込み“グーラッシュ” オーストリア伝統のショートパスタと共に
卵黄を練り込んだショートパスタがお皿の半分を占める、ダメ押しボリューミナス。はちきれそうなお腹ながら、旨味は舌でしっかり受け止めました。

○デザート
アプフェルシュトゥリューデル
薄く伸ばしたシュトゥルーデルの生地でリンゴを包んだ伝統的な菓子。

○カフェとプティフール
カフェメランジェ。
カフェだけでも数種類あります。日本と現地とでは「ウィンナーコーヒー」の意味は違うので、折角だからと「ウィンナーコーヒー」をお願いすると、人によっては想像と異なる場合も。前回と異なり、名前と説明が書かれたメニューができていて嬉しいです。

○ミニャルディーズ

オーストリア料理は小難しいものではなく、素朴で懐かしい味もあります。
しかし、料理名はフランス料理以上に私達には馴染みが薄いものです。サービスの方には、ルーツを以て説明頂いたり、身近な料理に例えて表現頂いたり、解説の詳細さはありがたいです。聞き流してしまうのは勿体ないです。楽しく勉強させて頂くつもりで伺うことをお勧めします。
ごちそうさまでした。

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン -
  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン -
  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン -
  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - アミューズ キッチンからのご挨拶

    アミューズ キッチンからのご挨拶

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - 前菜 大山鶏モモ肉を煮込んで香ばしいネギとパプリカをゼリー寄せにしチロル州の生ハムを巻いてフレッシュ根セロリとしっとり火を入れた大和肉鶏の胸肉サラダを添えて

    前菜 大山鶏モモ肉を煮込んで香ばしいネギとパプリカをゼリー寄せにしチロル州の生ハムを巻いてフレッシュ根セロリとしっとり火を入れた大和肉鶏の胸肉サラダを添えて

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - パン カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター

    パン カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - スープ 牛スネ肉と根菜をじっくり煮込んだウィーンのコンソメスープ“リンドズッペ” 数種の茸を使った香ばしいスポンジ生地“ショーベル”を浮かべて

    スープ 牛スネ肉と根菜をじっくり煮込んだウィーンのコンソメスープ“リンドズッペ” 数種の茸を使った香ばしいスポンジ生地“ショーベル”を浮かべて

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - メイン お肉 和牛テールのパプリカ煮込み“グーラッシュ” オーストリア伝統のショートパスタと共に

    メイン お肉 和牛テールのパプリカ煮込み“グーラッシュ” オーストリア伝統のショートパスタと共に

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - デザート アプフェルシュトゥリューデル

    デザート アプフェルシュトゥリューデル

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - カフェメランジェ プティフール

    カフェメランジェ プティフール

  • {"count_target":".js-result-Review-149952094 .js-count","target":".js-like-button-Review-149952094","content_type":"Review","content_id":149952094,"voted_flag":null,"count":33,"user_status":"","blocked":false}
2021/01訪問1回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク3.5
¥10,000~¥14,9991人

旅行する機会がなければ 銀座にウィーンがあるわ

週末のディナーに伺いました。
西洋美術展などに行くと、一瞬でもメディチ家やハプスブルク家に生まれてみたかったなどと夢想してしまう、庶民です。気分だけでも味わいに、そしてオーストリア伝統料理という未知の世界を知るために、以前より保存リスト入りしていた「銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン」の扉を叩くことにしました。

GINZA SIXの斜め前あたり、これほど分かりやすい場所にあるとは知りませんでした。
エレベーターが7階に到着すると、目の前がレセプションになっています。
内装は想像していたほど華美過ぎず、メインダイニングは、中央の美しいシャンデリアが空気を引き締めるシックな空間でした。テーブルコーディネートは今や珍しい程の正統派、テーパーキャンドルが1本。ウィンナーワルツを聴きながら、濁りのないオーストリアの雰囲気に身を委ねます。

3品にそれぞれ2択以上あるショートコース 税込サ別11,000円です。
フルコースは、本場オーストリアの量感ある食文化を体験してほしい、と結構なボリュームとのことなので、量を召し上がる方にはお値打ちなのではと想像します。
本日、デザートまで余裕を持って楽しみたかったのでショートコースを選択。私には不足はありませんでした。

ドリンクメニューはオーストリアらしく、順番の上の方にビールがリスト入りしていました。結局選んだスパークリングはとても美味しく満足でしたが、ただシュワシュワしたかった私は、ビールを選ぶのも有りだったな、と思いました。

○アミューズ
キッチンからのご挨拶として1皿に2種類のアミューズです。
マトウダイのソテーにパプリカを和えたサワークラウト、西洋わさびのソースを添えて。 そしてトリュフの香るマッシュルームスープ。取ってつけたようなアミューズではなく、きちんと一皿の料理の顔をしています。マッシュルームや西洋わさびの、主張し過ぎない風味のバランスがとても良いです。

○パン
カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター。
カイザーセンメルは初めての食感でした。香ばしさを残すサクサクとした表面に対して、中はしっとりふんわりとしています。ライ麦パンと発酵バターは上品な風味です。

○前菜またはスープ
奈良県産大和肉鶏のウィナーシュニッツェルのようなもの。
前菜とスープが選択肢に並ぶほどなので、スープも牛肉を使った具沢山スープのようでしたが、メインとの兼ね合いを考え、前菜を選びました。
牛のウィナーシュニッツェルはメインになることも多いようですが、前菜でこのような料理を頂けて嬉しいです。小麦粉とチーズと卵、更にパン粉を纏わせた、カツレツのような料理。季節の野菜のソテーと共に、かぼちゃの種のオイルのソースで頂きます。

○魚料理または肉料理
仔牛肉のソテー、赤ワインと黒トリュフのソース、ほうれん草のシュルツクラプフェン。
シュルツクラプフェンは、ほうれん草などのたっぷりの餡を包んだラビオリのようなパスタ料理です。少し甘みのある個性的な赤ワインのソースは、仔牛肉に並ぶ存在感のシュルツクラプフェンにも合います。
ソースにはひと匙の個性を感じますが、カツレツといいラビオリといい、基本は日本人に馴染み深い素材の組み合わせです。オーストリア文化は遠いものではなく、これまでもしばしば触れてきていたのかもしれない、と思いました。

○デザート
ザルツブルガーノッケルン。
アルプスの山々をイメージしたザルツブルクの伝統菓子。大きく見えますが、中はバニラ香るエアリーなメレンゲがたっぷりです。コケモモのソースが良いアクセントになり、意外にペロリと完食できてしまいます。

○カフェとプティフール
カフェメランジェ。
ウインナーコーヒーって本当はウィーンに存在しないのではないか、と疑っていた私。
現地でいうウインナーコーヒーとは、フォームドミルクを浮かべたもので、カフェメランジェと呼ばれていました。一方、通常日本でいうウインナーコーヒー、ホイップした生クリームを浮かべたものは別の名称があり、どちらを選ぶこともできます。敢えて尋ねないと『コーヒー』の一括りで提示されてしまうので、希望される方はお忘れなきよう。

○ミニャルディーズ
かぼちゃの種を使ったケーキと芥子の実を使ったケーキ。
「パンがなければお菓子を食べればいい」はあの方の発言ではない、とは今や定説ですが、やはり故郷の味を思い出したのではないか、と疑いたくなるような、魅惑的なオーストリア菓子の美味しさです。デザートやミニャルディーズだけでも単独で頂きたい、と思ったらやはり、カフェタイムでの提供があるようです。

日本においては、一通りのオーストリアを体験する機会はあまりないように思いますが、ひとつひとつはどこかで知っていた食材であり、音楽であり、美術であり。オーストリア文化は実は身近にあったのだ、と再認識させられました。初めてかと思っていたけれど、斬新ばかりでなくなぜか懐かしいとも思える、親しみやすいお料理でした。
美味しかったです。ごちそうさまでした。

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン -
  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン -
  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - アミューズ キッチンからのご挨拶

    アミューズ キッチンからのご挨拶

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - パン カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター

    パン カイザーセンメルとライ麦パン ホイップした発酵バター

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - 前菜 奈良県産大和肉鶏のウィナーシュニッツェルのようなもの

    前菜 奈良県産大和肉鶏のウィナーシュニッツェルのようなもの

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - メイン 仔牛肉のソテー 赤ワインと黒トリュフのソース ほうれん草のシュルツクラプフェン

    メイン 仔牛肉のソテー 赤ワインと黒トリュフのソース ほうれん草のシュルツクラプフェン

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - デザート ザルツブルガーノッケルン

    デザート ザルツブルガーノッケルン

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - デザート ザルツブルガーノッケルン

    デザート ザルツブルガーノッケルン

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - カフェメランジェ

    カフェメランジェ

  • 銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン - プティフール

    プティフール

  • {"count_target":".js-result-Review-125468067 .js-count","target":".js-like-button-Review-125468067","content_type":"Review","content_id":125468067,"voted_flag":null,"count":41,"user_status":"","blocked":false}

口コミが参考になったらフォローしよう

i_girasoli

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する

i_girasoliさんの他のお店の口コミ

i_girasoliさんの口コミ一覧(199件)を見る

店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
銀座 ハプスブルク・ファイルヒェン
受賞・選出歴
2020年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店

2019年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店

2018年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店

2017年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店

ジャンル ヨーロッパ料理
予約・
お問い合わせ

03-5537-3226

予約可否

予約可

定休日:日曜日・月曜日
※お席の状況によりご予約を承れない場合がございます。何卒ご了承のほど、お願い申し上げます。カフェタイムのご予約は先着3組様とさせていただきます。
※個室のご予約・お問い合わせはお電話にて承ります。

住所

東京都中央区銀座7-8-7 GINZA GREEN 7F

交通手段

銀座駅(東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線)
 A2出口より徒歩5分
新橋駅(JR線・都営浅草線・ゆりかもめ)
 徒歩5~8分
日比谷駅・有楽町駅(東京メトロ千代田線・有楽町線・都営三田線)
 徒歩10~15分
・中央通り(大通り)側のエレベーターから7階へおあがりください。

銀座駅から347m

営業時間
  • 火・水・木・金・土・祝日・祝前日・祝後日

    • 11:30 - 15:30

      L.O. 13:30

    • 18:00 - 22:30

      L.O. 19:30

  • 月・日

    • 定休日
  • ■ 営業時間
    [ランチ]
    11:30~13:30(L.O) 15:30Close
    [カフェ]
    13:30~14:30(L.O) 15:30Close

    ■ 定休日
    GW、年末年始
予算

¥20,000~¥29,999

¥6,000~¥7,999

予算(口コミ集計)
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

電子マネー可

(交通系電子マネー(Suicaなど)、nanaco、WAON、iD)

QRコード決済不可

サービス料・
チャージ

サービス料・消費税込にて価格表示しております。(ランチ、ディナータイム10%、カフェタイム5%) ※個室料につきましてはお一人につき¥1,500(税込)を別途頂戴いたします。

席・設備

席数

46席

(最大席数※着席のみの場合)

個室

(2人可、4人可、6人可)

個室料(お一人につき¥1,500 税込)を別途頂戴いたしますのであらかじめご了承ください。 ※1室のみのご用意のため、前日・当日につきましてはキャンセル料が発生いたします。 ※個室におきましては乳幼児のお子様もご同伴いただけますので、是非お気軽にお問合せください。

貸切

(20人~50人可、20人以下可)

禁煙・喫煙 全席禁煙

喫煙室はご用意しておりませんのであらかじめご了承ください。

駐車場

近隣の駐車場をご利用ください※提携駐車場等はございませんのでご了承ください

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、バリアフリー、無料Wi-Fiあり、車椅子で入店可

メニュー

ドリンク

ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

接待 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト

お子様連れ

個室におきましては乳幼児のお子様もご同伴いただけます。どうぞお気軽にご相談ください。
※その他のお席でのご利用は小学生以上の方からとさせていただいておりますので、ご了承くださいませ。

ドレスコード

なし

ホームページ

https://ginza-habsburg.com/

公式アカウント
オープン日

2012年4月14日

備考

カフェタイムは先着3組様までご予約を承っております。
・アレルギーやお苦手な食材などございましたらどうぞお気軽にご相談ください。

初投稿者

うぇりっしゅうぇりっしゅ(230)

ブログに店舗情報を貼る

このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。

店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム