【あべの・天王寺】ハイブリッドな料理【和洋中】
あべの・天王寺周辺で、異種な料理や素材を組み合わせた料理を集めてみました。偶然の組み合わせから意外な美味しさを生み出してきたこれらハイブリッド料理。その深遠な世界を体験してみませんか。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1078件の口コミを参考にまとめました。
目次
「ハイブリッド」といえばトヨタ・プリウスのようなエコな自動車を連想してしまうかもしれません。しかし元々の意味は「雑種」とか「異種のものを組み合わせたもの」のことです。
料理の世界でも異種の料理や素材を組み合わせることによって、あんパンやカレーうどんのように新しい料理が創出されるのはよくあることです。これらは料理界のハイブリッドと言えるでしょう。
あべの・天王寺周辺で、異種格闘技的なお料理を集めてみました。偶然の組み合わせから意外な美味しさを生み出してきたこれらハイブリッド料理をお楽しみください。
下の写真は大阪・上本町の和食割烹「冨喜」のカレーパンです。
出典: kurodaさん
近鉄・大阪阿部野橋駅に直結、各線・天王寺駅の直近。あべのハルカスのレストラン街「ハルカスダイニング」の12階にある全国に展開しているうどんのチェーン店です。
和風の店内は50人ぐらいの収容かな?やや狭いスペースに詰め込んだ造りになっています。
春の限定メニュー「トマト 王さんの卵とじうどん定食」(980円)、いわゆる「けいらん」とはちょっと絵面が違います。
餡状のお出汁は酸味を帯びていて爽やかな風味、でトマトの存在が旨みを加速させています。卵白の餡はとろみが薄くてシャブシャブな風合いだが、深い味わいに仕上がっています。
饂飩は太めで、讃岐風ではなく、もっちりとした重量感のある風合いです。こういった熱々のうどんにはこんなタイプがぴったりですね。
具材は玉子の他に椎茸、ネギ、豚肉、そしてベーコンが使われています。このベーコンが風味に特徴を加えているようです。途中で辣油を加えてみると、ピリッとした風味がアクセントになります。
27人
255人
06-6625-2362
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ・プラザ館の4階にある、阿倍野の洋食の老舗、グリルマルヨシの支店です。
店内は横長になっていてカジュアルな雰囲気。テーブル席の他、レジ後ろに3席だけのカウンター席があり、合わせて20席ほどのキャパです。
女性人気No.1という「たまハヤシ」(1,180円)ライスの上にトロトロ状の薄焼き玉子が被せられ、その横にたっぷりのハヤシソースが掛けられています。まずそのヴィジュアルに魅了される。
ハヤシソースは濃厚なフォン・ド・ヴォーが織り成す重層的な味わい。酸味はあまり感じず、甘みを立たせた仕上がりで、添えられてるマスタードを混ぜ合わせると、キリっと味が締まります。
玉子に隠れたライスは白ご飯。なのでこれはオムライスではなくてハヤシライスですね。両者のいいとこ取りといった感じです。
このシンプルながらも奥深い味わいのハヤシソース…老舗洋食屋の実力を見せつけてくれます。
248人
8496人
06-6773-2168
駅そばと言えば姫路駅が有名だが、ここは改札外なので「駅前そば」(310円)。姫路の駅そばと同様、うどんのお出汁に中華麺を合わせたおそばです。
具はネギの他、わかめ、天かす、かまぼこ、刻み揚げ、そして玉子焼き。かなり豪勢です。
お出汁はだし味より塩味の強いやや直線的な味です。
中華麺は弾力の強いタイプです。風味の強い中華麺には、むしろこんな塩気の強い出汁のほうが合うのかもしれません。
118人
1201人
06-6624-7115
出典: kurodaさん
各線天王寺駅から国道25号線を西に向かい、大阪市立大学病院前の坂をほぼ下り切ったところにある「チャーライ」のお店です。
店内は両側に壁に面したカウンター席8席と、その奥にかなり広めの厨房があり、まだ新しいだけあって気持ちいい。BGMが脱力系のレゲエなのがなお良し。
「チャーライ」とは、このお店のちょっと東寄りにあるラーメン店「ラーメン極」の本店で、ラーメン以上に人気となったサイドメニューの炒飯のことです。チャーシューとライスで「チャーライ」。賄い料理から偶然に生まれたこの料理の人気のおかげで「チャーライ」だけの専門店をオープンされました。
とろっと半熟の玉子がオムライスのように乗っかっている出来たてのチャーライを目の前にするとどうにも堪らん。いそいそと一口いただきます。
中のライスには解されたチャーシューがたっぷり混ぜ込まれ、お肉の旨みがラードの香ばしさとともに口の中に広がります。
ライスだけなら荒々しい風味だが、ふんわりとした玉子に包みこまれると、癒しの味に変化する。ああ美味しい…
359人
17665人
06-6567-9870
出典: kurodaさん
「あべのハルカス」の南隣、岸本ビルの1階にあるとんかつの「KYK」とカレーの「サンマルコ」とをコラボさせた、トンカツとカレーをツートップに据えたお店です。
左側に大きなU字型のカウンター席、右側と入り口横にテーブル席・ボックス席が並ぶ、全44席の明るく広い造りとなっています。
「ヘレかつ&オムライス」(1,040円)は、ビーフフレークを混ぜ込んだライスをやや厚めのオムレツでくるんと包み、フィレカツがその上に乗り、全体にカレーソースがかけられています。
カレーソースは挽き肉入りのオムライス専用のもの。シャバっとした仕上がりで、適度なスパイス感があるもののあまり辛くない。あくまでもオムライスのソースです。
カツはさすがのKYK。断面がうっすらピンク色のお肉は適度な厚みがあり、スプーンで切れるほどの柔らかさ。サラダのお替りがフリーなのもうれしいですね。
138人
3468人
06-6621-6639
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅の北口から国道25号線を西に進み、次の角を北にしばらく進んだところにあるうどん店です。一見、カフェかと見紛うが、うどんの幟があるのでそれと判ります。
店内は厨房に面したカウンター席と、その奥のテーブル席合わせて18席。外観同様、カフェみたいな空間は饂飩屋らしからぬお洒落な雰囲気です。
「カルボナーラうどん」(サラダとのセットで900円)は、トレイの上に大きめの丸皿に盛られたカルボナーラうどんとサラダが並び、割りばし(通常はリターナブルの箸を使用)と木のスプーン、タバスコが添えられています。
サラダはレタスの緑、トマトの赤、玉ねぎの白と、見事にイタリアンカラー。瑞々しくて新鮮です。
饂飩は中ぐらいの太さで断面の四角い典型的な讃岐うどん。箸で持ち上げるのに苦労するほどの重量感です。
口に入れると、讃岐独特の強いコシと弾力の饂飩がクリーミーなソースに絡まり独特の味わいを見せます。
温玉をつぶしてみたらさらにまろやか。讃岐に釜玉があるぐらいなんだから、この饂飩と玉子との相性は悪かろうはずがない。
厚切りベーコンの塩気とカルボナーラたる所以のブラックペッパーがさわやかな刺激もいいですね。
135人
5974人
090-7753-7990
出典: kurodaさん
「あべのハルカス」の地下2階、「あべの市場食堂」にある、オムライスの発祥として有名な「北極星」のスタンドです。
お店はキッチンに面したカウンターに7席と壁に面したカウンター4席の全11席。壁面には創業時のお店の写真が掲げられていて、レトロ感を醸し出しています。
「ビーフカレーオムライス」(1,280円)は、大き目の平皿に鮮やかな黄色の玉子に包まれたオムライスが鎮座し、少しとろみを帯びたカレーソースが掛けられています。
ライスを纏う玉子は繊細な火加減で調理されているようで絶妙の半熟状態。カレーソースは適度なスパイス感があるもののあまり辛くない。あくまでもオムライスのソースです。
中のライスは玉葱入りのバターライスでツヤツヤを保っています。シンプルな味付けではあるが、存在感のある口当たりです。
添えられているのは北極星伝統の甘酢生姜。ピクルスの代わりに、手に入れやすい甘酢生姜を選んだ明治人の知恵に感服します。
53人
988人
06-6654-6808
※本記事は、2025/02/12に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。