レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2011/09訪問 2011/11/16
いえ、3年越しに綿密に計画したわけではなく
3年前に山形に行く機会が雪でキャンセルになり、今回やっと訪れる事ができたと言う意味なのですが・・・
ダンナとの夏の遅めの東北旅行のメインはこちらアル・ケッチァーノ
以前計画した時も、
◯お酒を飲むので車(レンタカー)で行くのは無理
◯交通費を使ってわざわざ訪れ、万が一お店がイマイチで、そのうえタクシーでの移動となると・・・ちょっとリスキー
◯近く(徒歩圏内)に手頃な宿もなさそう
という事でディナーを諦めランチに伺う事にした・・・しかも鶴岡駅から路線バスに乗って
お店への予約は1ヶ月前からしていたが、当日は東北旅行3日目、前日に仙台で行われたケツメイシとファンモンのコンサートで大はしゃぎした為、全身筋肉痛、夜行バス移動という条件揃いでかなり疲れ気味だった。
鶴岡駅前のホテルルートイン鶴岡駅前から徒歩で鶴岡駅へ
荷物をコインロッカーへ預けて路線バスへ乗り、バス停「アルケッチャーノ前」で降りるも、なーんもない。
不安そうに降りた私達を気遣ってバスの運転手さんが「アルケッチャーノに行くにはあっちの道だよ」と親切に教えて下さらなかったら、絶対に分からない。バス亭を降りてバスの路線からY字に分かれた道を右にまっすぐ7分くらい歩いたところに、HP通りのお店が建っていた。
11時半の予約前に何組かがウェイティング。しかも皆さん殆どマイカーだったようで、バスに乗って飲む気満々で来る客は少なそうだった。
さて、今回頂いたのはダンナと2人、それぞれ7500円のコースだったか・・・ちょっと記憶が・・・
ただ、頂いたものはメモしてきました〜(記憶力に自信無し)
●大いおのカッペリーニ(イシナギ)
●イワナとタイのテリーヌ=イワナ、タイがミルフィーユ状になっていて、イワナのスモークを焼いてほぐした物と、アサツキ、フェンネル、スプラウトをミックスされたものが少し添えられていて、バランスが絶妙!
●イクラご飯をイメージした一皿 ニジマスの卵、生クリーム、春巻きの皮、地元の卵の黄身を半熟にしたもの=この時点で感じたことは、香り、見た目がとても良く、食感が楽しく、塩加減も良い。
●甘鯛のリゾット=皮付き甘鯛、「みず」という山菜の実、松茸、甘鯛の皮がカリッとして旨
●洋がらしのソルベ、和ガラシに漬けたキューリ乗せ
●ナスの味噌田楽をイメージしたもの稚鮎のハラワタを味噌田楽に見たてて(写真を撮り忘れた)=茄子で稚鮎のハラワタを挟んだようなものだったか・・・
●鳥肉のスープ=具材は夕顔、ツルムラサキ、ほろほろ鳥
●井上農場の樹熟トマトとバジルのパスタ
●庄内牛のリブロース、人参と紅茶のピューレ、石川県の竹塩とビール人参の葉を添えて
● ブドウと白ワインのジュレ
● ただ茶豆のパンナコッタ
●エスプレッソ、カフェラテ(+50円)
グラスワインをよく飲んだので2人で合計22,000円
とにかく、メニューに名前らしきものがほとんど無く「奥田シェフが◯◯をイメージして作った◯◯」といった感じで〜なんかとっても詩的なんですよね。
お料理はどれも驚きの食材の組み合わせと味付けで視覚も味覚もかなり楽しめたし満たされた。
ワインも頑張って日本産のワインも置いてあったのですが、実際頂いてみるとこちらのお料理にはやはりイタリアワインが合ように感じました。お店でも何種類か個性の違うイタリアワインのグラスワインがあったのですが、どれもこちらのお料理にとっても合うものでした。
この日、奥田シェフがいらっしゃらなかったのは残念だったけれど、だからといって味やサービスに影響はないのでは?と感じました。
ま、とにかく不思議なのは窓側の席でも外の景色らしきものが全くないのですが、なんだかゆったりと流れる時間の中で美味しいものを頂けてとても幸せを感じたお店だったのです。ここまでの疲れなんてなんのその。
余談ですが、帰りのバスは私達が調べた時刻だと食後1時間程待たなくてはならなかったのですが、お店のスタッフさんが親切に調べて下さって、丁度良いタイミングでバスがある事が分かり、鶴岡の駅に帰る事ができたのです。路線バス万歳。
来て良かったアルケッチャーノ、また是非再訪したいです。
最後に総合点は、やはり遠いのが残念ということで☆マイナス半分ということで。
3位
1回
2011/05訪問 2011/05/18
とある休日、ダンナと2人で伺いました。
・マティーニ
・ギムレット
・グラスシャンパン(ランソン)
・ジントニック
・ドライマティーニ
を頂きました。
私はカクテルを都内で飲むならマンダリンオリエンタルホテルのマンダリンバーのカクテルが一番美味しいと思っているのですが、それに匹敵するお味だと思いました。
お店の雰囲気といい、カクテルの味といい申し分ないお店です。
バーというとバーテンさんとの会話も重要ですが、そちらに関してはあまり会話をしていないので分かりませんが・・・。
この地域の特徴かもしれませんが、味もしくはサービスが優れたお店しか生き残れません。
カクテルに煩い方には是非お薦めしたいお店です。
また訪れたいバーが鎌倉に見つかるとは自分でも意外でとても嬉しく思います。
追記:この後、鎌倉の焼き鳥やきとり ひら乃さんでダンナと2人で日本酒を4合くらい頂きましたが、次の日まったく二日酔い無し。酷いお店のカクテルを飲んでいたら覿面に二日酔いだったはず(あくまでも経験談)。
4位
1回
2011/09訪問 2011/10/11
今まで焼き肉と言えば月島のT屋さんへ行っていたのだが
年齢とともに赤身が食べたくなる事が多くなり(T屋さんはホルモンが旨い)、赤身系の焼き肉屋さんを人形町、門前仲町、月島近辺で探していたところ、食べログさんでこちらのお店を見つけた。
覚えにくい名前・・・それがかえって印象的だった。
いつもの相棒(ダンナ)と初めてお店に行った時はiphone片手にタクシーで行ったのだがとても分かり辛い。
実は既に2回お店に行っているのだが、一度行ってしまえば道は以外と簡単だ。
日比谷線の人形町を降りて、人形通りを小伝馬町方面へ歩き、堀留町の交差点を右折して200メートルは歩くだろうか?
薬局(緑の看板)の入っている手前(左)のビルの2F。
最初に訪問した時はメニューが多過ぎて何を注文して良いのか分からず注文し過ぎてしまったが、お店でもお薦めの◯点盛りを注文すれば間違いないと思う。
3点盛りから5点盛りまで常時3種類くらいあるようだ。
赤身中心の4点盛りやらホルモンも入ったボリューム満点の5点盛りまで、ちなみに盛りは日によって違うようだ。
もう少し何か食べたければホルモンの小皿の用意もある。これには嬉しい限りだ。
私が一番嬉しいのは赤ワインがボトルで4種類もある事、まだ3種類までしか頂いていないが自分好みのものが2本はあったので、赤身と楽しめるのが何よりも嬉しい。
客層はきちんとした背広姿の中年の男性のグループ、もしくは女子社員も交えた送別会等会社関係が多いようだが、私達はまだ試した事がないコース料理が充実しているせいかもしれない。
しばらくは(飽きるまで?)肉と言えばこちらのお店にお邪魔することになりそうだ。
5位
1回
2011/01訪問 2011/01/17
先日、京都に行く機会があり、一緒に行ったダンナが「ランチはうどんが食いたい!!」といつものように始まった。
どちらかというと蕎麦派の私はあまりうどんに乗り気ではなかったので「じゃ、どこがいいか探して」とダンナ任せに。
ダンナは早速食べログさんで検索。
なんと、食べログ+京都+うどんで検索したところ、1位山元麺蔵と2位岡北がお隣同士ではありませんか。
宿泊していた宿から歩いていける事もあって、「取り敢えず店の前まで行ってみようか」ということになった。
時間は午前11時20分頃、まず、山元麺蔵さんをのぞいてみると中に何人か待ち人が・・・外のメニューを2人で真剣に見入っていると中から店員さんが爽やかな笑顔で「いかがですか?」と声をかけてきてくれた。
ダンナと私で「どっちにしようか」と少しの間顔を見合わせていたが、山元さんの「土牛蒡天」というメニューに惹かれ、牛蒡天大好きな私としてはどうしても食してみたかったので山元さんに決めた。
待っている間にオーダーを取るシステムのようで、私はきざみきつねうどん、ダンナはおろし豚うどん+生卵、土牛蒡天×2をオーダー。
座って待っている間、目の前の席に座れている方々がオーダーしたものを失礼なのでできるだけ見ないようにしていたのですが、箸で持ち上げたうどんに光が当たり、キラキラと何とまあ綺麗な事・・・また野菜天も見るからにサックリと旨そうで・・・ダンナも私も目をそらさずにいられなかった、というより何気に結構見ていたと思う。
ダンナ、思わず立ち上がり店員さんに「あの、あの方が召し上がっている天ぷらは何ですか?」とこそっと聞いたつもりだったようだが丸聞こえ!!苦笑、店員さんも笑いながら「旬野菜の天ぷらになります」と、すかさず追加注文したのですが、なんでも土牛蒡天も2つ注文していたのでかなりの量になるという事で、土牛蒡天、旬野菜の天ぷらをそれぞれ1つずつに変更して頂きました。
親切で臨機応変だ。
席に着いてしばらく、うどんが運ばれてきた。土牛蒡天は少し時間がかかるらしい。
では、お目当ては土牛蒡天だけれども、先に少しずつうどんを・・・まず汁を1口・・・う、旨い!!!
少し甘めでしたがすっと喉越しが柔らかで優しいのです。続いて麺は・・・あ〜〜これもまたもっちり、うんまい!
麺が太かったり細かったりがまた食感に変化があっていいですね。
そして、いよいよ土牛蒡天。カレー塩につけて頂いたのですがつけてもつけなくてもどちらも楽しめて、これまた旨し。
旬の野菜天ぷら(かぼちゃ、さつまいも、大葉、オクラ、ししとう、人参)もそれぞれのお野菜の甘みが生きていて、さっくり、ほっこり。
どれも暖かいうちに食べたくてがむしゃらに食いついてしまった(汗)
相席などまったく気にならず、ひたすら食べる。
量的には多くて、ダンナも私もかなりお腹いっぱいに、そして気がつけば長蛇の列、入った時間帯も良かったかも。
おとなりの岡北さんにも行ってみたい気もするのですが、また京都に来たら絶対に山元さんには立ち寄りたいですね。
うどん、万歳!
追記:総合★4=年齢的に量がもう少しすくないと嬉しい(残せない性格もあり)、ちょっと店内が慌ただしいなどの理由で★マイナス1
6位
1回
2010/12訪問 2010/12/16
赤酢の江戸前鮨を食せるお店は都内でも数少ない。
その中でもこちらのサイトの上位に組み込む、評判のお店・・・実際は?
荻窪駅から分かりやすい場所にあるはずなのですが、どこを右に曲がってよいか分からず・・・お店に何度も問い合わせてしまいました。
歩道橋2つ目の手前、焼肉屋さんの看板を目印に右(焼肉屋さんと同じビルのようです)、奥まった入り口が分かり辛い。
9000円のお任せコース。
おつまみ=煮蛸、白身(平目だったか?鯛だったか?)、鯖、鰹、鱈白子塩煮、軽い酢〆の牡蠣をツメと山葵で、酢〆コハダ、小魚の炙り(名前失念))
にぎり=鮪赤身、鮪大トロ、皮はぎ、煮鮑、甘エビ、もう1品海老(失念)、雲丹、穴子、玉子
以上が覚えているものですが、もう少し出てきていたはずです。
まず一言、赤酢のシャリが絶品です。
粒大き目のシャリの1つ1つの存在感がありつつ、赤酢が程よくまとわり付いて、正に私好みのシャリ!!
こんな美味しい、鰹、牡蠣のおつまみ、皮はぎのにぎり、煮鮑の握り、甘海老のにぎり、食べた事ない!!
鯖もおつまみで出てきたのですが厚切りで旨かった、ただ、こちらに関しては京ばし松輪さんで食べた鯖の方が美味しかった又は同等くらいだっただろうか。
他のおつまみや握りもかなり高いレベルで旨かった。
数日身を置いたり、煮たり、炙ったり、〆たりと1品、1品小技が効いていて見事です。
日本酒も4種類くらいあり、冷で頂くものは純米酒ばかりで嬉しい事・・・ついつい進みますな。
カウンターの幅が狭く、大将の仕事が見られるのもとても楽しい、私達のように会話のなくなった夫婦でも?会話をせずに楽しめます。
またご主人の語り口が、とても静かで口数が少ないのですが誠実さを感じさせるところが素晴らしかった。
毎週にでも通ってみたいお店でした~~~!!←お金があれば・・・ね。
でも、9000円のお任せコース×2、日本酒冷×7杯くらいだったかで占めて26,000円!!
なんていう好(高)コストパフォーマンス!!
パーフェクトな点数をつけたかったのですが、年内は予約がほぼ一杯という事で総合点から星半分マイナスにしました、ごめんなさい。
年に最低でも二回は伺うようにしていたのですが、今年は今回が初めてになってしまいました。
でも全く変わらぬ料理に合った抜群のワインチョイス!
今回は
前菜 槍烏賊と菊の花の煮凍りー シャンパン
冷茶碗蒸し ー 白ワイン
夏のサラダ、アワビとつぶ貝、タコのサラダ仕立て ー 白ワイン
イワシの握り ー ロゼ
マグロと若布の酢味噌ダレ ー 赤ワイン
フォアグラ大根 ー ソーテルヌ
明石鯛のお造り ー 赤ワイン
焼き若鮎 ー 赤ワイン
お吸物 あら汁
短角牛のステーキ 粒マスタードのせ ー 赤ワイン
稲庭うどん アオサのせ
デザート ー 紅茶シャンパン
そうそう、これが食べたかったんですよねーというものから。えー、この食材とこの食材ってこんなに合うんだーというものまで、刺身〜炊き〜焼き〜炙り〜色々な形で楽しめるところが、ホントに小田島さんの衰えぬ素晴らしいところです。
ムッシューの駄洒落も衰えてませんでしたね・・・。
本当に変わらず楽しく美味しいお店でした。
年に最低2回は伺うように心がけているお店。
今年はぎりぎり2回だった。
年末に伺い、心から思ったこと「この一年で一番美味しくて、心から楽しめたお店だった」
それに相変わらずこちらのお客様たちはとっても幸せそう。
料金もここ最近は1人1万5千円くらいで収まっている。
以前はもっと飲んでいたからかな・・・?2人で4、5万いってました。
来年は季節の変わり目に年4回は伺いたいな←あくまでも目標ですが・・・。
【以下2008年3月のレビュー】
総合 星4.5
料理 星4
サービス 星4.5
雰囲気 星4
cp −
酒・ドリンク −
使った金額 1人2万〜29000円
渋谷の神泉で営業していた頃からのファン。
一時期来店する機会が減った頃、神泉のお店を閉店したと聞きショックでしたが、
六本木にお店を開店したとダンナの知り合いから聞き早速ダンナと伺いました。
神泉のお店よりは規模は小さいけれど(前が広すぎたかも)
お陰様でスタッフの方々と気軽にお話が出来て嬉しいです。
特にカウンターに座れたときにはムッシュと、
またテーブル席でもマダムとそしてソムリエの方との会話が楽しいです。
料理が後回しになってしまいましたが
ワイン&和食のコンビネーションの元祖カリスマなお店なので
旬の和素材は勿論、それに合うワインもバッチリ。
もちろん、ただ黙って出されるものを頂くという事だけではなく、
もし出来たらこんなのが食べたいとか
こんな感じのワインの方が好きという相談にも応じて下さる場合もあります。
できれば3ヶ月に1度は訪れたいお店なのですが
今のところ半年に1度がいっぱいいっぱいなのが残念です。
小田島さんの歴史は出店閉店を繰り返してきたようですが
ムッシュ自身にお会いするとそれが分かるくらい正直で憎めないお人柄を感じることができると思います。フォアグラ大根ばんざーい!
気に入ったワインラベルは頂く事ができます。
神泉時代はムッシュが墨で書いたメニューの巻紙を頂く事ができました。
これがまたとっても味があって家に飾っておきたくなるものでした。
今はいつもおしゃべりに夢中で頂いて帰ったことはないのですが、
ムッシュの手書きメニュー表も一見の価値あり。