【あべの・天王寺】麻婆豆腐の定食が旨い店【麻と辣】
中国・四川の発祥ではあるものの、今や日本の中華料理店での人気メニューのひとつになっている麻婆豆腐。あべの・天王寺界隈で、日本で独自に進化を遂げた麻婆豆腐の定食が旨いお店を厳選、ここにご紹介します。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる457件の口コミを参考にまとめました。
目次
麻婆豆腐は豆腐を挽肉ととともに炒め、唐辛子、花椒、豆板醤などで味付けした中華料理のひとつで、四川料理の代表格です。その特徴は唐辛子の辛さである「辣味」と花椒の痺れるような辛さである「麻味」です。
麻婆豆腐が生まれたのは清朝のころ、四川省・成都郊外の料理屋のおばちゃんが、有り合わせの材料で労働者向けに作ったのが最初とされます。このおばちゃんの顏にはあばた(麻点)があり、「陳麻婆」と呼ばれていたので、彼女が作る名物の豆腐料理も「陳麻婆豆腐」と呼ばれたとか。
日本の麻婆豆腐を語るうえで忘れてならないのが、NHKの「きょうの料理」で活躍した四川省出身の料理人・陳建民です。この陳建民が日本人向けに麻婆豆腐をマイルドに改良し、テレビを通じて各家庭に広めた功績は大きいですね。かたやグルメブームの現在の日本では、本物の味を希求して、本場の味を忠実に再現した麻婆豆腐も人気です。
あべの・天王寺界隈でも多くの中華料理店がひしめき、それぞれ味を競っていて、麻婆豆腐を看板メニューにしているお店もあります。各店の麻辣豆腐を食べ比べてみてはいかがですか。
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅の北口を出て、右斜め方向にすぐのところにある中華料理店です。
からし色のテーブルが印象的な店内は、壁に向かったカウンター席と、その背後の2人掛け、4人掛けのテーブル席からなる20席程度です。
「マーボー豆腐」の定食(750円)は、トレイに麻婆豆腐のお皿と、玉子スープ、杏仁豆腐、ご飯、キムチが並びます。
麻婆豆腐をひとさじ口に運ぶと、豆板醤による辛味が一気に襲ってきて減衰するが、山椒の痺れはあまり感じません。しかし深いコクが感じられます。これは豆鼓醤によるものかも。
キムチはカクトゥギですね。おそらく市販品だと思うが意外においしい。スープは玉子スープ。ごく普通の味だが、この普通さに安心感があります。最後に杏仁豆腐でクールダウンできるのもいいですね。
15人
155人
06-7652-5880
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ・プラザ館4階のレストラン街にある北京料理のお店です。
店内はテーブル席ばかりで100席足らず。南の窓からは「あべのハルカス」、西の窓からは「通天閣」の姿も望め、新旧の大阪のタワーが一望です。
「幸福(シンフゥー)セット」(1,600円)は、トレイには幸福麻婆豆腐のお皿と、幸福麻辣唐揚げがふたつ乗せられたお皿、玉子スープ、杏仁豆腐、ご飯、搾菜が並んでいます。
麻婆豆腐をひとさじ口に運ぶと、豆板醤による辛味が一気に襲ってきて減衰するが、山椒の痺れはあまり感じません。しかし深いコクが感じられます。これは豆鼓醤によるものかも。
キムチはカクトゥギですね。おそらく市販品だと思うが意外においしい。スープは玉子スープ。ごく普通の味だが、この普通さに安心感があります。最後に杏仁豆腐でクールダウンできるのもいいですね。
147人
6694人
050-5594-6065
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の北口から、まるでここだけ昭和のまま取り残されたかのようなレトロなアーケード街「天王寺駅前阪和商店街」を抜けて、明るい場所に出たところにある中華料理店です。
カウンター6席。テーブル席は20人ぐらい。庶民派の中華料理店といった雰囲気です。
麻婆豆腐(850円)は豆板醤によるの赤っぽい色合いで、上面に青ネギが散らされています。花椒による痺れは抑え目ながら、ピリ辛感はそれなりにやってきます。
豆腐はふわふわの柔らかさ。肉の配合が多めなので肉の旨みが強い仕上がりです。辣、麻、酸、甜が見事にバランスされた、質の高い麻婆豆腐です。
68人
2267人
06-6772-1218
出典: kurodaさん
近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に隣接する天王寺駅のターミナルビル「天王寺ミオ」プラザ館の中2階「ミオえきッチン」にある中華料理・大衆酒場です。
店内は壁やドアで仕切られていないオープンな雰囲気で、30席程のテーブル席が並んでいます。
「麻婆豆腐定食」(1,000円)は、大きめの器に盛られた麻婆豆腐と、玉子スープ、唐揚、叉焼、搾菜が並びます。麻婆豆腐はグツグツ煮えたぎっています。
注意深く麻婆豆腐を一口…油分多めの艶々した質感で、崩れ気味の絹ごし豆腐に荒挽肉が合わされ、葱ではなくニラが一緒に煮込まれています。
適度な辛さと痺れを持たせたチューニングで、見た目ほどの激しさはないがなにより熱い!猫舌さんには危険なタイプです。
ややドロッとした風合で、実に濃厚な旨みがあり、高度な質感を感じさせます。
137人
5511人
050-5594-3501
出典: kurodaさん
地下鉄谷町線の天王寺駅と四天王寺前夕陽ヶ丘駅とのちょうど中間ぐらい、四天王寺前の西門前から西方向の一心寺近くにある中国料理のお店です。
店内は4人掛けのテーブルが5つほどの全18席。品よく装飾され、JAZZのBGMも相俟って落ち着いた雰囲気になっています。
麻婆豆腐ランチ(950円)は、麻婆豆腐に小皿の一品と、スープ、ライス、ライチがセットになっています。
麻婆豆腐は油分多めの艶々した質感で、サイコロ状の絹ごし豆腐に中挽き肉の餡が合わされ、花椒が振り掛けられています。適度な辛さと痺れを持たせたチューニングです。
特徴的なほどシャバっとした風合いながら、実に濃厚な旨みがあり、高度な質感を感じさせます。
大衆中華のお店並の値段で、高級感ある麻婆豆腐がいただけるこのお店、いつも満席になるのがよく解ります。
67人
5966人
06-6772-5537
出典: kurodaさん
阪堺電車上町線・松虫駅のすぐ近く、地下鉄谷町線・阿倍野駅からは南に5~6分ほど歩いたところ。あべの筋沿いにある「ホテルSTATE天王寺」に併設の中華料理店です。
カジュアルな店内は、テーブル席ばかりの24席。赤い提灯が天井からぶら下がるとともに、柄の入ったチェアカバーなど、中国風の雰囲気に飾られています。
「麻婆豆腐ランチ」(980円)は、トレイの上に麻婆豆腐の器とサラダ・揚げ春巻きの小皿、モヤシが盛られた小鉢、ご飯、玉子スープが並びます。
麻婆豆腐は豆板醤と辣油による赤銅色で、上面に青ネギが散らされ、花椒が振り掛けられています。辛さはそれほど刺激的ではないが、花椒による痺れがそこそこ強い。
サイコロ状の豆腐はふわふわの柔らかさで、豆板醤の塩味に負けずにほんのり甘みを感じます。全体のコク深く仕上がっていて、上質感があります。
23人
318人
050-5869-7360
※本記事は、2024/08/23に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。