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✽ 美味しいものだけをつまみ喰いしない食事
寒い寒い1月の京都です。
先祖の眠るお寺に詣でるのに合わせて、なかひがしさんに伺わせて頂きました。
「なかひがしさんのついでで来たんちゃうか…」って、
おっと、あっちの籍にいる父と母だけに、こっちの魂胆を見透かされている気がしないでもなく。
^^ ̄ ̄ ̄^^
その、 なかひがしさんです。
美味しい物(きっと食材のいいとこって意味)だけをつまみ喰いするのではなくて、人の知恵で余す事なく食べ尽くすことが命ある食材への敬意。(ホームページより引用)
大方は飼料か廃棄される採卵後の鮭を鮭節にして出汁を引くとか…
今回ではありませんが良質の果実を作るために幼果のうちに間引かれる果実(摘果果実)をジャムにするとか…
それらも知恵と工夫で頂きます。
そして店主自らが野山や畑で採取したその時々の食材と共に食べ尽くします。
飽食の時代にあって、美味しさの根本的なところを考えるいい機会にもなっています。
そして、食事は楽しいものだと生前に常々教えてくれた祖父母や両親を偲ぶ機会にもなりました。
うん?
「ほんま調子ええでぇ…」って、そうね、こっちの考える事ぐらいお見通しよね。
でももう脛はかじれないけどね。
そっちの方だけに… (足が…)
ご馳走さまでした。
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ー 以下は備忘録です ー
✽ コース 25,300 × 2
✽ 麦焼酎ソーダ割り 1,100 × 2
日本酒には客にも親しみやすい符丁?があります。
✽ 日本酒 A君 英燻 1,650
✽ 日本酒 Bダッシュ君 茜さす 2,750
✽ 日本酒 D君 神聖 2,750 ドライのD
✽ 赤ワイン(グラス)1,650
✽ 日本酒 C君 メインのお米に合うお酒だそうです。
✽ JR京都駅から、おとも(タクシー)だと3,000円前後です。
✔︎ 現金のみなので、ご注意ください。これ何とかならないかなあ。
ー 以上 ー
✽ 草花の夏物語を頂く
盂蘭盆会で先祖の眠る京都へ…
祇園祭りも引けた夏の京都市内は、こんな感じやったなあと記憶がよみがえるように、盆地特有のもわ〜っとする暑さですね。
夏のなかひがしさん、夏草といえば光琳の雷神図(風神雷神図屏風の一部)の裏に抱一に描かせて見事に照応させた夏草図(夏秋草図屏風の一部)が食べれなさそうだけど浮かんできます。
同じように食べようとは全く思わなかった普段は道端で見かけるカタバミを、この日初めて食しました。
我家紋にも剣とこの片喰が交じってるんですが、齧ってもバチあたらんねんやろかw…。
この日頂いたものは、写真(キャプション付き)をご覧頂ければと思います。
季節毎の草喰みが主の唯一無二のお店であり、それでいてお椀や炊き合わせも、あぁほっこりの主役級。
琵琶湖(滋賀)と京都が育んだ味を今回も堪能させて頂きました。
ご馳走さまでした。
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ー 以下は備忘録です ー
合計(税込み)61,600円 / 2人
◎ コース料理 25,300 × 2
(追加料理は天然鰻 × 2)
◆ 日本酒
◉ 英薫 1,650
◉ 神聖 1,650
◉ 山本本家の純米大吟醸と原酒を5:5で親方がかけ合わせたもの 2,750
◉ 追加日本酒 2,750
◉ 麦焼酎のソーダー割り 1,100 × 2
✔︎ 現金のみなので、そこは注意が必要です。
ー 以上 ー
物語を頂く
前回訪問時に、大将と約束手形(次回予約証)を交わしその約束どおり伺わせて頂きました。
大将の提供する料理にはそれぞれの材料がどう言う時を経て今に至っているのか、調理提供までにすでに物語があり、調理後もそのストーリーの延長上にあります。ひとつひとつに生命の物語があって、そう言うものを大切に育てて提供されているのがひしひしと伝わってきます。
目の前の朱色のおくどさんの土釜炊きがシュッシュするのを見ながら頂くのもひとつの味わいかなと思います。
茶懐石(裏千家)のように一文字によそう煮えばな…米が水をたっぷり吸った米の甘さ特有のアルデンテは食して良し、愛でて良し。
ある意味ご飯がメインで煮えばなに始まり、白米、パリ(おこげ)、ニューヨーク(湯漬け)、YCTKG(山芋カラスミ掛けたまごかけご飯)まで食せばたのし。
まあ、大将の駄洒落や最後の水出しコーヒー提供のパフォーマンスとかみていると、関西気質の達者なお人やなあと感心もします。私も関西出身なのでやっぱりええなあと。
ご馳走さまでした。
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ー 以下は備忘録です ー
上巳の節句…貝合わせにて、蛤の飯蒸し、金柑を乾燥させたものと一緒に、下に敷いているのは山葵の葉で、一緒に包んでいただくのもいい。蛤の上にはつくしをのせて、菜の花煎り焼き、イサザ(魦)琵琶湖の希少な在来種です。(ウキゴリの幼魚とされる)
頭芋(里芋の親芋)に一寸豆入と辛子で芽吹きを表現している。 蛍烏賊は燻製にして、海苔で巻いているのはこの近辺でとれた鹿で醬油漬けにして
ツバキ 赤蕪を酢漬で表現している
✽ 口取り(酒肴) 器が蕗の薹の形をしている
蕗の薹の白和え・・・椎茸と蒟蒻を入れて
椎茸は土に 蒟蒻は氷、 豆腐は残雪に 蕗の薹は芽吹きを表現。雪解けと共に蕗の薹が花を咲かせます、花は素揚げにしている。混ぜて頂く
✽ 白味噌お椀 (お椀の柄は蜆碗)
中に栃餅(いくら持っていても税金がかからないw)、寒さに耐え抜いた大きくなれなかった白蕪赤蕪 は立雛に見立てていて辛子をのせて。
✽ 渓流の川開きで、イワナを各部位に分けて焼いたも。頭にはターサイをかけて。大将曰く頭はバリバリ、骨はボリボリ、尻尾はピチピチ、身はホコホコと頂く。あしらいは春キャベツの芽キャベツにセリも添えて。煎り酒、金柑にみかんのジャムを詰めたものも併せて。
✽ 鯉のお刺身
3か月間地下水で飼いならした清らかな鯉お刺身。辛み大根を添えて、辛み大根の葉っぱと軸は寒さに耐え抜いてミネラル豊富だとか。梅の種の芯(天神)を梅酢に戻して桃の花に見立てて。ナズナの花(春の七草) 、スイバ(酸い葉)、タネツケバナ、下敷は日本タンポポ、レッドマスタード、カラシミズナ、鯉の皮を湯引きしたもの、鯉の骨で煮凝り、鯉の鱗の素揚げを乗せて。醤油を上から掛けて混ぜて、これも大将曰くいろんなコイを味わって下さいとの事。
✽ 煮えばな
茶懐石(裏千家)の一文字によそって
✽ 煮物椀
蓋の緑の線は野原に広がっていく緑の幕開けを表現 裏にはつくしが…。小川で採れたワカサギを酒蒸しにして湯葉をまいて、香茸、壬生菜と
✽ 二年熟成の鯖のなれずし
後ろは焼いたブロッコリー、手前は焼いた菊芋と菊芋のソース、ミズタマという山菜をお釈迦様の涅槃会(ねはんえ)3月15日に因んで数珠に見立てて。
✽ 長野県松本の白ワイン(ナイアガラ)
✽ 炊き合わせ
筍の蒸し焼きとわかめ
まだ山椒はないので、去年の乾燥花山椒落とし入れて、
揚げた蓮根も添えて
✽ 本モロコ(琵琶湖)焼き
✽ 北海道様似町で飼育された完全放牧野生牛(アンガス種)に蕗の薹の味噌をソースにして、上にはむかごを、雪に見立てたのは吉田牧場(岡山県)のパルメザンチーズ、付け合わせは 菜の花、ホワイトアスパラ(香川県)にネギ。
✽ ごはんとめざし
パープル色のおから…金時人参、黄色い人参、紫人参を混ぜているが紫に染まるらしい、真珠豆を乗せて。
秋田県のもやしと上にはスグキにラブレ菌を入れて(赤く染まるらしい)。
✽ 水菓子
酒粕のシャーベットに野人参という葉(人参ではない)を乗せて、上賀茂で採れた苺、シャーベットに下は文旦と文旦のマーマレード。
✽ 水だし珈琲 珈琲ゼリーのよう
おまかせコース 25,300 × 2
ビール 1,000
日本酒 A君(英燻) 1,650
日本酒 B君(神聖) 1,650
日本酒 Bダッシュ君(夫婦杉) 2,750
日本酒 C 君(みむろ杉) 2,750
TKG 1,100
✔︎ 現金のみです。
✔︎ 山菜を中心とした唯一無二の料理
✔︎ 中心部からタクシーで2,000前後
ー 以上 ー
間引き菜、摘果果実、産卵後の鮭節の出汁も印象深い。
世の中が落ち着きつつあるので久しぶりに大阪へ…
その前にお盆、お彼岸と行かなかった(行けなかったのではない)先祖供養に京都へ…。
その夜に此方へ伺わせて頂きました。
店主が野山で日々採取する草花が有名ですが、料理には間引菜や摘果みかんと言うものも…これらは良質な野菜や果実を栽培するのに欠かせない間引く作業。別の料理では産卵後の卵や白子に栄養を持って行かれたヨレヨレ(店主の表現)の鮭節で引く出汁、黄色く色づいたなごりの野菜なども。
野山の四季の変化だけでなく、こう言った除かれる対象にも焦点をあてておられます。
そしてメインがご飯と言う献立は唯一無二のオリジナルです。
飽食で忘れつつあった、美味しく頂くとは何かを呼び醒ましてくれる料理でした。
オプションのTKGや最後の珈琲を淹れる姿などを見ていると、関西気質の達者な感じがアタマから離れませんでしたケド。デモ 私ニハ水モアイ イモモデシタ
ご馳走さまでした。
^^ ̄ ̄ ̄^^
ひとつひとつ愛おしむように説明される素材たち、この日は…
蕨の葉、柿の葉(を愛でる)、花脊…大堰川(おおいがわ…保津川、桂川の源流)のゴリ。
香茸、栗茸、岩茸、松茸。
栗名月(10月の十三夜)に因んだ演出。
冬菜(アカリヤス、カラシミズナ、人参、ミゾソバの花、えごまの実、スイバ)。
黒柿、ミズの実、穂紫蘇の花、茗荷の花。
なごりの鱧や産卵を経た鮭節で引く出汁。
落鮎に二年越しのうるか。きごしょう(葉とうがらし)にウドの花。なごりの黄色いトマトに黄色いゴーヤ、かいわれ大根、子孫繁栄のカタバミ、芽が越冬するノビル。間引き菜は人参、菊菜、かぶら、スイガ。
すすき柄の漆の研ぎ出し椀(漆器)。
若狭ぐじ(甘鯛)は朝晩寒くなってきたので湯葉の衣を纏って…など
詳しくは写真(コメント入)をご覧頂ければと思います。
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お酒も日本酒を中心にワインまで結構頂きました。
◉ 英勲(伏見)
◉ 夫婦杉 自然米酒 (兵庫県養父市)
他は失念しました。
日本酒 1,500*3
日本酒 2,500*3
焼酎 1,000*2
赤ワイン 750
TKG 1,000
◎ おまかせコース 23,000*2
合計(税込み)68,000円弱 /2名
ー 以上 ー
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y.kiwiさんの他のお店の口コミ
コートドール(美栄橋、牧志、県庁前 / ワインバー)
カーヴ・ド・エノフィル(袋町、本通、中電前 / ビストロ、ダイニングバー、ワインバー)
八方(西大寺 / ラーメン、お好み焼き)
杜都旬菜 合羽橋 ほていや(田原町、稲荷町、浅草(つくばEXP) / 居酒屋)
まき村(大森海岸、大森、立会川 / 日本料理)
オールドインペリアル バー(日比谷、内幸町、銀座 / バー)
店名 |
草喰 なかひがし(そうじき なかひがし)
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受賞・選出歴 |
2024年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店
2023年Silver受賞店
The Tabelog Award 2023 Silver 受賞店
2022年Silver受賞店
The Tabelog Award 2022 Silver 受賞店
2021年Silver受賞店
The Tabelog Award 2021 Silver 受賞店
2020年Gold受賞店
The Tabelog Award 2020 Gold 受賞店
2019年Silver受賞店
The Tabelog Award 2019 Silver 受賞店
2018年Silver受賞店
The Tabelog Award 2018 Silver 受賞店
2017年Silver受賞店
The Tabelog Award 2017 Silver 受賞店
日本料理 百名店 2023 選出店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店
日本料理 百名店 2021 選出店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
075-752-3500 |
予約可否 |
予約可 前月の1日のAM8:00~ |
住所 | |
交通手段 |
京阪鴨東線 出町柳駅 車8分 元田中駅から1,320m |
営業時間 |
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予算 |
¥30,000~¥39,999 ¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)) QRコード決済不可 |
席数 |
30席 (カウンター12席・2階に座敷2つ) |
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個室 |
有 (2人可、4人可、6人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、ワインにこだわる |
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料理 | 野菜料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 現在、子供は小学校高学年からとのことです。 |
ドレスコード | なし |
ホームページ | |
オープン日 |
1996年 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
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前回も書いていますが、食材のいいとこ取りのいわゆる「美味しいとこ」だけのトリミングやピックアップではなくて、食材を余す事なく知恵と工夫で美味しく食べ尽くします。
季節毎に漆器やお皿、器などにも拘っていて、盛り付けも洗練されていて毎回そちらも楽しみです。
今回も根来塗り(表は朱漆塗りだが下地に黒漆を塗った和歌山が元の伝統工芸)の丸いお盆の上で繰り広げられる世界は、終始わくわくの小旅行でした。
ご馳走さまでした。
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ふたりで、まあまあお酒も頂いて65,000円くらいだったとおもいます。
✔︎ 現金のみです。
✔︎ 行きはバスで伺いました。京都駅から市バスで銀閣の道で下車徒歩4分くらい所要時間は45分で230円でした。帰りはお店で呼んでもらったタクシーで京都駅まで時間は15分かからずで3,000円弱でした。
ー 以上 ー