少しひねった二日目の夕食
2024年4月
稲取高原桜回廊という場所があって、クロスカントリーが実施される場所らしいのだが、こちらの桜はとても見事だ。地面はすべて芝生となっていて足に優しくて歩きやすく、高原だから空気も澄んでいる。しかも土曜日というのに、人出もそれほどでもない。東京の目黒川の花見は人でごった返して、ゆっくり桜を楽しむどこではないが、こちらは本当にのんびりできる。自動車の屋台も出ていて、コーヒーの屋台では一杯ずつ豆を挽き、ドリップで入れてくれる。これが300円。香りも味もよく、桜を見ながらゆったりとコーヒーを楽しむ。最高の花見だった。
さて夕食である。連泊なので、初日とは違うメニューを用意してくれる。初日は定番の夕食で、誰が食べても満足のいくメニューだったが、二日目はどうだろうか。
前菜はどれも美味しい。特に大根餅は秀逸。食感も餡の味もいい。鮑のグラタンは普通。やっぱり生きた鮑をその場で酒蒸しにしたのには敵わない。あれに拮抗できるとすれば、中華料理の干し鮑料理だろうが、いかんせん材料費が高すぎる。
定番の舟盛りは前日と内容がガラッと変わっている。新鮮な魚介類はどれも美味しい。和牛の煮込みは餡の味付けもとろみも申し分ない。蒸し物は伊勢海老と鯛と帆立。ポン酢でさっぱりといただく。
金目鯛は姿煮に代えてしゃぶしゃぶ。こちらは胡麻ダレがやや強かった。蒸し物がポン酢だったから胡麻ダレにしてくれたのだと思うが、こちらもポン酢でよかった気がする。金目鯛の味が胡麻ダレに負けていた。
鮭の釜飯はとても美味しい。デザートは苺アイスクリームにうぐいす豆と塩えんどう豆を合わせたもの。このアイデアはとてもいい。アイスと豆がよく合う。
色々工夫してくれた料理長に感謝。ご馳走様でした。
朝から舟盛りがうれしい
2024年1月
スタンダードプラン34,100/人で宿泊。食事は夕・朝食ともに部屋食。朝食も前日の夕食と同じように、時間の10分前になると仲居さんがテーブルの準備を始める。毎回、とても有難い。
テーブルが整って席に就くと、先ずよそってくれるのが、伊勢海老の味噌汁。具はわかめとネギだけだが、わかめが厚くて歯ごたえがある。伊勢海老で取った出汁の香りがとてもよく、びっくりするほど美味しい味噌汁だ。ご飯は柔らかく炊きあがって、それでいてモチモチと食べごたえがある。
メインは昨晩に続いて、朝から舟盛りの造里。ラインナップはガラッと変わって、金目鯛、貫八、甘エビ、烏賊そうめんとタタキである。昨晩はわさびを自分でおろしたが、朝食はおろしわさびが添えてある。香りは劣るが、時短にはなる。出発の早い客もいるだろうから、おそらくそのための配慮だろう。
ホイルに包まれてその場で鉄板焼きにする鯵のひらきは、蒸し焼きの効果で身がふっくらして、とても美味しい。この宿は流石に食べるお宿という名前だけあって、料理の細かな技が光る。
野菜の蒸し物、煮物、茶碗蒸しもとてもよかった。さつま揚げがこれまで食べたことがない美味しさだった。売られているなら買いたいほどだったが、もしかすると手作りだろうか。
夕食に続いて、同じ仲居さんが世話をしてくれる。細々と気を使ってくれる上に、説明や声掛けも欠かさない。この上なく心地のいい朝食だった。
チェックアウトのときにはこの仲居さんが車のキーを渡してくれて、出発を見送ってくれた。これほど丁寧な接客を受けたのは、いつ以来だろうか。昔ながらの徹底した親切に、思わず感動してしまった。
行き届いたサービスで、のんびりと部屋食
2024年1月
スタンダードプラン34,100/人で宿泊。食事は夕・朝食ともに部屋食。時間の10分前になると、仲居さんがテーブルにクロスを敷いて、ハードマットを置いて、席を整えてくれる。広縁の椅子に座って待っていると、準備ができましたとのこと。
座って生ビールと地酒の冷酒を注文。甘い食前酒をいただくと、早速テーブル上で活鮑の酒蒸しの調理が始まる。お酒をかけた途端に、鮑がうねうねと動く。一人一個だ。動画を撮ったのだが、食べログに上げられないのが残念だ。
前菜は7種類が少しずつだが、どれも手が込んでいて美味しい。舌鼓を打っていると、再び仲居さんが入室して、鮑を殻から外して切ってくれる。肝を召し上がりますかと聞かれたので、もちろんと回答。食べない人もいるらしい。もったいない。酒蒸しの鮑はとても柔らかくて香りもよく、言うことなしだ。バターとちょっぴりの醤油が味をさらに引き立てる。
次は鮮魚の造里だが、これが舟盛りで出される。これには驚く人も多いらしい。当方も驚いた。この日の刺身は、鮪と魬と鯛と帆立と伊勢海老。豪勢なラインナップである。丁寧に仕事がされていて、どの刺身も濃厚な味がする。日本酒が進む。ちなみにこの日の日本酒は秋田県の雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)という銘柄の山廃純米だ。スッキリと澄んだ味の、とても飲みやすいお酒である。
続いて金目鯛姿煮。地元で揚がった金目鯛だ。プリプリの歯ごたえが煮汁の甘みとよく合って、こちらもお酒が進む。かぼちゃの冷製ポタージュを挟んで、次は和牛の鉄板焼。見るからに高級肉で脂が多そうだなと思っていたが、鉄板で焼いて塩でいただくと、思いの外、脂っぽくなくて、とても美味しい。
その場で炊いた釜飯をいただくと、もうお腹はパンパン。デザートを食べてお茶を飲みながら、窓の外から聞こえてくる潮騒に耳を澄ませる。ご馳走様でした。細々と気を使ってくれた仲居さんに感謝。
ベランダに出てみると、星空に満月。オリオン座が見える。東伊豆の夜は静かに更けていった。
점포명 |
Taberu Oyado Hamano Yu
|
---|---|
장르 | 료칸、일본 요리、해물 |
예약・문의하기 |
0557-95-2151 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1017 |
교통수단 |
이즈이나토리 역에서 1,115 미터 |
영업시간 | |
예산(리뷰 집계) |
¥40,000~¥49,999
|
지불 방법 |
카드 가능 (VISA、JCB、Master、AMEX) 전자 화폐 불가 |
개별룸 |
가능 |
---|---|
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
흡연/금연석 분리 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
가능 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음 |
---|
이럴 때 추천 |
|
---|---|
위치 |
바다가 보인다 |
홈페이지 |
2024年4月
2回目の朝食である。いつも通り御飯のお供が盛り沢山。どれも美味しいが、赤いクラゲがコリコリとして、味も食感もご飯にとても合う。刺し身は舟盛りに代えて、鯵のタタキと刺身の盛り合わせ。スズキとイサキとまぐろのたたき。亀の形の赤大根が楽しい。どれも美味しくて、例によって釜炊きご飯を完食。
今回は桜見物もあったが、こちらの食事を楽しむのがメインの旅。2日間の4食は、どの料理にも創意工夫がみられ、料理人の心意気と気遣いを感じることができた。ご馳走様でした。
2日間世話をしてくれた千秋さんにも感謝。本当にありがとう。