【奈良・高畑〜ならまち】文化薫る名所、穴場喫茶〜町家カフェまで※2017.7/23追記
近鉄奈良駅から「ならまち〜高畑」には奈良を代表するカフェや飲食店、歴史的な見所が点在。 世界遺産「春日大社」、高畑の土壁瓶の町並み、大正や昭和初期の屋敷、写真美術館、志賀直哉旧居、奈良ホテル、春鹿醸造などが点在し、様々な風情を感じさせてくれます。女性に喜ばれるデート向きのお店も多いです。
2017/7/23追記。優しい隠れ家【美と和(ビトワ)】。2016/10/27追記【神奈寐(かむなび)】。
2016/08/27追記。ゆったりとした奈良町家【cafe zuccu】※最初の投稿は2015/03/29。
■□ 高畑エリア(春日大社の南側)
柳生街道への終始点があり、大正から昭和にかけて多くの画家や作家に親しまれた趣のあるエリア。
古色の土塀が残る町並み、写真美術館、新薬師寺、志賀直哉旧居、山岳画家・足立源一郎の洋館(たかばたけ茶論)など、名所を巡りながらカフェや食事を楽しめます。奈良公園も徒歩圏内です。
■□ ならまちエリア(高畑の西側・近鉄奈良駅の南側)
江戸末期〜明治にかけての奈良町家が残り、趣向を凝らした飲食店やスポットが点在。中でもランドマーク的なカフェ「カナカナ」や蕎麦処「玄」、春鹿の「今西清兵衛商店」、町家の再現建築「格子の家」は全国区。
*下の写真は「高畑エリア」の不思議な建物です。
出典: アルボスさん
ニッポンアンティークとカフェの小さな隠れ家「美と和」。店主の女性が大部分をリノベートしたそうで、1階がショップ、2階が喫茶室となっています。
初見の楽しみを大切にされてるそうなので、店内の詳細画像は控えますが
畳の和室に座布団と座卓テーブル数卓の小さな空間。大きな古時計やレトロな建具に囲まれ、昔にタイムスリップしたような雰囲気に包まれます。
出典: アルボスさん
■アイス珈琲とメロンシャーベットアイス(夏限定のセット650円)
アイスは8時間かけての水出しだそうでまろやかな飲み口。懐かしい器に入ったメロンシャーベットは、凍ったミカン、チェリー、パインの果肉入り。
メニューはほぼドリンクのみです。
出典: アルボスさん
このサインから奥に進むと「美と和」。
ならまちの名所「格子の家」と「元興寺」の合間くらい。近くには全国区のカフェ「カナカナ」、「よつばカフェ」があります。
画像は2階の空間。「美と和」から徒歩数分にあります。
無料で見学できるのも魅力的な「格子の家」です。
出典: アルボスさん
ならまちのランドマーク的なカフェ。
土間のスペースと座敷のスペースからなる町家本来の空間が広がります。
全国区の人気店のため、店前を通ると混み合ってたり、行列になってることも多いです。
出典: アルボスさん
座卓もあれば、ソファータイプの席も。居心地の良い空間です。
出典: アルボスさん
■ムケッカ(税込1000円)。
ブラジルの郷土料理、海鮮のココナッツ煮込みとのこと。少しココナッツカレーのような風味が広がり具材たっぷり。ココナッツミルクの円やかさとソフトなスパイス感が広がります。
出典: アルボスさん
夜のカナカナ。
下記の「cafe zuccu」、「喫茶みりあむ」から西へ7分程。近鉄奈良駅からの場合徒歩15分程。
近くには「美と和」「よつばカフェ」があります。
出典: アルボスさん
2016年7月オープンの町家カフェ。
手前右が「cafe zuccu」
奥に進むと下記の「カフェフルール(写真美術館)」喫茶「ろくさろん」名所「新薬師寺」など
さらに左側には「たかばたけ茶論」「志賀直哉旧居」世界遺産「春日大社」へと徒歩で行けます。
出典: アルボスさん
ファザードサインが目を引く外観。
築150年ほどの町家だそうです。
店内は広めでゆったり〜席数も多め。
テーブル席、ソファー席、壁面カウンターなど、お一人様からグループまで、幅広く対応したコーナーがレイアウトされています。
出典: アルボスさん
■□シェードから零れるライトや自然光、木の温もりが織りなす空間。
ゆったり広めの店内には若い男性と女性がおられ、スマートで感じの良い対応。
混み合わなければ、ホッと落ち着けると思います。
出典: アルボスさん
■ブレンドコーヒー 税込450円
(2016.8月当時)
一から豆を挽き丁寧にドリップしてくれる本格派。豆は木津川市の「中山珈琲焙煎所」だそうで酸味と苦みのハーモニーが丁度良い味わい。
他にもエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノ、ココア、ビールやカクテルなど。ケーキも各種揃っています。
出典: アルボスさん
■自家製塩豚のカルボナーラ 850円 (2016.8月当時)
しっかりめのテイストで美味しいです。
フード類は他にもパスタ類、カレー、サンドイッチ、サラダなども。
出典: アルボスさん
■□大きなテーブル席。
他にもテーブル席、ソファー席、壁面カウンターなど様々なニーズに応じた配席です。
出典: アルボスさん
一部が有形文化財となるカフェ「たかばたけ茶論」。メニューはドリンク類とデザートのみ、小さな喫茶室と屋外テラス席があります。
この道の右が「志賀直哉旧居」、奥に進めば「春日大社」。下記の喫茶「ろくさろん」から徒歩8分位。画像の土壁も有形文化財だそうです。
出典: アルボスさん
山岳画家・足立源一郎画伯が大正8年、南仏プロヴァンスの田舎家をモチーフに建てられた洋館。
樹齢100年以上というヒマラヤ杉や、有形文化財でもある佇まいを眺めることができます。
出典: アルボスさん
←こちらは35年程前にカフェとして建てられた店内。窓からの光と緑がキレイです。
出典: アルボスさん
カフェ店内。大きな行灯風の照明が目を引きます。洋画家の中村一雄ご夫妻や親族の方で切り盛りされています。
出典: アルボスさん
■□ブレンドコーヒー 税込550円
他にもアイスコーヒー(700円)、アイスティー(750円)、日替りケーキ(650円)などをラインナップ。
隣の「志賀直哉旧居」取り壊しが決まった際、こちらの中村一雄さんが中心となり維持に尽力されたみたいです。
こちらの有形文化財の維持も含め、納得の値段だと思います。
出典: アルボスさん
■□テラス席
樹齢100年以上というヒマラヤ杉や、有形文化財の洋館を眺めながらカフェタイム。
■□(志賀直哉旧居の1階)書斎
古色蒼然とした机に椅子、壁。趣たっぷりです。
■□ 外観からはさほど感じませんが、2階建の屋敷内はかなりの広さ。
趣深い和洋の空間やインテリア、庭園など多様に広がる空間構成。
■□1階にある食堂 この奥がサンルーム
サンルームから食堂方面(志賀直哉旧居1階)
ここで、多くの文人や画家が集まり交流をかわしたことから「高畑サロン」と呼ばれるようになったんだそう。
大きな天窓から射し込む光、瓦床、モダンな内装。多くの文化人を魅了したのもわかりますね。和を基本としながら異国を感じる空間です。
■□ [志賀直哉旧居]2階の和室より春日山・飛火野方面の眺め。
■□入館料は一般350円、中学生200円、小学生100円。
一度は取り壊しが決まった貴重な佇まいとタイムシフト感。
多くの文化人を魅了した邸宅は、復元修復をへて2009年から全面公開されています。
外観からイメージできない程、とっても広い邸宅、ぜひ訪れてみて下さい。
出典: アルボスさん
高畑エリアの東寄りの高台に立地。
白壁土蔵造り×洋風の建物は、お店の方によると自宅の一部を改築した建物なんだそう。右は不空院、手前は新薬師寺です。
下記の「奈良市写真美術館(カフェ フルール)」から徒歩すぐ。周辺ロケーションと自然に調和しています。
出典: アルボスさん
白壁造りの外観から店内に入ると、
色彩感豊かな空間が広がっています。
右サイドの窓からは遠くの景色、左サイドの窓からはキレイに整えられた庭園を楽しめます。
出典: アルボスさん
■□メニューはドリンク、スイーツ。大和カレー、ピザ、ピラフなんかも。
画像はケーキセットです。
出典: アルボスさん
ろくさろん近くの土壁の光景
出典: アルボスさん
■□高畑のランドマーク的存在
「入江泰吉記念奈良市写真美術館」の1階。
ポイントはカフェだけでも利用できること。近くに大型駐車場があり、高畑散策の拠点としても好立地です。
黒川紀章設計による日本瓦葺きの館内にはハイビジョン展示室やサンクンガーデンも備わっています。
出典: アルボスさん
←カフェ内。
美術館の展示は、奈良の風景や文化財の写真で知られる写真家・入江泰吉氏の作品中心です。
出典: アルボスさん
←人口池の水面に反射する光と揺らぎ。
出典: アルボスさん
メニューはドリンク、ケーキほか。
出典: アルボスさん
春日大社の南、高畑エリアの「志賀直哉旧居」から徒歩1分、同じ通りに佇んでいます。木の温もりに満ちたログハウスの佇まい。
ご年配のお母さんがおられて、とても親切。お話し好きな方で、気持ちを和ませてくれます。
春や秋の行楽シーズンは平日も営業されるそうですが、それ以外は土日祝のみの営業です。
出典: アルボスさん
店内には6名程が座れる大きなテーブル1卓の小さな空間。
森をバックにした店前のテラス席も利用できます。
店主さん好みのクラシック音楽が流れ、のんびり心地良い空間です。
「小道の店」の前には森をバックにしたテラス席があり、近くにはシカさんが遊びにきています。
出典: アルボスさん
■□テイクアウトは、おにぎり、こんにゃく田楽、おはぎetc。店内はもちろん、店前のテラス席も利用可能。
お茶は話題の古民家カフェ【遊茶庵】を手掛ける老舗「竹西農園」の大和茶。交流があるそうです。
何げないログハウスのお店ですが、年配の女性店主さんがおられ、素朴な温もりに包まれます。
出典: アルボスさん
■□店内メニューは、ドリンク各種、とろろご飯定食、ぜんざいetc。写真は手作りの梅ジュース(税込300円)です。
■□他にもお母さん手作りの雑貨や小物、春日山原始林から採れた大和ミツバチの蜂蜜【天恵蜜(800円)】も販売。究極の蜂蜜らしく、めちゃ美味しい。
春日大社の第六十次式年造替(しきねんぞうたい)でも【神代蜜】として公式販売された逸品。また感想を書きます。
出典: アルボスさん
高畑エリアの幹線道路沿いに立地。
古長屋の趣とゆるやかなタイム感に包まれ、アールの天井と行灯の照明がふわり心地良い。
評判の高いサラサラカレー、手作りのお菓子、ドリンクなどが充実。平穏な時間を楽しめます。
出典: アルボスさん
←カレーライス(干しブドウ.ヨーグルト付) 800円
スパイス感と香辛料はほんのり、辛さはマイルド。最近のサラサラスパイスカレーとも欧風カレーとも違うココだけオリジナリティを実感。
コクと旨味がしっかりとあり満足度の高いカレーです。
出典: アルボスさん
車の多い幹線通り沿いながら店内はとても静かです。
出典: アルボスさん
2016年10月1日に新規オープン。
手前右が「ゲストハウス神奈寐(かむなび)」。入り口でスリッパに履き替え、右側がカフェ&バーのスペース。
出入りが多かったり、混んでる場合は
居心地がよくないかもですが、テイクアウトもあり、気軽に使えるのがポイントです。
出典: アルボスさん
コーヒー ハウスブレンド 税込300円
一から豆を挽き丁寧にドリップ。コクや苦味のバランスがよく、この値段にして十分なテイスト。
他にも、ビールやワインなどアルコール類、お酒のアテや少しラインナップ。
テイクアウトにも対応しています。
出典: アルボスさん
ビール400円はグラスに注いで提供
出典: アルボスさん
入って右手のカフェの店内はカウンターとテーブル数台の狭めな空間。
カフェ&バーは22時(L.O)まで通し営業。
この奥に進むと上記の「cafe zuccu」「奈良市写真美術館」「新薬師寺」など高畑の中心へ。「たかばたけ茶論」「志賀直哉旧居」も徒歩で行けます。
出典: アルボスさん
高畑エリアの西よりに立地。
言わずと知れた奈良ホテルです。
カフェスペースは決して広くはないけど、心地良くゆったりとできます。
全面ガラスからの景色、奈良ホテルの意匠やホスピタリティを感じながら優雅なティータイムを。
出典: アルボスさん
赤絨毯の大階段。
出典: アルボスさん
■□ダージリン サマーゴールド+松の実ケーキ
紅茶はドイツ「ロンネフェルト」。
香り風味ともに良好で美味しいです。
松の実ケーキも自然な甘味が丁度良い美味しさ。
出典: アルボスさん
明治42年創業。優美なスケールを感じる佇まい。ならまち、高畑からも徒歩で行けます。
近鉄奈良駅から徒歩16分程。
出典: アルボスさん
ならまちエリアにある心地良いカフェ。
あまり手を加えていない町屋の温もりと雑貨やグッズに囲まれた和みのアンビエンスを楽しめます。
出典: アルボスさん
■□サザエさんと町家の共演。
店内はどこか懐かしく、古い振り子時計が時を刻む空間。そんな町家のタイム感に包まれ、ふーっと寛げます。
出典: アルボスさん
■シフォンケーキ。ドリンクセットで820円(珈琲単品420円)
ミルクチョコの粒が入ったシフォンケーキはストロベリー風味と控えめな甘味。
アイスやクリームが添えられ程良く美味しいです。模様はシカさんを意識?
出典: アルボスさん
昔ながらの佇まい。
ならまちのランドマーク「カナカナ」から至近。近鉄奈良駅より徒歩18分程です。
※本記事は、2017/07/23に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。