waratonさんのマイ★ベストレストラン 2012

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

中華蕎麦 とみ田 (松戸 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/05訪問 2012/05/29

念願の「つけそば」!味はもちろん、接客も素晴らしい!

GWに訪れたものの、70人以上の行列を見て断念した「中華蕎麦とみ田」。
埼玉県深谷市に出張することになり、再度リベンジすることにした。
夜は営業していないため、松戸市で1泊し朝から並ぶことに。
土曜日の朝9:00過ぎに到着した時には既に4人の先客が、その後も行列は伸び10:30の開店時には約20人になっていた。
果たして超人気店「とみ田」の「つけそば」とは?!

■特製つけそば950円)
この店では「つけ麺」ではなく「つけそば」と呼ぶ。
全部のせの「特製つけそば」を注文。
カウンター席に座って店主やスタッフの仕事を見ていると「つけそば」に対する期待がどんどん高まる。

最初につけ汁が出てきて、しばらくすると麺が出てきた。
麺の上には大振りで肉厚のロール状のチャーシューが存在感たっぷりにのっていて美味しそうだ。

つけ汁は魚介豚骨の濃厚ドロドロ系。
海苔、味玉、ナルト、メンマが沈んでいる。
魚介節の風味の方が動物系風味より前面に出ている。
マイルドな感じでとてもコクがあって美味しいつけ汁。
しょっぱさもギリギリの所で抑えられていていい塩梅。
僅かに柚子の風味も鼻に抜け、優しい感じを出している。
また、麺によってつけ汁が冷めるのを抑えるため、丼を湯せんして熱々で出してくれる気配りもいい。

麺は全粒粉のツルツル滑らかな極太麺。
店内に製麺室があるので、自家製麺のようだ。
黄色みを帯びた艶やかな麺は、見た目にとても美味しそう。盛り付け方もきれい。
つけ汁に浸けずにそのまま麺を食べてみる。
麺をそのまま食べてもしっかりした味があり、その美味しさには感動。
麺だけ食べて、これほど美味しく食感もいい麺は初めてだ。

つけ汁に浸けて食べてみる。
濃厚な魚介豚骨のつけ汁が、麺にしっかり絡み口の中に入ってくる。
麺の小麦の風味と魚介豚骨の風味が絶妙だ。
弾力のあるしっかりした歯応えがとても気持ちいい。

チャーシューは、ロール状で大きく肉厚。
麺を茹でている間、釜の上に置かれて加熱されているため、脂身もしっとり柔らかくなっている。
バーナーで炙って焦げ目を付ける店はよくあるが、お湯から出る蒸気でチャーシューを温める方法は初めて見た。
肉のしっかりした歯応えが楽しめ、味付けもシンプルな塩味。
そのまま食べるととても美味しい。
見た目、味、食感とも絶妙な出来のチャーシューだ。

味玉は黄身が半熟でトロりとしている。
ほんのり甘辛い味付けで、つけ汁の魚介の風味と相まってなかなか美味しい。
このトロっとした黄身と麺が口の中で一緒になると、さらに麺の旨さが倍増する感じ。

メンマは太くて短めのものが数本つけ汁の中に沈んでいる。
ザクザクした食感が楽しめる。

しばらく食べていると店主が「5番さんスープ割りチェックして」とスタッフに指示する。
料理をしながら客の様子にも気を配っている姿勢に驚き感動した。
しかも、「お腹の方がまだ大丈夫でしたら、刻みチャーシューとネギ、柚子を追加しましょうか?」と聞いてくる。
これはとても嬉しいサービスで、さらに感動。「お願いします」と答える。

しばらくしてスープ割りされたつけ汁が出てくる。
ネギと柚子が追加されたつけ汁は、濃厚ドロドロ系から一転、爽やかな感じの魚介節のスープに変わる。
柚子の香り、ネギのシャキシャキ感、チャーシューの破片が入り、〆には最高のスープ割りだ。

「六厘舎」や「TETSU」よりもこの「とみ田」の方が美味しいと思った。
それは「つけそば」の味はもちろん、店主やスタッフの接客にも感心したからだと思う。
超人気店になっても自ら厨房に立ち、真剣かつ丁寧に「つけそば」を作り続ける店主の情熱が伝わる秀逸な一杯だった。


■お店について
JR常磐線の松戸駅から徒歩5分くらいの所にある。
店主の的確な指示の元、スタッフがてきぱき働く様は見ていて気持ちいい。
店内はカウンター席10席のみ。6席が厨房前、4席が窓側にある。
食べ終えて店を出る頃(土曜日11:20)、行列は40人弱だった。

  • 特製つけそば
  • 特製つけそば(つけ汁アップ)
  • 特製つけそば(チャーシューアップ)

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2位

麺家 喜多楽 (東別院、上前津 / ラーメン、油そば・まぜそば、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2016/05訪問 2016/06/19

やっぱりこの店では「今昔支那そは」を食べるべきか!

<2016/05/18>
会社のラーメン部のメンバーで、色々なラーメン屋へ行ってもなかなか「旨い!」と言わないメンバーが1人いる。
そんな自称「自分に正直なだけ」なメンバーに「旨い」と言わせようと、活動場所を考えた。
今回のラーメン部活動に選んだのは、東海ラーメン四天王と言われる店の1つ「麺家 喜多楽」。
人から「何処かオススメのラーメン屋を教えて」と聞かれた時に思い付く店の1つだ。
果たして、東海ラーメン四天王の作るラーメンとは?!

■炙りちゃあしゅう麺 醤油(950円)
今まで、「今昔支那そば」や「冬季限定味噌らぁ麺」は何度か食べたことがあるが、ノーマルの「らぁ麺」は食べたことがない。
ということで、今回はレギュラーメニューの「炙りちゃあしゅう麺 醤油」を注文してみた。

出てきた醤油らぁ麺は、スープが澄んでいない。
ちょっと想像していたラーメンとは異なっていて意外な感じだった。
ただ、チャーシュー、味玉、なると、メンマ、海苔がトッピングされたその見た目は、美味しそうだ。

スープは、鶏白湯ベースと思われる醤油味。
とてもさっぱりしていて、口当たりも優しい。
人によっては物足りなさを感じるかもしれないが、なかなか美味しい。
ちょっと薄味に感じるが、それでも何だか味わいに厚みを感じてくる。

麺は中細の縮れ。
ちょっと茹で加減がユルく、歯応えに物足りなさを感じる。
硬めの茹で加減が好みなので、ちょっとこの麺は残念な感じ。
ただ、スープはよく絡んで味はいい。

チャーシューは、豚バラ肉で大振り。
炙ってあり、その芳ばしい風味がとても気持ちいい。
味付けが控えめな分、炙りの芳ばしさと肉の旨味がダイレクトに感じられる。
かなり好みの味のチャーシューだ。

味玉は、もっと半熟トロトロだった記憶があるが、今回は固茹で状態。
ギリギリしっとりとした状態をキープした黄身だが、ちょっと残念な感じ。
スープの力を借りるも、素直に美味しいとは感じられない。

メンマはザクザクと小気味良い食感。

過去に食べた「今昔支那そは」などが、とても美味しく満足できる一杯だっただけに、ちょっと今回は残念な感じ。
やっぱりこの店では「今昔支那そは」を食べるべきか。

ちなみに、ラーメン部のメンバーの多くは「旨い」と評していた。
ただ、なかなか旨いと言わないメンバーは「今昔支那そは」を食べ、「しょっぱ過ぎてダメ」と酷評していた。


<2012/03/08>
会社帰り仕事仲間と一緒に「喜多楽」へ行くことに。
「喜多楽」は東海地区では有名なラーメン店で、仕事仲間も行きたがっていた店だ。
以前は「今昔支那そは炙り肉入り醤油」を食べたので、今回は塩にするかと考えていた。
メニューを見ると冬期限定の味噌らぁめんが目に留まった。
もう既に3月だし、冬期限定がいつまでなのか分からなかったので、今日は味噌ラーメンを食べることに。
果たして「麺家 喜多楽」の味噌ラーメンとは?!

■味噌炙りちゃあしゅう麺(1000円)
メニューを見て「特製味噌らぁ麺」か「味噌炙りちゃあしゅう麺」か悩んだ。
「炙り」という響きと、価格が50円高いことから「味噌炙りちゃあしゅう麺」を注文することにした。

スープの色から白味噌が多めの合わせ味噌がベースになっているように思われる。
麺は見えず、スープの上にネギの山とチャーシューがそそり立ったような見た目は美味しそうだ。
味噌の芳ばしい香りもなかなかいい。

「喜多楽」と言えば塩か醤油という個人的なイメージが強かったので、味噌はどうかなと思った。
一口すすると期待どおりの美味しさが口の中に広がる。
すこし甘みのあるマイルドな味噌は絶妙な美味しさで、適度なコクとさっぱり感がいい。
ちょっと塩気が出過ぎている気もするが、食べ進むにつれ気にならなくなった。

麺は中太の概ねストレート。
弾力があり、歯応えがしっかりしている。
味噌ラーメンの麺としてはちょっと珍しい感じの弾力のある中太麺だが、スープとの相性も良くかなり美味しい。
モヤシと一緒に食べると、さらに食感が面白くなり美味しさも増す。

チャーシューは厚みがあり、6枚のっている。
表面が炙られていて、見た目からして美味しそうだ。
控え目な味付けと炙りによって、豚肉本来の旨味が最大限に引き出されている感じがする。
見た目も味も秀逸なチャーシューだ。

味玉は黄身がトロっとした半熟で、その濃厚な色と相まって美味しそうだ。
ほんのり塩気と甘みを感じるコクのある味玉で、見た目どおりの美味しさが口の中に広がる。
味噌スープと一緒に食べてもなお美味しい。

メンマは唐辛子とラー油のようなもので和えてある。
マイルドな味噌スープに、メンマから出た唐辛子とラー油がちょっとした辛みのアクセントを加えている。
メンマの歯応えはちょっと物足りなさを感じるが、このピリ辛のメンマは味噌スープに合っている気がする。

細く切られた白ネギも結構入っているが、これがまたこの味噌ラーメンをより美味しくしている影の立役者のように思える。
このネギがチャーシュー、麺、スープのどの具材とも合い、一緒に食べると味のみならず食感も楽しくしてくれる。

味噌ラーメンというと、コーンやバターもトッピングしたくなるが、この喜多楽の味噌らぁ麺には不要だ。
コーンやバターが無くても物足りなさを感じることは無い。
とても美味しく、満足できる秀逸な味噌らぁ麺だった。


<2011/07/21>
ラーメン本やTV番組などでよく紹介される名古屋の有名ラーメン店「麺家喜多楽」。
つけ麺やガッツリ系など濃厚ラーメン全盛期の中、淡麗系ラーメンで勝負する店だ。
果たして名古屋の有名店の淡麗系ラーメンの魅力とは?!

■今昔支那そは炙り肉入り醤油(950円)
高さのある径の小さめな丼で出てくる。
麺の上にチャーシューが敷きつめられ、その上に味玉、メンマ、水菜、海苔の具材がトッピングされている。麺は全く見えない。

スープからは魚介の香りが漂ってくるが、控え目でそれほど強くない。
表面には細かい鶏油が無数浮いている。
最初に鶏のまろやかな甘みが口の中に広がり、その後魚介節のダシが香ってくる和テイストのスープだ。
名古屋コーチンを使用しているという無化調スープは、とてもあっさりしているが物足りなさを感じることは無く、奥行きがあり非常に美味しい。

麺は中細で緩くウェーブがかかっている。
スープが馴染みやすく、食べ進むにつれ麺に味が出てより美味しく感じられる。
茹で加減が若干柔らかめなので、もう少し硬めの方が好みだ。
しかしながら、スープと麺の相性は絶妙で、静かに舌に意識を集中させて味わいたくなる。

チャーシューは大振りで、丁寧に炙ってあり見た目も味もいい。
脂身が多めながら、クドさは感じられず柔らかくて美味しい。
味付けが控えめなので、肉の旨味がストレートに伝わってくる。

味玉はドロっとした黄身がなかなか美味しい。
ほんのりと甘みが感じられるが、ごく自然な味付けが絶妙。

メンマは太くて短い。
ザクザクしたしっかりした歯応えが気持いい。

水菜はさっぱり感と見た目の彩りを良くしている。
この水菜の量がなかなか絶妙で、麺やチャーシューを食べる際にシャキシャキした食感がいいアクセントを加える。

懐かしいようで新鮮さを感じるラーメン。だから名前に「今昔」と付くのかと勝手に納得。
とても美味しい至高の一杯だった。


■お店について
名古屋市営地下鉄上前津駅と東別院駅の間、大津通沿いにある。
決して人通りの多い場所ではなくあまり立地条件は良くないが、平日(木曜日)の19:00頃でもそこそこ客が入っていた。
店内は落ち着いた雰囲気で、ラーメン屋らしからぬスローテンポな印象がいい。
注文は券売機ではなく、店員が聞きに来るスタイル。
最近は券売機を設置している店が多い中で、メニューを見てじっくりラーメンを選ぶことができるのがいい。
期間限定メニューも色々出していて、店の名刺に「我流創作らあ麺」と書かれているのにも納得できる。

  • 炙りちゃあしゅう麺 醤油
  • 味噌炙りちゃあしゅう麺
  • 今昔支那そは炙り肉入り 醤油

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3位

兎に角 松戸本店 (松戸 / ラーメン、つけ麺、油そば・まぜそば)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/05訪問 2012/05/28

とにかく食べるべし!至福の一杯!

<3回目(2012/05/25)>

千葉県松戸市の人気ラーメン屋「兎に角」。
深谷市(埼玉県)への出張ついでに、松戸市在住の仕事仲間と行くことにした。
3週間前に訪れた時、多くの客が注文していた「油そば」と「牛すじ丼」が気になり、食べてみたかった。
果たして「兎に角」の人気メニュー「油そば」とは?!

■油そば全部のせ(1150円)
大きめの丼に色々な具材がトッピングされて出てくる。
かなりのボリューム感があり、見た目はなかなか美味しそうだ。
鰹節とフレーク状の鮭が面白い。
食べる前にかき混ぜる。
極太麺の重量感が、箸を伝わってくる。

タレは魚介節の風味が前面に出ており、粗引胡椒のスパイシーさとのバランスが絶妙。
和洋折衷といった感じがいい。
油っこさも無く、しょっぱ過ぎずとても食べ易い油そばだ。

麺はコシがしっかりしている極太縮れ麺。
タレがよく絡み、歯応えも味もなかなかいい。
麺の表面に付着してくる粗引胡椒のスパイシー感も、麺をより一層美味しくしている。

チャーシューは相変わらずの旨さ。
ほんのりピンク色をした脂身が少なめのチャーシューが4枚のっている。
厚みがあり大振りでボリュームがある。
油そばのトッピングとしても、その肉の旨さは十分存在感がある。

燻玉は相変わらずの美味しさ。
黄身の半熟トロトロ加減もいい。
スパイシーな胡椒が、燻玉の旨さをより際立たせているように思う。
黄身を麺に絡めて食べると、味にマイルドさが出てかなり美味しい油そばになる。

2/3ほど食べた所でスープ割りをお願いする。油そばでスープ割りとは初めてだ。
大き目の丼茶碗で、魚介豚骨スープが出てくる。
そのスープに麺を浸けて食べてもいいし、スープを油そばに全部入れて食べてもいいと女性店員が教えてくれた。
スープ割りのスープに麺を浸けて食べるというのは聞いたことがない。
半信半疑でスープに麺を浸けて食べてみる。
なるほど、スープ自体がつけ麺のつけ汁のように味がしっかり付いている。

次にスープを全部油そばに注いで食べてみる。
印象がガラリと変わって、これもなかなか美味しい。

かなりボリュームのある油そばだが、味にマンネリさを感じることなく最後まで美味しく食べることができた。
多くの客がこの油そばを注文するのは、何か中毒性があるように思えた。
ただし、兎に角のメニューに対する自分の順位は、1.つけ麺、2.ラーメン、3.油そばかな。
油そばは確かに美味しいが、それ以上につけ麺とラーメンが美味しかった。


■牛すじ丼小盛り(320円)
以前訪れた時、他の客が注文していて美味しそうだったので食べてみた。
「普通盛りは結構な量があります。」と女性店員が説明してくれたので、小盛りにした。
なるほど、小盛りでも結構な量がある。

ご飯の上に煮込まれた牛すじがたっぷりのっていて、見た目はとても美味しそうだ。
食べてみると「これって牛すじ?」と思えるほど、とても柔らかい。
甘辛く煮込まれた牛すじと、ご飯との相性は良く箸がススム。
ただ、徐々に醤油のしょっぱさが気になってくる。
最初のうちは美味しく食べられるが、もう少し薄味の方がいいと思った。


<2回目(2012/05/05)>

ゴールデンウィークの後半3日目、嫁さんは仕事、息子は部活。
ということで、千葉県松戸市の有名店「とみ田」のつけ麺を食べに1人で出かけることにした。
鎌倉に単身赴任していた頃、1度訪れたが定休日で食べられなかった「とみ田」のつけ麺。
何故かふと思い出し無性に食べてみたくなった。
新東名を走り、開店15分後(10:45)の「とみ田」に到着。しかし、既に70人以上の行列が...。
並ぼうかとも思ったが、夕方には名古屋に戻りたかったので近くにある「兎に角」へ行くことに。
以前、ラーメンを食べたがとても美味しかった店で、松戸では「とみ田」に次ぐ人気店だ。
「兎に角」に着いたのは開店10分前(10:50)で、13人並んでいた。
果たして「兎に角」のつけ麺とは?!

■つけ麺全部のせ(1150円)
チャーシュー3枚、燻玉、メンマ多め、海苔3枚が追加トッピングされる全部のせ。
つけ汁の丼は、トッピング具材で麺を入れる余地無しといった感じ。
丼の縁から垂れるチャーシュー、丼の真ん中に鎮座する燻玉が美味しそうだ。

つけ汁は魚介節の風味が際立つ濃厚な魚介豚骨といった感じ。
荒々しい印象を、ほど良い酸味がいい感じで和らげ、さらに一味唐辛子からくるピリ辛さがつけ汁全体の味を引き締めている。
塩気、酸味、辛味が絶妙に融合した秀逸な風味のつけ汁だ。

麺はもっちりした太麺。
店内の製麺室で作られる自家製麺だ。
濃厚なつけ汁がしっかり絡み、麺もその美味しさを発揮する。
もちもちした食感と、反発力のある噛み応えのある自家製麺は、かなり美味しい。

チャーシューは、大きく分厚い。
脂身は少なめで、ポソポソしてそうな見た目とは裏腹に、驚くほどジューシー。
食感も最高で、柔らかいようで肉っぽさも十分楽しめる歯応え。
噛むほどに肉の旨味が出てくる絶品チャーシューだ。

燻玉は香りが良く、濃厚なつけ汁の中にあってもその風味の存在感は十分。
黄身の半熟トロトロ加減もなかなかいい。
味玉もいいが、燻玉はその芳ばしい香りが心地いい。

メンマは平たくザクザクした食感。
味付けはちょっと甘め。
濃厚な塩気が効いたつけ汁に合っている。

前回食べたラーメンも美味しかったが、つけ麺も期待どおりの美味しさだった。
「とみ田」のつけ麺は食べられなかったが、名古屋から千葉まで来た甲斐のあった秀逸な一杯だった。
ただ、周囲の客の多くは油そばを注文しており、そちらも気になった。
またいつか油そばを食べてみたい。


■お店について
JR常磐線松戸駅東口から北へ3分くらい歩いたところにある。
店内はL字型のカウンター席で、ちょっと窮屈な感じ。
2年前と店内のレイアウトが変わっていた。
メニュー内容は2年前と変わっていないが、値段が若干上がっていた。
営業時間も昼の中休みが無くなり、かつ無休というのも嬉しい。


2回目訪問時のブログ記事はこちら (2012/05/05)
http://waraton.at.webry.info/201205/article_5.html


<初回(2009/02/11)>

JR松戸駅近くにあるラーメン店。
JR東日本のホリデーパスを有効に使い、松戸まで足を伸ばして気になるラーメン店へ行ってみた。

■ラーメン全部のせ(1050円)
つけ麺に定評がある店らしいが、ラーメンを注文。
出てきたラーメンは、トッピング盛り沢山といった感じで、ボリューム感は十分。

スープは魚介系と豚骨?のようだが、魚介の風味が全面に出ている。
何とも言えないコクとまろやかさがあり、非常に美味しいスープ。

店内に製麺室があるので、麺は自家製らしい。
極太で平たいストレートな麺は、コシがありスープとの相性もいい。
食感はどことなく名古屋名物「味噌煮込みうどん」に似ていて、かなり好みの麺。

チャーシューは、少しピンクがかったレアな感じが、見た目に美味しそうである。
絶妙な弾力とジューシーさが、たまらない。
スモークされているらしく、香りもいい。
かなり旨いチャーシューだ。

玉子は味玉ではなく、燻玉とメニューに書かれている。
チャーシュー同様、いい香りがする。
それでいて、味も染みていて美味しい。
黄身はもちろんトロトロ半熟だ。

メンマは甘めで、ザクザクした食感がいい。
久々に感動した美味しい一杯だった。


初回訪問時のブログ記事はこちら (2009/02/11)
http://waraton.at.webry.info/200902/article_3.html

  • 油そば全部のせ
  • 油そば全部のせ(チャーシューアップ)
  • 油そば全部のせ(燻玉アップ)

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4位

江南 柳橋本店 (国際センター、近鉄名古屋、名鉄名古屋 / 中華料理、餃子、ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2012/10訪問 2012/10/10

ラーメンと餃子がウリの名古屋の老舗中華料理店!

<2012/10/05>
会社の仕事仲間らと名古屋の老舗中華料理店「江南」へ行くことにした。
平日の夜は、会社帰りのサラリーマンやOLでいつも賑わっている人気店だ。
ラーメン専門店ではなく、中華料理店なのでラーメン以外のメニューも充実している。
今回は、以前から気になっていた五目うま煮麺を食べようと決めて店に行った。
果たして「江南」の「五目うま煮麺」とは?!

■五目うま煮麺(880円)
運ばれてきたラーメンは、あんかけの艶と具材の彩の見た目が良くとても美味しそうだ。
程良いトロみが付いているのも見た目に分かる。

スープは豚骨と鶏ガラベースのあっさり醤油味。
あっさりでありながら、物足りなさは全く感じられない。
上品な感じがする美味しいスープだ。

そのスープに五目うま煮のあんかけが、コクと旨味を加えている。
あんかけの具材は豚肉、イカ、エビ、ハクサイ、タマネギ、ニンジン、キクラゲ、インゲンマメ。
具材の種類も豊富ながら量も多い。
山海の幸のあんかけはトロみ加減も風味も良く、ほんのり甘い味付けが絶妙だ。

麺は少し透明感のあるツルツルシコシコの細麺。
ちょっと歯応えがユルい感じの茹で加減が残念。
ただ、あんかけがスープも一緒に麺に絡むため、とても美味しく感じられる。

さっぱりした中に具材の旨味が凝縮された五目うま煮麺は、かなり美味しい一杯だった。


■手づくり餃子(420円)
ひと口サイズの小さめの餃子。
皮はとても薄く、少し透明感がある。
薄いながら弾力があり、焦げた底面部分はパリパリ感も出ている。
この食感のギャップが面白い皮だ。
中の餡は野菜の甘みが出ているが、浜松餃子などキャベツが多めの餃子とは異なる甘みだ。
メニューのコメントからタマネギが多めで、タマネギの甘みが効いているようだ。
肉の旨味もしっかり出ている。
サイズは小ぶりだが、食感・味とも絶妙な一品だ。


<2011/12/27>

1959年創業の老舗ラーメン店「江南」。
あっさりした醤油ラーメン(柳麺)と餃子がウリの店だ。
JRセントラルタワーズ店は、鎌倉に単身赴任していた頃たまに利用していた。
ここ柳橋本店は、現在の場所に移転する前に行ったきりだが、いつも多くの客で賑わっている。
名古屋人に愛され続ける老舗ラーメン店の味とは?!

■炙り叉焼麺(980円)
白く小ぢんまりとした丼で出てくる。
チャーシュー、ホウレン草、ネギの盛り付けと彩りがとても美味しそうだ。

スープは澄んだ綺麗な醤油スープ。
豚骨と鶏ガラがベースのようだが、脂は驚くほど少なく口当たりも軽い。
魚介や節のダシの風味はしない。
かといって物足りなさを感じさせることも無い。
さっぱりした中にも旨味がしっかり詰まった優しい味がとても美味しい。

麺は白くて細く、概ねストレート。
細麺ながら、弾力のある歯応えがなかなかいい。
あっさりスープに良く合う美味しい麺だ。

チャーシューはロール状で、表面が炙られている。
固過ぎず柔らか過ぎない歯応えが絶妙だ。
焦げ目の芳ばしさが、肉の旨味をより一層強調している。
食感、味ともかなりイケるチャーシューだ。

ホウレン草は彩りはいいが、少し柔らかめ。
もう少しシャキシャキ感が欲しいところ。

モヤシも入っているが、量が少なく短いため存在感は薄い。

繊細なスープの味を干渉するような味付けの具材が入っておらず、スープの旨さをしっかり味わえる。
シンプルで分かり易い味に、その人気と永く愛される理由があるのだと思う。


■お店について
広小路通の柳橋交差点から少し北に行った所にある。
落ち着いた和モダンな雰囲気の店内は、落ち着いて食事ができる。
ラーメン以外にも中華メニューも充実している。

  • 五目うま煮麺
  • 五目うま煮麺(五目うま煮アップ)
  • 五目うま煮麺(麺アップ)

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5位

中華そば 華丸 (萩原 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2011/12訪問 2011/12/18

見た目斬新!味は秀逸!「特製華丸そば」

1年以上前に高速まで使って訪れたが、昼の営業時間に間に合わず涙をのんだ「中華そば 華丸」。
ラーメン本を見るたびにこの店の中華そばが気になっていた。
一宮の近くまで行く機会があったので、会社の同僚と昼食を取りに訪れてみた。
果たして念願の「中華そば 華丸」の「中華そば」とは?!

■特製華丸そば(1100円)
券売機に「当店人気№1」とポップが付いたボタンは「味玉中華そば」だったが、ラーメン本の写真で気になっていた「特製華丸そば」を注文。
「特製華丸そば」のボタン上には「全ての具増量」と響きのいいことばが書かれていた。

丼の真ん中に美味しそうな味玉が目玉のようにのっていて、その周りにチャーシュー、メンマ、海苔が豪快にトッピングされている。
遊び心も感じられ、面白さと美味しさが伝わってくる見た目だ。

スープは魚介の風味が前面に出つつ、動物系のコクもしっかり感じられる深みのある和テイストなスープ。
特にスープをすする際に、鼻から入ってくる節や煮干しの香りがいい。
口当たりは軽めながら、物足りなさは全く感じない。
魚介系と動物系の旨味のバランスが絶妙で、思わず「旨い!」と口に出したくなる。
優しさの中にキレのある旨いスープは、万人に受け入れられそうだ。

麺は中太の縮れ麺で、もっちりした食感。
スープとの相性も良く、スープの風味を麺がしっかり掴んで口の中まで運んでくれる。

チャーシューは、径はさほど大きくないものの、厚みがあり食べ応えがある。
控え目な味付けが肉の旨みをしっかり活かしている。
厚みはあるが肉質は柔らかく、スープと一緒に食べると美味しさが倍増する。

味玉は見た目通り、濃厚でコクがある。
味付けは薄いが、黄身のコクと旨味が十分出ている。
この濃厚な旨さの黄身は地鶏の玉子でも使っている感じ。
「味玉中華そば」が1番人気というのも納得できる気がした。

メンマは太くて長い。
太いメンマなら他の店でもよく見かけるが、ここのメンマは長さもある。
ザクザクした食感が心地良く、薄めの味付けが優しいスープと良く合う。

大きな海苔が5枚、ラーメンを包み込むように丼の周囲に立っている。
若干風味に欠けるが、長いメンマの後ろで見た目の派手さを際立たせている。

スープ、麺、チャーシュー、味玉、メンマ、海苔どの要素もそれぞれの持ち味を上手く発揮している。
5感を心地良く刺激し、その全てに魅了された秀逸な一杯だった。


一緒に行った会社の同僚は「味玉つけ麺」を注文。
麺の上に具材がたっぷりのっていて、まるで全のせのようなボリューム感がある。
「めちゃくちゃ旨い!」と言って食べていた。


■稲荷寿司(100円/2個)
稲荷寿司は、店主の両親が営んでいた「大関寿司」時代の味を受け継ぐものらしい。
注文後、女将さんが油揚げの中に酢飯を詰めている。
さっぱりした甘さの油揚げと、黒ゴマのたくさん入った酢飯の相性が絶妙で美味しい。
この店の中華そばのサイドメニューとしてぴったり合っている感じ。


■お店について
名鉄尾西線の萩原駅から少し西へ行った所にある。
以前来た時は、14:00過ぎでも行列ができていたが、今回は行列は無くすぐに店に入ることができた。
へんぴな場所にも関わらず、多くの客が次々訪れてくるのは人気店の証だろう。
駐車場は店の前(2台)と店舗の北の方へ少し入った所にある。

  • 特製華丸そば+稲荷寿司
  • 特製華丸そば(チャーシューアップ)
  • 特製華丸そば(味玉アップ)

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6位

きしや (池下、今池、覚王山 / うどん、ラーメン、カレーうどん)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2011/12訪問 2011/12/02

心地良い空間で味わう至福の牛すじカレーラーメン!

ラーメン本では、牛すじラーメンがよく紹介されている「きしや」。
きしめん屋でありながら、ラーメンも美味しいと評判の店のようだ。
気になっていたものの、あまり行く事がない場所にあるため、足を運んだことが無かった。
複数の会社の同僚から「きしやの牛すじカレーラーメンは美味しい!」と勧められたのと、最近カレーラーメンにハマり始めたこともあり、会社帰りに寄ってみた。
果たしてきしやの絶品カレーラーメンとは?!

■牛すじカレーラーメン(1000円)
大きな丼いっぱいに入って出てきて、かなりのボリュームがある。
牛すじや麺は、カレースープの下に沈んで見えず、ウズラの玉子とメンマだけが顔を出している。
見た目はちょっと淋しい感じだが、スパイシーなカレーの香りがそんな見た目の印象を吹き飛ばしてくれる。

カレースープはトロみがあり、和テイストで上品な仕上がり。
辛さは中辛といったところ。
挽き肉やみじん切りのタマネギも入っていて、カレースープを口に含んだ時の食感にアクセントを加えてくれるのがいい。

麺は、断面が丸い中太のストレート。
適度な固さと、もっちり感がある。
カレースープと挽き肉が麺によく絡み、最高に美味しい。

牛すじ肉は意外に大きく、しっかりした塊が5個ほど入っている。
非常に柔らかく調理されており、少し甘みのある味付けが最高だ。
また、この牛すじ肉とカレースープの相性が絶妙で、素直に「ありがとう!」と言いたくなる美味しい組み合わせだ。

メンマは極太で、ザクザクした食感が気持ちいい。

メニューを見た時、1000円はちょっと高いなと思ったが、この内容なら納得できる価格だ。
店の雰囲気も影響したと思うが、久々に感動した至福の一杯だった。


■お店について
名古屋市営地下鉄東山線の今池駅と池下駅の中間、錦通沿いにある。
店内は和モダンな落ち着いた造りで、居心地がいい空間になっている。
店員の対応も気持ちいい。
平日の21:30前に店に行ったが満席で、待ち客は他にいないものの、約15分ほど待った。
アルコール類や肴の一品メニューも充実している。
会社帰りのグループ客が大半で、女性客が多かった。

  • 牛すじカレーラーメン
  • 牛すじカレーラーメン(牛すじアップ)
  • 牛すじカレーラーメン(うずら・メンマアップ)

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7位

ラーメン専門店 徳川町 如水 (森下、尼ケ坂 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2012/09訪問 2012/09/13

バランスの取れた秀逸な一杯!無化調ラーメンの有名店!

<2回目 2012/09/12>

名古屋では有名ラーメン店の「如水」。
月1回ラーメンを食べに行っている仕事仲間のリクエストで、行ってみることにした。
初めて訪れたのは2011年の7月。1年振りの再訪だ。
塩ラーメンがウリの店なので、初めて訪れた時は塩ラーメンを食べた。
今回は「香そば」を食べてみた。
果たしてそのネーミングにも惹かれる如水の「香そば」とは?!

■香そば しょうゆ 全部のせ(950円)
メニューに書かれているスープの種類は、しょうゆ・塩の順。
ということは、「香そば」は塩よりしょうゆがオススメなのだろうと判断し、しょうゆで注文。

真っ白の丼に、半濁した褐色のスープ、チャーシュー、煮玉子、ネギが入りとても美味しそうだ。
塩ラーメンには入っていなかったネギが、モノトーンなラーメンに彩を添えている。
見た目は前回食べた塩ラーメンよりネギの緑が鮮やかに映える分美味しそうだ。

スープはほんのりニンニクの香りがする。
魚介や鶏ガラに、昆布のダシも効いているような美味しい仕上がりのスープ。
無化調とは思えないほど、しっかりした旨味が感じられる。
色々な素材のダシが、ニンニクの香味油と絶妙に調和した絶品スープだ。

麺は博多ラーメンのような細ストレート。
細いながらもプチプチしたしっかりした食感があり、なかなか美味しい。
特にニンニクの香味油が麺に絡んで持ち上がってくるので、麺をすすった時の鼻に抜けるニンニクの風味が心地いい。

チャーシューは柔らかくトロトロに煮込まれた豚バラ肉。
箸で持ち上げると崩れてしまうほどの柔らかさだ。
控え目でほんのり甘みのある味付けが、なかなか美味しい。
ただ、もう少し歯応えがあって、肉の弾力のある食感を楽しめた方が好み。

煮玉子は、半熟トロトロではないが、黄身がしっとりした茹で加減。
薄味の味付けが玉子の美味しさを活かしている。
ニンニクの風味がほんのりするスープと一緒に食べると、かなり美味しく感じる。

メンマは極太で短め。
その太さは他ではあまり見ない太さだが、食感はちょっとユルめで柔らかい。
もっとコリコリザクザク感が欲しい所。
味付けがいい分、食感に頼りなさを感じるのはちょっと残念だ。

ニンニクのさり気ない風味が、ラーメン全体の印象をいい感じで上げている。
「塩ラーメン」もとても秀逸な一杯だったが、個人的にはこの「香そば(しょうゆ)」の方がさらに上を行く旨さだった。

<初回訪問時のブログ記事>
 http://waraton.at.webry.info/201107/article_4.html 2011/07/06


■鶏とごぼうの炊き込みご飯(250円)
お腹が空いていたのと、他の店ではあまり目にしないメニューだったので注文。
小さめの丼で出てくるが、まずはその素朴で懐かしさを感じるいい香りに惹かれる。
具は鶏肉とごぼうだけだが、たっぷり入っている。
味付けも濃すぎず薄すぎず、いい塩梅だ。
ごぼうが薄めにスライスされているため、そのしんなり感も個人的には好きだ。
和テイストのラーメンにピッタリの、美味しい炊き込みご飯だ。


<初回 2011/07/06>

名古屋の美味しい塩ラーメンの店として、色々なメディアで紹介されているのが、東区にある「如水」だ。
交通の便が悪いため、なかなか行く機会が無かったが、無性に「如水」の塩ラーメンが食べてみたくなり、会社帰りに寄ってみた。
果たして塩ラーメンの名店の一杯とは?!

■塩ラーメン全部のせ(950円)
大きめの白い丼で出てくる。見た目は意外にボリューム感がある。
薄茶色の半濁した塩スープに沈む麺と、その上にのるチャーシュー、煮玉子、メンマはどこかモノトーンで見た目の華やかさは無いが、不思議と美味しそうに見える。
魚介の風味が前面に出た塩スープは、思いの外しょっぱさを感じたが、しっかりしたコクと奥行きがある味はとても美味しい。
スープの表面は鶏油が結構浮いている。そのため湯気が立たず、見た目以上にスープは熱々。
麺はストレートの細麺で、しっかりした歯応えが気持ちいい。
また、何より麺が非常に美味しい。
麺の美味しさが、塩スープにより際立っている感じが絶妙だ。
チャーシューは脂身が多めだがクドさはなく、あっさりしていて美味しい。
見た目どおり肉は柔らかく、控え目な味付けがいい。
味玉はとても薄い味付けで、塩スープと一緒に食べると黄身に心地よい甘みが感じられる。
半熟トロトロではないものの、このラーメンに合った茹で加減になっているようだ。
メンマは極太だが、歯切れの悪い中途半端な食感が残念だった。
ザクザクともコリコリともしない極太メンマだけはちょっとテンションが下がった。
この塩スープと細麺の完成度は高く、とても美味しい一杯だった。


■お店について
国道19号赤塚交差点から出来町通りを東へ少し行った所にある。
地下鉄や名鉄の駅からは少し離れているため、市バスか車で行かないと不便。
カウンターのみの店内だが、厨房も客先スペースもとても広い。
ガラス張りのため、通りから店内がよく見える。
不便な場所で平日(水曜日)の夜にも関わらず、客の出入りは多かった。

  • 香そば しょうゆ 全部のせ
  • 香そば しょうゆ 全部のせ(チャーシューアップ)
  • 香そば しょうゆ 全部のせ(煮玉子アップ)

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8位

はる樹 (春日井(JR) / ラーメン、つけ麺、餃子)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/08訪問 2012/08/19

魚介ダシの効かせ方と野菜の甘みが絶妙な中華そば!

愛知県春日井市の人気ラーメン店「中華そば はる樹」。
ずっと以前から気になっていながら、行ったことのない店の1つだ。
高山ラーメンをベースに独自のアレンジ加えた中華そばがウリの店で、ラーメン本には必ず紹介されている。
店に着いて気付いたが、店の名前は「中華そば はる樹」ではなく、「健康熟成中華そば はる樹」と看板に書かれている。
「健康熟成中華そば」とはあまり聞いたことが無い。
果たして「健康熟成中華そば」とは?!

■中華そば全部のせ(800円)
「濃厚だしそば」も気になったが、初めてなので「中華そば」の全部のせを注文。
濃い色のスープに、味玉、チャーシュー、メンマ、水菜が美味しそうにのっている。
見た目はとても美味しそうだ。

スープは結構濃い色をしているが、見た目ほどしょっぱくない。
高山ラーメンがベースなので甘めのスープかと思ったが、意外に甘さは抑えられている。
醤油の味と魚介ダシが効いていて、やんわりタマネギなど野菜の甘みが伝わってくるスープだ。
特に魚介節の風味が絶妙で、ネギと一緒にすすった時の味がとても旨い。

麺は極細の縮れ麺で、少し偏平。
スープの風味をしっかり口の中まで持ち上げ、スープと麺の相性も最高。
滑らかな食感もなかなかいい。

チャーシューは柔らかく、味付けは控え目。
素朴な味付けは肉の旨味を活かして、中華そばにピッタリな美味しさ。
見た目以上に満足できる仕上がりのチャーシューだ。

味玉は、ほんのり醤油味と甘みが感じられる味付け。
黄身は半熟トロトロではないが、しっとりしていてコクがある。
特に醤油スープと一緒に食べると美味しい。

メンマは柔らかめながら、太いのでそれなりのザクザク感が出ている。
このメンマも醤油スープ、麺と一緒に食べるとその食感の良さと味が際立つ。

水菜は見た目にさっぱり感を出しているが、味や食感においてはあくまで脇役。

高山ラーメンがベースの高山ラーメンを超えた一杯に仕上がっていると思った。
人気の理由にも納得できる美味しい秀逸な一杯だった。


■お店について
国道19号の市役所北交差点を北西に曲り、最初の信号機の交差点の左角にある。
8/18(土)の13:45頃店に到着したが、店内は満席で少し待った。
店内はコの字型のカウンター席のみだが、窮屈感は無い。
夏季限定の冷やし麺も2種類あり、美味しそうだった。

  • 中華そば全部のせ
  • 中華そば全部のせ(チャーシューアップ)
  • 中華そば全部のせ(味玉アップ)

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9位

あじさい 本店 (五稜郭公園前、杉並町、中央病院前 / ラーメン、餃子、中華料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/03訪問 2012/04/01

函館の人気老舗ラーメン店の旨い塩ラーメン!

名古屋のデパートの物産展にも出店したことのある函館の老舗ラーメン店「あじさい」。
北海道内に5店舗を構えるが、ここ函館の五稜郭前が本店だ。
立派な店構えに老舗というイメージは湧かないが、多くの客で賑わっている。
五稜郭を観光した後、昼食に塩ラーメンを食べようと思い入ってみた。
果たして函館の老舗ラーメン店「あじさい」の塩ラーメンとは?!

■塩チャーシュー麺(1050円)
澄んだ塩スープにバラ肉チャーシュー、白髪ネギ、水菜、メンマがトッピングされたラーメン。
見た目は淡色系で、具材もシンプルだが、なかなか美味しそうだ。

スープは鶏ガラと豚骨ベースの塩で、濁りはなく澄んでいる。
さっぱりしているようで、コクがあり旨味が凝縮されている感じ。
ガツンとくるインパクトは無いが、なかなか美味しい優しい感じのスープだ。

麺は中細のストレートで、断面が四角く角張っている。
麺自体が美味しく、塩スープとの相性もいい。

チャーシューはロール状の豚バラ肉で、弾力のある柔らかい食感がいい。
味付けも控え目で、塩スープの味を干渉することもない。
肉の甘みと旨味がストレートに伝わってくるような美味しいチャーシューだ。

ネギは白髪ネギと細切りの2種類のカットが入っている。
どちらもいい感じで塩ラーメンの味を引き立てている。

水菜は細かくそれほど量もないので、ネギに比べると存在感は薄い。

あっさりしているようで、物足りなさは感じない。
内容はシンプルながらスープ、麺、チャーシューが美味しくまとまった一杯だった。


■お店について
五稜郭タワーの西側の交差点角にある。
11:00の開店後に店に入ったが、食べ終えて帰る頃(11:30)には待ち客が10人ほどいた。
大きなガラス張りの店内は明るく広い。
ラーメンの種類が驚くほど豊富で、お土産用のラーメンも販売している。

  • 塩チャーシュー麺
  • 塩チャーシュー麺(チャーシューアップ)
  • 塩チャーシュー麺(麺アップ)

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10位

台湾ラーメン大吉 (西岐阜 / ラーメン、台湾まぜそば、餃子)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/07訪問 2012/07/23

台湾ラーメンの旨さに覚醒!辛いもの好きの聖地!

岐阜出身の会社の同僚から勧められた「台湾ラーメン大吉」。
地元では人気の店らしい。
辛いラーメンはあまり得意ではない方なのと、岐阜市というあまり行くことない土地だったので、ノーマークの店だった。
嫁さんと息子は辛い料理がダメなので、辛いもの好きの妹夫婦と行ってみることにした。
日曜日の開店10分後に到着したが、既に待ち客が店内に溢れていた。
台湾ラーメンがウリの店で、これほどの人気となると何だか期待も大きくなる。
果たして「台湾ラーメン大吉」の人気ラーメンの辛さとは?!


■台湾ラーメン(950円)
出てきて驚くのがサーティーワンアイスのようにトッピングされた台湾ミンチの大きな玉!
何とも面白いビジュアルに興奮すら覚える。
写真を撮っているだけで、鼻の頭から汗が出てくる。

台湾ミンチを溶く前のスープは、澄んでいて醤油スープのよう。
鶏ガラっがベースになっているような味がするが、既にちょっぴり辛い。
台湾ミンチをそのまま少し食べてみる。
少し炒めてあるのか芳ばしい味と辛さが同居している。
台湾ミンチをスープに溶かすと、スープがみるみる血の池地獄のような色に変化する。
ただ辛いだけではなく肉の旨味とクセになる辛さが凝縮されたコクのあるスープに激変する。
いや〜、これは旨辛く美味しい!
辛さが選択でき、もっとも辛いのは「ハイ辛」。
辛さがアップする毎にこの台湾ミンチのボールが、アイスクリームのように上に2段、3段と増えていくと面白いのだが...。

麺は平打ちの太縮れ麺。
スープの辛さをしっかり受け止め、旨辛スープとこの麺の相性は絶妙。
弾力のある歯応えともっちり感が最高だ。
口の中で縮れ麺のゴワゴワ感とスープの辛味がとても刺激的。
気付くと口の周りがヒリヒリしていたが、美味しいのでそれほど苦にならない。

無料&セルフサービスの生卵を落として食べてみる。
辛さにマイルドさが加わり、これまたさらに美味しくなる。
何となく予想はできたものの、台湾ラーメンに生卵の組み合せの妙に驚いた。

台湾ミンチの下に隠れていて気付かなかったが、モヤシも入っている。
普通のモヤシより細く、この細身のモヤシが侮れない名脇役となっている。
しなやかな弾力とシャキシャキした歯応えを併せ持ち、食感にすばらしいアクセントを加えている。

細かく刻まれたニラもいい感じで風味を加え、モヤシと同様この台湾ラーメンを美味しく仕上げる必須アイテムとなっている。

名古屋の「味仙」発祥の台湾ラーメンだが、「台湾ラーメン大吉」の方が美味しいと思った。
見た目も含め、台湾ラーメンの旨さに覚醒させてくれた秀逸な一杯だった。


■台湾まぜそば+追い飯(950円+100円)
自分も妹夫婦も「麺屋はなび」(名古屋市中川区)の台湾まぜそばが好きなので、注文しない訳にはいかない一品。
丼の中央に台湾ミンチと生卵、その周囲を揚げニンニク、生ニンニク、水菜、モヤシ、海苔、ニラが取り囲む。
なかなか美味しそうな見た目だ。

食べ始める前にしっかりかき混ぜる。
意外にも魚介節の風味が漂ってくる。
台湾ラーメンとは異なり、まぜそばは和テイストな味付けになっているようだ。

麺は台湾ラーメンとは異なり、極太の縮れ麺。
強いコシがあり、色々な具材がよく絡む。

台湾ミンチの辛味と、魚介節の風味が口の中に広がる。
辛さは台湾ラーメンほどではないものの、この辛味と和テイストの組み合わせは絶妙だ。

揚げニンニクはカリカリで厚みもあり、存在感十分。
シザーサラダの中のカリカリに焼いたベーコンのような見た目と食感が面白い。

モヤシは台湾ラーメンのものより太く、ラーメンとまぜそばでモヤシの太さを使い分けている辺りに拘りを感じる。
水菜と一緒にマンネリになりがちなまぜそばの食感にシャキシャキ感を加えている。

追い飯(ミニライス)を追加注文する。ランチタイム(平日)は無料サービスされるらしいが、いつでも無料サービスにして欲しいところ。
残ったタレと具材に白飯を投入して混ぜて食べてみる。
あの旨辛台湾ミンチと、和テイストのダシが効いたタレと白飯が合うのは容易に予想できる。
期待どおりの旨さで、追い飯によって何も残さず完食。

台湾まぜそばを注文する客が少なかったのでちょっと不安だったが、台湾ラーメン同様とても美味しい一杯だった。


■大吉飯(950円)
会社の同僚に勧められた一品。
同僚曰く、この店では台湾ラーメンと大吉飯の両方を必ず注文すると言う。
赤々とした見た目はとても辛そう。
チャーハンのようにご飯と具材が一緒に炒められた料理かと思ったが、白飯に炒めた具材がのせられたものだった。

台湾ミンチ、ニラ、モヤシ、玉子が大きな中華鍋で炒められ、その芳ばしさがご飯に合っている。
ゴマ油の風味も効いていて、台湾ラーメンや台湾まぜそばとは異質な辛さのテイストに仕上がっている。
なるほど、会社の同僚が推してきた訳に納得ができる旨さだった。
大吉飯はミニサイズが無いので、1人で来ると台湾ラーメンとセットで食べるには量が多い。
2人以上で来店してシェアして食べるといい。


■お店について
JR東海道線西岐阜駅の北東にある。
駐車場は結構広い。
持ち帰り用の台湾ラーメンも販売していて、購入していく客もいた。
店内に掲げてあった「台湾ラーメン・大吉飯は食べる風邪薬・疲労回復剤です」というコメントが面白い。
台湾ラーメンを食べた後のクールダウン用なのか、ラーメン店では珍しいソフトクリームも販売している。

  • 台湾ラーメン
  • 台湾ラーメン(台湾ミンチアップ)
  • 台湾ラーメン(麺アップ)

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