【あべの・天王寺】チャーシューの際立つラーメン【焼豚・煮豚】
ラーメンを構成する要素として欠かせないものは麺、スープ、そしてチャーシュー(叉焼)。たかがチャーシューなれど、お店によって味や姿はさまざまです。気鋭のお店が鎬を削る大阪で、独創的な叉焼を出してくれるお店を集めてみました。各お店の創意工夫を味わってみませんか。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1548件の口コミを参考にまとめました。
ラーメンを構成する要素として欠かせないものは麺、スープ、そしてチャーシュー(叉焼)です。自分で作るインスタントラーメンでも、チャーシューをたった1枚乗せるだけで満足感が全然違います。
本来の叉焼は、皮つきの豚のバラ肉に塩と五香粉など香辛料を塗布しローストしたもので、日本ではハムやソーセージなどとともに店頭に並んでいます。
しかしラーメン店でいうチャーシューは、鍋の醤油で肉を煮て作る、中国で「醤肉(ジャンロウ)」と呼ばれる「煮豚」のことです。
これは専用のロースターを必要としないこと、安価なバラ肉を使用できること、煮汁を出汁やタレに流用できることなどから日本でこの形になったようです。
トロリと柔らかく、深い味わいをもたらすチャーシューは、ラーメン具として欠かせないもののひとつです。
出典: kurodaさん
各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く。あべのQsモール北側一角を占めるViaあべのWalkの地下1階にあるお店です。
店内は厨房に接したカウンター席と、その背後の対面式のカウンター席が主体。注文はタブレットを使い、支払いもセルフレジでという省力化を徹底したシステムとなっています。
「濃厚とんこつ昔味黒」(690円)は、とんこつにしてはやや黒っぽいスープにシナチク、ゴマ、ネギが散らされ、チャーシューと海苔が存在をアピール。とろ玉はその大部分がスープに沈んでいます。
さらっとした口当たりのスープは豚骨の旨みが凝縮された感じで、特有の獣臭さは皆無。独特の甘みを感じさせるなか、かなりニンニクを利かせていてパンチがあります。
麺は極細のストレート。しこしこした食感とともに程よいコシを持ち、力強いスープとの絡みも上々です。
チャーシューは、これこそ亀王らしさを感じさせるバラチャーシュー。トロっととろけるような食感で、肉の味も良好です。
61人
629人
06-6635-2611
出典: kurodaさん
JR阪和線・美章園駅を出て左方向に3分ほど歩いたところにあるラーメン店です。
店内は厨房を囲むL型カウンター10席のみ。まだ若い店主が意欲的にさまざまなラーメンを開発されています。
「台湾まぜそば」(950円)は、中太の弱縮れ麺が横たわるその上に、台湾ミンチ、ネギ、ニラ、ニンニクなどが散らされ、中央に卵黄が乗せられています。
独特の風味を持つミンチ肉と、生玉子のまろやかさのコラボレーションがいい具合で、そこにネギとニラの主張の強い香味が混じり合って、複雑な味わいを醸しています。
麺は多加水のモチっとした風合いで程よいコシが感じられるが、ややベタっとした感がある。よく混ぜたつもりだが味にムラが出てしまうのは、麺の解れがよくないから。これは温麺の宿命でしょう。
トッピングのチャーシューは、かなり分厚いものが2個乗っています。2枚やなくて2個です。やや濃いめの味付けで、柔らかく煮上がっています。これは値打ちがありますね。
64人
1498人
不明の為情報お待ちしております
出典: kurodaさん
各線天王寺駅から国道25号線を西に向かい、大阪市立大学病院前の坂をほぼ下り切ったところ。または地下鉄動物園前駅から東へ5分ぐらい歩いたところにあるお店です。
店内は左右の壁に面したカウンター席のみの10席。赤いカウンターや割烹着姿のスタッフなど、昭和情緒を演出されています。
「チャーシュー麺」(700円)は、高井田系のようなビジュアルで、濃い色のスープの中に太い麺が横たわり、ザク切りの青ネギが散らされています。そしてモモ肉かな?叉焼がたっぷり乗せられています。
先ずはスープを啜ってみる…鶏ガラをベースにして、昆布や野菜の出汁で旨みを高め、醤油の香味が立ったカエシで味を引き締めている深みのある味わい。あっさりしつつも主張のある仕上がりで実に美味しい。
麺は断面の丸い極太のストレート麺。適度なコシを持たせつつもっちりした風合いで、スープとの絡みも良好。極太だけに箸で持ち上げるのが重いですね。
チャーシューは薄切りのモモ肉で、適度な歯応えを持ち、噛みしめると肉の旨みがじんわりにじみ出てくる仕上がり。チャーシュー以外は青ネギとシナチクのみで、これは潔いなぁ…
29人
1228人
06-6567-9871
出典: kurodaさん
あべの・天王寺から少し離れているが、近鉄電車で4駅先なのでそれほど遠くない。針中野駅を出てすぐ、駒川商店街へ向かう街路の角にある、会津・喜多方ラーメンのお店です。
カウンター席6席程とテーブル席20席ほどのこぢんまりした店内。会津の観光案内や、喜多方市内のラーメン店を紹介するパンフレットなども置いてあって、会津のPRブースみたいです。
「喜多方ラーメン」(650円)は、淡い琥珀色のスープに脂が金色に輝く実に美しいスープです。口当たりのいいサラサラしたスープは、あっさりしているのにコクがあり、醤油の香味が際立っています。
トッピングはチャーシューが5枚、白ネギ、シナチクです。レギュラーのラーメンでチャーシューがこれほど載っているお店は稀有。ボリウムはありそうだが、余分な油を落としているので、意外にさっぱり頂けます。
麺は平打ち・縮れ・極太という独特のタイプで、シコシコした弾力のある熟成多加水麺です。この縮れ具合が、さらっとしたスープを引き上げてくれるという、スープとの相性が抜群ですね。
麺もさることながら、シャキシャキした白ネギもいいですね。
235人
4291人
06-6607-3412
出典: kurodaさん
各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く。あべのQsモール北側一角を占めるViaあべのWalkの地下1階にある、ラーメン店です。
お店はエントランス横に券売機がある食券制。店内は厨房をL字型に囲う10席ほどのカウンターと数卓のテーブル席からなる20数席です。
「特製あさりSIOラーメン」(1,000円)は、白濁のスープの上にバラ焼豚2枚にレア焼豚2枚、味玉、カイワレに粗みじん切りのアーリーレッドが散らされています。
スープを啜ると、いきなりアサリの風味がストレートに襲ってきて、徐々に貝と鶏の旨みが広がってきます。塩分は控えめでまったりとしたチューニングになっています。
麺は博多ラーメンのような細麺で、低加水の歯切れのいいタイプ。スープとの絡みも良好です。
トッピングの叉焼は豚バラとレア叉焼の2種。豚バラは肉厚で噛むとほろっと崩れる柔らかさ。一方のレア叉焼は真空調理らしく生ハムのようなむっちりとした歯ごたえです。玉ねぎが風味と食感に変化を与えてくれます。
244人
6398人
06-6644-0002
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ・プラザ館4階のレストラン街にある北京料理のお店です。
店内はテーブル席ばかりで100席足らず。南の窓からは「あべのハルカス」、西の窓からは「通天閣」の姿も望め、新旧の大阪のタワーが一望です。
「豚バラチャーシュー麺」(980円)は、キラキラと油分が輝く茶褐色のスープの中に、麺は姿を隠し、その上に大ぶりの豚バラチャーシューが浮かび、葱が散らされています。
鶏ガラスープのコクと醤油の甘みが融合された上質な旨みががあるスープで、何かの風味を押し付けるではなく、全体にバランスの取れたチューニングです。
麺は中細の弱縮れ麺。麺はシコシコした風合いで、専門店のような質感。スープとの絡みは良好です。
チャーシュー大ぶりで厚切り。相当煮込まれているようで脂がトロっと蕩けます。赤身部分はしっかり肉の旨味を残していて、実に上質の仕上がりです。
派手さないがしっかり上湯の旨味を生かしたこのチャーシュー麺、バランスの良さが光ります。
147人
6680人
050-5594-6065
出典: kurodaさん
JR阪和線・美章園駅から南西方向に5分ぐらい歩いたところ、事業所や住宅の並ぶ街区のマンションの1階にあるラーメン店です。
店内は厨房に面したカウンター席が5席と、その背後のテーブル席8席の全13席。厨房には2名の男性と1名の女性がいる、小さいながらも手厚い陣容です。
「噂の醤油ラーメン」(並:850円)は、逆富士型の器に褐色のスープが満たされ、その上にチャーシューとシナチク、刻み葱、アーリーレッド、ミツバが乗るシンプルなヴィジュアルです。
魚介と鶏ガラのスープは、いきなりにんにくの風味がガツンと来た後、醤油の風味が華やかに広がってきます。スープの旨味と醤油の香ばしさが複雑に混ざり合い、あっさりしながらもコクのある仕上がりです。
麺は梅ヶ枝製麺所によるもので、弱縮れ中太麺。もっちりとした食感で、適度なコシもあり、その質感は上々です。
チャーシューは超厚切りのバラ叉焼が2枚。脂身はトロトロ、赤身は実にジューシーに仕上がっています。アーリーレッドのシャキシャキした食感とともに、このラーメンの印象を高めています。
34人
718人
06-7777-1568
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の北口を出て、阪和線の線路沿いの路地を東方向に少し歩いたところにあるお店です。
明るくクリーンな店内はカウンター席のみの12席。席には充電用のコンセントや無料Wi-Fiが完備。インバウンドを意識されているようです。
和人ラーメン(800円)は、油分がキラキラと輝く透明感ある清湯スープに、ネギ、煮玉子、メンマ、海苔、鶏叉焼が並んでいます。まずこの見た目に心奪われます。
スープはあっさりとした風合いながら、鶏と魚介の旨味が凝縮されたような味わい。なんだかほのぼのとした癒し系のスープです。ベースとなるのは片口鰯の煮干、さんま節、昆布というまさしく魚介系。煌めく油と相まって深い旨味を感じます。
麺はやや太目のストレート麺。シコシコとしたしっかりした歯ごたえがあり、小麦の風味が漂います。もちろん自家製麺です。
具の叉焼は豚ではなく鶏。しかも甘辛い醤油タレとさっぱりとした柑橘系の2種類の味付けとなっています。
醤油タレは深みのある醤油の香ばしさがあり、柑橘系は酸味のあるさわやかな風味です。
718人
21045人
06-6771-8110
出典: kurodaさん
JR大和路線・東部市場前駅、またはBRTのいまざとライナー・杭全BSから徒歩5分ほど、杭全交差点から国道25号線を東に少し進んだところにあるお店です。
店内は、厨房に面したカウンター席と、その背後のテーブル席からなる全16席です。
「支那そば」(930円)は、逆富士型の白い器に深い褐色のスープが満たされ、叉焼やシナチク等が乗り、大量の背脂が散らされています。
スープが鶏出汁ベースの醤油味で、背脂によってジャンキーさを加えている感じ。醤油が前面には出てるがそれほど辛くはなく、コクと旨みのある仕上がりです。
麺はやや細めの弱縮れ。やや硬めの茹で上がりで歯切れの良さがあります。
具は厚切りのバラ叉焼が2枚とネギ、モヤシ、シナチクです。
チャーシューは実に分厚く、ちょっと甘めでしっかりと味が滲ゅんでいます。これだけ分厚いと食べ応えがありますね。
16人
189人
090-6604-1620
※本記事は、2024/09/07に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。