【西日本の宿】至福の高級温泉宿・料理宿 12選！

6000坪の庭園の広大な敷地に全14室の客室は、全て離れで一棟に広々宿泊のできる温泉旅館。
棟ごとに仲居さんが付き、日本に2軒しかないミシュラン5レッドパビリオンかつ食事に星★が付いた旅館。食事は、夕食・朝食ともに部屋食。お湯は乳白色の単純酸性温泉。客室の風呂も良いですが、浴場は4つあり貸切も可能。パブリックスペースも配慮が感じられる。
出身料理人には、京都・未在の石原仁司さんが居る。

由布岳の麓の1万坪の樹林草地、金鱗湖畔と隣接する人気老舗宿。おんせん県 大分 湯布院の御三家のひとつ。日本に2軒しかない、ミシュラン5レッドパビリオンかつ食事に星★が付いた旅館のもう一軒でもある。
全20室。地元の食材を活かした料理と全室源泉かけ流しの温泉。由布岳の麓からたっぷりと湧き出た湯はアルカリ性無色透明の単純泉。
夕食・朝食ともに部屋食が可。部屋による。
パブリックな温泉や暖炉のある談話室の雰囲気もいい。

亀の井別荘へ宿泊したなら、隣接の「亀の井ガーデン」の名産品を揃えたショップ「鍵屋」へ。
江戸末期の造り酒屋を移築された建物。
店内の工房で拵える、亀の井別荘家傳の食品や調味料、竹細工、器、木工品など、大分・九州の品が並ぶ。
名物のおはぎは、食べておきたい。地元湯布院産の餅米と北海道産の十勝小豆、宿敷地内の湧水を使い作られるおはぎ。観光客にも人気の店。

亀の井別荘のガーデン内、亀の井別荘の食事処。
金鱗湖の畔に建つ大屋根の古民家民家。
地元農家契約栽培の風の食材で作られる季節の献立の山菜・野菜・川魚・肉料理。蕎麦も人気。
人気旅館、亀の井別荘の食事処だけあって、上質な時間と食事を楽しめる。
紅葉の時期は、窓からの庭がとても綺麗。
食事だけの利用も可。

「亀の井ガーデン」の江戸末期の造り酒屋の屋根裏を改造した2階の茶房。独特の雰囲気と空間。BGMはグレゴリオ聖歌。
写真は名物のモン・ユフ。由布岳をモチーフにしたチーズのオリジナルスイーツ。三角錐を作っている板状のデンマークチーズの上に雪に見立てた生クリーム。粉糖とラムレーズンのトッピング。甘さはかなり控えめで、お酒にも珈琲にも合う。

昭和28年、禅寺の保養所としてスタートした旅館。湯布院の代表的な宿、御三家のひとつ。
3000坪の雑木林の中に小さな離れ家が点在。木々を通じて感じる四季が心地よい温泉宿。全16室。温泉かけ流しの内風呂は、桧風呂。無色透明の滑らかな温泉は、泉質単純温泉。
地産地消を主とした野菜、山菜、豊後牛などの食材で食事が用意される。食事の場所は部屋の条件にて。暖炉のある談話室などのパブリックスペースは心地よい配慮が。
朝食は、和食・洋食から選べる。

湯布院 玉の湯の施設は、山里料理「葡萄屋」、ティールーム ニコル、ニコルズ バー、売店「由布院市」。
雑木の中に位置する、ティールーム ニコルは、明るく樹々によって程よい日差し。
名物のアップルパイは作られる量が限られており、必ず食べたい場合は予約が望ましい。
大分・別府で一世紀になる老舗、長友パン屋の、素朴な「あんぱん」もメニューにある。

ゆふいん駅周辺の喧騒から離れ、静かな由布院の麓に建つ全室離れの山荘。古民家の再生をコンセプトとして、斬新でモダンな発想で作られた空間。鋭い感性と娯楽への哲学を体感できる宿。
ミシュランガイドにて、5ブラックパビリオンにて紹介されている。私自身、こちらの宿は心の保養地。とても気に入っている。
湯布院御三家のひとつに数えられる山荘 無量塔。クルーズトレインななつ星in九州の旅に、列車を離れて宿泊する宿として、現在、湯布院の御三家が選ばれている。

明治中期の古民家を移築再生した、無量塔の象徴的存在。ティータイムとバータイムがあり、バータイムは宿泊客専用。バータイムに限り小学生以下の利用不可。
オリジナルスイーツなどのカフェメニューや、200余種の洋酒が楽しる。お酒の価格は格安、宿泊者には嬉しいサービスとなっている。
BGMは、ティータイムにはクラシック。バータイムはJAZZを中心に。1930年代のアメリカ製劇場用スピーカー、WE16Ａホーンが奏でる重厚なサウンドが心地よい。

山荘 無量塔のチョコレートショップ。
ショーケースには上質のクーベルチュールと自然の恵みで手造りされるショコラが並ぶ。
美術館 artegio(アルテジオ)横、ミュージアムショップと同空間。
山荘 無量塔は、施設の充実感が凄い。
レストラン・バー・セレクトショップなど、一つの空間に居住する複数の文化や時代が新たな価値観を生み出す。湯布院が持つ大自然と山荘無量塔の世界観。ここにしかない時間がある。

名物は、黒豚蕎麦はとろとろに煮込んだチャーシューとたっぷりの白髪葱をトッピングした温かい蕎麦。黒胡椒との相性がいい。
晴れた日には由布院盆地や、遠く久住の山々が眺望できる。
湯布院の水と自家製粉の信州の蕎麦粉の手打そば、山荘 無量塔へお泊りの際の、お昼としてお勧めしたい。

雄大な由布岳の景色を眺めることができる、1日3組限定の温泉宿。客室はスイートタイプで露天風呂付き。充実したこだわりのアメニティが女性に好評。配慮もとても良い。
夕食は個室で豊後牛の炭火焼などが味わえる。
子供不可(3部屋全利用の時だけ可)。
ミシュラン5ブラックパビリオン評価の宿泊施設。
プライベート感の高いヴィラ。利用中はスタッフさん3名としか会うことがなかった。

武雄のシンボルとされる御船山の麓、自然豊かな御船山楽園内の宿。
15万坪の敷地に立つ建物は庭園と融和、各々趣が異なる客室は全室露天風呂付き。
客室は11室。庭を生かした数寄屋造りの客室。テーマは、庭屋一如(ていおくいちにょ)。朝夕ともに部屋食のみ。大浴場あり。湯涼みのお休み処も、宿の心配りが感じられる場所。
ミシュランガイド2014特別版に続き、2019特別版でも５レッドパビリオンの評価。

国指定記念物「御船山楽園」内、御船山観光ホテル・御宿 竹林亭の宿泊客専用、期間限定バー。ライトアップされた御船山楽園の木々が池に映り込み、幻想的な世界が広がる。
宿ご利用時は、見て頂きたい光景。
武雄市のシンボル、標高210メートルの御船山の南西麓に位置。園内の名所は、御船山・20万本のつつじ谷・樹齢170年の大藤・2000本の桜・樹齢170年の大モミジ・樹齢300年の大楠・五百羅漢・萩野尾御茶屋。

熊本の小京都・人吉の、和モダンな隠れ湯宿。
1日5組の利用しか受け付けない。
元々は、1907年(明治40年)から続く、源泉掛け流しの人吉温泉、天然温泉100%の浴場。
近年は旅館も併設。湯が良く小宿ながら設えと接遇が素晴らしい。住宅街の中にあり看板・宣伝は見られない、隠れ宿。
第40回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選、客室25室以下の日本の小宿2015を受賞。

山陰随一の老舗旅館。明治21年創業、平成19年5月にグランドオープン。松江藩主松平不昧公ゆかりの「鯛めし」をはじめとした伝統料理と現代の料理が融合する和のオーベルジュ。
リニューアルオープンされた別邸がとても良かった。地続きの個人宅を手に入れて改装なさったそう。内湯は温泉。常時掛け流し。夕食は個室、朝食は食事処にて。
宍道湖を臨む白砂青松の庭園は、外国誌でも毎年高い評価。松江の中心にあり、城下町巡りを楽しめ、宍道湖畔にも位置する旅館。

日本酒「鍋島」の富久千代酒造が営む、日本初の酒蔵オーベルジュ。
酒造りの町の静かな酒蔵通りに佇む宿で、蔵元が醸す酒と料理の饗宴を堪能出来る。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された地域内。
230余年の歴史がある伝統的茅葺き屋根の日本家屋は、地域最大級の200㎡を超える広さ。1日1組限定、最大４名までの一棟貸し。
希望の宿泊者には、日頃は入れない酒蔵の案内をしてもらえる。夕食・朝食ともに、建物内の草庵 鍋島にて、料理長が腕を振るう。

富久千代酒造が営む酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」併設の和食レストラン。
200年の歴史ある伝統的建造物のリノベ空間で、日本酒と和食が堪能出来る。
献立は、ひと月半毎に入れ替わるコースのみ。
カウンター6席。
器には、世界に誇る佐賀の陶磁器が使われる。
原価度外視で美味しいものを提供されている、草庵 鍋島。ここでしか頂くことのできない料理と、銘酒 鍋島に陶酔。

約25haの広大な敷地を有するラグジュアリーホテルだが、温泉宿として推薦したい。伝統的な日本旅館の美学を採り入れた、アマン初の温泉を有するリゾート。
都会の喧騒から離れた豊かな自然環境に佇む。
英虞湾を臨む風光明媚な地に、瓦屋根と杉材の外壁の建物が点在。全28室。24室のスイートの浴室と4棟のヴィラの浴室は温泉。ダイニング棟での夕食、朝食。敷地内の移動は宿に頼んでのカートか、レンタサイクルが無料。レセプションのラウンジが居心地よい。
ミシュランの格付け評価は、5レッドパビリオン。

予約制プライベートリゾート。
約50haの広大な敷地に点在する和風様式ヴィラが5棟のみという贅沢な施設。施設の入り口の麓にカートがお出迎え。カートでヴィラへ移動。
デッキに温泉。泉質は鉄分を含む強アルカリ性。源泉掛け流し。360度の景色を見ながら温泉に浸れる。借景は霧島連山のパノラマ。この広さゆえ守られる極致のプライバシー。自然の懐に抱かれ、日常の全てを忘れ、心身を解き放てる宿。
新日本様式100選として評価選定されている。

土地に根付く、昔から食していた本物の料理を提供することを第一に。自給率高く暮らしていた頃への回帰、日本の田舎の原風景がここに。茅葺古民家、囲炉裏、干された野菜。苑内を闊歩する放し飼いのニワトリ。
天空の森、雅叙苑ともに同じ食材を使用。
食材の自給率は9割。
全10室。自家源泉かけ流しの湯。炭酸水素塩泉。温泉からは立ち上る鉄の香り。
無農薬栽培の自家菜園で作られる新鮮なお野菜、にわとり牧場で育てられる鶏と卵などが料理として出される。
夕食は部屋で、朝食は目覚めたら好きな時間に朝食の準備がある食事処へ。魚料理と卵料理を選ぶ。おくどさんで炊かれるご飯、炭火で焼かれる干物など。
高級食材を購入したほうが安くつくと思われるが、今では貴重な一昔前の暮らしがここにある。
忘れの里は、忘れられない宿のひとつ。