【横浜・白楽】六角橋ラーメン戦争! 煮干し3軒、魚介とんこつ2軒、家系2軒、合計11軒が火花を散らす

【横浜・白楽】六角橋ラーメン戦争! 煮干し3軒、魚介とんこつ2軒、家系2軒、合計11軒が火花を散らす

六角橋交差点周辺のラーメン事情が、いまかなり熱い。六角橋交差点から徒歩5分圏内に煮干しラーメンの店が3軒、魚介とんこつのつけ麺系が2軒、家系の実力店が2軒集まっている。そこへ最近は、東京・神奈川で勢いよく広がる「ちゃん系」まで加わり、街全体がひとつのラーメン激戦区になっている。

更新日:2026/04/13 (2026/04/12作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる5479の口コミを参考にまとめました。

2025年、2026年オープンの新店舗から伝統の実力派まで

六角橋ラーメン事情の面白さは、店の数が多いことだけではない。同じジャンルでも味の方向がきれいに分かれていること、そして煮干し、魚介とんこつ、家系、ちゃん系という異なる勢力が徒歩圏でぶつかり合っていることにある。六角橋は今、単なる“ラーメンが多い街”ではなく、ジャンルごとの個性がせめぎ合う「六角橋ラーメン戦争」の只中にある。

まず火花を散らすのは、煮干し3軒

この構図の中心にいるのが、六角橋周辺に集まった煮干しラーメン3軒だ。神奈川大学寄りの紬、交差点近くのイッチャンラーメン、東白楽寄りのRAMEN KOZRO。いずれも近いエリアにありながら、味の作り方はまったく同じではない。だからこそ、単なる重複ではなく、食べ比べる意味のある競争になっている。

紬の魅力は、何より完全無化調で仕立てていること。化学調味料に頼らず、出汁や素材の重なりで旨味を組み立てているため、澄んだ味わいながら物足りなさがなく、食後感まで上品にまとまっている。レギュラーは塩・しょうゆ・煮干しの三本柱で、塩はやさしく繊細、しょうゆは香りとコクの輪郭が美しく、煮干しはえぐみを抑えつつ旨味をしっかり感じさせる。6席のみの小さな店で、店主のワンオペだからこそ一杯への目配りが細やかで、低加水の細麺、炭火の香りをまとった豚チャーシュー、柚子の風味を添えた鶏チャーシューにも丁寧な仕事が感じられる。

煮干しを前面に出しながらも、えぐみ一辺倒ではなく、旨みとキレのバランスで食べさせるタイプで、煮干し系の入口としても強い一軒だ。

完全無化調の自然派ラーメン

イッチャンラーメン

イッチャンラーメンは、六角橋1丁目、交差点近くに入った新顔。青森の人気二郎系ラーメン「noodle shop イッ豚(イットン)」で、金土日祝の朝限定として展開されていた朝ラーブランド「中華蕎麦 イッチャンラーメン」が横浜に出店した、いわば青森からの刺客。

煮干しの風味に加えて、太麺や食べごたえのある構成で個性を出している。背油の追加も無料で、煮干し一本で静かにまとめるというより、ボリューム感も含めて印象を残すタイプで、交差点周辺の空気を一段と濃くした存在だ。

2026年開業の青森煮干しラーメン

RAMEN KOZRO

そしてRAMEN KOZRO。この店の口コミで目を引くのは、やはり「超濃厚」「沼煮干し」だ。特製中華そばをはじめ、濃度の高い煮干しの旨みを押し出すスタイルで、3軒の中でも最も振り切れた濃厚派と言っていい。上品に整える煮干しではなく、どろりとした存在感そのもので勝負する一杯は、六角橋煮干し戦線の中でも明確に異彩を放っている。

こうして並べると、六角橋の煮干し3軒は、紬がバランス型、イッチャンラーメンが地方色と食べごたえ、KOZROが濃厚特化という形で、きれいに棲み分けている。同じ煮干しなのに食べ手の気分で選び分けられる。この“近いのに被らない”感じこそ、六角橋煮干し戦争の面白さだ。

泥のような「沼煮干し」が名物

魚介とんこつ2軒が、もう一つの軸を作る!

くり山

煮干し勢だけでも十分に濃いが、六角橋・白楽エリアのラーメン競争はそれだけでは終わらない。もう一つの柱として存在感を放っているのが、魚介とんこつ・つけ麺系の2軒、すなわちくり山と越後つけ麺 維新 白楽店だ。

くり山は、このエリアで魚介とんこつを語るうえで外せない存在で、食べログのラーメンKANAGAWA百名店2025にも選ばれている。ジャンル表記でも「つけ麺」が前に立ち、白楽のつけ麺といえばまず名前が挙がる店だ。濃厚な豚骨魚介スープと太麺の組み合わせは、白楽のラーメン地図における一つの基準点になっている。

つけ麺だけではない、中華そばも主役!

越後つけ麺維新 白楽店

そこへ加わったのが、越後つけ麺 維新 白楽店。六角橋1丁目、白楽駅近くに2025年12月5日開店の新店で、口コミでは濃厚魚介つけ麺、とろみのあるつけ汁、そしてツルツル・モチモチの麺が印象として挙がる。さらに、越後しょうゆラーメンや味噌系の展開も見られ、単なるコピーではなく、魚介とんこつを軸に幅を持たせた一軒として立ち上がっている。

この2軒があることで、六角橋のラーメン競争は煮干し一色にならない。くり山が王道の本命、維新が新顔の対抗という構図ができ、煮干しとは別の軸で街の熱量を押し上げている。つけ麺好きから見ても、このエリアはかなり贅沢だ。

米粉の入ったもちもちつるつるの麺に魚介とんこつスープ

二郎系の重量感も、六角橋の戦線に加わる

ラーメン 登良治郎

ラーメン 登良治郎 - 小ラーメン豚2枚1,100円

魚介とんこつの濃厚さとはまた別の方向から、六角橋のラーメン地図に迫力を加えているのが、ラーメン 登良治郎だ。場所は六角橋1丁目、白楽駅から徒歩数分の駅近エリア。煮干し、つけ麺、家系がひしめくこの街に、二郎系の太い柱を立てている一軒である。

特徴は、やはり豚骨醤油のスープ、ワシワシとした麺、山盛りの野菜、食べごたえのある豚という、二郎系らしい満足感にある。口コミでも、非乳化寄りのスープ、太めの麺、デフォルトでも多い野菜量などが語られており、空腹時に正面から向き合いたいタイプの一杯だ。

六角橋ラーメン戦争を語るなら、煮干しや家系だけでは足りない。ガツンと食べさせる二郎系の存在があることで、この街の選択肢はさらに厚みを増している。

白楽駅近くの二郎系。ワシワシ麺と野菜の迫力

家系の有名店2軒が街の地盤を固める

とらきち家 光

さらに、六角橋周辺の厚みを決定づけているのが、家系2軒の存在だ。ここではとらきち家 光と末廣家がしっかりと地盤を固めている。煮干しや魚介とんこつが新しい話題を作る一方で、家系の強い店がきちんと根を張っているから、この街のラーメン競争は一過性で終わらない。

とらきち家 光は東白楽寄りの西神奈川3丁目にあり、こちらもラーメンKANAGAWA百名店2025選出店。濃厚な豚骨醤油に力強い鶏油の王道家系として支持を集め、白楽・東白楽エリアの家系枠として確かな存在感を示している。駅から近い立地も相まって、家系を食べたいときの有力な選択肢になっている。

王道家系の行列の絶えない名店

ラーメン 末廣家

一方の末廣家は白楽側の家系を代表する実力店。六角橋1丁目に店を構え、煮干しやつけ麺の話題店が集まるこの一帯で、総本山吉村家直系として家系ラーメンをしっかり支えている。豚骨醤油の力強いスープ、太麺、ほうれん草、海苔といった家系らしい構成が魅力で、食べ応えと安定感の両方を備える一杯が持ち味。

新顔や話題店が増えるなかでも、末廣家の存在があることで六角橋のラーメン競争は地に足のついたものになっている。住所から見ても、煮干し勢やくり山に近いエリアに位置しており、この界隈に家系の本格派があること自体が層の厚さを物語る。

煮干し、つけ麺、家系がそれぞれ別ジャンルとして成立しているのに、互いが徒歩圏で重なっているのが、この街のすごさだ。

家系総本山吉村家直系、人気の行列店!

家系だけではない、マイルドな醤油豚骨もある

山虎商店

山虎商店

とらきち家 光、末廣家という強い家系の存在に目が行きがちな白楽・六角橋だが、その周辺にはもう少し肩の力を抜いて食べられる豚骨醤油の店もある。山虎商店は、六角橋1丁目、白楽駅西口から徒歩4分ほどの場所にあるラーメン店だ。

見た目や方向性は家系に近いが、「家系よりはマイルド」「あっさり醤油豚骨」といった受け止め方もされている。太麺を選べる点や、濃厚味噌豚骨の存在などもあり、直系家系の力強さとは違う、日常の一杯として入りやすい立ち位置にある。

六角橋のラーメン戦争は、名店同士のぶつかり合いだけではない。駅前から商店街、交差点周辺まで歩くと、こうした普段使いの豚骨醤油まで見えてくる。その層の厚さも、この街の強さだ。

家系寄りだが食べやすい、マイルドな醤油豚骨

さらに、「ちゃん系」のなぎちゃんラーメンも来た

なぎちゃんラーメン 白楽駅前店

そして最近の白楽で見逃せないのが、なぎちゃんラーメン 白楽駅前店だ。場所は白楽駅西口すぐの白楽100-11、改札から徒歩10秒という強い場所にあり、しかも24時間営業。それだけで学生街・駅前立地の白楽に強いインパクトを与えている。

なぎちゃんラーメンは、いわゆる「ちゃん系ラーメン」で、「ちゃんのれん組合」にも加盟している。透明感のある豚清湯ベースの醤油スープ、平打ち麺、たっぷりのチャーシューが特徴で、煮干しや家系のような尖り方とはまた違う魅力がある。どこか懐かしい中華そばの顔をしながら、ちゃんと記憶に残るタイプだ。

この「ちゃん系」が白楽に入ってきた意味は小さくない。煮干し3軒、魚介とんこつ2軒、家系2軒に加えて、東京・神奈川で勢いを見せる新しい流れまで白楽に流れ込んだということだからだ。つまり六角橋・白楽周辺は、昔からの人気店が強いだけの街ではなく、いま動いているラーメンの潮流そのものが集まってくる街になっている。

白楽駅改札徒歩10秒、24時間営業

そして、淡麗系の実力派も忘れられない

らーめん中々

ここまで煮干し、魚介とんこつ、家系、二郎系、ちゃん系と並べてくると、六角橋のラーメンは濃い味ばかりに見えるかもしれない。だが、この街の面白さは、そうした強い味の店だけで終わらないところにある。白楽駅から徒歩3分ほど、六角橋1丁目にある「らーめん中々」は、牛すじスープを使った淡麗系の一杯で、長く支持されてきた一軒だ。

看板としては塩味、なかでも鶏塩らーめんの印象が強い店だが、個人的には醤油味にもかなり惹かれる。じっくり煮込んだ牛すじに、魚介と野菜の旨みを重ねたスープは、澄んだ口当たりながらコクがある。中細麺とのなじみもよく、ひと口目のわかりやすい迫力より、食べ進めるほどにじわじわ旨さが立ってくるタイプだ。

油や濃度で押し切るラーメンではない。塩はすっきり、醤油は出汁の輪郭がやや濃く出て、牛すじ由来のやわらかな旨みを感じやすい。濃厚系の名店がひしめく白楽・六角橋の中で、ここは少し呼吸を整えられる存在でもある。

ラーメン戦争という言葉の中に、こういう店があるのが六角橋らしい。強い味の店だけでなく、落ち着いた実力派も同じ徒歩圏にあるから、この街のラーメン事情には奥行きがある。

牛すじ、魚介、野菜の澄んだコク。塩も醤油も味わいたい淡麗系

※本記事は、2026/04/13に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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